公開することにした

2008年にプライベートモードで開始したこのブログ。その後も色々なことが起きたので、思い切って公開することにした。
このブログは、夫が風俗に行くと妻がどんな気持ちになるかを、綴ったブログです。

誰が悪いとか、どうすべきとか、夫への恨みを綴るとか、そういうんじゃないです。
夫と同じことをしている人に、妻の気持ちをすこしでもわかってもらえたら。
私と同じような人に、この悲しみと辛さをわかちあえたら。

同時に不妊治療の話とかもからめて行こうかなと思っています。なんで不妊治療?と思われるかもね。
2008年から今まで、さらにいろんなことが起きました。証拠はすべてコピーしています。私の胸のうちだけにしまっておくのは、もう、耐えられません。
起きたことはこれから追記していきます。過去の日付のブログを書いていきます。

夫が怖い

※過去の出来事を記憶に頼って書いていますので、日付はかなり適当です

梅雨入りした頃だったと思う。理由は忘れた。何か機嫌を損ねて、夫が大声をあげて、怒った。
次の瞬間、私の中でなにかがはじけて、私は泣き出した。夫の前でも子供の前でもこれまで、私は一度も泣いたことがなかった。それなのに、体をすくめて叫んでしまった。
「怖い!やめて!そんな大声で怒鳴らないで!怖いよ……!!」
本当に怖かった。

もちろん、夫は前とまったく変わっていない。でも、多分、私の中での夫の捉え方が、変わったのだろう。

手がガクガク震えた。体が冷たくなった。
そんな私を見て夫は不思議そうだった。多少気まずそうだったが。

初鰹の季節だった。まな板に乗った鰹を切ろうと、大きな出刃包丁を手にしていた時だった。その重さと、ひんやりした冷たさを感じ、良く切れそうな刃先を見つめていたら…自分が刃物の魔物に魅入られてしまいそうで、とても怖かった。

私は、おかしくなってしまったのだろうか。
急に泣いたりして。なにかやらかすんじゃないだろうか。
私は精神科や心療内科を検索した。でも夫が風俗で、なんていう話をそういう所でするのは違う気がした。そして、女性問題のカウンセリングを無料でしてくれる公的な団体を見つけた。
私は思い切って電話して、カウンセリングを申し込んだ。

友人に相談、そして本を読む

※ここからは、過去の出来事を記憶に頼って書いていますので、日付はかなり適当です

夫が財形貯蓄を黙って下ろし、そして風俗に通っていたというような事実を知って、私はそれでも平静を装って暮らしていた。ちょうど仕事が忙しいのと、子供が小学校に入学し直後に体調を崩したり自分もうつって寝込んだりと、精神的にも肉体的にもボロボロだった。

余裕ができると、やはり私は夫のことを考えずにはいられなくなった。
誰かに相談しよう。このままじゃ耐えられない。
私は友人二名に相談のメールを出した。二人とも、遠くに住んでいる。私と特に仲がいいというわけではないので、その距離感が丁度いいんじゃないかと思ったのだ。
一人は私より年上の女性。バツイチで一人で子供を育てている。もう一人は男性。すごくモテてイケメン、でも奥さんと子供を心から愛していることを隠さない。

女性の方は…
『風俗かぁ。私だったら即離婚だね。本気で考えるなら相談に乗るよ。慎重に、慎重に。決して焦らないで。離婚届をたたきつけたりしちゃ駄目だよ!
あ〜あ、私たちって男運悪いわね(笑』

男性の方は…
『僕はそんなことしないけど、けっこうまわりの既婚者にそういうの大好きな奴がいるよ。
でも彼らに共通していることは、遊んでいながら、仕事もしっかりできる奴で、家族もとっても大事にしている。でも、◯◯さんの旦那さまは違うみたいだね…
◯◯さんは、どうしたいの?
離婚すれば気が済む?風俗をやめて欲しいだけ?旦那さんにどうしてほしい?自分はどうしたい?
◯◯さんの気持ちしだいだよ。』

二人のメールを読んでも、頭がぐるぐるしてうまく考えられなかった。でも焦っちゃ行いけないことだけはわかった。そして決めるのは自分だということも。
彼らには1、2回返事を送った気がする。
でも結局自分がどうしたいのか、わからなかった。

図書館へ行って、本を読んだ。自分がこんな類いの本を手にする日が来るなんて。

夫の恋を許せますか? もう一度、彼を信じたいあなたへ

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ぜったい離婚!から素敵な夫婦三昧―妻と夫のカウンセリング

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一冊目の方は、あまり気が楽になる内容ではなかった。二冊目の方は、色々と目から鱗がおちる内容だった。夫婦や家族って、こうでなければならない…そういう思い込みに縛られていた気がする。この本にあった内容は、後から何度も思い出して私を元気づけてくれた。

警戒しているかも。

会社の財形を引き出していたことを発見されてから、夫の帰宅が不自然に早かった。二回。これまで二回連続で8時毎に帰宅することなんてめったになかった。8時前に帰宅なんて良くて週一だ。
警戒しているかも。

ただ、連日チェックしてるんだけど、名刺入れのデリヘルポイントカードはそのままだ。隠してはいない。

一つ気になっていることがある。
土曜日、夫は多くの人と名刺交換した筈だ。
だが、夫はそのデリヘルのカードの入った名刺入れを持って行かなかった。財布に名刺がはいっているわけでもなかった。
もう一つ、名刺入れがあるという可能性が高い。どこだ?
多分、まだ私が見つけられていない証拠が隠れている。

許す…のか?

その後、証拠はでてこない。
だが、土曜日は呑んで帰って来たので遅かった。

ネットで、風俗に行かれた人の体験とか、いろいろ読んだ。
なんだか落胆するものばかりだった。
「風俗に行くのは、妻に魅力がないからだ。夫を責める前に反省しろ」
「風俗は本気とちがって排泄行為のようなもの。そんなことで騒ぐな」
そんな意見が大半だったからだ。

たとえ原因が私にあろうと、風俗が排泄行為だろうと、私が許せないのだ。
私とのセックスを拒否していた夫が、風俗嬢相手にそういう行為をしていたってことが。
正直、触られたくない。罵倒したい。馬鹿じゃねぇかと思う。顔も見たくない。
けど。

このままじゃ私一人が騒いでるだけじゃないか。たとえば夫も、夫の両親も、上記意見を肯定して「夫が風俗に行くのはなにひとつ悪くはない!」と主張するなら、
私はただの心の狭い嫉妬深い、そして魅力のない女ということになる。
「魅力がないけど金だして養ってもらって何が文句ある?ここで離婚したら子供にも悪影響だろう。黙って目をつぶってなさい」ということになって、私の立場だけ弱く、そして誰も味方になってくれない。
でも、そんな関係に愛情なんてあるんだろうか。結婚生活とか、家族とかに必要な一番大事ななにかが欠けていないだろうか。
そんなゆがみをかかえて何十年も一緒にいるより、新しい人生を出直したい。
夫のことはすっぱり忘れて生きたい。できれば新しい人にも出会いたいけど別に出会わなくてもよい。
ただ…子供をどうやって納得させるか。子供の心には確実に傷がつくだろう。


風俗が原因で離婚した例を調べたかったのだけれど、なかった。
だが、風俗に行く夫を監視するブログはいくつか発見。

みんな、目を覆うような内容だ。なんでみんな離婚しないんだろう?
…いや、自分もそうだ。離婚できないのだ。

年収100万に満たないフリーランス
子供一人。

はじめての尾行

昨日夫が帰宅したとき、覚えてないんだけど時計を見て「12:45か…」と言ったらしい。

それにしても、わざわざ「鞄を会社に置いて来た」発言があやしいんで、尾行を決意。
つまり、風俗だけでなく、どこかよそに女がいて、そこで忘れたんじゃないかと考えたのだ。
もし、夫が会社ちかくに来て鞄を持っていたら、どこかで調達したことになる。

夫が出て行くのを見計らって、バイクを準備。夫は徒歩通勤だ。
しかし朝は渋滞してやがる。
それでも夫より先回りできた。
銀行にバイクを停め、会社近くの十字路へ。
そろそろ来るかと思ったら本当に歩いてきた。びっくりして、隠れて、しばらく時間を置いて、ふたたびのぞいたらもう会社に入ってしまっていなかったorz
鞄持ってたかどうかは確認できず…
でも経過時間からすると、寄り道しないでさっさと歩いてきた感じだ。いや、待てよ。タクシー使ったら…。

力が抜けた。手が震えた。情けない…
尾行って難しい。
見つかったときなんて言い訳すればいいかなんて、考えてもいなかった。
でもやってみないとわからないことがあるなと思った。

できればあの十字路、どこか高いビルの上とかから覗き込むことができればよいのに。

というか、疑う気持ちって本当に嫌だ。できればこんなの持って暮らしたくない。

あたしは、馬鹿だ。

あたし、なんて馬鹿だったんだろう。

夫の布団に、妙に長い髪の毛がついていたこともあった。会社の人?と思って、追求しなかった。

シラミ退治用シャンプーを使っていたことがあった。しかも、うっかり風呂場に忘れて。
「泊まったホテルが不潔だからうつされた」
って。泊まったホテルじゃないだろ、一緒に寝た女だろ。もしもホテルが不潔なせいでうつったなら、最初からそういって堂々と使えばいいじゃないか。

おかしい。おかしい。なにもかもが。