地金購入の手数料について

地金購入の手数料について
職場が異動になって、長くブログを更新していなかったのですが久しぶりに記事を書こうかなと…。1カ月に2、3回記事を更新できればと思っています。

地金現物購入組はもうご存じだと思いますが、日本マテリアルで100gの地金の手数料が無料で販売しています。当ブログでは500gで分散する購入方法を勧めてきたのですが100gで買えるというのは更に節税の可能性も高まるということになります。500gバー以上の地金の利益が50万円程度乗ってきた分は一旦売って100gのバーに切り替えるというのも良いと思います。
さて、そうすると10kgの銀地金を手数料無料で販売してくれないか?…という期待が高まってきます。日本マテリアルでは、金地金とプラチナ地金しか取り扱っていません。
そこで、銀地金を取り扱う予定があるか日本マテリアルに問い合わせてみましたが、今のところ銀地金は取り扱う予定はないとのことでした。


相場
皆さんは貴金属の地金も多少保有し、スタグフレーションに備えていることと思います。おいらは原油先物でいいように持って行かれ、FXではトルコリラでマイナスがかさんでいます。株は多少利益が乗っていますがそろそろ下落が本格的になるのではないかと危惧しているところです。地金はまあまあいいところで買い増せたという感じです。


↓↓記事が参考になったと思っていただいた方…ぽちっと投票して下さい。
人気
ブログランキングへ
本ブログで紹介している投資手法や予想は、個人的な見解で正確性を保証するものではありません。投資は、各自の判断と責任において行うようお願いいたします。

銀地金購入について(改訂)

銀地金購入について(改訂)

ここ最近は銀価格が下落しており、銀地金の購入を検討している人も多いと思いますので、その売買について多少書いておきます。

まず、購入するお店ですが、石福金属興業 (http://www.ishifuku.co.jp/index.html)や徳力本店(http://www.tokuriki-kanda.co.jp/)などがあります。徳力本店は30kgの販売はしていないようです。田中貴金属は現在買い取りしかしていないようです。銀の積立などの商品が有るのですが、現受けできるかなどの詳細は現在問い合わせ中です。

次に売買スプレッドですが、現在4円10銭程度で何処の会社もあまり変わらないようです。スプレッドとは買値と売値の差額で、買うときは70円/gなら売るときは65円90銭/gということになります。例えば銀価格70円/g で30kgの銀地金を購入すれば買値は2,100,000円で、銀価格変動が無い場合の売値は1,977,000円ということになります。すなわち買った時点で123,000円(5.86%)の損失を抱えているということです。

では、地金の種類とバーチャージ(地金売買手数料みたいなもの)について説明します。
地金の種類(重さ)とバーチャージは石福金属興業では、
30kgで0円
10kgで21,600円
1kg で8,640円
500gで4,320円
300gで3,240円
となっています。これは、買うときにも売るときにもかかる手数料ですので、往復では倍と考えて下さい。例えば30kg分の地金を買うとした場合のバーチャージはそれぞれ、
30kgなら1本なので0円
10kgなら3本なので64,800円(往復129,600円)
1kgなら30本なので259,200円(往復518,400円)
500gなら60本なので259,200円(往復518,400円)
300gなら100本なので324,000円(往復648,000円)
となります。

スプレッドとバーチャージを加味した売買例を示します。
銀価格70円/g で30kgの銀地金を30kgバーで購入する時は、買値2,100,000円で、売値は1,977,000円となります。この場合の手数料はスプレッド123,000円(5.86%)となります。
同じく銀価格70円/g で30kgの銀地金を10kgバーで3本購入する時は、買値2,100,000円に64,600円のバーチャージがかかり2,164,600円となり、売る時は1,977,000円からバーチャージ手数料を差し引いた1,912,400円となります。この場合の手数料はスプレッドとバーチャージ合わせて252,200円(11.65%)にもなります。

すなわち銀地金30kgバーを購入すれば購入金額の約6%の手数料がかかり、10kgバーを購入すると約12%の手数料がかかるという事です。これは銀価格がそれぞれ6%、12%上昇して初めてプラスマイナスゼロということで、利益が出るのはこれ以上相場が上昇した時となります。ちなみに1kgバーでは約25%の手数料となります。


送料は30kgで3000円(関東圏)程度です。また、購入する時は郵送してくれますが、売却は店舗に持参しなくてはなりません。以上は石福金属興業の取引例です。他の販売店ではバーチャージの値段が違いますのでホームページ等で調べて下さい。


…という事で、銀地金の売買は金地金と違い手数料が破格に高くなるという事です。それでも銀地金に何らかの魅力があれば買いということになります。
日本を始め世界的に金融緩和が行われ、通貨の番人たる中央銀行まで国債を引き受けたりしています。今は、デフレ圧力と相殺して極端なインフレなどは起きていませんが、食品やエネルギーなどの価格が徐々に上昇しています。現在供給しているお金は銀行などに溜まっていて、会社の融資にはあまり向けられてはおらず、株などの投機市場にお金が流入している感じがします。今後、貨幣価値の希釈が進み、投機マネーがコモディティーに流れた時に大きくインフレ、…というよりスタグフレーションになるかもしれません。
おいらは今後のインフレヘッジ、貨幣価値の暴落を想定した資産保全として銀地金の保有が有効と考えています。まだ下落余地があると思っているのですが、下がればナンピンというスタンスで行こうと思っています。


↓↓記事が参考になったと思っていただいた方…ぽちっと投票して下さい。
人気
ブログランキングへ
本ブログで紹介している投資手法や予想は、個人的な見解で正確性を保証するものではありません。投資は、各自の判断と責任において行うようお願いいたします。

為替も株も警戒水域

為替も株も警戒水域

欧州は金融緩和に進み、日本は金融緩和継続中で、米国は金融緩和を終了しました。(米国が本当に金融緩和を止められるかは疑問です。覆面緩和を行っているかもしれません。) 中国は金利を引き下げ、NYダウは高値更新中です。そして年明けには、米国の債務上限問題が再度浮上することになります。
年末から年始あたりで株も為替もリスクオンの方向に大きく動きそう(暴落しそう)な気がしますがどうなるのでしょうか?

国内では、日銀は消費税増税を後押しする形で、金融緩和を打ち出しました。消費税増税が延期となったことは日銀も多少不本意だったはずですが、最終的には必ず増税するという事で折り合いもついていたのでしょう。
…という事で、もし与党が過半数議席を取れなかったときは、消費税増税の話がうやむやになります。そうすれば日銀砲はもろに肩すかしをくらったことになり、その後も金融緩和を続けるのでしょうが、日銀砲のように大きく介入するかどうかは不透明になります。場合によってはリスクオフになった相場は大きく反転すること(大きな押し目)になるかもしれません。
(現野党に魅力があるわけでもないので、このまま与党が続行すると思いますが…?)

米国では債務上限問題が再浮上することになります。前回と同じく、すったもんだした挙句に上限引き上げになると思いますが、もしかしたら何か起こるかもしれません。前回も自由の女神に入れなくなったりしましたから…。

とりあえず、何かが起これば相場は反転し暴落を起こしそうです。そのトリガーが何になるのかを注視する必要があります。その時は貴金属も押し目となるはずで、それが最後の買い時になると思っています。(金などは大きく下落せず上昇に転じる可能性もあります。)FX、株、商品先物などはすぐ動ける準備を怠らないようにしておくべきでしょう。

今日の相場
USD/JPY 117.77
EUR/JPY 145.97
金(国内小売)  4948円/g
白金(国内小売) 5094円/g
FXはスイスフランショート、トルコリラロング、キウイロングをキープしています。為替差益は多少マイナスですがスワップが着々と貯まっています。相場が反転したらトルコリラのポジションを半減し、キウイを利喰いしようと画策しています。株は多少買い持ちしています。商品先物は銀と小豆のロングを先月仕込んでキープしています。それと先々週に念願の銀地金を購入しました。
↓↓記事が参考になったと思っていただいた方…ぽちっと投票して下さい。
人気
ブログランキングへ
本ブログで紹介している投資手法や予想は、個人的な見解で正確性を保証するものではありません。投資は、各自の判断と責任において行うようお願いいたします。

スコットランド独立問題

スコットランド独立問題
英国では、スコットランドの独立を問う住民投票が9/18に行われます。
これは少なからずスペインでのカタルーニャ自治州の独立問題や、ロシアのウクライナ問題にも影響を及ぼすと思われます。さすがにスコットランドが独立する確率は低いと思いますが…。
スペインのバルセロナでは100万人を超えるデモ集会があり、スペイン国債金利が上昇しています。スペイン政府は住民投票を認めないと思いますがどうなるのでしょうか?
何はともあれ、独立問題が変な方向にこじれると厄介で、対立(小規模な紛争など)が長期に及ぶという事も十分想定されるわけです。仮に住民投票で独立が否決されたとしても、きっぱりと問題が解決するわけではないという事です。
そして、スペインなどの問題も加わってくるとなると、こらへんでユーロに対しての円安が反転し、円高に移行してもおかしくはありません。すでに対米ドルではユーロは下落しています。
ちなみに、他通貨に対する米ドル高に関しては今週のFOMC次第と言えますが、こちらもリスクオフに動くと相乗効果で大きく相場が反転する可能性もあります。

今日の相場
USD/JPY 107.38
EUR/JPY 139.10
金(国内小売)  4656円/g
白金(国内小売) 5167円/g
為替はスイスショート、トルコロング、ランドロングをホールドしています。今後はどこかでこの3通貨はそろって下落すると予想しているのですが…。ユーロのショートは取らずにもう少し様子を見ます。株は水産系と繊維系で含み損発生中、造船系は先日利喰いしました。貴金属先物は銀のロングを発注中でおそらく週明けには条約するはずです。とりあえずぼちぼち動いています。
↓↓記事が参考になったと思っていただいた方…ぽちっと投票して下さい。
人気
ブログランキングへ
本ブログで紹介している投資手法や予想は、個人的な見解で正確性を保証するものではありません。投資は、各自の判断と責任において行うようお願いいたします。

アルゼンチン国債のデフォルトから見る先進国の行く末

アルゼンチン国債のデフォルトから見る先進国の行く末
米国ならびに英国法に準拠するアルゼンチン国債のうち、さる6月30日に利払い期限が到来したにもかかわらず債券保有者に対して利払いが行われず、1ヶ月間の猶予期間にあった同国債は、その期限である7月30日に至っても債券保有者に対して利払いを行えなかったため、債務不履行(デフォルト)となった模様です。直接の原因がアルゼンチンの信用力ではないこと米国法ならびに英国法に準拠した新債券は、デフォルトに至りましたが、一方で今回のデフォルトはアルゼンチンの財務状況の悪化によって引き起こされたものではないということを考慮する必要があります。(MIZUHOより)
…ということですが、ではアルゼンチンに準拠したらデフォルトではありませんでしたという債権が安全かというとやはりリスクが高いわけです。
2000年になってから対外債務を踏み倒した、もしくは償還延期、デノミを起こした国はアルゼンチン、ドミニカ、エクアドルパラグアイウルグアイインドネシアミャンマーコートジボアールケニア、ナイジェリア、ジンバブエとなっていますが、これらの国は発展途上国という括りで良さそうです。経済規模の小さな国のデフォルトは市場に影響が少ないので、デフォルトするのですが、はたして先進国や新興国は大丈夫なのか?
…と考えると、ゾッとします。
米国、日本、欧州とそれぞれ問題の根源は多少違いますが、行き過ぎた金融緩和で通貨価値を下落させているという点では同じような政策をとっています。ユーロの財政健全基準などギリシャ問題で吹っ飛びました。本来ならギリシャを外すべきだつたのですが、そうするとイタリアやポルトガルハンガリーなども次々とユーロから離脱しなくてはならないため踏みとどまるしかなかったのでしょう。
話がそれてしまいましたが、先進国も限界が来ていてそのうち何らかの形で、デフォルトが起こるということです。これは絶対に避けられないと思います。その形は債務不履行だけとは限りません。先進国は発展途上国のようにデフォルトという形はとらないでしょう。大増税とインフレと戦争の3本柱で債務をうやむやにするはずです。
ちなみに、先進国も無駄な財政支出、官僚の天下りを止め、独立行政法人の利権構造を解体し、軍事費を1/10くらいに削減できれば問題は解決できるはずですが、ここに絡んでる人間は世界中が大混乱に陥ろうと、戦争になろうと構いません。自分の利益や立場を優先します。すなわち、無駄な財政支出、官僚の天下り独立行政法人の利権構造、軍事費拡大は阻止できないということです。

今日の相場
USD/JPY 102.34
EUR/JPY 137.12
金(国内小売)  4692円/g
白金(国内小売) 5261円/g
株価が大きく下落しましたが、現在は持ち直してきました。消費税を10%に引き上げるまでは株価も本格的には下落しないでしょう。GDPも落ちた所から回復するという筋書きが用意されているはずです。
↓↓記事が参考になったと思っていただいた方…ぽちっと投票して下さい。
人気
ブログランキングへ
本ブログで紹介している投資手法や予想は、個人的な見解で正確性を保証するものではありません。投資は、各自の判断と責任において行うようお願いいたします。

ポルトガルの銀行の経営問題

ポルトガルの銀行の経営問題
ポルトガルの銀行最大手バンコ・エスピリト・サント銀行(BES)のグループ企業であるエスピリト・サント・インターナショナル(ESI)が、短期債務(CP)の不履行となったようです。
問題は、ギリシャの時のような欧州経済の混乱が生じるかどうかですが、今回は欧州中央銀行(ECB)が金融緩和政策を打ち出していますので、反応も限定的なようです。
ただ、このような問題は氷山の一角で、まだかなりの件数が水面下に隠されているのではないかと思うわけです。潰すべき銀行や企業を救済するということは、その負債は救済した側に移行するだけで、国の財政悪化や欧州中央銀行の健全性の低下につながります。救済により経営改善できるのなら救済すべきですが、経済混乱を回避するための救済を続けているとしたら、いつか行き詰ってよりインパクトの強い経済危機が生じることになるでしょう。

ちなみにECBは、追加の金融緩和策の中で、マイナス金利を導入しました。これは景気対策なわけですが、果たしてお金が市場を回るようになるのか疑問です。結局、民間はデフレの脱却ができず、公共事業を抱き合わせるのでしょうが、このようなやり方では景気回復は望めないと思っています。
財政出動した貴重なお金は、必ず無駄な公共事業とそこに関わる利権組織に食い潰されるようにできているからです。よく、金融緩和を行い財政出動してデフレを脱却するという意見を目にしますが、それは机上の空論と思っています。
ECBもやれることは頑張ってやっているように見受けられますが、今後どうなるのでしょうか。

今日の相場
USD/JPY 102.55
EUR/JPY 137.71
金(国内小売)  4659円/g
白金(国内小売) 5295円/g
トルコリラのロングとスイスフランのショートを保有しています。スワップ狙いなので長期保有する予定です。貴金属は値段が下落すれば買い増そうと思っています。少し前に銀価格が下落したときに神田まで買いに行ったのですがお店がお休みで買えず、アメ横と上野を散策するという結果に終わってしまいました。

↓↓記事が参考になったと思っていただいた方…ぽちっと投票して下さい。
人気
ブログランキングへ
本ブログで紹介している投資手法や予想は、個人的な見解で正確性を保証するものではありません。投資は、各自の判断と責任において行うようお願いいたします。

トルコリラ建て債券について

トルコリラ建て債券について
今回は、トルコリラ建て債券について多少詳しく説明しておきます。

http://www.hs-sec.co.jp/bond/foreign/bond_secondary/spread.htm?label=TRY_20171121&bond=secoudary&vis=BO_b#TRY

下の方にスクロールするとトルコリラ(TRY)の買い付けスプレッドと売却スプレッドの金額が表記されています。
トルコリラを仮に1トルコリラを50円としましょう。(正確には47円位)
まず取引金額が20万トルコリラ未満とありますが、日本円にして20万×50円なので1000万円未満の取引ということになります。
表には20万トルコリラ未満(日本円にして1000万円未満)のトルコリラの買い付けスプレッドが1.8円とあります。ということは1トルコリラが50円とすれば48.2円で買って下さいという事です。
すなわち、ここで3.6%のマージンを証券会社に支払うことになります。
さらに買った債券は売って日本円に戻さなければなりません。その時にかかる費用が売却スプレッドとなります。表には一律0.8円とあります。
仮に為替が動かなければ、1.6%のマージンを売却時に証券会社に支払うことになります。
すなわち買い付け時に3.6%、売却時に1.6%で概ね合計5.2%のマージンを取られるという事です。さらにその横に利払い償還時スプレッドというものがありますが、これが0.5円ということはおそらく1.0%位は上乗せで引かれるということでしょう。(利払い償還時スプレッドは詳しくは調べていません。)
となると6.2%の手数料を証券会社に払っていることになります。
金利ですがリスクも大きいです。トルコリラの投資はハイリスクハイリターンです。リスクをとって高金利のリターンを狙っていたはずなのに、リターンの内、証券会社が6.2%のリターンを取るというのはおかしな話です。当然為替リスクは個人投資家がすべて背負うことになります。
仮に、100万トルコリラ以上(1トルコリラが50円とすれば5000万円以上)の高額取引なら3.2%の手数料で済みます。


多少訂正します。トルコリラMMF金利は8%ではなく6.5%/年程度です。トルコリラMMFの運用は3年なので大雑把に1年分はスワップで証券会社に持って行かれますが、2年分は6.5%/年の金利が得られます。(税引き前、かつ為替変動を考慮しない。)


…という事なのでFXでトルコリラを取引した方が手数料などを考慮すれば格段にお得という事になります。例えばSBI証券トルコリラの売買スプレッドは0.1円(10銭)です。1トルコリラが50円として、50万円トルコリラを買いたいとすれば1000円(0.2%)の手数料で済みます。

今日の相場
USD/JPY 102.07
EUR/JPY 138.72
金(国内小売)  4712円/g
白金(国内小売) 5346円/g

↓↓記事が参考になったと思っていただいた方…ぽちっと投票して下さい。
人気
ブログランキングへ
本ブログで紹介している投資手法や予想は、個人的な見解で正確性を保証するものではありません。投資は、各自の判断と責任において行うようお願いいたします。