2005-04-04
■[雑記] TAF2005会場におけるヲタとサブカルの境界線と、「もう中二病・高二病でいいや」宣言
チラシの裏、パート2。
mixi・4/2の日記
午前中、東京国際アニメフェア2005に行って来た。めあては、特設シアターBの「Best of Annecy 2004」。カンヌ映画祭のアニメ部門に当たるアヌシー国際アニメーション映画祭の昨年の受賞作の特別上映だ。右の写真のとおり、入場にえらい時間がかかったので、10時30分の開演には間に合わなかったのだが、観られた作品については近々レビューしようと思う。
さて、本題。右図はTAF2005会場の出展ブースのおおまかな傾向だ。「地上波、衛星放送のアニメの制作会社や放送局のブースがひしめく中、右端の方でCGクリエイターやらクレイアニメ作家やらといった、いわゆる“アーティストさま”や、海外の財団・企業がひっそりと出展しています」というだけのことなんだけど。
当然、その顔ぶれも違っている。左側ではコスプレの女のコが笑顔を振りまいて熱心にチラシを配っていて、お客も結構ノリノリでそれを受け取ったり、写真を撮ったりしている。一方、右側はブースの中も外もニットキャップにオサレTシャツのあんちゃん・嬢ちゃんや、なぜか和服姿の微妙な年齢のおねいさん(ハレの場に唐突に和服で来ちゃうサブカル女子っているよね?)といった重度の中二病・高二病患者が地蔵のように突っ立ってるだけ。出展者側はまだしも、客がスカしてどうする?
ボクはこの中二病・高二病特有の自意識の高さが苦手なつもりだった。文字通り、高二、なんなら大二のころの自分を見ているようだから。当時、かなり重症だったもん。MCハマーやビーイング系をノリノリで聴いてるヤツとか、森高千里のファンクラブに入ってるヤツのこと、ホントにバカにしてたし、口もききたくなかった。聞こえよがしにそれらの悪口を言ったりね。で、自分は鼻高々でデトロイトテクノやマンチェスター系ギターロックにバイト代や小遣い全額突っ込んでるの。右側ブースのスカした振る舞いにも同じメンタリティが見て取れるんだよねぇ。「オレが好きなのは、マスプロダクトのアニメとはひと味違うぜ」って感じ?
ただ、さすがに25歳を超えてからは「森高とストーンローゼズに何の差があるんだか」と至極当然のことに気づいてしまったわけ。だいたいボク自身、中学生のころ、TM Networkとか尾崎豊とかがフツーに大好きだった「高校デビューのサブカル野郎」の分際で調子乗ってんじゃねぇよ、とも思う。右側ブースのみなさんも、そんなもんでしょ? 今でこそスカしてるけど、最初に買ったレコードはPILとかじゃなくて、菊池桃子だったり、とんねるずの『一気!』だったりするんでしょ、どうせ。
だから、こういう「マイナーなコンテンツが好き」という事実に依拠して「自分はマニアックだ」と言い張ろうとする姿勢や、スカした態度を取ろうとする根性が、昨日まですごく嫌いだった。それこそ、口もききたくなかった。弊ブログでも、
「アカデミー賞受賞歴もあるアートアニメの巨匠の作品の翻訳や声優を『はな』に任せるヤツは氏ね。そんなに“マニアック”で“オサレ”なアイテムに仕立てたいか!」
ってな具合に、患者の好きそうなコンテンツを引き合いにツッコミを入れてきた。これはこれで大人げない気もするのだが、おかげさまでいくつか賛同もいただけていたので「やっぱ中二病、ダメっすよ」なんて納得していた。
しかし、本日、痛感しました。ボク、中二病・高二病大好きです!
右の写真のとおり『撲殺天使ドクロちゃん』やら『苺ましまろ』やらのステッカーをもらっちゃうくらいだから、ヲタ系コンテンツは決して嫌いじゃない。この間の『舞-HiME』の最終回にはマジギレしかけたし(笑)。だけど、本フェスティバルのメインたる左側ブースのノリ、――壁面にパステルカラーのアニメキャラが大写しになってるブースでド派手なコスプレのコがチラシを配ってる状況――、のただ中にいるのは、なんともケツの座りが悪い。
「キモい」といったネガティブな感情は一切ない。ちょうどナンパバコ(踊りメインじゃなくて、ナンパ目的のクラブ)とかキャバクラに連れていってもらった時と同じ「しっくりこなさ」がつきまとう。要はその文化圏での振る舞い方がよく判らないのだ。萌えコンテンツもダンスミュージックも女のコも大好きなのに、場のノリにはどうしても着いていけない。
それに対して、右側ブースの居心地のいいことったら。まあ、コマ撮りアニメの実演をしていたりと、ブースのラインナップが好みだったっつうのはあるけど、非常にケツの座りが良い。パステルカラーの渦から抜け出して、あの渋谷のレコード屋のごとく不干渉&無愛想な世界に足を踏み入れると、正直ホッとする。20分くらいズーっとコマ撮りの実演を観ちゃったし。当然、その間、作家の方との会話は一切ナシ! お互い何か声をかければいいのにね。結局、ボク自身、中二病の罹患経験があるから、同類のムジナのいる穴はやっぱり落ち着くんだろう。
以下、反省。「マイナーなコンテンツが好き=自分はマニアック」にはいまだに承伏しかねますが、同族嫌悪はもうやめます。スカした環境下だと妙に落ち着くので。スミマセンでした。これからは患者であった(ある)ことに照れずに生きていこうと思います。これまでの発言に嘘偽りはないので、エントリーこそ書き換えませんが、ブログもそれ風にリニューアルします。Q数をさらに小さくしてみたり、オサレイラストをあしらったバナーを作ってみたり、クソ重いフラッシュ置いてみたり(嘘)。
#図の永世中立国は「プロダクションIG」ブース。いい塩梅でニットキャッパーズのみなさんが混ざってた。
##図はスゲーテキトーですよ。『ハチクロ』関連の情報を展示してたフジテレビとかヲタサイドにあるし。

右の写真のとおり








