阿呆石の取り除き方 - 阿呆舟来因河紀行 このページをアンテナに追加 RSSフィード

Meester snyt die Keye ras - Myne name Is lubbert Das
親方、石を取りなされ - 私の名前は阿呆者

2011-11-13

Wikipediaを充実させるためのWAQWAQプロジェクト

一ヶ月くらい前に書きかけたまま、アップしていなかったものですが。

ノーベル賞受賞者発表を受け、id:next49 さんの発案で、

12月10日のノーベル賞授賞式までのおよそ2ヶ月間に、研究者、専門家そして、その卵たちが学んだ専門知識をwikipedia日本語版を充実させることによって、社会還元する企画*
が開催されています。

アカデミックな項目を

  1. 記事を新規に執筆・翻訳する
  2. 既存の記事に加筆・修正する
  3. 推奨文献や写真を付け加える

という方法で充実させようというものです。コンテスト(エントリーは11月29日まで)で優秀とされた記事には、副賞としてAmazonのギフト券が贈られるとのこと。副賞が出ることには賛否両論あるかも知れませんが、個人的には、これはやりがいも出るだろうし、嬉しいことだと思います。

詳細は、@ウィキの

にありますので、そちらをご覧下さい。

ウィキペディア内のプロジェクトページは

元のブログエントリーは

です。

続きを読む

2011-09-02

Watanabe, Holzersparungskunst

著者の方*1から以下の抜き刷りを戴きました。

  • 渡邉裕一「16世紀後半における薪節約術の発明とその社会的背景:ニュルンベルク市民レオンハルト・ダンナーへの特権授与を手掛かりに」『西洋史論叢(早稲田大学)』32 [2010.12], pp. 59-69.

これまで法制史と技術史において研究されてきた、「16世紀後半に活発に行われた薪節約術の発明と皇帝による特権授与」というテーマを、気候史研究と都市社会史研究の視角から捉え直そうとする論考とのこと。

2011-07-09

歴史資料ネットワーク:被災歴史資料保全活動支援募金のお願い

3月の東日本大震災の発生をうけ、被災地域の記憶・アイデンティティの拠り所のひとつとなる歴史資料の救出・保全に各地の団体が活動を行っています。新潟、宮城、山形、福島といった東北・北陸のネットワークだけでなく、「史料ネット」のパイオニアである神戸の史料ネットの方々もまた被災地に赴き、これまでの経験の蓄積を活かし、活動を行っているとのこと。また、茨城、神奈川でも新たにネットワーク立ち上げが図られています。

神戸の史料ネットでも、そのほか、被災地の活動を支援するための寄付金を募り、「順次、現地組織へ送金」しているとのこと。私も少額ながら募金しました。ご協力戴ける方は、史料ネット http://blogs.yahoo.co.jp/siryo_net/34644260.html までお願い致します。

なお、神戸ネットの方々には、ケルン市歴史文書館倒壊の件に以前からご関心をお寄せ戴き、研究会などを通じてさまざまにお世話になっています。その縁もあって、上記募金の呼びかけを猪刈由紀さんがドイツ語に訳されました。ケルン市歴史文書館のためのブログの方にアップされていますので、ドイツ語圏のお知り合いがいらっしゃる方は、呼びかけを廻して戴けると幸いです。http://hastk.blogspot.com/2011/05/unterstutzungsaufruf-fur-die_27.html

頂き物整理

2010年から現在まで、わずか6日しかポストされていない過疎ブログですが、その間にも友人・知人・先輩方から抜き刷りを戴くなど、さまざまにお世話になっています。ここで、いったん振り返って、頂き物を整理します。順不同です。ヌケがあるかも知れませんので、その場合はご指摘下さい。

Takahashi, Die Geschichtsforschung der abenlaendischen Antike in Japan, Korea und China

  1. 高橋亮介「日韓中西洋古代史研究の動向と交流」『歴史評論』723 (2010), pp. 57-60.
  2. 金悳洙(高橋亮介訳)「韓国における西洋古代史研究:「韓国西洋史学会50周年記念」によせて」『歴史評論』 723, (2010), pp. 61-74
  3. 晏紹祥(高橋亮介訳)「中国における西洋古代史研究」『歴史評論』 724 (2010), pp. 73-96.

翻訳は、2007年の日韓中西洋古代史シンポジウムでの報告原稿をもとにしたもので、英文の報告集自体は2008年に刊行されたそうです。訳者解説でもある1が、簡潔に的確な概要を教えてくれます。

東独時代の中世史研究の動向に触れた原稿を翻訳したことがありますが、中国の歴史研究におけるマルクス主義の影響力とその変化の部分は、比較対象になり得るので面白いところです。その一方で、文化大革命の影響と経過についてはもう少し具体的に知りたいなと思いました。

Oba, Bayerische Landtage

  1. 大場はるか「16世紀領邦バイエルンにおける領邦議会と『諸身分の家』:文書管理と機密保持を中心に」『西洋史学論集(九州大学)』45 (2007), 21-41.
  2. Haruka Oba, Wasserburg und die bayerischen Landtage im späten 16. Jahrhundert, in: Jahrbuch des Heimatsvereins Wasserburg am Inn und Umgebung 2011/12 (Im Druck).

どちらもミュンヘン大学に提出された博士論文における議論の一部分でもあるようです。1は、領邦内における文書管理について。文書保管所の役割の分析は自分の研究にとってもいろいろと示唆を与えてくれそう。2は提出済み原稿を戴きました。PDFファイルで送付可能だそうなので、ご関心の向きは著者に直接連絡すると良いでしょう。

Nagamoto, Reformation und Taeufer in Muenster

  1. 永本哲也『1525-1534年ミュンスター宗教改革・再洗礼派運動:都市社会運動の総体把握の試み』(東北大学博士論文+要旨、2010年度提出)
  2. 永本哲也「ミュンスター宗教改革運動における市参事会の教会政策:1525-34年市内外諸勢力との交渉分析を通じて」『歴史学研究』876 [2011], pp. 20-36, 57.

東北大学文学研究科に提出された博士論文とそこに関わる投稿論文を戴いています。「宗教改革期における都市社会運動の全体像の把握を試みる」ため、「市民や都市ゲマインデだけではなく、市参事会や貧民や女性など都市のあらゆる階層の住民が、それぞれの利害や目的で運動に参加していたことを前提として分析を行う(要旨 p.1)」もの。2については、著者ご自身による紹介もあります。

Sato, Gefaengnisrefom in der Weimarer Repblik

  1. 佐藤公紀『ヴァイマル共和国における監獄改革・犯罪生物学・釈放者扶助』(東京大学博士論文、2009年度提出)

2009年度東京大学総合文化研究科に提出された博士論文です。草稿の段階でも拝読し、例によって例の如く、勝手気ままなコメントをつけさせて戴きましたが、自分の強み・主張と弱点・問題点をきちんと整理・把握し、批判や議論に開かれた状態を保とうとする態度は、私も見習いたいものです。

Ikari, Wallfahrtswesen in Koeln

  1. Yuki Ikari, Wallfahrtswesen in Köln vom Spätmittelalter bis zur Aufklärung, Köln 2009.
  2. 猪刈由紀「中世都市ケルンと巡礼制度」『比較都市史研究』28(2) [2009], pp.39-54.
  3. 猪刈由紀「ケルン市歴史文書館:倒壊から一年半−これからの可能性を中心に」『現代史研究』56 [2010], pp.71-79.

1は2006年にボン大学に提出された博士論文。中世末から啓蒙期に至るまでの巡礼について、さまざまな要素の変化と存続を分析しています。3は、文書館倒壊から一年半後の状況整理と展望。多少関わったので註1に謝辞を入れて貰っています。ありがたや。

Festschrift

以下の記念論集に収められている論文を2本、それぞれ著者の方から御恵贈戴きました。

  • A. Rutz/T. Wulf (Hg.), O felix Agrippina nobilis Romanorum Colonia: Festschrift für Manfred Groten, Köln 2009.
    • Jochen Hermel, Von der Main- zur Rheinmetropole: Bürgerliche Mobilität und Migration im 15. und beginnenden 16. Jahrhundert am Beispiel der Reichsstädte Köln und Frankfurt am Main, S. 95-111.
    • Yuki Ikari, Tendenzen der Aufklärung in Köln: Überlegungen zum Toleranzstreit 1787-1789, S. 183-206.

前者にはデータ提供をしたことで、註108に謝辞を入れて貰っています。ありがたや。

2011-03-03

Zwei Jahre nach dem Einsturz

2009年3月3日にケルン市歴史文書館が倒壊してから2年が経過しました。MLと専用ブログにポストしましたので、以下をご覧下さい。

また、これまでMLのホームサイトで行っていた情報のストックは、Googleグループの一部サービス変更に伴い、今後は以下のウェブサイト上で行っていくことにしました。

2011-03-02

西洋中世学会若手支援セミナー

もう明後日のことになりますが、西洋中世学会の若手支援セミナーとして、「文書館で西洋中世研究」と題する催しが行われます。すでに申し込みは締め切られてしまったようですが、UStreamを使ったウェブ中継の試みもされるとのこと。学会サイト*1UStream*2 から視聴できるようです。

  • 日程:2011年3月4日(金)13:00〜18:15
  • 場所:東京大学駒場キャンパス18号館コラボレーションルーム1

プログラム

  1. 講演
    • 岡崎敦「文書館で中世について研究すること」
  2. 報告
    • 佐々井真知「中世ロンドン史研究における史料と文書館」
    • 山本成生「電子書籍時代の文書館活用術―フランスの県立文書館を念頭に」
    • 大貫俊夫「独仏国境地域研究と文書館」
    • 中谷惣「イタリアの文書館で史料を読む―文字の解読からデータ整理まで」
  3. ラウンドテーブル
  4. 懇親会

2011-01-24

物欲の虜

キャンペーン中らしいので叫んでみる。

「MacBook Air 11インチ欲しい!」

気軽に持ち歩けるマシンが一台あると、もっといろいろ捗りそうだし、MacOS用のソフトで幾つかいじってみたいものがあるし、でも台所事情も厳しいし…。そんなわけで、当たるといいなぁ、当たらなくてもいつか欲しいなぁ、と不純な動機で久しぶりに更新します。

2010-05-02

Berichtsband Kobe

ML専用ブログの方にもポストしましたが、昨2009年11月13日(金)に神戸大学において行われたケルン市歴史文書館倒壊についての研究会*1の報告書が刊行され、そのPDFファイルを研究会のご厚意によりご提供戴きました。

MLのサイトに分割したものをアップしましたので、ご覧下さい(日本語とドイツ語でそれぞれ目次ページを作成しましたので、日独双方のお知り合いの方々にもお知らせ戴けると幸いです)。

  • 奥村弘「文書館救済・防災に関する日独比較研究会報告書の刊行について」(日本語、PDF)
  • ヘルムート・ヘードル「ケルン市歴史文書館:倒壊・被害・救出・概説」(ドイツ語、PDF)、「ケルン、セヴェリーン通りにおける事故現場の景色(2009年10月20、22日)」(写真多数、ドイツ語、ZIPアーカイヴ) 、「Max Plassmann氏(ケルン市歴史文書館アーキビスト)へのインタービュー(2009年10、11月):倒壊、歴史文書館と市民の関係救出と再建活動の現状について」(ドイツ語、PDF)
  • 平松英人「ケルン市歴史文書館倒壊と市民アーカイブ構想:デジタルケルン歴史文書館の可能性」(日本語本文+ドイツ語要旨、PDF)
  • 猪刈由紀「日本におけるケルン市歴史文書館救援活動:経緯と進展」(日本語本文+ドイツ語要旨、PDF)
  • 井上周平「アーカイブズと市民:ドイツと日本における史資料保全−ケルン市歴史文書館と史料ネットを例にして」(ドイツ語本文+日本語要旨、PDF)
  • 辻川敦「ケルン市歴史文書館研究会参加記」(日本語、PDF)
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