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森の中の畑は森か?

2012-10-26 早くも始まった(というかすでに始まっていた)藤浪投手潰し

早くも始まった(というかすでに始まっていた)藤浪投手潰し

| 12:03


阪神タイガースが藤浪投手ドラフト1位で引き当てました。

4球団での抽選。阪神は、クジ引き12連敗中だったようで、久々の当たりとなりました。それも甲子園春夏優勝投手という‘大玉’です。

阪神タイガースのファンとしましては、素晴らしい選手が入団してくれることはとても嬉しいことです。

ただ、

2012-10-23 野球ドラフト1位候補藤浪投手

http://d.hatena.ne.jp/narumasa_2929/20121023/1350965643

でも書いたように、僕は藤浪投手には阪神に入団してほしくなかったです。

理由は、一言で言えば「阪神では育たないから」です。

藤浪投手は、(素人の僕の判断なので信頼ならんですがw)WBCでビシバシ投げるような、日本を代表する投手になる、と思っています。

アメリカにいくらしい大谷投手より、僕の中では数段上です。

そんな投手阪神で潰したくない、潰れてほしくない、という想いから、

阪神以外の球団にいってほしいと僕は思っていました。

今も思っています。


阪神は本当に選手育成が下手だと思います。

一昔前は、巨人は育成が下手、というのが定説でしたが、

その影で阪神は下手さっぷりを存分に発揮していたものまた阪神ファン定説です。

巨人は、名前も知らないような若手がニョキニョキでてくるようにあったここ数年、もはや育成下手とは言われなくなりました。

巨人という、これまで「育成下手」という評価を担っていた巨大な傘を失った今、阪神の育成下手は白日の下に晒されたわけです。

阪神ファンからすれば、20年以上も前からそんなことは分かっていたわけですがw。


ただ、ここで考えたいです。

なぜに阪神は育成が下手なのか。ドラフトで取った選手が1軍の試合で活躍するという健全な形を示すことができないのか。

エラそうなことを書いていますが、阪神がどのような育成方針で育成を行っているか僕は知りません。ただ、ドラフトで取った選手があまり1軍の試合でバリバリ活躍している姿がないという事実のみで、阪神は育成が下手、といってるわけです。

なので、阪神の育成をテクニックの面でどうこういうことは僕にはできません。

僕がこの項で取り上げたいのは、阪神球団以外のものが阪神の育成下手に加担しているのではないか、ということです。

ズバリ言ってしまえば、マスコミとファンについてです。


早速「藤浪、阪神!」の報道は新聞各紙で大きく取り上げられています。

巨人びいきの報知新聞だろうが、阪神びいきのデイリースポーツサンケイスポーツだろうが、その辺は同じです。

今年一番の注目選手の1人だったので、それも当然ですが、その報道内容には大きな差があります。

淡々と阪神入団を報じるところもあれば、熱っぽく伝えるところもあります。

熱っぽく伝えているところは、上記二紙のデイリースポーツサンケイスポーツです。デイリースポーツは「阪神機関誌」とまで言われているので当然ですがw

新聞自体を見ていないので何面を使って報道されているのかはわかりませんが(一面は間違いないでしょう)、各サイトで見る限り、けっこうな量かと思われます。

その全てが「歓迎!」なのは言うまでもありません。

その歓迎の意を表したのか、


・「即戦力の期待もできる153キロ右腕をゲット」(サンスポ

・「「すぐに通用する」として来春の1軍キャンプ抜てきを打ち出している和田監督は「近い将来に、必ずローテに入ってチームの中心になる力を持っている」と期待を寄せた。」(サンスポ

http://www.sanspo.com/baseball/news/20121026/tig12102605040015-n1.html

・ 藤浪「予感していた」運命の虎の子や!(デイリー)

・ まさしく運命の導きだ。野球の神様が着させたタテジマ。甲子園で暴れるイメージはできている。(デイリー)

http://www.daily.co.jp/tigers/2012/10/26/0005479261.shtml

・ 藤浪とともに歩む、猛虎復活ロードの出発点だ。(デイリー)

http://www.daily.co.jp/tigers/2012/10/26/0005479259.shtml

・「阪神・藤浪」の経済効果は44億円超!「新人として過去最高のの可能性」(スポーツニッポン

http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/10/26/kiji/K20121026004414250.html

・藤浪、虎の救世主へ「聖地不敗継続」宣言

http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20121025-OHT1T00281.htm


まるで救世主がやってきた!といった感じの刺激的な見出しや記事が目白押しです。

これらの記事を総合すると

「来年4月から即戦力としてローテーションに入って大活躍」

といった印象を受けるのは、決して僕だけではないと思います。

エースを取った!といった錯覚さえ覚えます。


阪神ドラフトでは毎回大小はあれ、こんな感じでした。

つまりは、大きく持ち上げる、ということです。

重複しない取れそうな選手を取った時も、外れ1位の選手をとった時も、大きく取り上げ、持ち上げていました。

毎年救世主が入団していますw

(これはドラフトに限らず、ちょっと試合で活躍した選手が一面で大きく持ち上げられることと意味的には同様です)

このような扱い方がどのような影響、結果をもたらすかは、全ての選手に共通したものではないことは確かです。

ただ、阪神の育成結果を見ていると、あまり良い影響はないんじゃないかと推測してしまうのです。


2008年のドラフト1位に蕭一傑という投手がいました。台湾からの留学生できていて、ドラフト1位で阪神に入団しました。ただ、外れ外れ1位という、阪神にとっては不本意な1位だったかもしれません。

その投手が今年戦力外通告を受け、阪神を退団しました。

わずか4年間での解雇です。それについての蕭一傑投手のコメントです。


「球団やファンからの期待は背中で感じましたよ。なんせ小林繁さんの背番号19をつけさせてもらっていましたから。最初はチヤホヤされて自分のペースがつかめず、正直疲れました」

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121018-00000003-pseven-spo


あくまで蕭一傑投手が感じられたことです。

ただ、外れ外れ1位といったら失礼ですが、その蕭一傑投手でも阪神にとっては特別な小林繁さんの19番を付けさせられるという期待を受け、チヤホヤされてると本人が感じるほどの状態になってしまうのが阪神の新人をとりまく実体なのではないでしょうか。

阪神球団がそういう扱いをしているのは間違いないですが、それをとりまくマスコミも、上記のような報道内容をみると、それに加担しているのは間違いないと思います。そして、それを読み、聞き、見るファンも、それに加担していると言わざるを得ない。

僕はそんな風に考えています。


どのような方法が最適なのか、僕にはわかりません。

過去の経験からしか言えませんが、

「過度の期待」をしない、それに伴う「大袈裟な扱い」をしない

ということから始めてみるのはどうでしょうか。

まずは、1ファンとして藤浪投手以下、今年ドラフトで指名された選手に、難しいことですが相応の期待で応援したいと思っています。

相応の期待がどれくらいか、を考えることはファンの責任でもあると思います。


最後に藤浪投手ドラフト前のコメントです。

僕が恣意的に選択したものという前提込みですが、本人の言葉であることは間違いないと思います。


「もちろん、周りの方の期待は開幕1軍とかにいくと思いますが、自分のペー

スを乱したり、自分の考えを苦しめたら、実現しないと思う。焦ることなくやりたい。頑張って日本一投手になりたい」

http://www.sanspo.com/baseball/news/20121026/tig12102605040014-n2.html


 「高い評価はありがたいし、光栄ですが、自分の持っている力以上の評価になっていると思うので、それに追いつけるように頑張りたい」

http://www.sanspo.com/baseball/news/20121025/tig12102505030006-n2.html