なるひこの Linux Printing お勉強日記 RSSフィード

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2014-12-21

関東LibreOfficeオフラインミーティングとはなにか

この記事はLibreOffice Advent Calendar 2014の21日目です。遅刻しちゃってスミマセン。

昨日はHidemune Tanakaさんの「楽ちんな LibreOffice Extension の作り方」でした。

私は関東におけるLibreOfficeのふわっとしたつながりを作りたいと思って、関東LibreOfficeオフラインミーティングという定期イベントを立ち上げました。イベント資料なんかはGithubにリポジトリがあってそこで管理されているので、覗いてみてください。

今回は、関東LibOオフの紹介……は、上のサイトを見ていただくとして、どんな狙いというか、思いで立ち上げたかという話をごくカンタンにしたいと思います。

ざっくりまとめると:

  • 小笠原は「主宰」ではなく「発起人」
  • 目指すのは「みんな同列」な「サロン」
  • 出会える場所をある程度の頻度で提供したい

ってな感じですかね。


小笠原は「主宰」ではなく「発起人」

関東LibreOfficeオフラインミーティングは、関東にはそういえばLibreOffice関係で定期的に集まれるイベントってないなあ(関西は関西LibreOffice勉強会が昔からあった)、と思って、私がなんとなく始めたものです。

で、今のところ私が会場を手配したり、資料作って喋ったり、あれこれやっているので、私が幹事とか主宰っぽい感じになっててちょっと私不満なんですけどw。

関東のオフって、別に私じゃなくて、誰かが「こんなイベントやりたい」とか「こんな話をしたい」とかあったら、どんどん名前を使ってもらってもいいんですよ。例えば今は東京でばかりやってますが、例えば関東の他の県でやりたい!と思ったらやってもらっていいですし、私のトークはコミュニティコミュニティうるさいから、もっとエンドユーザーに対して使い方を教えるようなイベントがいい、って思ったらそう思う人がやってくださればいいのです。

そーゆー方がいたら、私とうぜん可能な限りお手伝いはしますので、名乗りを上げてくださいませ。


目指すのは「みんな同列」な「サロン」

関東オフはぜんぜん人が来ないイベントとして(私の中で)有名です。最低では二人ってことがありました。昨日やった19.1回に至っては、私以外誰も来ませんでした。企業さんなどから無償で会場をお借りするような場合、あまり人が来ないとかなり心苦しいので、ちょっと悩んだりもしなくはないです。しかしこれは確信的でもあります。

イベント集客についての記事とか読むと、必ずターゲティングについて書いてありますね。どういう人がそのイベントの対象なのか。その対象に対してどういうベネフィットを提供できるのか。それを明確に分かるようにしなさい。うんぬん。うんぬん。

……私は、そういう、「登壇者が聴衆に何かを与える」タイプのイベントをやりたくなかったんですね。というか、「登壇者」「聴衆」という垣根を作るのがイヤ。みんなLibreOfficeというものを媒介にした、一つのコミュニティ*1 の仲間であって、その仲間同士、知恵を交換しあったり手助けしあったり、単に一緒にお酒飲んで馬鹿話したり、そういう場所が欲しいというのがあった。

今日は時間が開いたから、ってふらっと寄って、あ、いつもの仲間がいるな、って場所を目指しているんです。ターゲティングしない。参加してくれた人たちに何を与えるかも、まったく定義しない。しいていえば、LibreOfficeというものを中心にしてコミュニティを作ることに関心がある人がターゲットで、コミュニティへの参加感が与えたいものかな。

……そりゃ、人来ないよね(^^; そもそも「集客」じゃないもの。お客様が欲しい訳じゃないから。仲間が欲しいから。

あ、繰り返しますけど、「一般のユーザーにコミュニティの参加感とかいってもダメでしょう」という方がいたら、そういうイベントをやるためのプラットフォームとして使っていただくのは、大変に歓迎です。ぜひお申し出を。


出会える場所をある程度の頻度で提供したい

さっきも書きましたが、「今日は時間が開いたから」ってふらっと寄れるためには、時間が開いたときにオフがやってなければいけません。なので関東オフは毎月開催が基本です。

東京というところはとにかく人が多いですが、IT系に限ってもイベントもまた多いところなので、「仕事帰りにふらっと寄れるイベント」を作りたいと思って、平日夜開催というのはわりとこだわってきました。

でも、週末の方が時間取れるなーとか、ガッツリ作業する日もあったほうがいいなーという方もいるかなということで、最近はHackFestという形の、週末の午前中集合でランチを挟んで夜までというイベントもやるようにしてきました……というのが今年の進展でしょうか。

あとセミナースタイルというのはどうしても登壇者と聴衆って感じになってしまう感があって、それからの脱却ということで、平日夜のもくもく会というのも最近はやってます。本当はワークショップとかもやりたいのですが、これは仕込みが大変だなあということで、実現できてない……ですね。

スタイルを固定化しないというのも人集めには不利なんでしょうけど、しょうがないですね、これは。


まとめ

関東オフは今年で2年ちょっとになるわけですが、月一、平日夜開催というスタイルから、いろんなスタイルを模索し始めたところが今年の展開です。割と色んなことができて、個人的には満足しています。

一方で、立ち上げたときから、それぞれのイベントを開催して、(大抵は)なんかしゃべって、ということを一人でやってしまったので、関東オフは私の色がかなり強く出たイベントに外部からは見えてしまっているのかなあというのは、わりと悩んでいます。といって、人に仕事をお願いするのがとっても苦手なので、ズルズルと来てしまってるというのが今年の反省。

来年こそは、自分カラーを薄めたいなあ、と思っているところです。

ま、ともかく、そんな感じでやっているので、興味がある方、時間があえば遊びに来てくださいね。



明日はKenichiro MATOHARAさんです。よろしくお願いします!

*1コミュニティコミュニティうるさいですね、すみません。

2014-12-09

LibreOfficeバグハンティングセッションのご紹介

この記事はLibreOffice Advent Calendar 2014の9日目です。昨日はoshieさんの「Drawでかんたん! チラシ作り 」でした。

みなさん、LibreOfficeのバグハンティングセッションについてはご存知でしょうか。

リンク先から参照すると:

たったこれだけ!です。


タイムベースリリースとバグハンティングの意義

LibreOfficeのリリースは、タイムベースというポリシーになっています。つまり、「ベータとかRCとか正式リリースとかのスケジュールが、予め決められている」というポリシーです(LibreOfficeのリリースプラン参照)*1。他のFLOSSだと、例えばUbuntuとかopenSUSEといったディストリビューションGNOMEとかがタイムベースリリースですね。

タイムベースリリースの利点を雑駁にいうと:

  • 機能追加やバグ修正が定期的にリリースされることが保証されるため、進化が早い
  • ユーザーからのフィードバックが得られやすいので、変更に大胆になれる
  • コミュニティベースの作業のスケジュールが分かりやすい

といったことがあります。逆に見ようによっては欠点とされるものが:

  • QAプロセスをリリースマネージメントの中に入れ込むことが難しい

ということです。つまり、これこれの品質尺度を満たしたらリリース、といったマネージメントとはタイムベースリリースは馴染まないのです。

しかしこれは本当に欠点なのかというと、ものは考えようです。つまり、不具合があっても、それを発見することさえできればすぐに対応される可能性がある*2 のがタイムベースの強みです。したがってLibreOfficeにおける品質保証というのは、ユーザーが自らテストに参加し、不具合を発見して報告することを前提としているのです*3。品質保証チームは(もちろん自らテストもしますが、どちらかというと)報告された不具合を精査して開発者が分かりやすいように情報を付加したり、ユーザーがテストをするための基盤を整備したり、といった作業がメインとなっています。

おっと、脱線が過ぎました。バグハンティングセッションというのは、タイムベースリリースを採用しているLibreOfficeにおいて、リリース「前」になるべく多くのテストを行い、不具合を検出するということを目的としたバーチャルイベントです。エンドユーザーとしてはどうしても、自分でテストしてみるのはリリースされてから、ということになりがちですが、こういうイベントを設定することで、より多くの人に開発版を試してもらおう、ということです。

リリーススケジュールから一部を抜粋しました。

イベント
β1第47週, 2014年11月17日〜23日
RC1第51週, 12月15日〜12月21日
4.4.0リリース第5週, 2015年1月26日〜2月1日

前回のバグハンティングセッションはβ1のリリース直後、11月21日〜23日に設定されましたが、今回はRC1のリリース後なので、12月19日〜21日で予定されています。ここで多くのバグを洗い出すことができれば、4.4.0のリリースにはまだ一月近くあるので、(特に致命的なものは)間に合う可能性が高いと考えられます。


前回のバグハンティングセッション ミニレポート

前回は東京で11月20日九州(福岡)で11月21日の勉強会の一部を使って、それぞれバグハンティングをオフラインで行いました。また東京のHackFestにあたってはIRCチャネルfreenodeの#libreoffice-ja)を開けておいたので、リモートで参加いただける方もいました。

MozTrapベースでテストを行ったり、使い込んでいる機能のチェックをしたりと、いろんなテストをした結果、以下のバグを報告できました。


またオフラインセッション、やる?

もちろん各々が自分の手元でテストしてもよいのですが、オフラインでやることで、

  • バグ出しするぞ!というモチベーションが上がる
  • 見つかったバグ相互に確認できる
  • 違う環境での確認も素早く可能
  • 一人でもbibisectの環境を持っているとbibisectもできる

などなどとってもメリットがあったので、RC1合わせのバグハンティングセッションオフラインでやろうかな?と考えてます。

興味がある方はご連絡ください!


明日はnogajunさんで、 「Writerの原稿からImpressスライドのひな型を作る」だそうです。よろしくお願いします!

*1Apache OpenOfficeは、プロジェクトが定めた基準を達成するまでリリースしない戦略を取っています。

*2:当たり前ですが、不具合を見つけて報告したところで、それを直す開発者がいなければ不具合は直りません。しかし、発見されない不具合が黙って修正される可能性よりは、発見して報告されたものが修正される可能性は遥かに高いです。

*3:私がしばしば「エンドユーザーコミュニティの一員であることを自覚し、積極性を持って関わるほうが、LibreOfficeについては幸せになれる可能性が高い」というのは、こういうことです。

*4:先日リリースされたβ2では再現するかどうか確認してません。バグレポートもチェックできてないので、どなたか確認してほしいです。

2014-12-01

LibreOffice Conference 2014 Bern参加裏レポート

こんにちは。この記事はLibreOffice Advent Calendar 2014の初日です。すっかり忘れてたなんてのは秘密ですが、公開遅くなりましてすみません。

さてさて、今回はちょっと今更感もありますが、LibreOffice Conference 2014 Bernの参加「裏」レポートです。裏というのは、表は日経IT Proさんに書かせてもらったからです。

カンファレンスの内容とかは色んな所でしゃべったりなんだりしたので(聞きたいという人は呼んでください ^^)、ここは裏レポートというだけあって、準備とかオフタイムとかなんとかそういう話。

お金とかそういう話

今回のカンファレンス会場はスイスのBern(日本だとベルンと表記されるけど、向こうの人はバーンって発音してたと記憶してます)。スイスといえば美しい自然、観光地として外国人を暖かく受け入れてくれる人柄、美味しいチョコレートと乳製品、などが浮かびますが、もうひとつ、とにかく物価が高い、って印象があります。航空券とかホテルとか高そうってイメージがありました。

では実際のところ、かかった費用ってどんなもんでしょ? 見てみましょう。あ、スイスフランで支払った分は、今のレートで計算してます(当時のレートなんか忘れた)。

費目金額備考
航空券\147,630タイ国際航空 成田 - バンコク - チューリッヒ 往復(エコノミー)
鉄道\7,800SBB チューリッヒ - ベルン 往復(二等車)
鉄道(追加)\6,000帰りのみ、一等にアップグレード
宿泊\34,6206泊(9/1〜9/6)、AirBnB(後述)
合計\196,050

意外と高くないでしょう? タイ国際航空サマサマという感じではあります。トランジットも2時間と、短すぎず長すぎずでしたし。ただ、これは季節にも依るんだろうなあ。観光ハイシーズンだと、もっと高いかもしれません。

あ、SBBの一等アップグレードですが、これは別に贅沢したくなったというわけじゃなくて、乗るとこ間違えて「お客様ここ一等ですよ」「え、そうすか?」「どうします、二等に移動もできますけど」「(あーもう疲れてるしな……)いいです、追加料金払います」ってなっただけです。間抜け。

それ以外の費用ですが。

まず、LibreOffice Conference自体は参加費無料です。これはそう決まってるわけじゃなくて、一昨年参加したベルリンのカンファレンスだと50ユーロ払った記憶がある。けど、まあはした金です。国際カンファレンスはけっこう払うもんだったりしますからね。

それでついてくるのが:

  • カンファレンスそれ自体
  • カンファレンス会期中(9/4〜6)およびコミュニティデー(9/3)の朝食および昼食、フリードリンク(コーヒー、水、ソーダ類)
  • 9/4のHack Nightおよび、9/5のSocial Event(フードとビール飲み食べ放題)

ですよ。イベント中はほとんどお財布からお金が出て行かない。スポンサー様様ですよね。

あと、個人行動分とかみんなでご飯食べにいった分とかは当然お金払ってますが、これは渡航前に3万円ぐらいをスイスフランに換金して持っていったので足りたんじゃなかったかな。おみやげはちょっとショートして、カードで支払った記憶がある。

そんなわけで、LibreOffice Conferenceは原則ヨーロッパでやるので高いな、って思うかもしれませんが、参加費とか滞在費はかなり安くなるので思ったほどではありませんよ、ということです。

AirBnB

AirBnBは最近露出も増えてますし、利用されたって経験がある方も多いかと思います。私は今回が初めてだったので面白いなと思いましたが、ここで仔細にレビューしなくてもよいでしょう。なによりプライバシーが欲しいって人には向いてないかもしれませんが、そうでなければ、リーズナブルな値段だけでなく、色々ふれあいのチャンスが得られて、でも自分の時間は確保できて、オススメです。

以下思い出話をちらほらと。

  • 最初に申し込むときにメッセージするの推奨って書いてあったので「今度オープンソースのイベントでそっち行くんだ。LibreOfficeって知ってる?」ってメッセージしたら「知ってるよ!オープンソースコミュニティで活動してる人を泊められるなんて光栄だよ」って返事が帰ってきて、蓋を開けてみたらホストは現地でDrupalによるWeb構築の会社をやってたという。日本だとDrupalどうよ?みたいな話をした。面白いね。
  • AirBnBのメッセージ機能はかなりよくできてて、現地ではSMSで送受信できるのでネット切れてても携帯あれば繋がって便利。
  • ホストは超親切で、「えーと部屋にはどうやって行けばいいの?」「あ、わかりにくいから迎えに行くよ、駅で合流しよう」ってわざわざベルン駅まで来てくれて、バス乗り場の位置から切符の買い方、バス停の位置まで全部教えてくれました。お部屋も清潔だったしオススメ。もしベルン行く人がいたら紹介します。
  • とはいえ部屋から会場までは徒歩30分ぐらいだったので毎日歩いて行ってました。朝6時半に起きてのんびり支度して7時に家出て、朝の冷たい空気の中を歩いて行くのは気持ちよかったです。帰りも歩いてたけど、毎日飲んだくれてて遅い時間だったから、道によっては結構暗くて怖かったw
  • お部屋は普通の何室かあるアパートの一室を貸し出す感じ。他の部屋はホストやその相棒が使っているそうです(ここは彼らのオフィスで、お家は別にあるので、毎日来るわけではないとのこと)。そういう意味でバストイレが共用なので、タイミングを見計らう必要はあります。
  • そしてぼくは同居人がシャワーを浴びてる最中にトイレに行きたくなり、ぴょんぴょん飛び跳ねる勢いで我慢したことがあります。トイレは行けるときに行っておきましょう。
  • 毎日遅く帰って早く出かける日々だったのでホストとゆっくり話す機会があんまりなかったのは少し残念。せっかくのAirBnBなので、そういう機会を作っても良いかもね。

観光とかとか

ベルンはあんまり大きな街ではないので半日ぐらいで一回りできます。とっても良い街なので、行ったらぜひ観光しましょう。カンファレンスのローカルチームが、イベント終了後の9/7(土)にツアーを企画してくれてたのですが、私は残念ながら土曜日の飛行機だったので参加できませんでした。もし可能なら、日程合わせて参加すると二倍楽しいと思うので、みなさんはぜひ。

そのかわり、月曜日の朝に着いたので月曜日はフラフラと一人で歩きました。でも月曜日だと博物館とか全部しまってて残念。写真とかは機会があったらいずれ。

面白かったのは、昼ご飯食べたあと一旦駅に戻ってきて、トイレ行こうと思って構内を歩いてたら、LibreOfficeのTシャツを着た人が前を通りかかって「あれっ」と思ったら、それがThe Document FoundationのFlorianAlexの二人だったというね。ベルリンで一回あったきりなので、声をかけたとき向こうはぼくのことわからなかったみたいだけど、ベルリンであったよね!って言ったら、ああお前か〜ようこそベルンへ、ってなって、ホテルまで遊びに行きました。で、その後みんなでご飯を食べに行くという展開に。全然観光じゃないな。


言葉とか

カンファレンスは公用語は英語ですが、多くはネイティブではないので安心です(なんだそりゃ)。まあ共通の土台はありますし、なんとかなりますよ。てきとう。そもそも、なんともならないと思う人は行かないと思うので。

今回はLTしましたが、その話はまた別途。あとQA roundtableでは「日本からはなんか意見ない?」って聞かれたりして適当に答えたりしました。ヨーロッパ人が多いLibreOfficeコミュニティにおいて、日本から来ている、というのはそれだけで価値なので、向こうは話を聞こう、理解しよう、というバイアスが結構かかっていて、その点は楽ではあります。

街歩きしたりご飯食べたりという点についてですが、ベルンはドイツ語圏なのでドイツ語ができたらそりゃいいに決まっています。けど、観光地なので大抵の人は英語しゃべれますので、その点は安心。同じアジアなのに、北京で絶望したときに比べれば格段の差です。


LTの話

というわけでやったわけです。LT。

これも、「せっかく行くのだからなんか喋ったりできないかな」ってついったで書いてたら、それを読んでたからだと思いますが我らがCalc HackerであるKohei Yoshidaさんが、Hack Nightのときにライトニングトークの取りまとめをしてたJan (Kendy) Holesovskyさんにつないでくれて、それで「じゃ、明日よろしくね!」ってことになったわけです。

資料はこちら:

最初自己紹介とかダラダラ書いてたら「君、5分しかないって分かってるかい?」ってKendyに怒られましてw、そりゃそうだと思ってガサガサ削ってこうなりました。でも向こうのLTってわりと1枚のスライドを丁寧にしゃべってスライド2〜3枚ってことが多いみたいで、Koheiさんによると「なんで彼はあんなにスライド急いでめくるの?」って聞かれてたそうですw

まあ実際のところ準備不足も甚だしいし、練習なんかまったくしてないからスライドとにらめっこで聴衆の方見る余裕ないし、いろいろ酷くて、すっごい落ち込んで、あーだめだ、もうつらい、って頭抱えてたら、「さっきの話、面白かったよ」「続き聞かせてよ」って席まで来てくれる人がいて。はー。うれしいですね。

ここで満足して英語の勉強しないので上達しないんですが(こら)、でも、概ね受け手は優しい。これは主張しておきたいです。はい。


まとまってないまとめ

多分LibreOffice Conferenceはしばらくはヨーロッパを巡回することになると思います。この点はお酒飲みながらでも話題になったのですけど、やっぱりコミュニティの強さとか色々考えると、TDF(ドイツ)やLibreItalia(イタリア)、それからCollabora(イギリス)があるヨーロッパ*1 の強さは光りますわね。サポートベンダーの層も暑いし。

で、ダイバーシティは、TDFからの旅費補助によるカンファレンスへのローカルメンバーの誘致とか、あと地域カンファレンスに中核メンバーが参加するなどといったことで確保するほうがいいんじゃないか、という。

これは地理的・参加者の旅費補助費用とかの問題だけじゃなくて、例えば日本でLibreOffice Conferenceを開催したとして、日本のエンドユーザーが英語トラックを聞きに来るか、それを聞いて満足するか、それが日本コミュニティを盛り上げることにつながるのか、ということを考えると、まあそうだよね、という。我々はコンシューマプロダクトを扱うコミュニティなので、コンシューマにとって国際カンファレンスをやることが意味があるか、というのは考えなければいけないですね。

でも日本からの情報発信というのはとても期待されていて、とくに事例を発表できる人、旅費補助はするからぜひ来て欲しい、と色んな人にいわれました。来年はデンマークです。ぜひ皆さん、ご検討ください。

さて、初日終わり。明日は榎さんです。よろしくお願いします。

*1:イギリスはヨーロッパじゃない、とかいう話はおいといて。

2014-06-08

LibreOffice mini Conference 2014 Tokyo/Japan 開催してきた

写真とか撮ってないので(日本語チーム内にカメラ趣味の方がいらっしゃるので、その人にカメラマンはお任せした)ダラダラと日本語でレポートを*1

そんなわけでLibreOffice mini Conference 2014 Tokyo/Japan無事終了しました。

当日のイベントの模様はtogetterにまとめたので、そちらも併せてご覧いただくと幸いです。


最初にお礼

まず、オフィス移転前の忙しい中に無理をいって素晴らしい会場を提供してくださったIIJの山田さんには大変感謝しております。

そしてCfPに応募して、楽しい話をしてくださったスピーカーの皆様、LT参加者の皆様。とりわけ遠く沖縄からわざわざ参加してくださったLibreOfficeコミッターである安倍さん(身内だけど、ありがたいことはありがたい)。

それからもちろん、足の悪い中参加してくれ、楽しんでくれた皆様(スタッフも含めだけど31名の登録がありました。素晴らしい!)。

個々の仕事が忙しい中、イベント開催に向け努力してくれたLibreOffice日本語チームの皆にも感謝感謝です。


個々のトークダイジェスト

このイベント、OSC東京のサブトラックとしてやった奴に続き二回目なのですが、前回はコミュニティ内でスピーカーを決めてしまって一般応募ってかけませんでした。それじゃあカンファレンスっぽくないよね?ということで、今回はちゃんと発表者募集(CfP)を呼びかけることにしました。これは安倍さんのアイディアだったはず。

ということで、今回のスピーカーはちゃんとCfPに応募して採択された方々です。なお採択されなかった奴もあるので(後述)出来レースではありません。次回はもっと広くスピーカーが増えてくれるといいな。

さてそんな中で選ばれた皆さんをダイジェストでご紹介。


日経LinuxのLibreOfficeマクロの記事で有名な谷さんは、「LibreOfficeマクロのサンプル紹介と解説」と題して、その連載の裏側と意図、そしてサンプルプログラムの解説とデモをやっていただきました。なお谷さんの連載は日経Linuxのムック:

にも一部(連載第1回だけかな?)再録されているので、お手元にある方はぜひ。


ついでLibreOfficeコミッターでありTDF及びLibreOffice日本語チームメンバーである安倍さんから、「LibreOffice開発版のビルドのチュートリアル for Linux/Mac OS X」と題してハンズオン形式のセミナーが行われました。なにせLibreOfficeのビルドは時間がかかることで有名ですが、autogen.shを通してmakeが走りだすところを目標、というのはよい着地点だったと思います。イベント終了後、TwitterやMLなので「ビルド終わったよ!」という報告を何件か受けてありがたい限りです。


私の発表はその補足という形で、Windowsでビルドしたい人に向けて一応の道筋だけは示しておこうという「LibreOffice開発版のビルドの基礎 for Windows」というお話でした。といっても私自身Windowsを常用してないのでよく分かってないことが多々あるのですが、一応資料は公開しているのでどぞ。


その次はわざと1時間近い休憩を取って、参加者同士の交流したり雑談したり……という時間にしたつもりだったんですが、つい欲張ってそこでLTやったらみんな聞き入ってくださり、本来の交流タイムという意味ではちょっと微妙……でもLT楽しかったし、結果オーライでいいかということで。

LTについては妹尾さんの「LibreOfficeを使う理由〜他のソフトと比較して〜」(資料はイベントページに上がっています)、中本さんのOOo時代のビルドの話とそれが今にどうつながってるかという話、日本openSUSEユーザー会武山さんによるLibreOfficeフォントマッチングをなんとかしたい話、近藤さんの「Web3.0時代のLibreOffice」、そして私のEasyHacksネタということで、どれも面白かったです*2。あ、びぎねっとさんドラの貸出ありがとうございました。

EasyHacksネタは本来はCfPに出したのですが不採択になり*3 LTになったというものでした。この資料はこちら。

(2014.06.08時点では思い切り書き間違えてますが)「EasyHacksは開発入門の手段であって目的じゃない」のはホントにそう考えていて、うまいことEasyにHackできるものを見つけたらそれやればいいし、できなかったら自分にとってEasyな問題を解決できればいいよねと思います。


さてLT&休憩終わって次はRyo Onoderaさんの「pkgsrcを使った*BSDでのLibreOffice 4.2のビルド」。これは面白かった!今回開発よりということでイベントを仕込んだんですがこの発表は特濃。各 *BSD のビルドシステムの特徴入門みたいにもなっておりすごい労作でした。正直、Onoderaさんにはminiconfといわず世界のLibreOffice Conferenceで発表してもらいたいです。絶対みんな面白がると思います。この資料もイベントサイトにすでにアップロード済なのでぜひご覧アレ。


トリはLibreOffice日本語チームの榎さんによる「品質を高める活動に参加してみよう!」ということでLibreOfficeの品質保証(QA)についてのさまざまな取り組みを紹介するトーク。色々とこうしたらいいんじゃないかというアイディアは出ているのですが現状人出が足りなくて……というのがLibreOfficeのQAの現状という認識なので、それが簡潔に俯瞰できるよい発表でした。きっと榎さん自身がレポート書いてくれるでしょうからそれに期待。


お茶タイムとか懇親会とか

今回、昼は「500円払えばコーヒーまたはお茶*4 飲み放題、ケーキも食べていいよ」ということで、ソラマチのチーズケーキ屋さんからケーキを仕入れ、コーヒーはIIJさんと同じビルのタリーズに注文して持ち込みました。前述のように「まとまったお茶タイム」が取れなかったのが少し残念ですが、まあ、好評だったと思います。収支はやや赤字かな? まあ、いいです。いい感じのケーキ屋さんをまだ発見できてないので毎回私がイベントをやるたびにチーズケーキになってしまうのが難点なので、われこそはという人はケーキ買い出しを手伝っていただきたく。

懇親会は神保町駅を少し過ぎて水道橋のほうにある中華料理屋。スタッフ間の意思の疎通が取れてなくて会場間の移動でちょっとアレ?という感じになりましたが、まあ子どもではないのでみんな無事にたどり着きました。飲み食べ放題で3600円は安いなあ。いろんな話ができて楽しゅうございました。


KPT

最後にスタッフ視点のイベントレポらしくKPTでもやっておきますかね。

Keep
  • Call for Presenter をやったのはよかった。LTもギリギリまで募集したのはよかった。
  • IIJさんの会場は最高だった。
  • お茶タイムを用意したのはよかった。
  • ハンズオンのゴール設定がちょうど良かった。
Problem
  • 当日に顔合わせるからそこで決めればいいよね、と思ってたことが、意外と時間なくてすり合わせが不十分だったことがけっこうあった。もっと早目に集合したほうがいいのかなぁ……。
  • 当日動ける人間がもっと欲しかった。
  • コーヒーを飲めない人が一方的に割り勘負けする現状はあんまりよろしくないのでは。
  • タイムキープがいい加減でみんな時間超過してた。
  • 懇親会会場への移動はスタッフ間の意思疎通がなさすぎ(^^;
Try
  • 年内、LibreOffice Conference が終わったあとぐらいにもう一回やる??
  • 目指せ集客50人!そして100人!
  • 当日だけ手伝って!というボランティアスタッフを募集しても良かったね。
  • チーズケーキ以外のお菓子が欲しい。
  • コーヒー以外のドリンクをどうやって調達するか。
  • タイムキープは「あと5分!」とか札出すとかして積極的に時間を守ってもらうようにするのがいいかな。
  • 私なんかが持ってる告知ルートだとエンジニアの方にリーチしやすいけど、エンドユーザー向けのイベントやるとしたらどうやって告知する?
  • マルチトラックでfor Devsとfor Usersとかできたらいいね!
  • 2日開催にして土曜日セミナー、日曜日もくもく会とかでも面白いかも。
  • 私だけがいつもいってるけど、いつかはアジアカンファレンスを実現したいね!

終わりに

まあなんだかんだいってしんどいこともあったけど楽しかったです!みんなありがとー!

今までちょっとイベントに一生懸命で、次期リリース4.3に向けて作業があまりできてなかったこともあるので、これからはそれを頑張ります。

もくもく会を6/16(月)に企画したので、来れる人は来てね!翻訳とかQAのやり方、お教えします。

*1:英文ブログの方には写真収録するつもりなので、もし見たい奇特な人はそっち見てね。

*2:というと自画自賛にもなってしまうけど、私のはFacebookで中本さんに褒めてもらいましたから。まあいいやということで。

*3:正確にいえば、落としたのは私自身。だって他の発表を聞きたかったんだもん。

*4:といいつつコンビニのペットボトルのお茶だったのが不評らしく、残って持って帰ることになりました。

2014-05-31

カーネル読書会 #111 に参加してきた

ちょろっとレポ。国内のイベントレポを書くのは超久しぶりな気がする。

LTしたんだけど私のLTには珍しく資料公開はしないので、エッセンスだけ書いとこうと思って。

全体的な話はよしおかさんのブログ読んでね。


LTの内容

まあLinuxCon Japanはスピーカーをやるのが多分一番面白いんだけど(やったことないが)その次に面白いのは絶対ボランティアなので、みんなボランティアやろうぜということがいいたかっただけ。

イベントをよいものにするという挑戦が面白いので、どうやったらみんなが満足してくれるかを考えて自律的に動く、それがまた面白いんだよね。あとスピーカーと浅く広く知り合いになれるのはやっぱ楽しいよ。

日本のLinuxCon Japanのボランティアのクォリティは世界一だと思うので、世界一のチームに入って最高のイベントを演出してみたいなと思う人はぜひ、来年のLinuxCon Japanのボランティアやりましょうね!

ついでにLibreOffice mini Conference 2014 Tokyo/Japanの宣伝もしましたよ。短縮URL http://j.mp/LibOminiJP14 も取ったのでよろしこ!


他のみなさんの発表

中島さんのDockerでPaaSなLTについてはやっぱDokkuとあとFrynnに興味を惹かれましたねえ。前者はそこそこ聞いたこともあるし試すのも簡単そうだけど、Frynnについては全然知らなかったので、調べてみたいねー。

中井さんのDockerの話については、みんなとりあえずコンテナ型仮想化の話をしてる段階で突っ込みすぎだと思いましたw

DockerはGNOME.Asiaのイベントでも聞いて思ったのですが、元々のユースケースとしてはDebianのpbuilderみたいなビルド・テスト用のクリーンルームをより簡単に作る仕組みであって、そのユースケースに併せて凝って作るよりぱぱっと作っちゃった印象があって、その道具立てがLXCでありaufsなのかなというのが私の理解なんですね。なので、LXCの話をするならDockerの回じゃなくて別のところでちゃんとやってほしいなあって思ったんですが、それは参加しておいて贅沢ですね。

あ、でも、今はDockerはaufs使ってないとか、ネットワークネームスペースの話についてはほうほうなるほどと思いました。

あと正直おっちゃんにはスライドの字が小さくて辛かったんだけど、あれは後でスライドダウンロードして見てちょうだいということだと理解しました。ので後で読みます。はいはいはい。


そんなわけで

主催のよしおかさん、会場提供のビットアイル 杉野さん、その他いろいろ遊んでくれた皆さんありがとでした!

GNOME.Asia Summit 2014 & FUDCON APAC 2014

こないだ北京行ってたのはこれ参加するためだったんですねー。

詳しくは公式サイトを。会場は北京にある北京航空航天大学でした。

面白かったことをダラダラ書きます。


Keynote: Keynote - Computing, Freedom and Privacy - Richard Matthew Stallman

ということでRMS御大のプレゼン。生RMS御大初めて見た!

内容はアンチプロプライエタリ、アンチDRM、そしてアンチJavaScript(サーバ側から引っ張ってくる場合のことかな?)、アンチSaaS(サービスだけを提供されてしまうとソースコードが参照できないという意味でプロプラと同じ)、という感じでした。いずれにせよ自由ソフトウェアの自由を阻害するものはすべてNGという内容のブレなさ。まあ、FSF/GNUのいつもの論調なので、ここで繰り返すのはやめておきます。

もっとキツい物言いする人かと思ってたら、ジョーク混じりで講演は和やかに進みました。言ってることは猛烈に過激なんだけどね。「プロプライエタリなソフトを生活のために書くな、お前は生活のためなら子どもの飲むミルクに毒を入れる仕事をするのか?」みたいな。

他のスピーカーはミネラルウォーターで講演する中、特別に煎れてもらったと思しき中国茶を飲みながら講演するRMS御大、さすがの風格でございました。

終わった後ステッカー配布されてたので50cmぐらいまで接近したんだけど緊張のあまり声かけられなかったよw


Building Orchestration and Configuration with Ansible at Fedora Project - Aditya Patawari

Adityaはインドから来たFedora Infrastructureチームの人。これは結構面白かった。

Fedora Infraチームは今Puppetで管理されてるサーバを徐々にAnsibleにしてるんだって。理由はAnsibleがAgentlessであるということが大きいとか。あとAnsibleのPlaybookの記述形式であるYAMLの可読性が高いのが、決してプログラマーではないインフラチームにはよいんだそうな。

現在PuppetスクリプトからAnsible Playbookへの書き換えをしてくれる人募集中なんだそーで、「入門編にいいスクリプトもあるよ」とのことなので、FedoraユーザーでAnsibleに興味がある人はトライされてみては如何。


Next Generation Input methods - Daiki Ueno, Anish Patil

IBus UI開発者のAnish Patil氏とエンジン開発者のDaiki Uenoさんによる次世代IMの話。なおDaikiさんはぼくを除くとGNOME.Asia唯一の日本人でした。

UI/UXの方はあんま覚えていないのだけど、IMエンジンを使わない、例えば英語のような言語においても、携帯端末で採用されてるようなauto completionを提供するにはどんなUXがいいのか、それって携帯と同じじゃまずいよね(携帯とデスクトップだとスペースの持つ意味が異なるし……)みたいなことを話していたような気がする。あとcompletionに用いる辞書の重要性とかね。ネットで鍛えたりするのがいいのかなーみたいな話をしていた気がする。

Daikiさんの次世代IMのアーキテクチャーの話は「俺達は別にまたIBusを捨てて新しいIMをつくろうってんじゃないんだ。ただIBusの良くないところをrevolutionしたいというだけ」って言葉から始まりました。

プレゼンは絵入りでわかりやすかったんですが絵をかくのめんどくさいので言葉でかいてしまうと:

  • SCIMみたいな古いIMはGTK immodule以外は全部シングルプロセスでUIもエンジンもまるごと動いてた。だから軽量だったけどどこか一部分でも死ぬとIM全体が死んでしまう。
  • IBusはそれに対し、UIとか各エンジン(日本語とかピンインとかハングルとか)を全部プロセスに切り分けて、D-Busで通信してた。これによってシステムが頑健にはなったけど、例えばハングルみたいなシンプルなエンジンまでもがキーイベントの一つ一つに対してプロセス間通信のオーバーヘッドが発生して遅くなるって問題がある。あとプロセス管理がいまいちで、新しいエンジンを入れてもibus-daemonを再起動しないと認識しないとか、テストコードのカバレッジが30%ぐらいしかないってのも問題。
  • だから次世代IMではIMライブラリというのを内蔵して一部のシンプルなエンジンはその中に抱き込んでしまって高速化する。パネルUIも一緒にしてしまう。ピンインや日本語入力のような重たいIMだけ外に切り出す。

てな話だったかな。で、それのサンプル実装としてlibtextinputってのがあって、これはWayland用のIMのプロトタイプで、IBusのエンジンの一部、WIPと呼ばれる部分を再利用しているんだそうな。

まあIBusについては正直いろいろ意見があったところで大変だとは思うけど、IMは我々日本人がPCを使う際に欠かせないモジュールだから、頑張ってほしいねい。


Keynote: A perspective for systemd: What has been achieved, and what lies ahead - Lennart Poettering

すごい盛り沢山なトークだったんで手短に紹介できないw まあsystemdについては国内でもいろいろ資料があるわけで特段私が書かなくてもいいと思うけど、「単なるinit代替」だとは彼らは認識してない(もしそうだとしたら何でもかんでも盛りすぎ)って印象を強く受けました。コンテナ型仮想化が流行るとコンテナインテグレーション取り込むとかね。

あと、「別にFedora/RedHatのものではないし、特定のプロダクトをゴールにして開発してるわけじゃないよ」ってのは言ってましたね。それに「特定の環境だけをターゲットにしてるわけじゃなくて、サーバーもデスクトップもモバイルも組み込みも、ありとあらゆるもので使われることを目標にしてる」だって。


'CD' using Docker - Gerard Braad

このトークは面白かった……話術がw

彼はThoughtWorksのコンサル(今?元?)だそうで、弁が立つのも当然といえば当然か。質問したら:

この本もらったよ。

ふむなるほど、って思ったのは、「普通CDっていうとContinuous DeploymentとかContinuous Deliveryの略っていうじゃん? でもそれ辞めようぜ、そもそもDeployとDeliveryってレベル違うしさ。だから俺はConsistent Developmentの意味でCDって言葉を使うよ」っていってた。

CIの話はわかるよね。SCMにソースコード入れるとビルドが走ってOKならテストしてその結果を開発者が見てまた直してSCMにチェックインして……をぐるぐる回す。サイクル。Travis-CIとかJenkinsとかGo.CDとか。

これを回すだけじゃなくて、商品開発という大きなプロセスの中だと、ビルドができてテストしたものを例えばテスター部隊に渡す。あるいは顧客に渡す。ってのが出てくる。上のサイクルから枝分かれしていく。この枝分かれをconsistentにできる仕組みの一つがDockerだよと。

Dockerの何がいいってLXCを使ってて軽量なこと。普通の仮想化でインスタンス振り出す時間が惜しいから。もちろん、aufs使ってて*1 バージョニングができることも嬉しい。

Dokkuの説明もしてた。DokkuはDockerとは粒度が違うシステムだけど、高〜いHerokuを使わなくていいのがいいよね!だって。w

質問として、LXCであることがいいならDockerじゃなくて例えばVagrant-LXCでもよくない? っていったら、そっちはあんまチェックしてない、VagrantはVirtualBoxで遅いから好きじゃなくて見てなかった、って答えだった。私としてはVagrant-LXC気になるんだよなー。自分で調べるかー。


ちょっと青年の主張とか

主に宴会とかですごくいわれたのが「なんで日本からもっと人が来ないんだい?」ってことでした。私もGNOMEな人間じゃないけど、アジア最大のデスクトップなイベントなのでもう少し日本人いてもいいなとは思った。まあ、北京って距離は近いのだけど思ったより東京から行きにくいので(いい時間に飛行機がないので、土日でイベントに参加したければ金曜・月曜を休まないといけない)しょうがないのかもしれないけど、少しさみしいねえ。というか、FUDCON APACも兼ねてるわけですが、Fedoraの日本コミュニティってどうなってるんでしょうか?とか。

というかLibreOfficeもデスクトップアプリなわけだから、LibreOfficeコミュニティももっとコミットするといいんじゃないかなって思いました。

あともうひとついわれたのは「GNOME.Asia日本でやろーぜ!」でした。これ、単にみんな日本に来たいからじゃねーかwって気がしますけど、実際、日本の事情ってどうなん? ってのはみんな気にしてましたね。そもそもデスクトップ分野にはコミッターも目立たないし。「みんなKDEとか使ってるの?」とかいわれたけど、いや実際コミッターがいないだけだと私は理解してますが。翻訳やってらっしゃる方はいらっしゃるので、アクティビティはそれなりにあるわけですが、見えにくいんだろうなあ。

「お前LibreOfficeコミュニティの人間なんだろ?だったらLibreOfficeと一緒のイベントにすればいいじゃん」「今回FUDCONと一緒にやったように、いろんなディストロのコミュニティとやればいいだろ」ってアドバイスっつか煽り文句もいただいたです。実際、アジア地区のLibreOfficeイベントは私もやりたいと思っているので、一緒にやりたいと思う人、ぜひコラボしましょう!


その他小ネタ

実は海外あまりいったことないので、当然のように中国本土初上陸。北京おもしろいねー。私の好きなカヤックビデオ「One World」というのにアフリカを称して「Everything is powerful, big」っていってるのがあったけど、そんな感じ。何でもかんでも巨大でパワフルで、でもちょっと雑というかいーかげんというか。交通ルールの無法具合は目んたままんまるになりました。

英語通じないのはちょっとつらかったけど、まあ面白かったのでいいよね。途中で学習して、メモとボールペンを必ずすぐ取り出せるところに入れておくようにしました。漢字なら多少は通じるからね。でもホテルのカウンターで英語ダメ(できる人もいるんだけど、その人がシフトから外れてるときに私がチェックアウトしようとした)なのはちと困ったね。

あと写真を少々。

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えーとこれは地下鉄のホーム。こうやって駅の図が出てるからどっち乗ればいいとかすぐ分かって安心。

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これはランチを食べたお店。ここ以外入った店は言葉が通じなくてシステムがわかんなくて断念したのだ。情けなや。

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食べたのはピリ辛麺類。美味しかったよ。

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これは電気街のビルディング。中は寂れっぷりが半端無かった。実は買い物したのは別のビルなんだけど写真撮るの忘れちゃった。そっちはアジアな感じな熱気に溢れてました。そこでSIMを探すつもりが言葉が不自由で見つからなくて、結局モバイルWifiごと買いました。無駄遣いだけど、ま、そういうのも楽しみだからいいのだ。

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で、これは泊まったホテル。安モーテルですな。

さて本番なのですが、私セッションとブースの写真全然撮ってないので、tiansworldさんのflickrアルバム「FUDCON APAC & GNOME Asia Summit 2014」から何枚か写真を拝借します。

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https://flic.kr/p/ntDnh3

入り口にはこんなでかいポスターがあって、初日はその正面に受付がありました。二日目からは受付は右手に移動し、ブースは左側から始まって後方にホールを回りこむような感じで配置されてました。SUSE、Red Hat、Fedoraなどなど。

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https://flic.kr/p/ntDesg

すぐ左はSUSE/openSUSEのブースでした。なんだかんだいって出典してるブースでは一番元気だったので、ヒマが会ったら出入りしていました。はっはっは。この写真の左に写ってるのがMax君、一度日本に来たときに私も一緒したので、「何だお前かよ!じゃあ今日のパーティ来いよ!」ってスピーカー&スタッフディナーに誘ってくれた好青年です。

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https://flic.kr/p/nL8XpB

ブースがあるホールはこんな雰囲気。

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https://flic.kr/p/nL8XpB

systemdの基調講演をするLennart Poettering氏。

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https://flic.kr/p/nKYomN

ライトニングトークで使ったドラ。GNOMEロゴがカワイイ。というかLTでドラを鳴らすのは日本文化というわけじゃないのねー。

さて私の写真にもどって。

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LibreOfficeの発表をしたYifan Jiang氏との記念撮影。間にいるのは巨大Geeko。

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巨大Geekoをアップで。隣においてあるコーラは500mlですからね!

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ちびぎーこをぼくももらいました。この色のぎーこはまだ日本にはそんなにはないのかな?

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スタッフ全員集合!の図。いやーみなさんお疲れ様!

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初日が終わった後はみんなで学内の運動場に。私は最初誘われてバスケやったんだけどバスケなんて20年ぶりぐらいなので……あと脚が痛くてねぇ。ということで、卓球に移動しました。卓球も下手くそで相手してくれた方にはゴメンナサイという感じ。で、一緒にプレイしてた仲間と羊肉しゃぶしゃぶを食いに行きました。

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美味かった〜しあわせ〜♪

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なぜか皿と急須に燦然と輝くSeagateのロゴw

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これ、我々がイベントやってた建物、新中央棟。すっげーデカイ。我々が使ってたのはその一部ではあるけど。すごいねー。


そんなわけで

遊んでくれた皆さんありがとう!

来年はどこでやるかわからないけど、行きやすいところでやってくれたらまた行ければいいな。

あと、LibreOfficeコミュニティとしてコラボできないか探りたいです。

いやー楽しかった!いってよかった!

*1:今の実装だとaufsではなくなっているらしいけれども。