心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

『ダークナイト ライジング』は予習は必要か?(ネタバレなし)

『ダークナイト ライジング』を見てきました。クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』3部作が完結します。

この夏一番の映画だと思っているのに、ネタバレを知りたくなくて、夏のはじまりと共に見てきました。メインディッシュを食べちゃったので、この夏は映画に関してはどうしようという感じです。

さて、映画ですが『凄い映画』でした。

自分の好きな映画は沢山の人に見てもらい感想を共有したいと思うので、久々にブログに書き留めたいと思ったほどです。

既に見ることを決心している人ではなく「どうやら、ダークナイト ライジングが凄そうだ、面白いのかな?でも俺、原作しらねぇよ」とか「ちょっと興味があるけれど、見たほうがいい?」って人に予習がいるかだけを伝えたいと思います。(僕の感想は別途ネタバレありで書きます)

感想については、何を書いてもネタバレに繋がると思うので、特に書きません。このこと自体が結構凄い映画だと思います。

そのくらい、過去の2作を引き継いでバットマンとそれを支える人達の今回の戦いとその結末は凄いと思いました。

「凄い」という表現なら、それが感動なのか、衝撃なのか分かりませんからね。

そのくらい「先入観はない状態」で見るべき映画だと思います。

では、なぜブログに書いたかと言えば、映画を見るにあたって、どうしてもしておいたほうがいい事があったので共有します。

それは、

バットマン ビギンズ
『ダークナイト』

この2作については、映画を見る直前にもう一度見たほうがいいです。
これをどうしても伝えたかった。

もうちょっと詳しく言えば、『ダークナイト』は映画公開後に神格化とも言える程の熱狂的なファンを生み出したり、話題になったりしましたし、最近では『ライジング』の公開に合わせてTVで放送されたりと、何かと知っている人が多いと思うのですが、『ビギンズ』については「実は見ていない」「随分前にTVで見ただけ」という人が多いんじゃないでしょうか?仮に見ていた人でも「ざっくりと覚えている」って人が多い事が懸念されます。

はい。そうです。僕も「ざっくりと覚えている」組です。

だからこそ『ライジング』を見て、「やべーちょっと忘れてるな」って感じました。

ですので、今ちょっとでも興味をもって、ネットで感想とか調べちゃったりしている人は、

『興味があるなら、人の感想を見る前に見に行け!』

『でも、ビギンズとダークナイトは見ておいたほうがいいよ!』

がライジングを見る上での準備かと思います。

ちなみに、僕がそうなのですが、アメコミの原作は知らなくて大丈夫です。そりゃ知っている方がいいのかもしれませんが、『ダークナイト』3部作として独立したバットマンとして完結します。
ほんのちょっとだけ、原作の登場人物や展開を知っていると、おぉーってなる要素もありますが。

この夏、最高の映画が待っていますので、是非とも見てみてください。

この下にネタバレ感想文を書いておきます。



さて、以下はネタバレ感想文です。

(ネタバレ)『バットマン ライジング』を見てきたよ。

バットマン ライジング』見てきました!

「終わった」けど、「次も見たいし、作れるじゃん!」って思いました。

感想って映画の結論から逆算して、書くことが多い気がするのですが、
徒然なるままに思った事を書きます。

感想を書くとネタバレになる映画

これが一番印象に残っています。ツイッターとかで気楽に呟きたいなぁとも思ったのですが、何しろ、一つ一つの感想がネタバレになる。
ツイッターでそんな事気にするなって人もいると思いますけれど、やっぱり沢山の人に驚きや感動は持ってもらいたいので、なかなか僕は呟けなかったです。

ツイッター論はまぁいいとして。

なんで、感想を書くとネタバレになるかの、いくつか印象的なポイントは、

ロビン
バットマンとジョン・ブレイク刑事のやりとりは「継承」なのかな?と思っていたら、ラストシーンでジョン・ブレイクの本名?が「ロビン」である事。ウェインの遺産でバットマンの秘密基地を継承した事で、彼が「ロビン」である事がわかり、「おぉー」ってなりました。

劇中でバットマンはジョン・ブレイクに「愛する者を守りたいなら、仮面をつけろ」とも伝えており、そのシーンで、「もしかして、ロビンになるのか?」とは思っていましたが、名前とかも実はロビンっていうのは感動しました。

僕は原作を良く知らないのですが、ジョン・ブレイクはロビンの名前なのでしょうか?

なんにせよ、ブルース・ウェインからロビンに継承がされたのだと強く思いました。

ミランダさん

今回の黒幕だったわけですが、どうも僕は自分のいけない癖で、「こいつあやしくね?」センサーが働くと、劇中そういう目で見てしまうので、驚きも何もなかったのがちょっと残念。
核のプロテクトをはずす時に、あまりにも物分りがよく、コードの解除をフォックスに促している時に「こいつ敵側だわ」って思い、ベインが「あの女を使っておびきよせろ」っていっていたり、監獄?の医者が「1人だけ脱出したのがベインとは明言しない」時点で、黒幕が分かりました。

何を思ったかというと、不殺の信条を持つバットマンはミランダを最後殺すことになったのだと思っているのですが、あれはそういう事でいいんでしょうか?(直接ではないのかもしれないけれど、バットマンが死の要因かと)

「不殺」の信条は「戦争」だったから、今回は仕方が無い?って事なのかしら?
ここは消化不良です。2回目を見たほうがいいのかも。

「死を怖がっていない」=ロープをさしていた?

監獄から外に脱出する際に、最後の脱出挑戦の前にウェインは医者?と「死を恐れていない」「死を恐れるが、ここでは死ねない」と精神的な話をしているのですが、脱出の鍵は「死を恐れる事」であるといわれて、命綱をしないわけですけれど、

これは「精神的な説明」もそうなのですが、「命綱=死なない」という気持ちであり、命綱をしている限り「命綱の重みが邪魔して、飛びきれない」をさしているのかと思いました。

・・・まぁ、そんな事を色々映画を見ながら思っていたわけなのですが、何しろ感想がネタバレに直結するのは、いい映画の条件なのではないかと思った次第です。

感想とネタバレが一致しないで唯一なんどでも話せるのは「アン・ハサウェイ」はいい女という事でした。
それにバイクの運転かっちょいいです。

3部作の完結編として

よかったです。「BTTF」「トイ・ストーリー」「指輪物語」とか3部作で好きな話を思い出して、「ダークナイト」もこれに加わるなぁと思いました。

単純に単体の映画だけなら前作の「ダークナイト」の方が上じゃないかと思います。ジョーカーという対になる存在がいたので。
バットマンが肉体的にどんなに強くても、精神的に追い詰められる様等は前作の方が葛藤としては上だったと思います。
「ライジング」は大きな突込みどころもあるので、ちょっともったいないなぁと。
監獄?から脱出して、どうやってゴッサムに戻ったんですかね?
なぜか、フィンチャーの「ゲーム」でインド?から主人公はどうやって戻ったのかなぁと当時思った事を思い出しました。

でも「ライジング」は大団円なのでトータルのラストを締めくくるとしたら、最高だと思います。ロビンに継承されたし。ウェインは幸せになったようだし。
何より、アルフレッドがね。夢が叶ってよかったです。

またジワジワと思い出したり、感じた事があったらブログに書こうかなと思いました。

今回は何しろ『ダークナイト ライジング』をいろんな人に見てもらって、沢山の感想を読みたいなと思ったのが一番でした。

最後に僕の判断基準である星ですが4つです。
IMAXで見て、もう一度見たいと思える映画はなかなかないので。

さて、次は何の映画を見ようか。