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NFL 2015 -- Week 11

BYE はブラウンズ(2-8)、スティーラーズ(6-4)、ジャイアンツ(5-5)、セインツ(4-6)。これで全部回ったかな?

Denver Broncos (8-2) @ Chicago Bears (4-6)

ペイトン・マニングの怪我は癒えず、この日の先発はブロック・オズワイラー。先発は初めてとのことだったが、20/27-250yds-2TD-0INT とかなり手堅い数字でチームに勝利をもたらした。しばらくはオズワイラーでいくとのこと。
ベアーズは 4Q に入ってから敵陣4ヤード地点での 4th&4 をパス失敗で終えたり、次のドライブで敵陣に入ってからファンブルロストしたりと逸機が続いたが、最後の最後にラングフォードのタッチダウンランで2点差に迫る。しかし2ポイントコンヴァージョンはバカ正直な中央へのランで突破できず。オンサイドキックにも失敗して二点差で敗れた。


最終スコア:DEN 17-15 CHI

New York Jets (5-5) @ Houston Texans (5-5)

ホイヤーは脳震盪の影響でこの週も休み。代わりに先発した T.J. イェイツは 2012 年以来のスターターとのこと。一方フィッツパトリックは負傷している左手親指の手術を受けてこの試合に臨んだ。
試合は前半テキサンズが先手を引いてジェッツが追いつく、という展開だったが、3Q にテキサンズがセシル・ショート三世のタッチダウンパスなどで 14 点をあげて突き放すと、ジェッツの反撃を7点に抑えて逃げ切った。ジェッツは7点差まで追い上げてからの2本のドライブで両方インターセプトを喫した。
これでテキサンズは五割復帰、ジェッツは逆にとうとう五割まで落ち込んでしまった。イェイツは 16/34-229yds-2TD-0INT で、成功率とゲインしたヤードには少々不満が残るところ。次週以降ホイヤーが試合に出られればホイヤーに戻すとのこと。


最終スコア:NYJ 17-24 HOU

Oakland Raiders (4-6) @ Detroit Lions (3-7)

どちらもオフェンスが中々タッチダウンに辿り着けなかった試合。ライオンズは前半フィールドゴール三本の9点だけだったがレイダーズを無得点に抑えて 0-9 とリード。ところが 3Q にレイダーズはマレーのランで初のタッチダウンをあげると、フィールドゴールを二本追加して 13-9 と逆転する。
しかしレイダーズの得点はここまでで、ライオンズは 4Q にようやく初のタッチダウンをスタフォードが自ら走って決めると(デザインされた QB ドローとのこと)、最後はセイフティで追加点を奪って逃げ切った。
ライオンズはここへ来て連勝。遅すぎる感もあるが勝たないよりは勝つ方がよい。一方レイダーズは痛い連敗で、ついにプレイオフが霞みはじめた。


最終スコア:OAK 13-18 DET

Green Bay Packers (7-3) @ Minnesota Vikings (7-3)

6連勝から3連敗のパッカーズを 2-2 から5連勝で地区単独首位に立ったヴァイキングズが迎えうった一戦。最初のパッカーズの攻撃で自陣まで入られながらフィールドゴールでおさえ、返しのドライブでブリッジウォーターがプレッシャーを受けながらカイル・ルドルフにふわっと浮かせた芸術的なパスを通してそれがそのまま 48 ヤードのタッチダウンパスになったところまでは大変よかった。しかしその後フィールドゴールを2本決められて逆転されると、前半終了間際にロジャーズからコブへのタッチダウンパスを通されて 16-6 とされてしまう。これは辛かった。
パッカーズはこの日はランディフェンスが冴え、ピーターソンに大きなゲインを許さない。ファーストダウンをランから入る組み立てが多いヴァイキングズにとってそこが1〜2ヤード、下手するとロスというのは中々厳しい。ブリッジウォーターもプレッシャーを受けてなかなか長いパスは通せず、苦しいドライブが続いた。3Q にファーストダウンからのロングパスを連発してあっという間に敵陣に入り、ピーターソンのランで1本返したものの、4Q に入ってからロジャーズが右へ逃げながらサイドラインぎりぎりのジョーンズへヒットする技ありのタッチダウンを決めて 27-13 とタッチダウンまる二本差にまで広げられてしまう。
返しのドライブ、パターソンのナイスリターンで得たいいフィールドポジションから素早く敵陣に入り、32 ヤード地点からのピーターソンのランはディフェンスを切り裂いて 10 ヤードのゲイン!……というところでファンブル、こぼれたボールをパッカーズにリカバーされ、あえなく終戦となった。
ヴァイキングズはここまで被サック、反則、失点の少なさで勝ち抜いてきたが、この日は被サック6、反則8回で 110 ヤードとどちらも悪い数字で、まあ失点 30 もむべなるかなというところ。被サックは相手のあることだが反則はある程度コミットできる部分なので、次はなんとかして欲しい。
ここも勝っちゃうんじゃないかと期待していたが、さすがにパッカーズは甘くない。今回は完敗だった。week 17 にまた対戦がある。このまま行けば、運が好ければ地区優勝、そうでなくてもワイルドカードがかかった対戦になる可能性は高い。今回ホームで負けたのは痛いが、次回は借りを返したいところだ。


最終スコア:GB 30-13 MIN

Cincinatti Bengals (8-2) @ Arizona Cardinals (8-2)

これ NHK-BS でやってくれたんだけど例の2スパンしかない枠だったからかなりきつかった。具体的に言うと、ドライブを途中まで端折って「ベンガルズファーストダウンを4回更新して敵陣 35 ヤード地点でのファーストダウンからお伝えします」とかいう感じ。
えーとそいでまああんまり憶えてもいないのでざっくり書いちゃうとわりと点の取り合いになって、ベンガルズが先行、カーディナルズが追いついて逆転し、3Q では一時 14 点差まで広がったもののそこから猛然とベンガルズが反撃、カーディナルズが3点取る間に 17 点返して同点に追いつく。ただここで結構深くまで攻め入ったのに決めきれずフィールドゴールで同点どまりだったのが痛かった。残り時間は 1:03 でタイムアウトもなかったが、パーマーがロングパスを3本続けて決めてフィールドゴール圏内へ進むと、最後はペコが謎のアンスポーツマンライクコンダクト取られて 14 ヤード地点まで進まれて負け。となぜか完全にベンガルズ視点になってますが、ともあれ8連勝の後2連敗と少しいやな流れになった。カーディナルズは8勝目で NFC 西地区を独走。
で、こういう展開だとますます 100 分だと辛いですね。試合見てから枠をアサインすることもできないのでどうしたものかというのはあるけど。


最終スコア:CIN 31-34 ARI

Buffalo Bills (5-5) @ New England Patriots (10-0)

マンデーナイトフットボール
これはビルズ結構惜しかった。というのも、前半あとほんとにちょっとまで、かなり完璧に近くペイトリオッツを抑えたんだよね。ところが前半終了間際残り 0:57 敵陣 30 ヤード地点での 3rd&6 でパスをコール、これが失敗して時計が止まり、さらにカーペンターが 48 ヤードの FG を外してしまう。残りは 0:47 だったが 38 ヤード地点からの返しのドライブをビルズは止められず、フィールドゴールどころかタッチダウンまで許して 3-10 とされてしまった。
後半一度はビルズがテイラーからマッコイへの 27 ヤードのタッチダウンパスで追いつくが、ペイトリオッツタッチダウンフィールドゴールで突き放すと、ビルズは終了間際にフィールドゴールを返すのが精一杯だった。ペイトリオッツはこれで 10 連勝。ただし 4Q では無得点に終わり、連続クオーター得点記録は 38 で途切れた。これは NFL 記録とのこと。


最終スコア:BUF 13-20 NE

Other Games

TEN(2-8) 13-19 JAX(4-6):サーズデイナイトフットボール。これまた Color Rush やってたみたい。ナイキのサイトにつながらなくなってたからすっかり諦めたのかと思ってたけどそんなことはなかった。ジャグァーズの芥子色は「リーグ史上もっともダサいユニフォーム」とか言われてたみたいだけど個人的にはそこまでじゃないと思う。で、試合はジャグァーズが 4Q にグリーンの素晴らしいパントリターンから逆転タッチダウンにつなげて勝ち。二年ぶりの連勝で 4-6 として、地区優勝争いに微妙に絡んできた。タイタンズはさすがにもう目がなさそう。
WAS(4-6) 16-44 CAR(10-0):ありゃ、これはひどいな。レッドスキンズインターセプト1回とファンブルロスト4回で計ターンオーバー5回、これで奪われた得点が 27 点とのことなのでほぼこの試合の点差に近い。まあそれを抜きにしてもランが 14 ヤードしか出ていないしパスも 207 ヤードで、勝ちようがないスタッツだ。ニュートンタッチダウンパス5本決めたとのこと。どこまで突っ走るのか。
DAL(3-7) 24-14 MIA(4-6):トニー・ロモが帰ってきた! スタッツ自体は平凡なんだけど(というか 18/28-227yds-2TD-2INT だから平均よりは下かも知れない)やっぱりこの人がいないとなあ、というところ。まあドルフィンズも ToP が 21:10 で 3DE が 1/10 とかだったらしいので攻撃がよろしくなかったのだろう。正直タネヒルの限界が見えてきた気がしなくもない。ドルフィンズはプレイオフからかなり遠ざかった。
IND(5-5) 24-21 ATL(6-4):ラックが腎臓の外傷で戦線離脱しているコルツだが、またしてもハッセルベックが仕事して星を五分に戻した。ハッセルベックは今季スターターとして 3-0 とのこと。有能。ファルコンズはライアンがタッチダウンパス3本決めたもののインターセプトも3本喫し、特に 4Q に自陣1ヤードから喰らった同点リターンタッチダウンが痛かった。6-1 から3連敗で、とはいえ 6-4 ならまだ全然プレイオフは見えるが、パンサーズからは4ゲーム差になってしまった。
TB(5-5) 45-17 PHI(4-6):なんか、蟹男ウィンストン、だんだんよくなってるっぽいねえ。どうもフィラデルフィアの出身なのか、この日の勝利は格別嬉しかったみたいですが、スタッツも 19/29-246yds-5TD-0INT と素晴らしい。この日はマーティンも 27att-235yds とめちゃめちゃ走った模様。イーグルズはサンチェスが投げて 3INT。このチームばかりはほんとによくわからん。
STL(4-6) 13-16 BAL(3-7)ラムズはとうとうフォールズをベンチに下げて我らがケイス(・キーナム)をスターターに抜擢してきたが、この日は 12/26-136yds-1TD-0INT でファンブル3回うち2回ロスト、と結構悲惨なパフォーマンスだったようだ。レイブンズは 4Q だけで 13 点取って逆転したが、フォーセットを腕の骨折、そしてフラッコを膝の靱帯断裂で失うことになり、恐ろしく高くつく勝利となってしまった。フラッコはデビュー以来初の欠場で、シーズンアウトとのこと。
KC(5-5) 33-3 SD(2-8)チャージャーズ、悲惨な負け方。ここまでは惜しい負けが多かったのだがこれはどうにもなっていない。リヴァーズは 19/30-178yds、ランはゴードンとウッドヘッドで合わせて 21att-44yds。ターンオーヴァー2回はこの点差の試合としてはむしろ少なく、ただただランもパスも出ていない。今季はこれで完全に店じまいだ。チーフスはこれで四連勝。いつの間にかプレイオフ戦線に乗っかってきた。
SF(3-7) 13-29 SEA(5-5):そう簡単には連敗しないシーホークス、立て直してきてまた五割に復帰。マーション・リンチがスポーツヘルニアで手術するかも、という厳しい状況の中、ルーキー RB トーマス・ロールズが 30att-209yds と文字通り走りまくった。ウィルソンも 24/29-260yds-3TD-0INT と文句のつけようがないスタッツ。そりゃ勝つわという話である。フォーティナイナーズギャバートがそこそこ頑張ったが、ちょっと前半リードされ過ぎた。キャパニックは故障者リスト入りしているので、今季の残りはおそらくギャバートが投げることになる。