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ジョナサン・カラー『文学理論』

 ジョナサン・カラー『文学理論』を読んでまつ。

 カラーは学生のころに『ディコンストラクション』を読んだことがあったっけな。ソローの『森の生活』の分析(カラー自身の分析だったか、誰かの分析の紹介だったか?)なんて、へえへえ、感心しながら読んだ記憶があります。

 そんなわけで『文学理論』。同じ「一冊でわかる」シリーズの『科学哲学』がなかなかコンパクトにまとまったいい本だったため、学生時代に自分の考え方の枠組みを作ってくれた英米の文学理論でもおさらいしようかと読み始めたのです。

 いきなりフーコーデリダの紹介から始まる本を「入門書」と呼んでいいのか分かりません。通時的というより共時的な切り口。そういう意味では、通時的に文学理論を紹介した、大橋洋一先生の『新文学入門』とあわせて読むと立体的に「文学理論」が見えてきそうな気がする今日この頃です。

 もちろん、この2冊を読んだらテリー・イーグルトンの『文学とは何か』を再読したいですね。ここらへん、仕事が忙しく、ちょっと嫌なことが続いているので逃避の読書です。

文学理論 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

文学理論 (〈1冊でわかる〉シリーズ)