■
この頃、熱心に読書をしていて、いくつか並行して読んでいるのだが、その1冊が堀江敏幸の『アイロンと朝の詩人』。随筆集の類。いろいろな媒体で書かれた文章を寄せ集めたような感じのもの。
堀江敏幸の文章は本当に美しく、気品があるよなぁとつくづく思う。なにげない文章でも、その表現が美しい。
フランス文学の学者でもあるので、確かにその文章はフランスのニオイが漂ってくるかのようにお洒落かもなぁ、と以前から思っていたのだけど、この作品の中で、1つのエピソードとして、高校生の頃は日本の古典をよく読んでいた、とあった。
それでふと、堀江敏幸の文章は言葉の”音”が気持ちいいんだろうなと思った。日本語の美しいリズムが刻まれているというか。古典に親しんだ故の結果かもしれない。
前々から思っていたけれど、堀江敏幸は『山月記』とかで有名な中島敦に似ているような気がするな。顔が。
必要な本があったので図書館に借りに行ったのだけど、週末だけあって人が多い。机で勉強している人も多い。僕は図書館では気が散って勉強なんか出来ないや。集中できる場所と言えば、案外車の中かもしれない。
■
あれ? いつの間に2008年?
って本気で言ったなら浦島太郎状態だけれども、そんなことはなく、いつもと変わらぬ年越しをしてきちんと2008年を迎えていた。
”ついたち”という日は何かを始めるにはキリがいい。
というわけで、なんとなくここも更新。
最近では細々とミクシィで書いてみる程度で、ほとんど文章を書かなくなってしまった。
昔に書いていた文章量が信じられないくらいだ。
しかし、ミクシィで細々と書いていたはいいが、同級生という存在につかまると、それからどんどんとマイミクに同級生の数が増え、今となっては、なんだか書きにくい場所になってしまった。
大したことを書いているわけでもないし、特に気にすることではないのかもしれないが、それでもなんとなく、内容を選び言葉を選んでいるような気がする。同級生という過去に繋がりのあった存在は大きいものだ。
ちょうどここの文章が止まったくらいの時に、突然のめまいで歩行困難でぶっ倒れたのだが、それ以来2007年はまるまる健康回復にささげたようなものだった。しかしそれでもまだ回復せずで、だらだらと体調不良の日々を送っている。
あまりに虚無感が激しいので、個人的な日々のメモは書き始めた。
ミクシィという場で週一程度だが近況のことなどまとまった文章を書く。そして別に個人的な日々の記録を書いている。
でも、自分の中では、その中間の位置での文章が書いていて一番居心地がいいのかもしれないとふと思ったりもする。それが書ける場所はここなのかもなぁという気がしないでもない。
別に新たに場所を作ってもいいのだが、ここのパスワードを覚えているうちは再利用で……(笑)
とか、書いてみたが次の更新は2009年という可能性もなきにしもあらずか……
なにがあるかわかりません、ほんと。
今年は岡山でもめちゃくちゃ雪が降ってるし。
■
食事などのぼんやりとした約束があったのだが、結果的にキャンセル。
僕はお供の立場だったので、友人のアポ取りを見守るかたちだったのだけど、それでもいちおう同行する者として、向こうの都合を聞きながら、こっちの都合を合わせるという作業が必要だった。
その結果、そこにあったのは”女に振り回される男の居る風景”だったわけで……
この友人が繋ごうとする約束には、本当にこういう振り回される形が多い。
そういうわけで、土曜日によく動いたこともあり、日曜日は録画したままでたまっていたNHK朝の連ドラを見て、読書して、パソコンつついて、と、インドアな1日。
もうそろそろ宮崎あおいの連ドラも終わるのか……今のところ全部見てる。
朝の連ドラでそういうのは久々のこと。
■
仕事が終わって早々に帰宅し、夕食を食べてビリヤードへ。家でご飯を食べたのは、外食をするという気力がなかったから。
男2人で黙々とビリヤード。21時過ぎから1時間30分くらい遊ぶ。その後、珈琲館によってこれから数日後に予定されていることなどについて雑談。会計時、友人が「もう少ししたら宝くじが当たるので、その時はご飯を食べに行きましょう」って女店員に話していた。「宝くじが当たったらここに来てください」って返されていた。
ミクシィをちらちら見ているのだけど、ここ数日、話題になったためか、以前はあまり見かけることのなかった高校の同級生をかなり見つけてしまった。驚愕。それらの内のほとんどの人が最近始めてる。