おとボクカプリツィオ

「まさにやられた、という言葉が相応しい結末だな……」
「まさか瑞穂ちゃんが負けるとは……最新鋭ツンデレラの名に偽りなしか。その属性力の恐ろしさには改めて驚嘆させられる」
「あのエルダーすら破るとは。ふ……儚い夢だったな……」
「いや、夢なぞ儚く脆い水面なのさ」
「夢はそれが夢であると自覚していないときが一番楽しい。醒めれば全ては水の底へ沈んでいく……」
「だが。だがしかし。そうだとしても」
「なんだろう……この感覚は」
「あぁ。なんだろうな。なぜか心がひどく落ち着いている」
「奇妙なほど心地良い目覚めのようだ」
「こういうのも悪くない。……いい夢であった……」

「現エルダーが破れた今我らが崇拝するのは先代の他におらぬ!然らば、これより我らは修羅となる!」
「ついて参れ、皆の衆!ジィィィィィク!紫苑!」

ジーク紫苑!」
                  「ジーク紫苑!」
         「ジーク紫苑!」
     「ジーク紫苑!」
                        「ジーク紫苑!」
          「ジー