滝本太郎弁護士がリークした仰天資料

いやはや、これを見たときには私びっくりしました。

オウム集団幹部らの2000年1月16日頃の会議内容ー上祐提案の改革案

出席者上祐史浩、村岡達子、野田成人、杉浦実、岡田弘

1 「宗教団体アレフ」にする。
・組織の性格は、教団を拡大して尊師の死刑を止める。
・そして再開を可能にする。
・表向き、教祖や子どもなど麻原家を、外す。

2 新たな布教活動として
① 「21世紀サイバー教団」として、インターネットで布教活動をする。
② 「アクエリアス教団」として、科学と宗教が合致した超人を育成する。
③ 「ホワイトフリーメーソン」として、オウム色を出さずに救済活動をする。企業活動の基盤をつくる。
④ グローバル教団になるべく、イギリス・ロシアで、インターネットを活用して、布教、経済活動をする。

3声明では、麻原尊師の指示、関与を認める。
・謝罪し、被害補償活動を行う。
・被害者を「守護者」と呼ぶ。
・発表することで、マスコミを味方につける。

4 観察処分について。
・立入り検査を逆利用して、危険性なしのアッピールをする。
・職権濫用の告訴、国家賠償請求の前提として、証拠の保全に努める。
大日本帝国に似ているとして、国民を味方につける。

5 立入り検査に対する「対策マニュアル」
・法務部名で出す。
・訴訟、懲戒免職を求めるために、氏名・役職を確認し、写真を撮る。
・問題がないものはある程度見せるが、焦らしながら見せること。
・金庫や机は、鍵をかける。自分の机じゃないという。パソコンは、立ち上げを求められても、自分のパソコンじゃないのでバスワードを知らないと。
・人の調査に対しては、立入り検査は設備や帳簿の調査が対象でしょう、という
・個人的に使用している者、団体に無関係などと対応する。

実際上祐氏は、大日本帝国がどうのこうのとのたまっている。

これを日記に転載したところ、お返事があった。すでに書き込みに対する返事は途絶え、「ご質問を受け付けます」トピックですら返答が無い時点で、である。
よっぽどあせったのか上祐さん。

上祐 史浩

>naucicaさんへ
 2001念の会議の要旨とされるものは、事実と大分違う面がありますが、いずれにしても、6年前のことなので、新団体に関する議論には当てはまらないと思います。
 自分は2000年はおろか、本当に松本氏とその時代の考えを払拭しようと思ったのは、自分に厳しく言えば、2005年に新団体を考え始めた頃からです。
 あなたがどこからか持ってきた会議の要旨は、大分事実と違う部分があったと思いますが、その会議に参加していた人のオウム的な性格も投影している、と思いますので、新団体の理念・思想から、それを批判したいと思います。
>1 「宗教団体アレフ」にする。
>・組織の性格は、教団を拡大して尊師の死刑を止める。
 →死刑を止めるという話しはなかったと思うが、いずれにせよ、これは誇大妄想。なお、非上祐派は、依然として、祈ることで、死刑を止めるという考えがある。
  新団体は、日本の死刑廃止の流れを止めたのがオウム事件だと認識し、再びテロが起きない世の中を作ルなどして贖罪し、松本氏の死刑の後に、世論が、国際的潮流でもある死刑の廃止に向かうことを期待します。
>・そして再開を可能にする。
 →意味不明なのでコメントせず。
>・表向き、教祖や子どもなど麻原家を、外す。
 →これは間違い。2001年当時、元代表の写真を祭壇から降ろしたが、教材の破棄はほとんどしていない。松本家の家族は、彼らの刑事事件で脱会を余儀なくされたので、意図的にはずしたのではない。
  新団体は、一切の教材と松本氏の信仰実践を破棄。また、上祐派と非上祐派の対立の中で、上祐派は、松本家と断絶。
2 新たな布教活動として
① 「21世紀サイバー教団」として、インターネットで布教活動をする。
 →当時、この言葉はあったが、その当時の概念は、依然として、誇大妄想的な発想であったと思う。
  新団体では、インターネット活用は、インターネットお寺型の教団造りで、組織に入らなくても、外から学べる仕組み。
② 「アクエリアス教団」として、科学と宗教が合致した超人を育成する。
 →超人の育成というのはなかった。これは間違い。
  新団体における、科学と宗教の融合の理念は、盲信型の宗教の超越。
③ 「ホワイトフリーメーソン」として、オウム色を出さずに救済活動をする。企業活動の基盤をつくる。
 →意味不明。間違いだと思う
④ グローバル教団になるべく、イギリス・ロシアで、インターネットを活用して、布教、経済活動をする。
 →間違いだと思う。ロシアは元信者が居るが、今まで、イギリスの布教はしたことがない
3声明では、麻原尊師の指示、関与を認める。
・謝罪し、被害補償活動を行う。
・被害者を「守護者」と呼ぶ。
 →「守護者」と呼ぶという話しはない。ただし、2000年当時においては、教団の中は、被害者賠償を進めることが、教団の存続に繋がる、と言うことで、それまで、自分たちは事件に関与していないとして、賠償をしなかった教団の信者の納得を得ようとしていたことは事実。これは、本質的な反省を伴わない形だけの賠償であり、松本氏の教え・教材その他を維持しながら行なうものであった。
・発表することで、マスコミを味方につける。

4 観察処分について。
・立入り検査を逆利用して、危険性なしのアッピールをする。
 →2001年の時点での話しではないと思う。2000年には、立ち入り検査に情緒的な反発する信者もいる中で、物の考え方を改め、立ち入り調査すれば問題ないことが分かる、という主旨の話しは会ったと思う。
・職権濫用の告訴、国家賠償請求の前提として、証拠の保全に努める。
 →間違いではないか。教団は在家信徒が人権侵害にあったときは提訴したが、教団自体はしたことがない。
大日本帝国に似ているとして、国民を味方につける。
 →このような表現ではないが、総括にもあるとおり、日本の大日本帝国の暗部が、オウム真理教に投影されている面があるのではないか、という見方は、自分にはあります。
5 立入り検査に対する「対策マニュアル」
 →マニュアルはあるが、以下の内容ではない、と思う。
・法務部名で出す。
・訴訟、懲戒免職を求めるために、氏名・役職を確認し、写真を撮る。
 →氏名の確認はある。
・問題がないものはある程度見せるが、焦らしながら見せること。
・金庫や机は、鍵をかける。自分の机じゃないという。パソコンは、立ち上げを求められても、自分のパソコンじゃないのでバスワードを知らないと。
 →上記二点は違法であり、このようなマニュアルを法務部が作成した事実はない、と思う。
・人の調査に対しては、立入り検査は設備や帳簿の調査が対象でしょう、という
・個人的に使用している者、団体に無関係などと対応する。
 →以上2点は、これは適法なことだと思う。
 上祐さんは計画通りに物事を進める方のようで、すごいなー。尊敬しちゃいます。
 →この主張については、私の現在の状況を恐らくは大分勉強されたであろう、nauciaさんが言うのは、多生残念だが、未だ情報が足りないのだろうから、一部の一般の人の見方と受け止めれば、と思う。
 皆さんには、オウムの総括の中で、2000年に教団に戻ってきてから、2006・7年までの間に、私が以下に様々な経験を経て、心境が変わっていったかについて、情報を公開していくので、ありのままに、見てもらえればいい、と思う。
 特に、大分前に教団を辞めた人、一年前に2006年の新団体構想を出した時より前にやめた人は、現在の私の心境はよく分からないと思う。

naucica_c++ | 削除

丁寧なお答えありがとうございます。
ちょっと私、上祐さんを見直しました。
まあ、上祐さんが具体的に返答せざるを得ないほど、やばい資料だったという可能性はありますが。
上祐さんの返答への、具体的な検討については、転載元のブログを運営しておられる、滝本太郎弁護士に任せたいと思います。
しかし、滝本弁護士が捏造した資料だったとして、なぜ、「大日本帝国」に関する部分まで予測できたか(実際上祐さんはこの会議資料の通りに動いておられる)、私のように頭の悪い人間としては、理解出来ない部分がありますが。

上祐 史浩

>nauciaさんへ
 滝本さんがねつ造したのではなく、オウム関係の情報では、その情報源が例の如く、内容を誤解したり、ねじ曲げたり、誇張したりした面がある、と思います。というのは、よく情報を売る場合は、そうすることがありますから。
 また、教団と大日本帝国の類似性の話しは、当時のHPにも載せて、時々話題になっていましたから、それは予期したのではなく、不思議ではないと思います。
大日本帝国で、日本がやったのは欧米と同じこと、という話しは、早稲田大学時代に韓国の留学生の友達を持ち、信者にも韓国籍の人がいる自分の経験からは、韓国・中国の人には通じない、と思います。彼らは、欧米がやったことは、日本もやって良い、とは決して思わない。
 ただ、なぜ中国・韓国が、欧米よりも日本に悪感情があるか、そして、なぜ同じように日本に支配された台湾などは日本に悪感情がないか、というと、中国・韓国は中華思想に基づき、日本を下に見る意識があるのに、下に上の自分たちが逆支配されたことでプライドが酷く傷ついた、という分析があることも、一応理解しています。
>また、あの時代の戦争は、やらなければ、やられるから仕方なかった、という考えも、慎重に考えるべきだ、と思います。なぜなら、自分が分析にするに、日本が戦争に突っ込む中で、日清・日露の二つの戦争に勝って、神風信仰も出て、自分たちの奢りがあったと思うからです。
 これは、坂本弁護士事件・国土法事件などやっても、それが直ちに発覚せずに頭に乗っていき、自分たちは神々に祝福されている集団だである、と考えて、のちの更なる凶悪事件に入っていった点で、教団と全く同じではないが、どこかで通じる面がある、と思います。、
 また、やらなければやられた、という考えは、戦いの時はいつも出てくるもので、本当にそうかを真剣に考える必要があると思います。これが運命を分けると思います。
 実際に、私は、第二次世界大戦に至る流れを検討しましたが、確かに日本は欧米の脅威にさらされてはいたが、日本に奢りがあって、無理な戦争に出た面もあり、それがなければ、破局を迎えることはなかった、と考えます。
 それは、松本氏が、信者をヴァジラヤーナに導く上でも、教団が弾圧されている、という陰謀論を使いながら、アメリカ等を敵視していった手法と、全く同じではないが、どこかで通じるところがあり、危険だと思います。これは、オウム版の鬼畜米英論かもしれない。
 戦いをする時には、その指導者が、不必要だけど戦え、ということはなく、戦わなければやられる、と宣伝して行うという歴史があるから、それを乗り越えられるかどうかが、戦いを回避できるかのポイントだと思います。
 911の後に、イラク大量破壊兵器を持っていて、テロリストと関係があるという脅威に怯えたアメリカが、イラク戦争を行なった後、その後の、その脅威には実体がなかったことが分かったケースも、似た問題ではないかと思います。
 オウムの信者は、松本氏・教団の陰謀論=被害妄想に巻き込まれていったのは間違いないと思います。
 その問題の難しい部分は、カリスマ性をもち、知性も高かった松本氏自身が、信者を一方的に洗脳したのではなく、自分自身が、なぜか、強く陰謀・預言を信じていた(被害妄想であった)と思われる事実があることです。
 その意味では、知性とカリスマ性と被害妄想を併せ持った人格というのが、あるのではないか、という精神分析学、心理学的な理論を研究する必要がある、と思っています。本人が信じ込んでいる場合ほど、その信者にも影響を与えます。
 今後総括の中で、どのように、松本氏と私たちが、陰謀論、被害妄想になっていったかを説明したいと思います。そうでないと、皆さんには、上記の話し自体が、たぶんよく分からない、ピント来ない、と思うからです。

無論この返答は、滝本太郎弁護士に送っておいた。