北朝鮮のシリア支援巡り、米政権内に亀裂…米紙報道

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071010id21.htm

 【ワシントン支局】米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は9日、シリアが北朝鮮の支援を受けて核開発を進めているという疑惑を巡って、チェイニー米副大統領ら強硬派が、現在の北朝鮮対話路線に反発、ブッシュ米政権内の亀裂に発展している、と報じた。

 同紙が、複数の政府高官の話として伝えたところでは、副大統領ら強硬派は、シリアが北朝鮮から核技術の提供を受けているとの疑惑は、イスラエルからの信頼できる情報に基づいているとし、対北朝鮮路線の見直しを求めた。北朝鮮の核問題をめぐる6か国協議についても、北朝鮮がシリアとの取引を認めるまで、北朝鮮へのエネルギー支援などの合意を破棄する選択の幅を持つべきだ、としている。

 一方、ライス国務長官らは、北朝鮮とシリアとの取引を示す情報は信用できないとして、外交路線の変更は不要と述べた、という。

(2007年10月10日22時9分 読売新聞)

シリアと核というのはあんまり出てきてなかったような気がするんですが、調べてみると、
2004/02
カーン博士、イラクとシリアに核売り込みか 現地紙報道
http://www.asahi.com/international/update/0209/014.html

 「核の闇市場」の中心人物とされるパキスタンのカーン博士が北朝鮮、イラン、リビアなどを訪問し、さらにイラクの旧フセイン政権やシリアにも売り込みを図っていたとパキスタン紙ニューズが報じた。

 8日付の同紙によると、昨年10月、アーミテージ国務副長官とアビゼイド米中央軍司令官が相次いでパキスタンを訪問し、ムシャラフ大統領や軍首脳と会談。その際、カーン博士の外国訪問と「闇市場」との接触を示す詳細な行動記録を示したという。

 それによると、カーン博士は過去数年のうちに、北朝鮮、イラン、リビアのほか、闇市場の拠点として浮上しているアラブ首長国連邦を訪問。また92年にはイラクフセイン政権に核機密の売り込みを図った。90年代半ばには、中東のベイルートシリア政府高官とも密会していた。

 米側の記録は分刻みの詳しさだったといい、パキスタン政府高官は「まるで博士の体に(尾行用の)発信器を取り付けていたかのようだった」と同紙に述べた。

 米高官訪問の2週間後、国際原子力機関IAEA)からも同様の疑惑を指摘した疑惑調査要求が届き、パキスタン政府による科学者の拘束が始まったという。

(02/09 21:09)

まぁ北朝鮮とシリアの関係については知るすべもありませんが。