中国共産党の静かな革命―英紙

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090529-00000004-rcdc-cn
ちょっと前の記事ですが、コメントいただいたid:yutakarlson104さん(ブログは http://yutakarlson.blogspot.com/2009/06/20.html )に読んでいただこうと思って、エントリ起こします。


27日、英紙はこのほど、「共産党の静かな革命」と題した記事を掲載した。優秀で専門知識を持つ若者が世界最大の政党・中国共産党に続々入党しているという。写真は中国共産党規約。

2009年5月27日、新華社通信(電子版)によると、英紙ガーディアンは20日、「共産党の静かな革命」と題した記事を掲載した。優秀で専門知識を持つ若者が世界最大の政党・中国共産党に続々入党しているとし、同党が静かに、かつ確実に変わりつつある姿について報道した。

記事によると、80年代、中国共産党の学生党員といえば同世代からは出世欲が強い二流学生と見下されるような傾向があった。しかし現在の学生の中には、出世など実利的な面だけでなく、「批判するだけでは世の中は変えられない。党の中に身を置けば、たとえ小さくても変化を起こせるかもしれない」と前向きな考えを持った入党希望者、特に高学歴を持つ女性の入党希望者が増えており、党も優秀な学生を積極的に入党させているという。

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さらに記事は、こうした学生を含めた多くの党員にとって、党の掲げるマルクス・レーニン主義毛沢東思想、トウ小平理論などは大きな意味を持たず、党そのものが個人の目的遂行のための手段であったり、社会の安定を促し、国家の団結を意味するものに変化してきている、と指摘する。ある党員は「マルクス・レーニン主義を信じることと党員になることはまったく別次元の話」と言い切る

また、党による国民管理の手法も大きく変化している。西側各国の社会主義政党旧ソ連ゴルバチョフ元大統領の改革手法から学んだことなどを積極的に取り入れたり、マスメディアを利用した世論コントロールも強化している。一方で、過去には一切認められなかった市民による政府批判も、一定のレベルまでならばお咎めがなくなり、市民のはけ口として認められるようになるなど、共産党内部にも大きな変化が起こっている、と記事は記述している。(翻訳・編集/HA)

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まぁ中国外から見てると、変化なんか全く感じないんですけど、これは期待できる変化なのか、それともかえって日本の競争相手として脅威になるのか判断に困るところです。