【特集】ケニアで中国製品が人気 「高品質・低価格」で


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110201-00000006-xinhua-int
(写真:新華社

【経済参考報】 近年、中国・アフリカ間貿易の拡大に伴い、ケニア「高品質・低価格」と言われる中国製品の人気が高まっている。

■至る所に中国製品

ケニア国家統計局の2009年の統計データによると、同国では中国から主に繊維製品、通信器材、タイヤ、機電設備、ガラス製品、オートバイ、日用品などを輸入している。09年、同国への輸出が最も多かった国はインドとアラブ首長国連邦(UAE)で、そのほかにも主に中国、サウジアラビア南アフリカ、日本、米国から輸入していた。ケニアが中国から輸入した商品の総額は02年の7500万ドルから08年には約8億ドルに拡大した。

■携帯電話製品は現地化

近年、ケニアのモバイル通信産業は急発展をとげており、携帯電話ユーザーは最低でも2100万人余りとなった。インターネット利用者のうち、6割は携帯電話経由で接続している。携帯を利用した振替業務も銀行口座を持たない人々の生活を便利にした

中国・華為技術ケニア法人の臧彬・端末設備販売経理によると、10年7月、華為はグーグル社のAndroidを搭載したスマートフォン「U8220」を発売した。ケニアの若者向けにローエンドのスマートフォンも近く販売を開始する予定だ。

経理は、ケニアのローエンド携帯電話市場ではノキアサムスン、LGといった有力ブランドと競争することになれば、自社の優位性はほとんどない、と話す。そのためスマートフォンというハイエンド製品から市場に投入し、知名度を高めた後、一定の経済力と知識レベルを持つ25〜35歳の層に向けて1万シリング(約125ドル)前後のローエンドのスマートフォンを投入。その後、さらに若い層向けの市場を開拓する戦略をとっている。

■中国の旧式家電、アフリカへ

中国の家電メーカー、青島海信(ハイセンス)でアフリカ販売を担当する朱タン氏によると、電力網と不動産市場の発展に伴い、アフリカ家電業は今後10年間で高成長期を迎えるとみられる。現在は中国南方地域の一部の小規模企業がアフリカ黒物家電市場で25%のシェアを持つ。最大シェアは日韓ブランドの60%、残る15%は中国の大型企業だ。

中国南方の小規模企業がアフリカに輸出している大部分の商品はリサイクルした旧式テレビや中古テレビで、低価格の強みで市場シェアを獲得したが、現地の消費者には「中国製品は遅れている」という悪いイメージを植えつけてしまった。海信や海爾(ハイアール)、創維(スカイワース)やTCLなどの中国企業はこうした悪いイメージの解消に努めている最中だ。

■品質向上で信頼感高める

ケニアは東アフリカの主要な商品集積地であり、中継輸送地で、多くの華人企業家がケニアに進出。貿易を行っている。アフリカの悪質なブローカーが中国で直接、製品を買い付けているケースも多い。一部の偽造製品や粗悪品はさまざまなルートを通じてアフリカの消費財市場に進出し、消費者の利益を侵害、さらに中国製品全体のイメージにも影響を与えた。

ケニアの通商相経験者は「大部分の中国製品は世界クラスの品質を持っている。一部の偽造・粗悪品に対しては中国当局と共同で取り締まる計画だ」と話した。

(翻訳 劉英/編集翻訳 恩田有紀)

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はぁやっぱり中国も日本を追いかけるのを待ってはくれませんよね。日本もどうにかしてほしいとは思いますが。
国際アンケ「日本のイメージは世界最高」…中国で「なぜだ!?」
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110129/p1
参照