その昔、日本には貸本屋というのが図書館の役割を果たし、読書文化を育てた。立川文庫などが有名。
立川文庫の英雄たち (中公文庫)
やがて貸本屋はマンガ中心となった。貸本マンガというジャンルもある。
幻の貸本マンガ大全集 (文春文庫―ビジュアル版)
いつの頃からか貸本屋というのは見なくなってきた……。
私が生まれた頃は絶滅状態ではなかったか。
確かに、マンガなら古本屋で安く買って読み終わったら売っても、レンタルするのと比べても費用的には変わらない。
返却期限や延滞料のことを考えればレンタルの方がリスキーな気がする。
買った本なら、良かったら売らずにそのまま所有することもできる。
レンタル単価が安く、利幅の少ないコミックレンタルは元手を取るために回転させなければいけないが、コミックが痛むと使用できなくなる。
貸本という商売が大変だというのは、想像できる。だから貸本業が減っていったのだろう。(⇒⇒)
◇ ◆ ◇
一方で、作者や出版社に著作権料が入らないレンタルやリサイクルでは出版文化が衰退する、という意見もあります。
さらに図書館をも批判の対象にする意見もあります。
しかし、利用者とすれば、利用する手段が色々とある方が選択肢が広がるということもあり、レンタルブックという仕組みも普段は使わなくても、使いたい時に存在してくれれば便利、という仕組みであります。
本日、郵送宅配レンタルコミック レンタルブック空港東というのを発見しました。
http://rbook.jp/pc/
この試みの今後が注目されます。
現時点ですでに十数年の実績があり、マスコミでも何度か紹介されているようです。
北九州には貸本屋が多いそうです。そういえば、ふるほん文庫やさんも九州ではなかったか?
もしブックオフのように商売として成り立てば、続々と同種の商売が参入することになる。
しかし、利益が少ししかないので大手が参入しにくいというのなら、独占状態を保てる。
ランチェスター戦略で分析すると、どうなるのだろうか。
自分自身は特に現在読みたいマンガはこれといってない(観たくてずっと探しているビデオはあるが)ので、利用の予定は今のところないが、気になる仕組みであるので、とりあえず「お気に入り」に入れておきました。
なお、HPからリンクすると、リンク割引があるようです。
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