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2004-12-27 (月) 新撰組!スペシャル「第ニ部・新選組誕生〜対決!芹沢鴨VS近藤勇」

[]新撰組!スペシャル「第ニ部・新選組誕生〜対決!芹沢鴨VS近藤勇」(12/26) 新撰組!スペシャル「第ニ部・新選組誕生〜対決!芹沢鴨VS近藤勇」(12/26)を含むブックマーク 新撰組!スペシャル「第ニ部・新選組誕生〜対決!芹沢鴨VS近藤勇」(12/26)のブックマークコメント

 三部構成の新選組!スペシャルで、第二部は、芹沢派と近藤派の戦いを軸に描いていた。

 第一部は浪士組参加までを描き、第二部では新選組誕生までを描いている。

 新選組ドラマのはずなのに、新選組ができるまでが長かった。

 セミは土の中で何年も暮らし、外に出るのはほんの一瞬といわれるが、今回の新選組ドラマも、地上に出てくるまでの土の中の時代を丁寧に描いた。

 こういった描き方もいいのではないか。

 オープニング前、明治の世の沖田みつ(沢口靖子)は、子ども達のちゃんばらごっこを見ている。

 タイマー録画失敗のため見ることはできなかったが、第一部冒頭のちゃんばらごっこでは、新選組が悪役になっていたそうである。

 しかしこのチャンバラごっこでは、芹沢鴨役の子ども(腰に瓢箪をつけてるという、念の入り様)が強く、他の子どもたちをやっつけてお寺の鐘を鳴らす。

 何だか見たような光景だと思ってたら、やはり浪士組幹部連の集まりで芹沢鴨佐藤浩市)が鐘を鳴らすシーンが出てくる。

 根岸友山(奥村公延)や粕谷新五郎(伊吹吾郎)と芹沢との迫力あるやりとりが見られる。

 他に祐天仙之助(渡部雄作)など、多士済々の面々が登場した浪士組上洛のエピソードも、全てが豪華であった。

(↓↓↓)

   ◇ ◆ ◇

 オープニングで、配役紹介が横に流れていくのを見るのは、大河ドラマ総集編を見る時の一つの楽しみであります。

 この人も出ていた、こんな回もあった、と、名前を見ながら色々と回想できます。

 そしてオープニングが終わると、いきなり芹沢鴨の野外焚き火のエピソードになっています。

 この直前の、試衛館グループが宿の振り分けを協力して行うエピソードもよかったのだが。

 第49回(最終回)「愛しき友よ」で、原田左之助山本太郎)が見て、近藤局長の刑場に走るきっかけとなった落書きがある。

 私はこの落書きを書いた時のエピソードは不覚にも忘れていたが、宿割りの分担を決める相談をしている時に、こんなエピソードがあったような気もする。最終回伏線となったエピソードだから、このシーンも出してほしかった。

 近藤勇香取慎吾)の必死の説得で、さすがの芹沢も折れ、事なきを得る。

 放送当時、このシーンの香取近藤(及び試衛館メンバー)、なかなかいいではないか、と思ったものだ。

 しかし当時は、主演の香取慎吾の演技への辛口批評がまだ多かった時期だった。ここまでしてまだ駄目なのか、結構厳しいんだな、と思ったものです。

 放送当時、このシーンでもう一つ、芹沢の片腕となっている新見錦(相島一之)が印象に残ったものだ。

 鐘を鳴らすシーンの前でも、芹沢が「遅れて行く」と言った直後に

野口、芹沢さんは遅れると伝えて来い」

と言ったのも印象に残っていたが、このシーンでも芹沢の腹心ぶりを発揮。

 カットされていたが、近藤と芹沢がにらみ合いを続けている時、頃合を見計らって土方歳三山本耕史)に

「そろそろ水の用意を」

と耳打ちし、芹沢が折れて「もういい」と言った途端に

「消せ」

と命じたり。

 水を消す最中に土方に

「よく川の位置が分かったな」

と声をかけたのも印象的だった。

 ともかく、芹沢の部下として、柄の悪い横柄な平山五郎(坂田 聡)が目立っていたが、一番手強そうなのはこいつだ、と思わせられた。

 気難しく気まぐれな芹沢の意図を察知して的確に行動する。こんなのがついているので、今後の芹沢との戦いはただではすまない、と思ったものだ。

   ◇ ◆ ◇

 性格は嫌いだが、ビジュアル的に好きな近藤の先番宿割の上司池田徳太郎(野仲功)の登場シーンはカットされていた。

 清川八郎(白井晃)の演説直後、近藤の先に立って異議を唱えたシーンもカット

 しかしその後の、近藤・芹沢・新見・永倉らが席を立って異議を唱えるシーンは格好いい。

 そういえば新見はこの前にも活躍している。清川八郎の策について、山南敬助堺雅人)は漠然と感じたようだが、新見ははっきりと意図を見抜き、山南より先に佐々木只三郎伊原剛志)に報告に行っている。

 芹沢派の中に、山南を凌ぐ知識人がいた!と驚いたものである。

 史実の新見錦も、こんなインテリだったのだろうか。あまりよく分からない人物のようだが……。

 よく分かっていない新見に、このような役を与えた三谷幸喜の意図は何か!?

   ◇ ◆ ◇

 それにしても、なぜ芹沢は京に残ることにしたのだろうか。

 尊皇攘夷で有名な水戸藩出身で、番組に最初に登場した時も、井伊直弼暗殺した水戸藩浪士を江戸から逃がしていたのに。

 いつの間にか幕府を守る側になっている。その後の史実を見れば、芹沢は江戸に帰った方が良かったのだが。

 番組では、人間関係がもとで水戸から飛び出したことが示唆されていたが……。

「お前はバカだが、そのバカにしばらくつき合うことにした」

近藤に言っていた。確かに、今回の脚本では、その理由も納得できる。

 しかし折角芹沢派も残ることになったのに、その後早々に芹沢派と近藤派の間で軋轢が起こる。

 こうなるのなら、始めから近藤派だけ残っていた方が良かったのではないか。

 仲の悪い派閥を交えた大所帯より、少数でも仲のいい者だけで行動する方が強い集団だと思うのだが。

 総集編ではカットされていたが、根岸友山(奥村公延)や粕谷新五郎(伊吹吾郎)らも当初、壬生浪士組に参加していた。

 例の鐘を鳴らすシーンで、あれだけいがみ合った根岸や粕谷が芹沢と一緒に残ることになったのも不思議だ。

 まああれは、根岸や粕谷を印象づけるために創作された演出だろうが。

   ◇ ◆ ◇

「よっ、大将軍

の声だけで登場の高杉晋作。高杉を逃がすために久坂玄瑞池内博之)が登場。

 結局高杉晋作は、声だけの登場だったのか。佐之助は「狐目の男」と言っていたが。

   ◇ ◆ ◇

 壬生浪士組会津藩預かりとなる。

 会津松平容保筒井道隆)に目通りする芹沢と近藤

「身に余るお言葉。我ら壬生浪士組一同、身命を賭して尽忠報国に勤めて参ります」

と芹沢も神妙。「精忠浪士組」を名乗り出すのは、この後のことか。

   ◇ ◆ ◇

 またまた新見錦の活躍シーンが登場。

 近藤派が、近藤勇も局長にしてほしい、と芹沢に談判するシーンである。

「よろしいのでは?

 別に上に立つ者が一人でなくても」

と言って芹沢に目で合図する。その意図を察した芹沢、

「ならば新見君、君も局長になりたまえ」

 参謀との阿吽の呼吸。芹沢−新見コンビ、絶好調である。この連携にほころびが出てきたのが芹沢派の命運の尽きだった。

   ◇ ◆ ◇

 坂本龍馬江口洋介)がお膳立てした幻の会津長州同盟。桂小五郎石黒賢)、芹沢を叩きのめす。

水戸の出でありながらなぜ水戸天狗組に加わっておられん。

 なぜこの地で会津藩にすがって生きておられる。

 申し訳ないが、あなたは水戸からも尊攘派からもはじかれた一介のはぐれ者に過ぎん」

 水戸出身の芹沢が新選組にいる疑問である。

 本当になぜ芹沢は新選組を作ったのか。ここら辺、興味出てきた。

 この日も新見錦は、芹沢を冷徹に批評して存在感を示している。

    http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20040524

 その後開かれた宴会で、屈辱を引きずる芹沢は近藤に酒をぶっかけなど、大荒れする。

 この宴会の席順が、なぜか近藤勇が一番上手になっていた。筆頭局長の芹沢でなく近藤が上手に座ったわけは?

   ◇ ◆ ◇

 そして土方−山南コンビが、芹沢−新見コンビの連携を崩す。

 第24回「避けては通れぬ道」(6/20)

   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20040627

 このシーンは辛い。新見に同情してしまう。切るには勿体無いキャラだと思う。

 芹沢が陽とすれば、新見は陰。得体の知れない実力を感じさせた。もっと活躍を見たかった。

 三谷脚本は、芹沢や武田観柳斎を始め、色々な人物にスポットライトを当てたが、新見錦も光らせてくれた。

 介錯なしで切腹した新見

 今度の『新選組!』では、何度か切腹シーンがあったが、介錯なしで腹を切った新見切腹は見事である。

   ◇ ◆ ◇

 近藤勇松平容保から組の新しい名を頂く。しかしその名は、視聴者には明らかにはされない。

 その名を知っているのは、近藤局長だけである。

 そして紙に書いたその名を、近藤は芹沢に見せる。

「もういっぺん見せてみろ。

 悪くはねえな。

 明日からこの名前でいけよ」

 自分の居場所がなくなった芹沢は覚悟を決め、その覚悟を組の新しい名に託して伝える。

 これはものすごい演出であります。

 芹沢暗殺をこれほどドラマチックに演出した例が、過去あったでしょうか。

   ◇ ◆ ◇

 芹沢暗殺に向かう実行部隊の4人の前に、斎藤一オダギリジョー)が立ちはだかる。

「芹沢さんはもう覚悟を決めている」

近藤が説得。

「もう仲間うちでの争いはたくさんだ。

 その刀をこれからはご公儀のためだけに抜いてくれ」

この時点でこんなセリフを言っていたんだな。

 この時は、これで仲間うちでの争いは終わりだと思ったはずなのに、その後もまた色々ないさかいがあった。

 そして芹沢の鬼神の如くの暴れっぷり。名うての4人を相手に一歩も引かない。

 この見せ場をたっぷりと放送したのはいい。

 そしてようやく新選組誕生である。

 

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