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森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

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2006-02-26 (日) 『マスク・オブ・ゾロ』(映画版)

[][]『マスク・オブ・ゾロ』(映画版『マスク・オブ・ゾロ』(映画版)を含むブックマーク 『マスク・オブ・ゾロ』(映画版)のブックマークコメント

 映画レジェンド・オブ・ゾロ』の公開にちなんでか、少し前に関西地上波ローカルTVで『マスク・オブ・ゾロ』が放送されました。今更ながらその感想を。

 マスク・オブ・ゾロ (ハヤカワ文庫NV) マスク・オブ・ゾロ(二枚組)DCE [DVD]

 

 冒頭、ゾロの活躍。

 支配者のラファエル・モンテロ(スチュアートウィルソン)をスペインに追い返す、という設定で、この時点ですでに原作とは違う。

 レイモン司令官も出てこないし、総督と和解もしない。

 原作とは少し違うパラレルワールド世界映画だな、と納得した。

 

 家に帰ってくるディエゴ・デ・ラ・ベガアンソニー・ホプキンス)。洞穴から壁が動いて部屋に入る場面、アニメ版「快傑ゾロ ZORRO」でも第1話で1度だけ出てこなかったか?このシーン、この映画を参考にしているのだろうか?

 

 赤ん坊をあやすディエゴ。

 原作では、ゾロの正体が明らかになった時点で結末を迎え、ディエゴとロリタが結婚する。

 やはり原作とは違う設定である。

 そして、ディエゴの妻の名がエスペランザ・デ・ラ・ベガロリタ・ベガではないのである。

 

 ま、原作にあくまでもこだわる必要はないのである。

 これはこれで独立した自由な作品だと割り切って考え、この作品独自の世界を楽しむことにした。

 

 あなたの身を案じながら帰りを待つのはこりごり、もう年なんだからゾロに変身するのはやめて、というような夫婦の会話をしていると、ラファエル・モンテロ逮捕に来る。

 何でラファエルゾロの正体がディエゴ・ラ・ベガだと知ったのだろうか。

 

 ディエゴとラファエルが決闘中、ラファエルの部下が銃でディエゴを撃とうとし、ディエゴをかばったベガ夫人・エスペランザを射殺してしまう。

 ラファエルはすぐさま剣でその部下を刺殺。

「私なら、こうしなかった」

 この行為とセリフで、ラファエルは何だか単なる悪役ではないぞ、と思ったのである。

 

 ディエゴは逮捕され、倒れた蝋燭の火から家は火事になり、赤ん坊のエレナはラファエルが連れ去る。

  

マスク・オブ・ゾロ オリジナル・サウンドトラック

 

 そして20年経過する。

 何と20年間、ディエゴは監獄の中に閉じ込められたままだったのです。

 これは気の毒な仕打ちです。

 原作ゾロにしろ、アニメ版「快傑ゾロ ZORRO」にしろ、あの結末の直後にロリタが殺され、ディエゴが20年間監獄に入れられる、なんて想像はしたくありません。

 

 役人は、監獄に入ったままのディエゴを捜すが、なかなか見つからない。

 しかし、何で20年後に捜すことになったのか。

 刑期が過ぎて出所できるということなのか。

 それとも、帰ってきたラファエルの命令なのだろうか。

(しかし、後に「お前のことを忘れていた」とデェイゴに言うラファエルセリフがあった)

 

 よく似た男2人が選ばれ、個室に入れられることになる。そのうちの1人は死んでおり、死体が運ばれることになる。

 デュマの『岩窟王』の如く、本物のディエゴは死体と入れ替わって外に出る。

 監獄に残った死体はどうなったのだろうか。本物が脱獄した、という風にならなかったのだろうか。

 

 そして、20年前にスペインに追い返されたラファエルが帰ってくる。

「支配者を喜ぶ人民はいない」

「しかし、私は諸君を助けるために来た」

と演説を始めるラファエル

 

 しかし、この辺の意味が分からなかった。

 何でスペインに追い返されたラファエルが今頃帰ってくるのだろうか。このあたりの事情がよく分からない。

 カリフォルニアの独立とスペイン支配の関係は?

 この映画独特の背景と歴史的背景が入り混じってよく分からないのだが、とにかく話の背景がどうなってるのか分からなかった。

 一見したところ、ラファエルはいいこと言ってるように思うのだが。

 原作を読めばある程度分かるだろうか。

 

 憎きラファエルを刺殺しようとするディエゴ。しかし、ラファエルの娘というエレナ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)の登場で思いとどまる。

 宿敵ゾロの娘を自分の娘として育てているラファエルは、やはり単なる悪人ではないというイメージ

 どうもラファエルはディエゴ夫人・エスペランザを愛していたような描写があったので、その娘も大事にしているのだろうか。

 

 冒頭、初代ゾロを助けたホアキン&アレハンドロのムリエッタ兄弟登場。何と馬泥棒になっていた。

 ハリソン・ラブ大尉(マット・レッシャー)がホアキン逮捕し、アレハンドロ(アントニオ・バンデラス)は逃亡。

 

 このアレハンドロがディエゴと再会し、ディエゴはアレハンドロを2代目ゾロに育て上げる。

 

 ラファエルカリフォルニア州を買い取って独立させることを画策。

 これだけを見ると、いいことのように思うのだが。

 善政で独立を目指すのならいいが、悪政の独裁国家なら困る。

 金鉱の採掘場での労働者への仕打ちを見ると、悪政だったのだろう。

 

 エレナ・モンテロとアレハンドロ、エレナ・モンテロとディエゴの絡みは興味深かった。

 ディエゴが赤ん坊のエレナをあやす時に使っていた花を

「懐かしい」

と思ったり、エレナがディエゴに前に会った感じがするというエピソードは感動的です。

 

 ただ、街を歩いているエレナに以前の乳母が気付く、というのは果たしてありえるのかと。

 20年前の赤ん坊、しかもどこか遠くに連れ去られた赤ん坊である。人ごみの中で見分けるのは人智を越えた能力かと。

 本当ならば、論理で説明できない超常現象的能力である。

 

 ラファエルカリフォルニア州を買い取ろうとしている相手とは、とうとう一度も出てこなかったが、どんな人物だったのか。

 ばれたら我々は皆殺しにされてしまう、とあのラファエルが何だか非常に恐れていたように思う。

 こいつも悪い奴だったのだろうか。

 

 最後の2代目ゾロVSハリソン・ラブ、ディエゴVSラファエルの決闘。

 この頃は銃も出てきており、銃を使えば簡単に終わるところを剣で行うのは、銃が出てきても未だに騎士道精神がまだ廃れていないということか。

 

 そして、映画冒頭のように赤ん坊をあやすアレハンドロとエレナ。

 ゾロは世代を超えて生き続けるのである。

  

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マスク・オブ・ゾロ 映画データ】

製作年度 1998年

製作国・地域 アメリカ

上映時間 137分

 

監督 マーティン・キャンベル

脚本 ジョン・エスコウ 、テッド・エリオットテリーロッシ

音楽 ジェームズ・ホーナー

(参照)

Yahoo!ムービー http://moviessearch.yahoo.co.jp/detail?ty=mv&id=84339

goo 映画 http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD31013/index.html?flash=1

※本のオビには「製作総指揮 スティーヴン・スピルバーグ」という記述がありました。

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