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森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

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2006-10-31 (火) カネ持ちの陰謀「年収格差100倍時代」の生き方 「基礎の基礎」

[]カネ持ちの陰謀年収格差100倍時代」の生き方 「基礎の基礎」 カネ持ちの陰謀「年収格差100倍時代」の生き方 「基礎の基礎」を含むブックマーク カネ持ちの陰謀「年収格差100倍時代」の生き方 「基礎の基礎」のブックマークコメント

 

 本書のテーマは2つあります。それは、あとがきの最後の部分で森永さんが書いていることに要約されるでしょう。

 日本では、所得の二極化が、今後も一層進んでいくでしょう。もちろん、私はそうならないように全力で戦っていくつもりですが、これだけデフレ増税国民が苦しんでいるなかでも、選挙をやれば与党圧勝してしまうわけですから、流れを変えることは容易でないと思います。

 ただ、そうした厳しい世の中でも、この本を読んでくださった方は、いま世の中で起きていることの仕組みを理解いただけたでしょうから、少なくとも、勝ち組に生き残ろうとして、自分の健康を傷つけたり、魂を売り渡すような真似をしなくて済むのではないかとひそかに期待しています。

 いつか日本中の人たちが、安心して普通暮らしができる時代に戻れたらいいなと心から思っています。

 つまり、テーマは、

1)負け組はどんどん不利になり、勝ち組はどんどん有利になって格差が拡大していく現状の説明

2)このような苦しい時代でも、収入が少ないなりに豊かに幸せ暮らしていく生活のススメ

 

の二本立てということでしょうか。

 

 まあ私も負け組かつ下流かつ経済弱者でありますが、今後税金も上がり、社会保障は削減され、しかも加齢に伴ない健康状態も悪くなっていくと、今後の生活を楽観視できないだろうということは分かりました。

 しかも増税は私のような負け組かつ下流かつ経済弱者を意図的に狙って行われているようです。

 私が子どもだった頃、ドラえもん鉄腕アトムが生まれたという21世紀の未来は、バラ色に輝いていました。

 未来は時を経るごとに良くなっていき、やがては誰もが幸せに暮らせる理想的な社会が訪れるだろうと、漠然と思っていました。

 

 ところが実際に来た21世紀は、格差が拡大していくひどいものでした。しかも、時を経るごとに悪くなっていくようです。

 自分自身が負け組かつ下流かつ経済弱者に属しているのだから、余計に実感させられる。

 

 森永さんは本の前半でまず、こういった格差拡大社会の仕組みについて説明しています。

 例えば、規制緩和について、酒が酒屋だけでなくスーパーコンビニで販売できるようになったことを例に挙げて説明しています。

 

スーパーコンビニで酒を販売できるようになる

  ↓

●それまで酒を販売していた酒屋の売り上げが減る。

  ↓

●酒屋の廃業につながる。

  ↓

スーパーコンビニの店員はパートアルバイトが多く、正社員雇用につながらない。

 酒屋で働いていた人も同じような職に就こうとすれば、パートアルバイト店員として働くことになる。

 

 結局規制緩和とは、スーパーコンビニで働いている不安定雇用パートアルバイトが増える(中間所得者層の減少・低所得者層の増大)、ごく一部の高額所得者層が増えるだけの、年収格差を拡大させる政策だというのです。

 

 しかもそういった格差は子の世代まで影響を与えそうです。

 それは、教育という分野に顕著に現れています。

 親の経済力大学の選択が左右され、しかもその大学自身が勝ち組負け組に分かれて行くのです。

 まさにアンチユートピアの世界です。

 

 こういった仕組みを知り、改善していこうとする努力は必要です。

 そのために現状を分析したのが本書の第一のテーマとすれば、その一方で、貧乏でもそれなりに豊かに生きていくことができる、と発想の転換を促すのが本書の第二のテーマです。

 

「豊かさとは、心にゆとりがあること」

幸せとは、豊かさを感じられること」

 

森永氏は言います。

 森永氏は、アメリカ型の生活と西欧型の生活を比較し、日本が目指しているアメリカ型の生活は実はストレスが高い社会で、西欧型の生活こそ目指すべきではないか、と言います。特に、イタリアの生活に注目しています。

 また、江戸時代の町人の生活は実は豊かだったのではないか、と江戸時代の町人の生活について詳しく分析しています。

 

 面白いのは、森永さんは、株でもうけるためではなく、株主優待制度(オマケや割引券)を利用するために株を持っているというのです。

 例えば、吉野家では牛丼並盛の食事券、タカラではチョロQがもらえるから株を保有しているという。

 

「よく利用する店や乗り物の代金が安くなるなど、自分の生活スタイルにあったもの」

 

株主優待制度を利用するのがコツだそうです。

 これはなかなか面白い株の利用法だ。

 私は投資ギャンブルも嫌いで株なんか考えたこともなかったが、こんな株の楽しみ方があったのか。

 しかし吉野家はほとんど利用しないし、オモチャも興味ないし。

 よく利用する企業として真っ先に思いつくのはアマゾン楽天市場か。

 株主にはアマゾンギフト券楽天ポイントが付与される、というのなら購入してもいいのではないか。

 また、賃貸ワンルームマンションに住んでいて毎月家賃を払っているが、管理会社の株を購入したら割引になるとかいう制度があればいいのに。

 はてなダイアリーが株を公開したら、株主には有料オプション無料で利用できるよう優待されるとか。

 

 そして最後に、ブリキのおもちゃ博物館の北原照久さんと対談し、豊かな生活とは何ぞや、と語り合います。

 森永さんも北原さんも日常生活を質素に切り詰め、コレクションの充実にお金をつぎ込んでいます。

 だから格差社会に負けている負け組の人も、質素な生活をした上で豊かな生活を送ることができるのではないか、ということでしょう。

 

 しかし森永さんも北原さんも、一般生活は質素に切り詰める一方、コレクションには十分な費用をつぎ込んでいるのだから。いくらコレクションしたいものがあっても、コレクションにかけられる費用はなく、生活を質素に切り詰めるだけという経済弱者経済状況はどうしたって変わりません。

 著名人となって講演や原稿TV出演料をもらうことができ、それをコレクションのためにつぎ込める森永さんも北原さんも勝ち組かつ上流かつ経済強者には違いない。

 しかしそれでも、このお二方の対談は負け組かつ下流かつ経済弱者である私には、豊かな人生を送るための示唆になったと思うのだ。少なくとも、バリバリ勝ち組経済人の成功体験談よりは。

 

 経済格差をますます拡大させるような政策が取られている現在負け組かつ下流かつ経済弱者である人々(私も含め)は、こういった状況を改めようとする意識を持つのは大事なのですが、一方その仕組みを理解し、負け組かつ下流かつ経済弱者である状況をどうやって克服していくか、克服できないまでも、その状況の中で潰れてしまわず豊かに幸せ暮らしていくにはどうすればいいのか考えていく必要があります。

 森永卓郎さんの著書はその一助となるやもしれません。

 

森永卓郎サイト http://www.rivo.mediatti.net/~morinaga/takuro.html (音が出ます)

森永コレクションのページ http://www.rivo.mediatti.net/~morinaga/collect.html

グリコ コレクションのページ http://www.rivo.mediatti.net/~morinaga/gulico.html

 

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【日々の冒険】カテゴリでは、日々廻り逢う本、音楽映像作品などの感想を綴っています。

 過去、こんな作品について書きました。

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2006-10-29 (日) フランス語のbe動詞の否定形

[]メルマガ教養としての外国語知識 草稿 メルマガ・教養としての外国語知識 草稿を含むブックマーク メルマガ・教養としての外国語知識 草稿のブックマークコメント

 

 以前発行していた語学学習メールマガジン『無理なくゆっくりと安価に5か国語に入門しよう会』

  http://nazede.gozaru.jp/gogaku.html

を、

教養としての外国語知識』

と改題して再出発させます。

 バックナンバーブログに収録して目次もつける予定です。

 まだ整っていませんが、整備していく予定です。

 

 とりあえず、今回はフランス語編です。

 このメルマガ過去フランス語編は、以下だと思います。

 まだバックナンバーブログへの収録を行っていないのでmelma!のバックナンバーコーナーをリンクしました。

第18講 フランス語のbe動詞

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20060305

第16講 今回はフランス語編だよ〜! 

  http://www.melma.com/backnumber_139338_2325010/

第11講 謎の文字の正体

  http://www.melma.com/backnumber_139338_2014472/

第5講 4人の関係は?(フランス語編)

  http://www.melma.com/backnumber_139338_2014466/

 NHKラジオフランス語講座では、10月から新たな講座が始まっています。

 入門編は、2004年4月からの講座の再放送です。

 私が初めてこの5か国語学習に取り組んだ時の講座の再放送というわけです。

 この間、残念ながらあまり進展しませんでしたが、心機一転、再び心を入れ替えてやり直します。

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

┃◎フランスを日常会話に取り入れよう┃

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 私の職場英会話に挑戦し続けている方がおられまして、時々思いついたように英語で話したりします。

 しかしこんな時、英語でなくフランス語を使えばお洒落に聞こえるのではないかと思ったりもします。

 私がこの5か国語学習に挑戦して、確かにフランス語英語ドイツ語に比べて圧倒的に難しい、と思いますが、英語ドイツ語にはない優雅さとかお洒落な雰囲気を感じるのも確かです。

 日本でもかなり昔、戦前昭和30年頃までの『三丁目の夕日』時代までは、フランスをお洒落だと思うイメージがあったようですが、それも分かるような気がします。

 ということで、日常会話に取り入れたいフランス語会話表現集です。

 

★1 ボンジュール サ・ヴァ

☆2 ウイ サ・ヴァ トレ ビアン

★3 メルシー

☆4 シルヴ プレ

★5 セ ボン

 

★1 Bonjour. Ca va? 

 会った時の挨拶の表現。

 英語では「ハロー ハウ ドゥー ユー ドゥー」に当たるのでしょうか。

 なお、当メルマガでは「ça va」のセディーユ(Cの下に付いているヒゲのような記号)や字上符はHTML技術がないため省略しておきます。

 

☆2 Oui,ça va. Tres bien.

 その答え。英語なら「アイム ファイン」に当たるのでしょうか。

「トレ ビアン」は幅広く使えそうな表現です。

 厳密には「Tres」のEの上にはアクセント記号のような字音符が付いているのですが、省略しています。

 

★3 Merci.

「ありがとう」。☆2に続けると、「アイム ファイン サンキュー」となるのでしょうか。

 これも色々な場面で使えそうな表現です。

サンキュー」の代わりに「メルシー」を使ってみてはどうでしょうか。

 

 いつもはあまりテレビを見ない私ですが、偶然何かでクイズ番組一場面に出くわしました。

 5人のチームで「“ありがとう”を英語ドイツ語フランス語中国語韓国語で言いなさい」というものでした。時間制限があるので、突然聞かれても、私は緊張して分かりませんでした。クイズ番組で勝つには、ストレスに強くなければいけないのでしょう。

 

☆4 S'il vous plai^t.

 何かをお願いする時の表現で、英語なら「プリーズ」でしょうか。

 これも、今後「プリーズ」の代わりに使ってみてはどうでしょうか。

 

★5 C'est bon.

 C'est は英語の「it is」で、bon は「良い」といった意味だから、「これは良い」でしょうか。

 これも色々使えそうな表現です。

 

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

┃◎フランス語のbe動詞の否定形  ┃

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

 フランス語では、否定文をne(ヌ)とpas(パ)で挟むということです。

 英語ならnot一つ、ドイツ語ならnicht一語で済むのに、2語で挟むのか。

 やはりフランス語英語ドイツ語より難しい。

 

第18講 フランス語のbe動詞

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20060305

で見たbe動詞を否定形にすると、以下のようになります。

(発音は私が聞いたように書いているので間違っている可能性はあります)

1人称 単数  Je ne suis pas(ジュ ネ スイ パ)

2人称 単数  Tu n'es pas(テュ ネ パ)

3人称 単数  Il n'est pas(イ ネ パ)

        Elle n'est pas(エ ネ パ)

 

1人称 複数  Nous ne sommes pas(ヌ ネ ソンム パ)

2人称 複数  Vous n'e^tes pas(ヴ ネ テ パ)

3人称 複数  Ils ne sont pas(イル ネ ソン パ)

        Elles ne sont pas(エル ネ ソン パ)

 発音すると書かれている文字よりかなり短くなる、という印象です。

 英語ドイツ語や、原則的にローマ字読みとなるエスペラントとは非常に違うイメージがあります。

 

 ということで、今回のメルマガでした。

 このように、少しづつ外国語に挑戦していきます。

 

 なお、お願いですが、ドイツ語フランス語中国語韓国語学習サイトを開設されている方で、リンクさせて頂ける方がいらしゃいましたら、お願いします。

 全くの初心者なもので、参考にできるサイトがあれば助かるので。

 説明の補助にリンクさせて頂けるとありがたいです。

 もし良いよという方がいらっしゃいましたら、今回のメルマガに返信して頂くか

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20061029

コメントお願いします。

 

 なお今回、

Leçon facile de français (フランス語簡単講座)様

 http://www2s.biglobe.ne.jp/~cama/france/lecon/lecon.html

に大いに助けて頂きました。ありがとうございました。

  

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2006-10-26 (木) 手相を見るのは思ったより簡単だった

[][]手相を見るのは思ったより簡単だった 手相を見るのは思ったより簡単だったを含むブックマーク 手相を見るのは思ったより簡単だったのブックマークコメント

 タイトルがいい。『手のひら予報』。

 これが手相何とかだとか、“手相”という言葉が入っていると、凡百も出ている占い関係の本のワンオブゼムというイメージとなり、手に取ることはなかっただろう。

“予報”といえば、“天気予報”を連想する。ところが、“天気”の代わりに“手のひら”が入っている。

 手のひらを見て予報するとは即ち“手相占いである

 しかし古臭い手相占い”という言葉を使わずに“手のひら予報”という、“天気予報”を連想させる新しい・科学的なタイトルをつけたのはうまい

 これはまず、タイトル戦略勝ちである

 

手のひら予報

手のひら予報

 このネーミングの方法を使うと、他の占い

 四柱推命 → 誕生日予報

 姓名判断 → 名前予報

 タロット → カード予報

  風水  → 環境予報

か?あまりうまくない。

 

 星占い → 占星術 → 天体予報

 

 これだけはすごい。天文学のようだ。

 そもそも占星術天文学は元は一緒だったというし……。

 

 それはともかく、本書はネーミングもすごいが、中味もすごい。

 結構読みやすい。手相見方が一つ一つ分かりやすく丁寧に解説されている。

 手相を見るのは、こんなに簡単なことだったのか。

 手相には興味あったが、いかにもゴチャゴチャした線の集まりで複雑そうで、今まで敬遠してきたのだが、こんなに簡単なものだったとはあっけないくらいである

 

 今思うのは、中学や高校に在学中に、本書の日笠雅水さんのような分かりやすい手相の本で一通り手相見方を覚えておき、その後折あれば自分の手のひらを見て研究しておけば良かったのではないかと。

 手相は固定したものではなく、日々変わっていくものだとか。

 生活状況によって手相がどう変わっていくか、自分を対象として注意深く観察していくと手相見方が上達していくのではないだろうか。そしてやがては、何かに迷った時、自分手相を見てある程度判断材料にできるようになるのではないか

 本当に、もっと早く手相見方研究しておくべきだった。

 

 少し前、別のブログで“占い検定”なんてのを提案したことがあった。

 

なぜ学のおもしろmono倶楽部

 “占い検定”なんてどうじゃろうか?

   http://yorodzu.seesaa.net/article/20640651.html

しかし今読み返すと、すごい文体だな。一体わしは何歳なんじゃ?)

 

 検定はなくても、ちょっと本格的に手相研究してみようかいの?と思ったりなんかしているところじゃ。

【【主な手相用語】】

生命線 頭脳線 感情線 

運命線 太陽線 結婚

金星丘 月丘  太陽

水星丘 木星丘 土星丘 火星平原

 著者の日笠雅水さんはネーミングがうまいようで、自分店舗を“テソーミルーム”と名付けているらしい。

 1か月待ちだそうだ。私も見てもらいたい。

 大概、地理的条件で無理なのだが。

 

手相観ルーム

手相観ルーム

 それではこれから折々に自分の手のひらを見て手相研究をしていくことにしよう。

 

 ところで、私には運命線(中指に向かう線)が見当たらないのだが、どういうことだろうか。

「まれに見当たらない人もいます」

ということだが、珍しいのだろうか。

 別のところには、まだ何をやりたいのかはっきりしていない人、という記述も。

……と思っていると、本日見てみると、右手だけに運命線のような線がうっすらと出てきているのを発見

 やはり手相は日々変わっているものだろうか。

 

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はてなダイアリー > キーワード > 手相

  http://d.hatena.ne.jp/keyword/%bc%ea%c1%ea

 なかなか詳しい。もっと「参考になる」「リンク可」が多くてもいい。

手相鑑定倶楽部 http://www.nurs.or.jp/~tesou/

 

2006-10-15 (日) 宝のひょうたん 現代にも通じる心理サスペンス【ディズニー映画化決

[]宝のひょうたん 現代にも通じる心理サスペンスディズニー映画化決定!】 宝のひょうたん 現代にも通じる心理サスペンス【ディズニー映画化決定!】を含むブックマーク 宝のひょうたん 現代にも通じる心理サスペンス【ディズニー映画化決定!】のブックマークコメント

◆◇【少年少女世界の名作文学ブログ・完全版】◇◆

第9回配本 宝のひょうたん 現代にも通じる心理サスペンスディズニー映画化決定!】

メルマガ 少年少女世界の名作文学ブログ速読み版 の完全版です。)

  http://nazede.gozaru.jp/mmm.html

 

 毎月1回を目標にしているこのシリーズ、今月は早々と達成できそうです。

 今月は、『宝のひょうたん』を読んでみることにします。

 先月は『水滸伝』を読んでみたのですが、同じ巻に『宝のひょうたん』や『西遊記』や『阿Q正伝』など読んでみたい作品が色々と掲載されていたため、中国づきますが、今回は『宝のひょうたん』を選んでみました。

 

『宝のひょうたん』といえば、今でこそ忘れられたような作品となっていますが、私が子どもだった頃の少し前の時代には結構広く知られた児童文学の代表作だったのではないでしょうか。小学校の図書室には、古くはなっていましたが、ちゃんと入っていました。だから私のお兄さんお姉さん世代の頃のメジャーな児童名作文学でしょう。

 

 図書室で借りたのは、小学館少年少女世界名作文学全集(全56巻)に入っていた版でした。

  http://nazede.gozaru.jp/list03.html

 文庫本サイズでちょっと小ぶりなんですが、分厚くて、小さな字が2段組になっていて、読むのに手ごたえを感じさせるシリーズでした。

 このシリーズが10冊ほど並んでいて、54巻の『宝のひょうたん』(魚返善雄訳)は、タイトルが面白そうだったのと、挿絵が面白かったので借りました。

 挿絵は誰が書いていたのか分かりませんが、人物がマンガ的に描かれていて親しみやすく、ひょうたんは非常にグロテスクでぐちゃっと歪んで擬人化されてリアルに描かれていました。こんな個性的な画風の挿絵は、この本でしか見たことありません。一体、誰だったのでしょう。もう一度見てみたい。

 また、岩波少年文庫からも出ていて(松枝茂夫・君島久子訳)、これは当時でも売っていたので実際に購入しました。挿絵は一転しておとなしい感じで、墨で描いたような線が特徴的でした。表紙には坊っちゃん刈りの主人公のワンパオ少年優等生的な感じで描かれています。ひょうたん小学館版とは違って擬人化せず、普通ひょうたんのように描かれていたと思います。

 

 現在アマゾンで『宝のひょうたん』で検索しても、2件しか出てきません。一件は今回私が読んだカラー名作版で、マーケットプレイスからの出品です。これは価値ある出品かもしれません。岩波少年文庫版は出てきません。現在子ども達はこの作品を新しい本では読めず、図書館の古い蔵書でしか読めなくなっているということでしょう。

 

 現在では忘れられた存在か、と思って検索してみると、何とディズニーが実写版を製作中とか。

  http://j.people.com.cn/2005/12/15/jp20051215_55942.html

  http://j.peopledaily.com.cn/2005/12/15/jp20051215_55942.html

  http://b.hatena.ne.jp/entry/http://j.peopledaily.com.cn/2005/12/15/jp20051215_55942.html

 昨年12月の記事ですから、もう1年ほど前の記事です。「来年下半期に中国で公開」ということだから、そろそろ公開されているのでしょうか。日本での公開はあるのでしょうか。それにしても、「宝のひょうたん ディズニー」で検索してもほとんど出てこず、詳細が分かりません。やはり日本では忘れられたような存在となっているということか。そんな作品ディズニーが再発掘したということは興味深いですね。

 

∽∽☆∽∽∽∽★   書誌的事項  ★∽∽∽∽☆∽8

少年少女世界の名作文学44(名作文学50巻版)東洋編3(1965年

  ◇宝のひょうたん  張天翼(原作) 魚返善雄(訳) 宮脇紀雄(文) 鈴木正(絵)

少年少女世界の名作(名作55巻版)東洋編1(1973年

 (弟43巻 東洋編1 には掲載なし 弟44巻 東洋編2は図書館になかったため不明)

カラー名作 少年少女世界文学25(文学30巻版)(1971年

  ◇宝のひょうたん 宮脇紀雄(文) 若菜珪(絵)

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 今回読んだのは、同じ小学館ということで、私がかつて小学館の図書室で借りた、少年少女世界名作文学全集魚返善雄翻訳した版を、宮脇紀雄が書き直したもののようです。

 挿絵は、50巻版では、ガラスペンで描いたような精巧な線が特徴的。ちょっと無国籍風な絵柄だと思っていると、北京中国少年児童出版社版の挿絵を模写したもののようです。それを知っても、やはり東洋風というより、無国籍風な感じがあります。この作品1957年のものだそうですが、当時の中国児童書ではこんな挿絵が入っていたんですね。

 一方、若菜珪の挿絵は、一部鈴木正版の構図をなぞったものもありますが、オリジナルです。全体的にふんわりした優しい感じがするのですが、多くの人物の目が、白目がなく黒い丸だけで描かれているのが不気味な感じがします。

 

 内容を見てみると、主人公の名が“王葆”(ワンパオ)というのはずっと覚えていました。また、この作品の名が張天翼で、日本では“ちょうてんよく”と表記していますが、中国語では“チャン・ティエン・イー”と読むことも覚えていました。確か小学館岩波版の解説で記述があり、メモして覚えていたのです。

 今回読んだ版の解説には、この物語の原題は『宝葫芦的秘密』で、“パオフールーディミーミー”と読むそうです。

秘密”を“ミーミー”と読むのでしょうか。

 あと、ワンパオ手帳に予定などをメモし、大事なことに赤線を引きます。確か子ども時代に読んだ時、何にでも赤線を引いてしまうので赤線だらけになる、という記述があって、面白いなと思ったような記憶があります。確かそんな記述もあったように思うのですが、今回読んだ版にはその記述はありません。宮脇さんが省いてしまったのでしょうか。それとも、私の思い違いか。

 

 さて、ある日曜日、友達と喧嘩してむしゃくしゃしたワンパオ少年が川で釣りをしていると、人語を話すことができる宝のひょうたん釣り上げます。このひょうたんは、ご主人様の命じたものは何でも出すことができるのです。そして、このひょうたんのご主人様になるには、ひょうたん秘密を守るだけでいいのです。しかし、人に秘密を話すと、ひょうたんはその魔力を失ってしまうというのです。

 喜んだワンパオは主従の契約を行い、ひょうたんに色々なものを出してもらいます。

 料理お菓子などを出してもらって喜んでいたのもつかの間、ひょうたんの腕前が上達するに従って、ぎくしゃくしてきます。

 宝のひょうたんは心の中を読み取ります。

 ワンパオがちょっと心の中でいいな、と思うだけで、ひょうたんはそれを持ってきます。

 貸し出し中の図書の本を持ってきたり、高級な望遠鏡を持ってきたり。

 ワンパオの部屋の中は、品物であふれかえります。

 

 ワンパオの両親は出稼ぎに出ているようで、普段はおばあさんと二人暮らししているようです。当時の中国ではよくあることだったのでしょうか。

 ところが、ワンパオが父親のことを思ったとたん、突然父親が帰って来て、部屋にあふれている品物について問い質します。威厳のある、間違ったことを許さない父親です。腕白なワンパオも父親には頭が上がりません。こういった父子関係現在巷の物語ドラマではあまり描かれないので、懐かしく感じるのではないでしょうか。

 

「あなたの考えたものは、なんでも出てきます。おとうさんのことを思ったので、それでおとうさんが出てきたのです。」

と、水槽の中の金魚たちが話し出します。

「この世界では、あなただけが、ほんとうに生きているといえるのです。」

「どんな人だろうと、どうせ、夢のなかに出てくるのと同じなんです。」

「あなたはなんでも、好きなことをしていいのです。」

世界じゅうのあらゆるものを、ぜんぶふたつに分けるんです。ひとつはほんとうにあるもの。

 けれど、あなたにやっかいなもの、これはみんなまぼろしにしてしまうのです。つまり世界じゅうのものを、AとBとに分けてしまうのです。」

「どんなものをAに入れ、どんなものをBに入れるか、むずかしい。」

 

 なるほど、一昔前の中国の児童物語といえど、この部分は現代にも通じる心理サスペンスです。

ドラえもん』の“独裁スイッチ”のエピソードを思い出します。

 また、新聞の深夜のTV欄に『ウルトラQ』とあったので、再放送してるのかと思って録画してみると、新しく製作された新作・dark fantasyでした。たまたま見た回が、死んだはずだった小学校時代の同級生が生きているのか、それとも自分が死んでいるのか分からなくなるという、何回もどんでん返しがある不気味な回(第3話 あなた誰ですか?)でしたが、それも思い出します。この第3話は確かに傑作だったのですが、私にとっては神経に触るというか、この方面の恐怖には非常に敏感で弱い私にとっては見るのが非常に辛く、新作ウルトラQとはこんな方向性の作品か、と後の回は見ませんでした。今アマゾンのレビューを見てみると、色々なテイスト作品があったそうで、他の回のも見とけばよかった、と思っています。

 http://avexnet.or.jp/ultraq-df/

 

ウルトラQ~dark fantasy~case2 [DVD]

ウルトラQ~dark fantasy~case2 [DVD]

 

 宝のひょうたんが出してくる品物の数々。しかしこれは、無から作り出したものではなく、別の場所にあったものを持ってきているだけだった。つまり、物を盗んできているのだった。驚くワンパオ

 

 そしてワンパオは、ヤンショアルにつきまとわれるようになります。

 このヤンショアルは、以前ワンパオの家の近所に住んでいた少年で、盗みの癖があるということで、今は特別な施設に入れられています。

 その方面に心得のあるヤンショアルはワンパオの“能力”を見抜き、弟子入りを志願してつきまとってきます。

 宝のひょうたんを手に入れたワンパオは、却って悲劇的状況に陥ることになったのです。

 

 一方、宝のひょうたんお節介はますますエスカレートし、ワンパオの苦手な数学テストでは、よくできる生徒の答案を持ってきたため大騒ぎとなり、ワンパオ学校を逃げ出します。学校はワンパオの家に問い合わせ、ワンパオの部屋に山と積まれた商品が問題となります。

 ワンパオひょうたんを見つけた川に行き、ひょうたんを捨てようとしますが、いくら捨てても戻ってきて離れようとはしない。斧で叩き割っても火の中に入れても復活します。

  

「わたしはいくらこわされても、つぎ合わせればいっそう堅くなるんです。」

「わたしは焼かれたので、いっそうわたしの心は、あつく燃えあがりました。どんなことがあっても、わたしはあなたについていきます。」

「わたしはあなたからはなれません。あなたは、わたしのだいじな主人です。」

 

 いくら捨てようとしても破壊しても復活してつきまとう物を言うひょうたん。不気味なホラーです。

 

 へとへとになるまで悩んだワンパオは意を決し、学校へ向かい、先生や父親や友人たちがいる前でひょうたんを見せ、今までのことを話し始めます。 

 何だそうだったのか、ということになり、事後の処理を話し合っていると、ワンパオにつきまとっていたヤンショアルが現れ、皆が追いかけ始め、ワンパオは何かにつまづいて転びます。

 すると……。ワンパオは目が覚め、今までのことは夢だった、というオチでした。(結末ネタばれすみません。)

 

「けれども、この夢がぼくにとってなんのたしにもならなかったとはぼくは思わない。

 たしかにぼくは、ひとつの経験をした。これからのぼくの一生に、すこしでもたしになればいいと思っている。

 では、みなさん、さようなら……。」

 

というのが最後の部分。教訓くさい終わり方です。

 確かに、物語全体をみて、教訓じみたストーリー展開です。

 というか、ワンパオ少年は腕白な子どもだと思っていたが、このような教訓じみた夢を見るとは。潜在意識が腕白な意識ブレーキをかけるために見せた夢だろうか。

 それはともかく、「少年少女世界の名作文学」では「はじめに」で書かれています。

「このお話の中には、いろいろ考えねばならない、たいせつなことがたくさんかくされています。人はどう生きねばならないか―さあ、読んで考えてみてください。」

 

 解説にはこう書かれています。

「作者は、自由には責任がともなくもので、あまりかって気ままなことを望むと、責任のほうも責任以上のものとなって、はね返ってくるといっているようです。」

 ううむ、これはちょっと抽象論すぎて分かりにくい。

 

少年少女世界文学」の解説では、こう書かれています。

「けっきょくこの作品は、希望だけあって、意志とか努力とかを伴なわない「自由」というものが、どんなものであるか、ということをいったものではないかとおもわれます。」

 これもなかなか難しい書き方です。

 

 上の見解文学専門家が大人の考え方を大人の書き方で書いたもののため、子ども達には難しい表現です。

 子ども達にこの物語を読んで思ったことは、と問うと、もっとストレートな表現で表現されるでしょう。

 大人になってしまった私がある程度難しい表現を使って書いてみると、まず、以下のような教訓を引き出すことができます。

  

自分でやらずに人にやってもらっていては身につかない」

自分の好きなようになる人生は実はつまらないもので、

 簡単にはいかない人生努力して目標を達成していくことが一番楽しいものなのだ」

 

 児童文学者の文章を検索すると、こんなことも書かれています。

なんでもねがいごとがかなう、まほうのひょうたんを手に入れた少年ほしいものをやたらにわがものとするが、そのたびに処置にこまるごたごたを通して、社会主義国家では私利私欲が通用しないことを教えている。

  http://www.hico.jp/ronnbunn/jinguu/sekaijidou/187-193.htm

大枠では既成の大人の倫理観によって形式的にはめこまれていてせっかくの物語の面白さに水が差されるという傾向があった。主人公の少男少女たちは自分たちの自己主張をしようとはするが、未来社会をになう規律ある人となるよう教え諭されていくのである。このあと中国政治的混乱の中に入り、児童文学も約十年間の空白の期間を置くことになる。

  http://www.h3.dion.ne.jp/~meijin/page015.html

 

 ううむ、中国の激動の歴史考慮すると、こんなシビアな読み方をすることができるのか。

 

 こんなことを考えることもできますが、私はこの物語から読み取る教訓として一番大事なのは、ワンパオ少年が最後に取った行動に注目するべきかと思います。

 学校や家にいられなくなって行き詰まったワンパオ少年は、先生や親や級友達の前で、全てを告白し、説明する行動を取ります。

 現代に限らず、いつの時代においてもこの行為は大事なことではないかと。

 

 宝のひょうたんという素晴らしい宝を手に入れたワンパオ少年は、家庭や学校や友人たちと決別して、一人で勝手気ままに暮らすことも可能です。山の中ででも引きこもって生きていくことも可能です。(逃避的願望のある私なら、こんな生活にあこがれます。)

 或いは、ヤンショアルの仲間になって悪の道を進むこともあるかもしれません。これが極端になると、ウェルズの『透明人間』のグリフィン博士のように、世界独裁者を目指すという結末に至ります。

 そうかと思えば逆に、絶望したワンパオは、何もかもいやになって将来に絶望して死を選ぶ、ということも可能であるわけです。川の中に身投げして目が覚めた、という結末もあり得たかもしれません。

 しかしそうはならず、皆に説明して納得してもらう方法を選んだわけです。

 困難や秘密を一人でしょいこんで悩んでいても解決するとは限りません。

 人に相談することで解決するということもあるのです。

 

 複雑な現代社会に生きる我々にも、この教訓は覚えておいて損はないでしょう。

 現代社会で我々は、色々な困難な事態に直面することもあります。

 ニュース報道されている数々の悲劇は、一人で悩んで暴発したり、絶望したりした結末なのかもしれません。

 取り返しがつかない事態に至る前に、当事者同士で話し合ったり、信頼できる第三者と相談して早目に手を打っていれば、避けることができたかもしれません。

 

少年少女世界の名作文学」の「読書のてびき」では、こう書かれています。

 

「みんなとの生活にそむいていく王葆のなやみとなり、とうとう秘密をうちあけることになります。宝のひょうたんから自由になるには、秘密を話せばいいわけですね。」

 

 他人とのトラブルから自由になるためにも、秘密を話せばいいことがあるのかもしれません。

 

 ということで、現代の日本では忘れられた感もある一昔前の中国児童文学『宝のひょうたん』ですが、改めて読み返してみると、現代にも通じる心理サスペンスホラー的要素もあり、メンタル面での教訓もあり、さすがはディズニーが認める名作であります。

  

 最後にこの映画、どうなっているのでしょうか。

 

∽∽∽☆∽∽∽★ ◇◇◇なぜ学 読書調査◇◇◇ ★∽∽∽☆∽∽∽8

  日本人の読書体験を徹底調査!!……とは大袈裟な。

  この作品読書体験を問う!

☆50年程前に書かれた中国児童文学『宝のひょうたん』(張天翼・作)を読んだことがありますか。

 

 ある                    (2票) 7%

 読んだことないがタイトルだけは知っている  (0票) 0%

 読んだことないしタイトルも知らない    (27票) 93%

 その他                  (0票) 0%

 

 開始:2006年10月19日/締切:2006年10月27日18時

コメント頂きました。ありがとうございます。

 

2006年10月19日00時32分39秒 お名前総合科学

 メルマガで紹介してみました。

 今でこそ忘れられた観のある物語ですが、私より少し上のお兄さんお姉さん世代の方にはなじみある物語ではないでしょうか。小学校の図書室にも入っていたし、岩波少年文庫からも出ていました。

 ディズニーが実写版を作成している、という情報もあったのですが、その後どうなったのでしょうか。

 

2006年10月19日00時58分37秒 お名前:紫野

 はじめまして! メルマガ購読しています。

少年少女世界の名作文学」は私の原点だと思っています。全集を全部もっている訳ではないですが、当時のものはそのまま現存しています。今でも時たま取り出して読むこともあります。

 今回の「宝のひょうたん」ですが、たくさんある好きな物語の中でも特に異色で印象深い作品でした。

 おとぎ話魔法とは違い、ひょうたんが持ってくるものは「無」から作り出すのではなく別のところから取ってくるだけ。ひょうたんがきっぱりと「無」から「有」は作れません」と宣言したことに子供心に衝撃を覚えました。(^_^; 哲学的でしたね。

ディズニー映画化の話も驚きです。とても気になります。

 

2006年10月19日23時33分03秒 お名前総合科学

 紫野さん、メルマガ購読ありがとうございます。

少年少女世界の名作文学」を今でも持っているとはうらやましい。

 いつもは「私の頭の中は空っぽで、考えることはできません」

と言って責任放棄しているひょうたん

「「無」から「有」は作れません」と説明する部分は、何だか理屈っぽくて滑稽でした。

 この部分は一つの読みどころでしょう。

 ディズニー映画化について検索しても、その後の続報は出てきません。

 原作と同じく、これも夢物語だったのでしょうか。

 

2006年10月22日03時56分50秒 お名前:ひろき(H.O.)

 孫悟空に出てくるひょうたんなのかなとも思いましたが・・・。

 ●読んだことないしタイトルも知らない

 すごい結果となりました。

「読んだことある」

が、コメントを寄せて下さった紫野さんと私だけですか。

 その他の93%の方が「読んだことないしタイトルも知らない」だとは。

「読んだことないがタイトルだけは知っている」

の方が少しはいるかと思っていたのですが。

 昭和は遠くなりにけり、ということでしょうか。

 それにつけても、ディズニーがこの作品を発掘したというのはどんないきさつがあったのでしょうか。

 

 ひろきさんが書いている“孫悟空ひょうたん”とは、金閣大王銀閣大王が持っているという、名前を呼ばれて答えたら吸い込まれるひょうたんのことでしょうか。このエピソードは、孫悟空絵本にもよく取り上げられる有名なエピソードです。確か『ルパン三世』でもこのひょうたんが出てきて、ルパン次元、五右衛門のルパントリオが吸い込まれて、くびれの部分で五右衛門の斬鉄剣がひっかかって助かる、というシーンがありました。

西遊記』は、メルマガ発行を中断している間にも、手塚治虫映画が公開されたり、香取慎吾TVドラマが放送されたりと、取り上げたい、と思っていました。また近々機会があれば読んでみたいと思っております。

 

。.:*:・'゜☆。*:。.:*:・'゜☆。*:。.:*:*:。.:*:・'゜☆。*:。☆

 

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ひょうたんから水 この形がいい!

  http://yorodzu.seesaa.net/article/25080905.html

   ↑これはアイディアです。  

  

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(追記)

 ディズニー映画版がついに完成したようです。

 

公式サイト? http://ent.sina.com.cn/f/m/hulumimi/index.shtml

 

DVD? http://www.quick-china.com/movie/detail/dj12474.html

 ↑注意!リージョンコードが違うので日本機器では見られないはずです。

 

北京メディアウオッチ ディズニー合作 「宝のひょうたん」公開へ

  http://pekin-media.jugem.jp/?eid=124

みどりの果敢な北京生活  浮気しても料理が美味いほうに戻る+映画「宝のひょうたん」in北京

  http://blogs.yahoo.co.jp/yorinotorimidori/50615546.html

  

(追記)

Yahoo!知恵袋 このお話の題と作者が分かりません

  http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1215836882

  ↑リンクされていました。ありがとうございます。

虫めづる姫虫めづる姫 2007/03/22 02:11  はじめまして.「張天翼 宝のひょうたん」で検索中にこちらにたどり着きました.私はこの本を,当時家にあった「少年少女世界文学全集」(すみません,タイトルがあやふやです.ちなみに会社は確か学習研究社,「宝のひょうたんの秘密」というタイトルで収録されていました)で知り,以来大好きで何度も読み返したものです(今でも多分実家にあるはずです.今度帰省した折にでも探してみます).是非原語でも読んでみたいものです.懐かしいです.

nazegakunazegaku 2007/03/22 22:15 虫めづる姫様、コメントありがとうございます。
(ちなみに私は『虫愛づる姫君』は読んだことありません。検索すると、結構人気のある作品のようですね)
 検索されたのなら辿り着かれたと思いますが、私も検索してみました。
“少年少女世界文学全集”(全24巻、学研)の
『16 宝のひょうたんの秘密/石の花』のようです。
 訳者として“那須田稔”の名がありますが、中国語もロシア語もできる方なのでしょうか。詳細不明です。
 あと、講談社の“世界の名作図書館”弟10巻にも『宝のひょうたん』が他の作品と一緒に入っています。
 これも那須田稔さんの訳のようです。
  http://www.umi-neko.com/book/sekainomeisakusono1.htm
 ということはまとめると、『宝のひょうたん』の翻訳は
◎松枝茂夫・君島久子訳(岩波少年文庫)
◎魚返善雄訳(小学館)
◎那須田稔訳(学研、講談社)
があるということでしょうか。(まだ他にもあるかもしれませんが)
 これらの本が発行された当時、このような少年少女向けの名作文学全集が各社から競うように出されていたのでしょう。
 原語で読むとは中国語学習のいいアイディアですね。好きな本を教材にすればはかどるでしょう。

nazegakunazegaku 2007/03/22 22:32 (追記)
◎宝のひょうたん 斎藤秋男・訳(文研児童読書館、1970、1976年)
もあるようです。

マオマオ 2012/04/15 15:31 はじめまして。母が小学生の頃に買ってもらったという「少年少女世界文学全集」の「中国編」に載っていたのを、私が小学生のときに読みました。
次々に欲しいものが出てくる宝のひょうたんに、私もワンパオの様子と一緒にわくわくしました。(ネタばれ)結末で、ひょうたんはものを出すのではなく盗んでいることが発覚し、ワンパオが焦って落胆したときに私も焦りました。また、欲しいものが手に入ったときには、なんでこうなったのかを振り返って思い出す方がいいのかな、と感じさせられました。
生き生きとした描写で、わくわくできる小説でした。
復刻してほしいです、もっとたくさんの人に読んでもらいたい話です。
話題に取り上げてくださり、ありがとうございます。

nazegakunazegaku 2012/04/15 21:01 お母さんが子どもの頃の本ですか!そういえば私も子どもがいてもおかしくない年齢でした。
私が子どもの頃くらいまでは『宝のひょうたん』は複数の本が出ていたのですが、最近は忘れられたようになっていますね。
大人になってから読み返すと、子どもの頃とはまた違った読み方ができますね。
かつて少年少女だった大人が読み返し、子どもにすすめ、次世代に継承していきたい古典児童文学ですね。

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2006-10-09 (月) 「うごめく」を漢字で書くと?

[]「うごめく」を漢字で書くと? 「うごめく」を漢字で書くと?を含むブックマーク 「うごめく」を漢字で書くと?のブックマークコメント

「うごめく」を漢字で書くと?

【蠢く】

 新しく漢字辞典の広告新聞に出ていて、例として載っていた。

 

【蠢く】

 虫がはうように絶えずもぞもぞ動く。蠢動(しゅんどう)する。

「蛆虫(うじむし)が―・く」「暗黒街に―・く者たち」

 (Yahoo!辞書 より)

 

 何でも、この漢字を分解すると「はる、むし、むし」だから「はむむ」の見出しでも引ける辞書だとか。

 同じく、

 

ひょう‐ふう〔ヘウ‐〕【×飄風・×飆風】

 急に激しく吹く風。つむじかぜ。はやて

 (Yahoo!辞書 より)

 

に使われている「飆」の字は、「いいい」で引けるとか。

 

 こんな漢字があるというのも面白いが、こんな引き方があるのも面白い。

 何でも、「部首・画数・音訓引きに次ぐ新しい引き方“漢ぺき君”」だとか。

「漢ぺき君」とは電話漢字の書き方を伝える要領を簡略化し構成要素の読み・名称の頭文字をおおむね筆順でつなげて漢字見出しとします

 公式サイト http://sanrui.co.jp/

  

「うごめく」

は、春の下に虫、ということから、真っ先に「啓蟄」という言葉を思い出した。

 なかなかいい感じの漢字だな、と思っていたのだが、ネット辞書で調べてみると、例として挙げられている文章が、どうもあまりいいイメージの使われ方ではない。

 細長い虫が蠕動しているというイメージなんだろうか。

 そういえば今漢字変換して思い出したのだが、王蟲(オーム)に使われている「蟲」という漢字もあった。

 これなら「むむむ」で調べられるのだろうか。

 なぶる【嬲る】は「おおお」か。

 

 この「漢ぺき君」方式を使った辞書

 

 

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