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森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

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2006-11-29 (水) 水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)鑑賞記第6回

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弟11話 さすらいの勇者  脚本 宮川一郎  監督 西河克己

 

 宋江や梁山泊とのつながりが疑われる花栄が行方不明となり、都に住む花栄の妹・玉蘭(松木路子)の周囲も警戒が厳しくなる。玉蘭の兄・黄信(峰岸降之介)も都に呼び寄せられ、花栄の探索を命じられる。

 玉蘭に密かに花栄の手紙が届き、玉蘭は会いに行く。しかしそれは、高求の部下・唐亮(武藤昌生)に感づかれる。

 梁山泊に頭を痛めている高求。そこに賄賂を持ってきて便宜を求めるのは張文遠(神田隆)。

 さすがのわしでもこれ以上の便宜は無理だ、これだけ儲けてまだ儲けようとするのか、とあきれる高求。

 博打と喧嘩ばかりのお前のパトロンになってここまで育ててやったんや、まだまだ儲けるで、と切り返す張。

 国広しといえど、わしを脅迫することのできる者はお前だけだ、何とかしよう、と言う高求。

 最近嫌なことばかりだ、と嘆く高求に、気晴らしに水芸でも見に行きましょう、と誘う張。

 

 都では最近やって来た旅芸人一座の水芸が話題になっていた。一座の座長は白秀英安田道代)が美人だということも話題で、張文遠の狙いもこれであった。

 桟敷席で水芸を見る二人。しかし、白秀英の狙いも張文遠であった。彼女は扇子に「今晩是々の所へ来るように」と書き、張文遠に投げる。

 

 今から10年前、都に白ぎょくさい(漢字不明)という立派な商人がいた。張文遠は彼を酔っ払わせた上に川に落として殺害し、彼の商家を乗っ取ったのである。番頭の周(本郷秀雄)は遺児の白秀英を引き取り、旅先で覚えた水芸で生計を立てながら復讐の機会を狙っており、今回都に入ったのである。

 この旅の一座に花栄(原田二郎)も同行し、弓の芸を披露しながら一緒に都入りした。

 花栄は周から事情を聞き、白秀英のあだ討ちを手伝う決心をする。

 

 白秀英は一室で張文遠を待つが、やって来たのは高求。高求は張文遠を襲うが、花栄が救出。

彼女のヒモにしてはすごい殺気だ。待て、お前は花栄!」

 花栄が都にいることを高求に知られる。

 

 高求は黄信を呼び、花栄に通じていないことを証明させるため、玉蘭から兄の居場所を聞き出すことを命じる。玉蘭を鞭で打って拷問にかける黄信。高求は中断させ、必ず花栄を逮捕するように命じる。

 

 家で玉蘭に詫びる黄信。花栄は今後の世の中に必要な人だ、捕まえることができない、と言う。

 玉蘭毒薬を飲んで自殺、死ぬ前に、私に構わず兄を逮捕して、と言う。

 

 梁山泊では、林冲に登竜(林道紀)が伝言を告げに来る。旅芸人の一座が都に入り、その中に弓の名人がいる、ということである。早速都に向かう林冲。

 

 高求は唐亮に白秀英について調べさせ、張文遠の過去悪事を知る。このことを利用して花栄を逮捕する計画を立て、白秀英の一座に特別公演の見学を申し出る。

 高求は白秋英一座の特別公演を黄信と張文遠を伴なって見学

 白秋英は「親の仇討ち」と宣言して張文遠を刺そうとし、張文遠

「今のはデタラメです、高求様、お助け下さい」

「これは芝居じゃ。皆の者、手出しせずに見学せい」

「さては始めからこのつもりで。それなら……」

 腕力に勝る張文遠は逆襲するが、花栄の放った矢に絶命。

「この矢は花栄の矢じゃ。皆の者、捕らえよ」

 そこに林冲が現れ、雑魚どもを相手にしている間に花栄と黄信の一騎打ち

 

「兄上、どうしてあのまますぐに梁山泊に行かなかった」

 二人は同時に相手に切りつけるが、黄信の刀は刃がこぼしてあった。

 

 

 悪徳商人・張文遠の喋りは、時々大阪弁が混じる。大阪弁商人言葉というイメージなのだろうか。ついでに屋号が“越後屋”だったりして。

 

 このドラマ水滸伝』では、原作に出てくる登場人物が別の役割で出てくることがあります。

 今回登場した白秀英は、原作では雷横と因縁ある旅芸人です。そのことについて、以前メルマガで書いたことがあります。

■[名作文学]水滸伝 梁山泊に集う108人の英雄の物語

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20060920

 

 それにしても、なぜ花栄は旅芸人と同行して芸を行いながらというまどろっこしいことをしながら都に入ったのだろうか。馬でさっさと都入りしてさっさと妹を連れて梁山泊入りをすればよかったのに。しかもあだ討ちの手伝いまでして、一体彼は妹に会ってどうするつもりだったのか。

 

 夫に妻を拷問させる冷酷な高求。黄信も玉蘭もなぜいつまでも高求の命令に従おうとするのか。このような高求を見限り、一緒に花栄の所に行き、一緒に梁山泊に行くべきだったのだ。

 しかし組織を離れる、というのは大きな壁なのである。組織を離れれば自由になれるのだが、なかなかそこまで発想の転換をするのは難しいものなのである。

 しかし玉蘭毒薬を飲んだのは黄信が離れた一瞬の間だった。この時を予感して身近に置いてあったのだろうか。

 

 林冲に伝言を伝えた登竜(林道紀)。梁山泊のその他的なメンバーの中で、いつも林冲の近くにいて一番画面に映っており、時々一言程度の短いセリフがあった人物である。今回ようやく名前を呼ばれ、少し長いセリフを喋った。

 

 花栄に向かい、

「あなたと黄信どのが気になる昨今。

 まるで同じ星の下に生まれたような」

と言う林冲。その通りです。何でその通りにならなかったのか。

「兄上、どうしてあのまますぐに梁山泊に行かなかった」

との黄信の言葉、まさにその通りです。妹を呼びに都に来ない方がかえって良かったのかも。

 しかし何で黄信が死んでしまうのでしょうか。正真正銘の108星の一人で原作では一緒に梁山泊入りするはずなのに。この脚色は納得がいかない。

 

 舟に乗って都を去る白秀英と周。他に沢山いた劇団員はどうなったのだろう。

 それにしても、高求の目前で高求おかかえの商人を殺しておきながら、よく助かったものだ。

 いやもしかしたら、これは高求には珍しくあだ討ちの手助けをしてやり、罪を問わずに見逃してやったのだろうか。

 いくら花栄を捕まえるためとはいえ、自分の恩人でもあり賄賂をくれる豪商犠牲にするのは釣り合わないのではないか。そこまで花栄が憎かったのだろうか。

 

 虫の息の黄信を馬に乗せ、せめて梁山泊に葬ってやろうとした花栄であったが途中で黄信は落馬して絶命。

 林冲と花栄は黄信を葬り、梁山泊に向かう。

  

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弟12話 二竜山の対決  脚本 宮川一郎  監督 西河克己

  

 冒頭、林冲と公孫勝の勝負。公孫勝が術を使って林冲を苦しめるが、林冲が術を破る。

「さすが、林冲どの」

 公孫勝は林冲が心の中で楊志(佐藤允)と魯智深(長門勇)のことを考えていることを見破る。

 

 その頃楊志は放浪の末、再び都に戻り、高求に謁見していた。

 楊志は一兵卒からでもやり直したい、と頼むが、高求は「一度失敗した者を二度と使う気はない」と席を立つ。

 高求の副官が

「わしに金を持ってくれば将校として取り立ててやる」

と言う。

 市場で刀を売って金を作ろうとした楊志であるが、ならず者・牛二(松崎眞)にからまれ、かっとして斬り殺したため再び放浪の身に。

 

 一方魯智深は、ものもらいをしていたが、実入りは少ない。この近辺は二竜山山賊達に荒らされたので誰もが余裕を失っているのである。

 魯智深は病気で苦しんでいる歌い子・鳳春(岡田由紀子)を見つけ、病院に連れて行ってやる。手遅れになれば助からなかったということで、回復した鳳春と魯智深は仲良くなる。しかし鳳春の父親は、この二人の仲を気に入らなかった。

 

 二竜山は都・開封と梁山泊の中間に位置する天然の要害で、ここに山賊が住み着き、猛威をふるっていた。

 二竜山山賊の頭領・錦毛虎(近藤宏)が鳳春を見受けに来るということで、鳳春は魯智深に助けを求めに来る。魯智深は錦毛虎を追い払う。しかし鳳春の父親は羽振りのいい錦毛虎とつながりを持つことが希望であった。

 

 魯智深は荒れた村の家の中で鍋を煮ている楊志を発見。村を荒らしたのは楊志だと思い、楊志に襲い掛かる。

 しかし死んだように倒れていた村人から、村を荒らしたのは二竜山山賊だと聞かされ、仲直りする。

 二竜山への敵意を募らせる二人。

 

 錦毛虎は賄賂を持って高求に謁見し、二竜山山賊達を近衛軍として編入してくれと要求。

 いずれ梁山泊との全面対決の際、必ずや役に立って見せる、という必死の説得に高求も心動かされ、錦毛虎を二竜山守備隊長に任命する。

 近衛軍所属となり、そのしるしである黄色いマフラーを巻いた錦毛虎は、再び鳳春を訪ね、嫌がる彼女を気絶させて二竜山に連れて行く。

 

 山の中で野宿した翌朝、魯智深は鳳春に会うために山を下りる。

 鳳春は錦毛虎に嫁にやった、という鳳春の父親に怒った魯智深が頭を殴ると、死んでしまう。

「またやってしまった」

反省する魯智深。

 二竜山山賊要塞の門前で楊志と合流した魯智深。

 楊志が寝ている間に懐の中に公孫勝が作戦を記した手紙を入れてあった。その作戦の実行を始める二人。

 

 錦毛虎は官軍に編入されたことを祝って宴会を始めるが、副頭領ら喜ばない一派がいた。

「わしらはこのままの方がいいんですがね」

「頭の悪い野郎ばかりだ。命を張って村を渡り歩いているより、座って税金のおこぼれにあずかっている方がいいに決まっている」

 鳳春には相手にされないし、折角高求とつながりを持った錦毛虎であるが、その後が良くない。

 

 そこに副頭領が、村人達が魯智深を捕まえてきた、と知らせに来る。

「村人達に捕まるようなやつではないが」

といぶかしがる錦毛虎に、

「女にふられて酒を飲んで酔いつぶれていたということです。その代わり村人達は、しらばく村を荒らさないでくれということです」

ということで、門を開ける盗賊達。

 楊志が魯智深を縛って入ってくるが、縄を振りほどき、二人が暴れ始める。

 応戦する錦毛虎派。しかしさらに梁山泊から林冲・扈三娘らの援軍が到着、二竜山軍に襲いかかる。

 

 

 刀を売る楊志にからむ牛二。かなり怖そうな感じの人である。エンディングの配役を見ると、「松崎眞」となっている。これはもしや、笑点座布団を運んでいたあの方ではなかろうか。私の記憶ではかなり恰幅が良く、それにいつもニコニコと「手を挙げて横断歩道を渡りましょう」と言っていたイメージがある。しかしドラマでは恐ろしい感じでしかもスリムなのでこの二人が結びつかない。はてなダイアリーキーワードでは「松崎真」となっています。松崎さん、俳優だったのですね。

 

 前回登場時には晁蓋を助けて颯爽と活躍していた魯智深が、なぜか物乞いをしています。放浪の身は浮き沈みが激しいものなのか。

 物乞いをして食べる物もない魯智深が急病の鳳春を医者に連れて行く。診察代はどうなったのだろうか。

 

 今回、二竜山山賊の頭領として、錦毛虎という人物が登場します。

 原作では宋江が花栄を訪ねて行った時に出会い、後に捕われた宋江を助けて梁山泊入りした山賊の頭領の名が燕順あだ名を錦毛虎となっています。

 このドラマ版では第8話 青州の妖精 がその辺りのエピソードです。

 この回でも山賊は出てきて、天本英世演じた頭領の名はエンディングの配役表では「白面郎」となっており、さらに、「燕順 上西弘次」という表記もありました。

 今回登場した錦毛虎、山賊として悪事を働きながらかなりの上昇志向を持っていて、高求に近衛軍編入を持ちかけるとは、大胆な発想力を持っているようです。とはいえこれは、原作梁山泊が招安されたことがヒントになっているんだろうな。

 

 魯智深と楊志の争いを止めたのは、死んだように倒れていた村人であった。

「このお方がわしらを殺したのではない。

 わしらを殺したのは二竜山山賊どもたちだ」

 しかし、まだ死んでいない人が「わしらを殺した」というのはおかしい。

「村を荒らした」くらいが適当な言い方ではないか。

 いやもしかしたらこの人は本当に死んでいて、幽霊が話しているのだろうか。

 

 山の中で焚火をする魯智深と楊志。そこに病気になった母親の見舞いに行く途中の公孫勝が現れる。

 林冲ですら敬語で話しかける公孫勝だが、魯智深はタメ語で話しかけているぞ。

 一方、公孫勝は魯智深に敬語で話している。

 ここら辺、魯智深のキャラクターの面白い所である。

 

 連れてきた鷹の足に手紙を巻いて梁山泊に魯智深と楊志の二竜山退治のことを知らせる公孫勝。

「ここから梁山泊まで100里。1日で着くだろう」

と言ってる割には、林冲達の援軍が到着するのは早過ぎないか。

 

 錦毛虎と一部の部下の間には方向性の違いがあるようだ。山賊をしていながら官軍編入を望む錦毛虎は、インテリ志向があるのだろうか。バリバリ現場派というより、ホワイトカラー管理職的な人物像である。

 魯智深が村人達に捕らえられた、と聞いてすかさず

「村人達に捕まるようなやつではないが」

と疑問に思うなど、頭も悪くはないようである。

 

 扈三娘が敵に囲まれてピンチになっているのを楊志が発見

「扈三娘!」

と叫んで救援に向かうが、敵が大勢寄ってきたために応戦。そんなことをしている間に林冲が扈三娘を救出。これを見た楊志が「くそー」と。

 色々なサイトを拝見しますと、楊志は運が悪い、という記述が目立ちます。このドラマでもこんな所に運が悪いエピソードです。

 

 魯智深が錦毛虎を成敗し、鳳春を救出。父親を撲殺したことを詫びる。

 鳳春は、魯智深に連れて逃げるようにお願いする。

 

 二竜山の副頭領以下生き残りの連中が楊志に、二竜山の頭領になるようお願いする。

「林冲、梁山泊の出城が一つくらいあってもいいだろう。

 俺はお前さんと張り合うことは望まない。特に女にかけてはお前さんにはかなわない」

と言って二竜山の頭領になることを選択した楊志。

 

 そして魯智深は梁山泊に入ることを決意。

 しかし魯智深は鳳春に、別の場所で待つように言っていたのだった。

「鳳春、待っているだろうな。仕方がない。俺みたいな男。女に惚れられる柄じゃねえや。これでいいんだよ。これでな。ハハハ……」

 いやしかし、これでは残された鳳春の身の上が心配です。山の中に一人待ちぼうけで、この先どうなるんでしょうか。また悪い連中に捕まらないでしょうか。金のために娘を売り渡す悪い親だったとはいえ、父親を殺したのですから、今後の身の上にも責任を持たないと。

 しかし今まで散々「女と酒が好きだから」という理由で朱武達の少華山から出て行き、梁山泊入りも拒んできたのに突然「女に惚れられる柄じゃねえや」とは、性格が変わっていませんか?

 梁山泊に連れて行くとか、二竜山に置いてもらうよう話をつけるとかできなかったか。ともかく騙すのはいけない。正直に話し合うべきではなかったでしょうか。

 

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2006-11-27 (月) 水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)鑑賞記第5回

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弟9話 宋江・危機一髪  脚本 池上金男  監督 小沢啓一

 

 宋江が梁山泊に入ったという知らせを受け取る高求。

 捨ててはおけん、と高求が考慮していると、突然現れたのは、黄文柄(川合伸旺)。

 林冲を陥れるために宋江を利用しましょう、と入れ知恵する。

 黄文柄、お主も悪よのう。

 いやいや高求様にはかないません、という会話が交わされたとか交わされなかったとか。

 

 武松らと武術稽古をしている林冲に、扈三娘が、宋江が出て行ったという知らせを持ってくる。

 父親が危篤という知らせが来たため、置手紙を置いて出て行ったのである。

 早速、戴宗が調査に派遣された。

 

 故郷実家を訪ねる宋江。父親の宋大公(見明凡太朗)や弟の宋清(秋山文人)に再開するが、見張っていた黄文柄ら役人に捕われ、裁判の結果、江州に流刑されることになる。

 この知らせは林冲に報告され、林冲・扈三娘・武松・戴宗が相談の結果、この4人で宋江救出に向かう。

 4人は宋江を奪おうとするが、黄文柄が待ち伏せていて失敗。

 江州出身の戴宗が先回りして宋江をサポートする作戦に変更する。

 

 江州では、漁師の頭・張順(長谷川明男)が牢獄長・呂範(木島一郎)と談笑中。

 そこに戴宗が現れ、旧友の張順が声をかける。

 戴宗は、張順の紹介で呂範の用事を引き受ける。

 それは、遠く離れた土地の茶店に忘れてきた公金を取り戻すということ。

 茶店の店主・まむしの趙三(北九州男)は怒って戴宗にかかってくるが戴宗は強く、逆にやっつけて忘れ物を取り返す。

 呂範の危機を救った戴宗は、呂範の口利きで牢獄の監視長に採用される。

 そこで戴宗は宋江を迎え、宋江を監視長の使い走り扱いとし、外出も可能な自由な待遇となるよう計らう。

 

 江州知事・蔡九(清川新吾)は宰相・蔡京の一人息子である。

 黄文柄は蔡九に、宋江を厳しく罰せよと申し入れるが取り合われないため一計を案じ、宋江を蔡九知事暗殺犯の犯人に仕立て上げ、さらに宋江が謀反をたくらむ文書をでっち上げる。

 怒った蔡九は宋江を逮捕、激しい拷問を加える。

 

 

 冒頭、梁山泊入りする宋江を迎える梁山泊の面々。

 小舟に乗ってきた宋江を林冲が迎えている。

 しかし確か前回の最後、宋江は林冲はじめ扈三娘・鉄牛・史進らと一緒に梁山泊へ向かったのでは?

 この冒頭のシーン、どう考えても前回の最後とつながらない。

 

 高求に入れ知恵する黄文柄、最近参謀に取り立てられた近衛軍将校である。

 横山版では今回の江州での事件において、悪徳商人として宋江を密告する人物ですが、今回のドラマでは高求腹心の役人として登場、悪徳工作を行います。

 髪はもじゃもじゃでもみあげもたっぷりあるむさくるしい髪型で丸顔の、結構暑苦しい顔立ちですが笑顔がさわやかで、意外とさわやか系です。私にはあまり悪人には見えず、むしろ梁山泊入りしてもおかしくない好漢のように見えます。

 私としては、NHK大河ドラマ新選組!』での永倉新八山口智充)にイメージが重なるのですが、間違っているでしょうか。

 或いは、常に笑顔でいることに限って見れば山南敬助堺雅人)系か!?

 演じた川合伸旺を検索してみると、時代劇の悪代官役として非常に著名な方のようです。

 私には悪代官のようには見えないのですが……。

 

公式サイト 

 http://www.hikousen.com/~kawainobuo/

ウィキペディア 川合伸旺

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E5%90%88%E4%BC%B8%E6%97%BA

悪代官・川合伸旺

 http://homepage1.nifty.com/keidora/hdaikan.html

 

 宋江が父危篤の知らせを受け取って誰にも知られずに出て行ったということである。

 しかし、王倫の時も指摘しましたが、そもそも梁山泊の周囲には見張りが厳重にされているので、梁山泊中の人間に、誰にも知られずに知らせを届けることも、誰にも知られずに梁山泊を出て行くことも不可能なことではないだろうか。その辺り、このドラマでは進行上スルーされています。

 

 今回登場した梁山泊の主力メンバーは、林冲・扈三娘・武松・戴宗の4人。武松・戴宗は久々の登場です。

 一方、梁山泊にいるはずの鉄牛や史進はもちろん、朱仝や雷横も登場しません。

 さらに、首領になったはずの晁蓋も、あれから一向に登場しません。

 林冲・扈三娘以外のメンバーはローテーション出演なのでしょうか。

 

 なぜか遅れて江州入りした武松。舟のただ乗りをしたということで、漁師達と争いになる。

 やがて漁師達の頭・張順が登場、原作とはメンバーチェンジした武松VS張順という夢の対決が実現。

 原作の鉄牛VS張順と同じく、陸では武松が優勢だったが戦場が海上に移ってからは張順が優勢。

 やがて戴宗の仲介で二人は和解

 しかし、林冲と扈三娘が梁山泊に帰る一方で武松が遅れて江州入りするとは、どんな作戦なんだろうか。

 

 黄文柄の罠にはまった宋江。さすがに戴宗も手が出せない。

 原作と少し違うところがありますが、果たして次回にはどんな展開が待っているのやら。

 

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弟10話 梁山泊軍江州に躍る 脚本 池上金男 監督 小沢啓一

 

 黄文柄(川合伸旺)は、宋江を早く処刑するよう江州知事・蔡九(清川新吾)をせっつくが、蔡九は都にいる父親でもある宰相・蔡京に問い合わせてみる、と主張。神行法を持つ戴宗(黒沢年男)を都に派遣する。

 戴宗は都には行かず、梁山泊に行って相談する。

 運良く梁山泊に公孫勝(寺田農)が来ており、林冲などを含めて作戦会議を開く。

 公孫勝は、宋江を都によこせという偽の手紙を作成して渡し、さらに少数の幹部が江州に向かうことを提案。

 早速公孫勝は偽手紙を作成して戴宗に持たすが、林冲が手紙の間違いに気付く。

 林冲・公孫勝・扈三娘・史進の4人が江州に向かう。

 

 一方江州では、武松(ハナ肇)が一人で牢破りを実行。大男の獄卒(団巌)を倒したのはいいが、宋江をおぶって逃げようとしている時に見回りに来た黄文柄と牢獄長・呂範(木島一郎)に発見される。

 呂範を人質にして逃げようとする武松であるが、黄文柄は「人質になるような役立たずには用はない」と言って部下達に弓を引かす。呂範は死に、武松は堀の中に転落。

 

 偽の手紙を見破った黄文柄は戴宗も逮捕し、二人の処刑の期日を早める。

 林冲来襲にそなえて抜かりなく準備する黄文柄。そこに、高求(佐藤慶)が近衛軍を連れてやって来る。

 高求は直々に手配し、黄文柄に、城の守りを固めるよう指令を出す。

 

 宋江と戴宗の処刑の直前、武松が乱入。さらに梁山泊の4人も割って入る。

 宋江と戴宗は救出したが、城の出入り口はふさがれ、逃げ場がなくなる。

 そこに張順が来て、抜け道を案内。

 張順が水門を開き、梁山泊の連中を逃がすが、そこに黄文柄がやって来る。

 黄文柄と張順の一騎打ち。黄文柄が優勢になり、張順が危なくなった瞬間、やりが飛んで来て黄文柄の首を貫く。

 

  

 蔡九は宰相・蔡京の一人息子のボンボン政治家であるが、なかなか筋が通っていて、黄文柄の命令にも簡単には従わない。

 公孫勝が久々の登場。梁山泊組では、林冲・扈三娘に史進が登場。しかし又しても晁蓋の登場はなし。

 いくら何でもこの大事な時に首領不在で作戦会議はないだろう、と思っていると、どうやら晁蓋は一軍を率いて遠征中らしい。作戦会議の中で、公孫勝が、近いうちに帰還予定の晁蓋率いる一軍を後詰めとして江州に向かわせよう、と言っていた。ということは、どこかに遠征しているのだろうか?その遠征軍の中に鉄牛や朱仝・雷横らもいるのだろうか?

 

 偽の印鑑を作成したはいいが、間違って作成してしまった公孫勝。詰めが甘かったか。

 

 武松は林冲の許しを得ず、勝手に来ていたようです。

 人質の呂範の犠牲も構わずに攻撃する黄文柄の冷酷さ。

 なかなか有能な人物であるが、さらに高求が

「お前には任せておけない」

と直々に乗り込んで来る。これでは奮闘する黄文柄にちょっと気の毒な気がする。

 

 笑顔のさわやかな悪役・黄文柄であったが、その最後はすさまじかった。

 武松のやりの腕前は花栄の弓並みか!?

 しかしこれで黄文柄の出番が終わりだとは残念な気がする。以後ライバル悪役としてしばらく出てほしかった。

 

 

 最後、舟に乗って逃げる林冲達に向かって「林冲!」と叫ぶ高求。

 林冲がヤリを投げると、高求の後の壁に刺さる。

 これが命中していれば高求も終わりだったのに。

 

 今回のタイトルは「梁山泊軍江州に躍る」。横山版では、梁山泊の主要メンバーが馬でやって来て暴れていた。

 このドラマ版も、それこそ晁蓋率いる一軍が駆けつけるかと思っていたのだが、どうやら最小メンバーで方がついたようだ。

 

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たのみこむ 日本テレビの「水滸伝」のDVD化を!

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水滸伝倶楽部  http://nazede.gozaru.jp/suikoden.html

 

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2006-11-26 (日) 愛の一家 優等生版 家庭・学園物語

[]《メルマガ》露悪趣味小説に疲れた時の一遍の清涼剤 『愛の一家』 《メルマガ》露悪趣味の小説に疲れた時の一遍の清涼剤 『愛の一家』を含むブックマーク 《メルマガ》露悪趣味の小説に疲れた時の一遍の清涼剤 『愛の一家』のブックマークコメント

◆◇【少年少女世界の名作文学ブログ・完全版】◇◆

第10回配本 愛の一家 優等生版 家庭・学園物語

    露悪趣味の現代の物語に疲れた時の一遍の清涼剤

メルマガ 少年少女世界の名作文学ブログ速読み版 の完全版です。)

  http://nazede.gozaru.jp/mmm.html

 

 毎月1回を目標としているこのシリーズ、今回は危なかったのですが、締め切り効果で発行することができました。

 なぜ遅くなったかというと、現在サンテレビで『水滸伝』を再放送していて、そのレポート作成に熱中しているからです。これについては、以下のページからご覧下さい。

 

 水滸伝倶楽部 http://nazede.gozaru.jp/suikoden.html

 

 そしてこのメルマガについては、メルマガ配信スタンドめろんぱんさんのオススメに選ばれました。

 これについては以下をご覧下さい。

 

■[名作文学][情報発信]《メルマガめろんぱんオススメに選ばれました

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20061115

 

 オススメとして恥ずかしくないように、今後も精進していきます。

 

 さて、名作文学情報です。

 映画トリスタンとイゾルデ』が公開されています。

  http://movies.foxjapan.com/tristanandisolde/

 トリスタンとイゾルデについては以前、『中世騎士物語』で少し触れたことがあります。

   http://nazede.gozaru.jp/mmm012.html

 ヨーロッパ中世英雄伝説に材を取ったこの映画、何とアメリカで製作されているようです。

 日本にいるとアメリカ映画ばかり話題になって、ヨーロッパ映画はあまり目立たないような気がします。

 

 名作文学映画化というと、これも以前取り上げた『飛ぶ教室』が最近新訳ということで新刊が出ました。

 

飛ぶ教室 (光文社古典新訳文庫)

飛ぶ教室 (光文社古典新訳文庫)

  

飛ぶ教室 [DVD]

飛ぶ教室 [DVD]

 飛ぶ教室 http://nazede.gozaru.jp/mmm004.html

  

光文社古典新訳文庫」の創刊ラインナップのうちの1冊に選ばれたのだから、すごいものです。

 あまり古典名作を出しているという印象がなかった光文社古典の新訳を出すというのも驚きです。

 以前、角川文庫古典名作を独立させて「角川文庫クラシックス」というシリーズを出していました。カバーシックな感じで洗練されていて、なかなか良かったと思います。

 こういった試みが評価されるようになってほしいものです。

 

 それから、フリッツ・ラング監督の『メトロポリス』のDVDが発売されたようです。

 

メトロポリス [DVD]

メトロポリス [DVD]

 この映画原作はテア・フォン ハルボウの『メトロポリス』。

 

メトロポリス (創元推理文庫)

メトロポリス (創元推理文庫)

 この作品は、このメルマガテキストにしている小学館の名作文学全集にも収録されています。

 DVD発売記念にこのメルマガテーマにしても良かったのですが、DVD発売を知ったのが遅く、間に合いませんでした。

 ということで今回は、クリスマスにちなんで『愛の一家』を読んでみました。

 

 私が子どもの頃、『まんが世界昔ばなし』という番組がありました。最初は短い童話を15分完結で放送していたのですが、後期には長編名作文学連続シリーズ化して放映するようになり、『ああ無常』や『若草物語』などを取り上げていました。『愛の一家』もそのなかの一本として放送されました。

 また、原作も一度だけ読んだことあります。内容は忘れてしまったのですが、クリスマス雪合戦と、アコーディオンを弾くフリーダという少年のことだけを断片的に覚えていました。

 

 さて、今回読んだテキストについて。

 

∽∽∽∽☆∽∽∽∽★ ◇◇◇  書誌的事項  ◇◇◇ ★∽∽∽∽☆∽∽∽∽8

1◆少年少女世界の名作文学28(名作文学50巻版)ドイツ編2(1968年

  ◇愛の一家  ザッパ原作 植田敏郎(訳) 宮脇紀雄(文) 古賀亜十夫(絵)

2◆カラー名作 少年少女世界の文学18(文学30巻版)ドイツ編2(1969年

  ◇愛の一家  ザッパ原作 宮脇紀雄(文) 古賀亜十夫(絵)

3◆少年少女世界の名作32(名作55巻版)ドイツ編5(1973年

  ◇愛の一家  ザッパ原作 宮脇紀雄(文) 滝原章助(絵)

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 1の名作文学50巻版と、2の文学30巻版は、文章も挿絵も同じものです。

 30巻版はカラー版なので、新たに彩色されています。

 また、3の名作55巻版は、挿絵が変わり、文章も所々削除されています。長い作品がカットされて短くなっているわけです。

 重厚長大の完訳主義が時代の流れでダイジェスト主義に方針転換したということなのでしょうか。

 

  

 物語は、ペフリングさんという音楽教師一家の物語です。家族構成は、ペフリング夫妻に7人の子ども、すなわち上からカール、ウィルヘルム、オットーマリエ、アンネ、フリーダー、エルゼ、それにお手伝いのバルブルクです。

 他の兄弟と違ったところがある、と書かれているフリーダーだけは覚えていました。お手伝いさんの名前はハンブルクだと思っていて、ドイツの地名のハンブルク記述を見るたびに、この耳の遠いお手伝いさんのことを思い出していたのですが、今見ると、バルブルクと記述されています。

 上の兄三人は典型的なドイツ的名前ですね。マリエとアンネは双子で、二人合わせてマリアンネと言われています。

 

 さて、雪合戦のエピソードですが、クリスマスを前にしたある日、ウィルヘルムと友人達が街で雪合戦をして遊んでいます。

 その中の玉の一つが偶然、歩いていた人に当たり、怒る通行人にさらに悪い奴が雪玉を投げつけるという事件が起こりました。ウィルヘルムは謝り、雪を払う手伝いをします。

 その後、この通行人の連絡で警官が調査に来て一人の子どもを捕まえ、名前を聞き、その子はウィルヘルムの名前をかたって罪をなすりつけようとします。

 その後、ペフリング宅に、ウィルヘルムに出頭するよう命令が来て一騒動起こるのですが、もちろん最後には間違いが分かって一件落着します。

 それにしても名前を聞いてから離さずに、その場で取り調べればこんな間違いなど起こらなかったのに。

 

 ギリギリの生活をしているペフリング家では、クリスマスもみの木を買う余裕がありません。フリーダーが市場でクリスマスツリーの露天販売を見ていると、もみの木配達の子どもに間違えられて、遠くの家までもみの木を運ぶ羽目になります。小さいフリーダーが大きなもみの木を担いでえっちらおっちら頑張りますが道が分からなくなり、とうとう家に帰って助けを求めます。これも兄達の協力で無事に配達でき、もみの木も新しく買ったので不用になったから、ということでお駄賃にもらうことになります。

 

 ペフリングさんが音楽家庭教師をしているロシア人が住んでいるホテルには、オットーの同級生である跡継ぎ息子・ルードルフがいます。勉強もせずに偉そうに命令ばかりして生意気な性格であり、ペフリングさんはルードルフの父親であるホテルの主人に助言します。ホテルの主人は気を悪くしたようで、ペフリングさんは後悔します。

 しかしその後、ルードルフは普通少年らしい生活をするために父親の妹の家に預けられることになり、ルードルフは改心し、父親もペフリングさんに感謝するわけです。

  

 ……とまあ、このようなエピソードの積み重ねで、基本的に良い人達ばかりが登場します。ちょっとした波乱はありますが、みな誤解が大きくならないうちに謝って一件落着します。

 だからまあ、読んでいて感動でき、癒やされ、安心できる物語です。

 しかし、現代の風潮から見ると、非常に優等生的とも思える物語です。

 

 例えば、バイオリンに熱心なあまり決められた制限時間を守らないフリーダーをペフリング先生は怒って、バイオリンを取り上げようとします。その時フリーダーは一瞬、バイオリンを抱えて抵抗するそぶりをします。ペフリング先生は、兄達でもしたことのない抵抗を受けて驚きますが、その抵抗も一瞬で、フリーダーはおとなしくバイオリンを渡します。

 このように、子どもは父親の言うことを聞いて当然、という倫理観が作品中貫かれています。

 今の時代の子ども達は、父親のTVゲーム禁止令をおとなしく聞くでしょうか?

 

 先ほど紹介した雪合戦のエピソードで、通行人にわざと雪玉を投げつけた少年は、退学処分となりました。

 その他にも色々と悪いことをしていたようで、学校側の観念袋の糸が切れたということです。

 悪い者は遠慮なく罰せられる、という倫理観。

 なるほど、このような世界観を“美しい”と理想化している人達がいるかもしれません。

 

 現在民放ゴールデンタイムで見られるようなドラマでは、子どもが親や先生などに抵抗することもよくある光景であるし、何せ14才で母親になるような時代です。

 ちょっとくらい悪ぶっている高校生が登場するドラママンガも当たり前のようにあります。

純文学”と言われるジャンルでも、聖人君子のような人ばかり出てくるのではなく、これでもかと露悪趣味を詰め込んだような作品は多いです。

 いつぞや、若い女性芥川賞を受賞したということが話題になりましたが、舌にピアスとかいう話題が出れば、謹厳実直を絵に描いたようなペフリング先生などは卒倒するかもしれません。ペフリング一家が現代の日本タイムスリップすれば、どう思い・どんな反応をするのでしょうか。

 とにかくまあ、このような風俗が当然のように一家のお茶の間の夕食時間に入り込んでくる時代になったわけです。

 作者のアグネスザッパーは政治家の娘で、夫は町長だそうです。お堅い家庭環境にいたわけで、なるほど典型的なPTA推薦的作品となっているのも納得できます。

 

……とまあ、この作品を茶化すようなことを書いてきました。

 今の子ども達が置かれている生活環境学校環境読書環境TV環境から見ると、余りにも毒がない、無菌的とも思える作品です。

 それは時代環境の変化のためであり、仕方ないことかもしれません。しかし、時代を超えて訴えかけてくるものもあります。

 『クレヨンしんちゃん』というお下劣なマンガが世代を超えた人気がある一方で、『サザエさん』のような作品もまた、世代を超えた人気があることも事実であります。

 現実の世界には色々あり、物語も色々あるのです。

 この混乱・爛熟する現代風俗文学児童文学はどう答えるか。

 結論は出ませんが、ただ一言、「心の中を強制することは反対」ということだけは断っておきます。

 

 何だか脱線しましたが、最後にまたこの物語に帰ってきて、ペフリングさんは子ども達の将来をどう考えているのでしょうか。

 ペフリングさんは音楽の教師をしていて、帰宅後は音楽家庭教師もしており、物語の最後には新設の音楽学校の教師に選ばれるほど、音楽の才能はあるようです。

 しかし、息子や娘達に音楽仕事を継がそうとは思っていないようです。

 7人いる子ども達の誰に対しても音楽を教えようとはせず、むしろ学科に励むよううるさく言っています。

 

 ただ一人、他の子ども達とは違っていると書かれているフリーダーだけは音楽の才能があるようで、父親に教わらなくてもアコーディオンバイオリンを見事に弾きこなします。

 私はフリーダーとアコーディオンを一セットにして覚えていたのですが、アコーディオンを弾いていたのは物語の最初の部分だけで、やがて古いアコーディオンは壊れ、弾けなくなってしまいます。

 その後、クリスマスプレゼントバイオリンをもらい、独習で上達します。

 しかしペフリング先生はこのフリーダーの音楽的才能も情熱も嬉しくないようで、バイオリンを弾く時間を1日2時間までと厳しく制限し、それを破ると怒ってバイオリンを取り上げ、1年間弾いてはいけない、と命じます。

 

 音楽家になるためには子どもの時代から英才教育が必要だと聞いた事があります。

 大切な少年時代に1年間もバイオリンを取り上げられれば、折角のフリーダーの音楽的才能もさびてしまいます。

 もしフリーダーを音楽仕事に就かせたいと思うならば、1日2時間とはいわず、できる限りの時間音楽に費やすべきでしょう。

 それ以上にフリーダー以外の子ども達は、もはや音楽家になることはできないでしょう。

 ということはやはり、ペフリング先生子ども達を音楽の道に進ませたくないのかもしれません。

 

 ペフリング家ではいつもギリギリの生活をしています。先生学校からの給金では足らずに、帰宅後の時間を利用して音楽家庭教師をしないとやっていけません。

 それでもいつも物が不足していて、新学期には子ども達の学校テキストや教材の購入にも困り、話し合いで優先順位を決めて選択しないといけないほどです。

(前にも書きましたが、私は子どもの頃、本の中でこういった描写を読む時、こんなのは昔の話だ、21世紀未来には貧困なんてなくなって、皆が平和幸せに暮らせる時代になっているに違いない、と思っていました。

 ところが現実には正反対で、むしろ格差が広がる方に向かっており、しかも自分自身が負け組かつ下流かつ経済弱者の生活を送る羽目になってしまいました。世の中には、格差があった方がいいと思う人も多いということなのでしょう。私は反対ですけど。)

 ペフリング先生は、子ども達も音楽の道に進めば、自分と同じような生活を送ることになると思い、それで子ども達には音楽から遠ざけているのでしょうか。

 しかし、政治家の娘に生まれて夫は町長という作者ザッパーは、経済的には恵まれていたと思うのですが。それにしては経済的苦労の描写は現実味があります。

  

 ということで、いい人や優等生ばかりが出てくる家庭ドラマ、『愛の一家』のお話でした。

 露悪趣味小説ドラマに倦み、疲れた時、一遍の清涼剤として安心できる名作、たまにはこんな作品を読むのも心の癒やしになるかもしれません。

 

∽∽∽☆∽∽∽★ ◇◇◇アカデミア 読書調査◇◇◇ ★∽∽∽☆∽∽∽8

  日本人の読書体験を徹底調査!!……とは大袈裟な。 

  この作品の読書体験を問う!

ドイツ作家アグネスザッパーの『愛の一家』を読んだことがありますか。

  

ある   (4票) 12%

ない   (28票) 85%

その他  (1票) 3%

 

開始:2006年11月26日/締切:2006年12月04日18時

協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

コメントありがとうございます。

2006年11月28日23時57分24秒 お名前:ひろき(H.O.)

 今初めて知りました。 ●ない

 

 ついでにもう一つ。

 現在サンテレビ再放送中で、目下これに夢中なため。

1973年日本テレビ系で放送されたTVドラマ水滸伝』(中村敦夫主演)を知っていますか。

 

知っている  (14票) 36%

知らない   (24票) 62%

その他    (1票) 3%

 

開始:2006年11月26日/締切:2006年12月04日18時

協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

コメントありがとうございます。

2006年11月28日01時41分39秒 お名前:Cathy

 「水滸伝」というドラマは知らないが、中村敦夫は知っている。●知っている

2006年11月28日23時58分35秒 お名前:ひろき(H.O.)

 中国ドラマなら見ましたが・・・。 ●知らない

 

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2006-11-23 (木) 水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)鑑賞記第4回

[]《水滸伝水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)鑑賞記第4回 《水滸伝》水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)鑑賞記第4回を含むブックマーク 《水滸伝》水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)鑑賞記第4回のブックマークコメント

弟7話 小旋風と黒旋風  脚本 宮川一郎 中川信夫  監督 中川信夫

 王倫の首を持って帰って高求に報告する何濤(堺左千夫)。高求は怒って何濤の額に“刑”の字を刺青させる。

 

 閻婆惜(青柳美枝子)が王倫に通じていたかもしれないという名目で高求は刑部の頭・宋江(大林丈史)に、閻婆惜調査を命じる。

 今頃閻婆惜を調査しても仕方ないのでは、と疑問を呈す何濤に、疑わしいのは宋江の方だ、女を調査させればボロを出すに違いない、と言い返す。

 この辺のシーン、高求&何濤は悪のトップ&部下としていいコンビである。

 

 宋江は閻婆惜を調べるが、「結婚して楽な生活をさせて」と迫られて困惑する。

 閻婆惜の部屋に、晁蓋からの手紙が入った書類入れを忘れたことに気付き、戻って寝ていた閻婆惜を起こして返すよう要求するが、逆に脅迫されたため発覚を恐れて殺してしまい、逃亡生活を送ることになる。

 

 高求は何濤に宋江追跡を命じ、何濤は朱仝(浜田晃)と雷横(長谷川弘)を伴ない、猛追。

 

 ある川辺で、朱仝と雷横は離れた所で休む何濤を離れて、梁山泊の出先機関である朱貴(太古八郎)の酒場に寄る。

 朱貴と阮小七(渡辺篤史)は二人に喧嘩を売り、最初は取り合わなかった二人もあまりに無礼な挑発に怒り出し、ついには喧嘩が始まる。やがて朱貴と阮小七が勝ち、宋江追跡の件を聞き出す。

 この知らせは梁山泊に知らされ、林冲と扈三娘が宋江救出に出動。

 しかし突然林冲が腹痛に襲われ、足止めを食うことになる。そのため林冲による宋江救出は遅れることになるのである。

 

 おうかい県(漢字不明)では、悪徳知事・洪全(田島義文)が農民達から重税を搾り取っていた。

 洪全が川で税金を納めない農民達を虐待していると、柴進(田村高廣)が止めに入って一悶着起こる。

 また、柴進の使用人・鉄牛(大前均)の家の牛・クロが税金の代わりに没収され、怒った鉄牛がクロを実力行使で取り返したため、鉄牛はお尋ね者となる。

 柴進は鉄牛と宋江をかくまうが、そのことは安許正(石山雄大)の密告により、洪全や何濤らに知らされる。

 

 洪全や何濤は朱仝&雷横や役人達を連れて柴進邸に乗り込むが、宋江らはうまく隠れて事なきを得た。

 しかし何濤は鉄牛の母親を捕らえて帰り、彼女人質に柴進や宋江を呼び寄せようとする。

 柴進は単身乗り込み、鉄牛の母親を取り返すが、逆に捕われる。

 洪全は柴進を人質として、宋江&鉄牛との人質交換の場所を死人河原に指定。

 柴進の屋敷の者はそれに応じるが、洪全側は裏切り、全員の逮捕を始める。

 そこにようやく林冲&扈三娘が登場、乱戦となる。

 柴進は洪全を斬り、何濤も阮小五・阮小七兄弟に斬られる。

 

 

 心配していた通り、高求の怒りに触れた何濤。しかし、殺されるのではなく額に刺青されるだけで済んでよかった。

 刺青をされてからは人が変わったように堂々とした何濤。それ以前はオドオドとしていたのに。

 額の刺青もなかなか凄みがあって強そうだったが、何濤自身は高求の下を離れてからは上に布を貼って隠していた。

 しかし刺青の効果は抜群で、朱仝と雷横を引き連れて大ハッスル

 しかし何で馬で追跡せず、走っていたのだろう。

 今後林冲を狙って活躍するのかと思っていたが、最後の乱戦で阮小五・阮小七兄弟に殺害されていた。

 

 前回弟6話で阮兄弟から宋江に渡された晁蓋の手紙

 この夜、宋江は何事もなく帰宅したはずである。

 今回の話はこの夜から日も変わっているというのに、宋江はこんな危険手紙をずっと書類入れに入れて持ち歩いていたのであろうか。

 また宋江は、この手紙を高求が読めば、晁蓋や林冲などの梁山泊に迷惑がかかる、と思っていた。しかし客観的に考えて、迷惑がかかるのは梁山泊ではなく宋江自身であろう。

 

 朱仝(浜田晃)と雷横(長谷川弘)は、何濤の部下として追跡に同行。あまり気が進まないようで、たびたび休憩を要求して何濤を困らせていた。

 朱貴と阮小七の挑発に乗らなかった二人であるが、やがて怒り出し、原作では見られない夢のタッグマッチが実現。しかし原作に即して考えればこの対決、朱仝&雷横チームが勝つのが順当ではなかろうか。

 このように最初はいいかげんだった二人も悪徳知事・洪全と合流してからは宋江・柴進追求を結構熱心に行っていた。彼らにとって恩があるのは晁蓋だけで、宋江・柴進に対しては特にいい感情がないのだろうか。

 なお、今回からエンディングクレジットでは「朱仝」が「朱同」と表記されていた。

 

 ウィキペディアでは「体格が良く、非戦闘員だが印象に残る存在」、とされている朱貴。

  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%B1%E8%B2%B4

 確かに朱仝や雷横に負けない体格をしているな、と思って見ていた。エンディングの配役では、太古八郎と書かれていた。たいことは神秘的な姓だ、と思って検索すると、何とあのたこ八郎さんのことだった。

 柴進役の田村高廣田村正和の兄だったり、このドラマの配役を調べると色々なことが分かってくる。まさにオールスターキャストである。

 

 林冲の突然の腹痛。私も時々そうなるので、他人事ではない悲劇である。

 林冲と扈三娘は洞穴の中で休むのだが、その洞穴の中には大きな大仏像が鎮座している。

 なかなか神秘的な場所であるが、何で寺ではなく、洞穴の中に大仏像が?中国にはこんな場所がよくあるのだろうか。

 

 柴進はオープニングで、三蔵法師夏目雅子)がかぶっていたような王冠のようなものをかぶって登場している。

 最初この人物を見た時、その上品な雰囲気から、玉麒麟と言われた盧俊義ではないかと思っていたものである。

 また、柴進の使用人として登場した鉄牛。これもオープニングの映像を見た時、私は東野英心かと思っていた。

 芸能関係には弱いのである。

 

 洪全に柴進を密告したのは、安という男。この男、柴進邸に同居している書生なのだろうか。その辺の事情番組中では把握できなかった。

 

 悪知事・洪全邸に到着してからは一転して宋江捜索に熱心になっていた朱仝&雷横であるが、最後の死人河原での乱戦の際の行動は映らず、謎であった。柴進や林冲&扈三娘と戦うシーンもなかったような気がする。

 一方、何濤は兜のてっぺんに羽をつけた豪華なよろいを着てハッスル。林冲とも剣を合わしたがそこでは決着がつかず、阮小五・阮小七兄弟に敗北した。

 

 宋江は柴進や林冲に礼を言って去って行く。

梁山泊に誘わないの」

と問う扈三娘に、

「宋江どのの心に任せよう。いずれその時が来る」

と答える林冲。

 

 鉄牛は柴進の勧めもあり、梁山泊入りが決まってはしゃぐ。このまま母親を残して梁山泊に行ってしまうのだろうか。

 そして、はっきりした説明はなかったが、どうやら朱仝&雷横も梁山泊に同行するようである。

 阮兄弟の隣に立っていたり、「俺も置いていかないでくれ〜」と言って追いかけていったりしていた。

 最後の乱闘では模様眺めをして中立を保ち、林冲達が到着後に寝返りを決めたのだろうか。

 

 一方、柴進は残るようである。あれだけ派手に知事の洪全達と激しい応酬をし、最後には洪全を斬ったのに、残るのは危険ではないだろうか。

 また、安なる人物はまだ柴進の近くにいるのだろうか。安の正体は?

 

 今回の物語、死人河原で始まり、死人河原で終わった。

 冒頭、「死人河原」という立て札の下で琵琶法師(大友純)が琵琶を弾いており、その近くを王倫の首を持った何濤が走って行く。

 そしてラストでは、梁山泊へ向かう林冲一行の遠景に、同じ立て札と同じ法師が存在していた。

 なかなか面白い構図である。

 

 宋江も柴進も未だ梁山泊に入らず。今後の展開が楽しみである。

  

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弟8話 青州の妖精 脚本 宮川一郎 中川信夫  監督 中川信夫

  

 高求の元に各地から賄賂が届く。その中の一つの箱を開けると、前回成敗された洪全・何濤の首が。

「悪政が続けば高求閣下もいずれ成敗されるであろう」

という意味の林冲の文が同封されている。改めて林冲への怒りがわく高求。

 

 その頃、九紋竜史進は失恋の痛手を癒やすため、少華山の朱武の元を離れ、黄河下流をさすらっていた。

 やがて、清風山の山賊達のところに居候する史進。

 山賊達は清風鎮の文官・劉高(高城淳一)の夫人・秀蘭(川村真樹)とその腰元・呂存姐(ろぞんひ)(土屋清美)、さらに宋江を生け捕ってくる。

 宋江と史進の要求で劉高の夫人達は返され、宋江と史進も山を下り、清風鎮の武官・花栄(原田二郎)のもとを訪ねて行く。

 花栄は二人を歓迎し、その夜、街の祭りに案内する。

 

 史進は飲み足りないと言って一人酒を飲みに行き、梁山泊から宋江護衛のために派遣されていた鉄牛に喧嘩を売られ、喧嘩となる。

 劉高夫人が花栄と宋江を発見山賊の仲間がいると劉高に報告。

 花栄と仲の悪い劉高は、この機会に花栄を山賊の仲間として陥れようとする。

 

 花栄が策略で離された後、宋江が逮捕される。

 宋江の耳が削がれようとする瞬間、鉄牛の斧が飛んできて宋江を救出。

 鉄牛・史進に加え、花栄も到着して宋江を釈放させて引き揚げる。

 怒った劉高は、つながりのある清風奉行・慕容(長島隆一)に、警備総長の黄信(峰岸降之介)を使って花栄を逮捕することを提案。

 黄信の妻は花栄の妹であり、つまり黄信は花栄の義理の弟である。

 

 宋江は、鉄牛と共に梁山泊に行くことを決心し、史進も同行を申し出る。

 三人は花栄に別れを告げて出発するが、見張っていた劉高の手下達に襲われ、宋江は捕らえられて劉高邸に連行される。黄信は宋江に気付くが、日頃から宋江の名声を知って尊敬していたため、高求から指名手配されている宋江ではなく、単なる山賊の仲間として捕まえることにする。

 花栄邸を訪ねた黄信は、山賊ならば死罪にはならず、山賊をかくまった花栄の罪も重くはならないだろう、と説得、山賊の仲間として花栄を逮捕する。

 

 劉高は宋江と花栄を捕縛車に乗せて意気揚々と運んで行く。

 そこに林冲・扈三娘・鉄牛ら梁山泊軍が登場。さらに史進も現れ、宋江達を奪い返さんと襲いかかる。

  

  

 最初に前回のダイジェストが流れ、その最後に前回は言及されなかった朱仝&雷横の梁山泊入りの説明があった。

「林冲は林冲を慕う鉄牛・朱仝・雷横を伴ない梁山泊に帰った」

という意味のようなナレーションが入った。

 洪全や何濤と一緒になって柴進を追及していた朱仝&雷横だったが、林冲が登場してから寝返ったのだろうか。

 

 清風山の山賊達の所に居候する史進。

「農民達をいじめるな」

と逆らって働かないし、首領には逆らう。よく首領や他の手下達が文句を言わず置いてくれたな。やはり九紋竜史進という名が効いているのだろうか。

 

 そしてこの山賊達の首領を演じたのは何と天本英世さんです。

 天本英世といえば死神博士が余りにも有名です。死神博士では動きの少ない静的な演技でしたが、今回の山賊の首領役では、セリフも多いし踊ったり青竜刀 を振り回して史進に切りかかったり(もちろん負けたが)、秀蘭を襲ったりと、どうしちゃったんですかというくらいハイテンションな演技です。

 

 原作では清風山の山賊の首領は燕順あだ名を錦毛虎という人物ですが、エンディングクレジットでは

「白面郎 天本英世

と表記されていました。

 となればこの清風山の山賊の首領は燕順ではなく白面郎という名だったのかと思いますが、一方

「燕順 上西弘次」

という表記もあったのです。

 白面郎の下の副首領が燕順ということでしょうか。天本英世以外に特に目立った山賊はいなかったのですが。

 本来いる首領を目立たないように押しのけてわざわざ新たな人名をこしらえて演じている天本英世。さすがです。

(なお、「白面郎」の意味は「年が若く、経験に乏しい男。」(YAHOO辞書より)天本英世を形容するにはあまりふさわしくないような気も。)

 

……と、その天本英世演じる山賊首領・白面郎ですが、反抗ばかりする史進にさすがに秩序を保てないと思ったのか、いきなり青竜刀で切りかかる(しかも二度)が、さすがに史進にはかなわず、「仕方ねえ。刀を取っちゃお前にかなわねえ」と降参。

 反抗的な史進を好き勝手させながら置いておいたり、史進や宋江の要求を呑んで秀蘭達を解放したり、辛いだろうがなかなか寛容なところを見せてくれました。最後のセリフは、山を下りる宋江と史進の後姿に向かって

「ゆけ、史進!宋江!」

 原作ではこの清風山の山賊達は宋江達のお供をして梁山泊に入るのですが、今回の登場はこれ限りか。天本英世梁山泊メンバーになっていればすごかっただろうに。

 

 前回の柴進に続き、花栄を訪ねてきた宋江。

 横山光輝版『水滸伝』では、逃亡生活に入った宋江は直ぐにこの清風鎮の花栄を訪ね、今回のエピソードが始まっている。だから前回、柴進を訪ねたエピソードはこのドラマオリジナルということになる。

 少し遠回りしたが、これで原作通り、宋江の梁山泊入りに続いていくのだろうか。

 

 原作には登場しない史進と鉄牛が登場し、夢の対決が実現。

 鉄牛は斧を持ち出すが、史進に押さえつけられ、「今回は引き分けだ」と宣言。

 夢の対決は史進の判定勝ちか?

 その直後、宋江が逮捕されて連行されるのを目撃。すぐに飛び出そうとする鉄牛を、「今出るとまずい。不意をつこう」と止める史進。今度は夢のタッグチームが結成である。

 

 鉄牛・史進を伴なって花栄邸を出発、梁山泊を目指す宋江。そこを劉高の手下達に襲われ、縛られて劉高邸に連行される。

 しかし鉄牛・史進がいるのに、何で負けてしまうんだろうか。劉高の手下の役人くらい、鉄牛&史進がいれば簡単に追い払えそうなものだが。宋江がひっ捕らえられている間、鉄牛&史進はどうしていたのだろうか。多勢に無勢ということで味方を呼びに一時退却したということなのだろうか。話の進行の都合上、無理やり捕まるということにしたと考えざるを得ない。

 

 最後には梁山泊・史進一行と劉高一行との戦いがあり、山場となるわけですが、原作では梁山泊軍は登場せず、燕順を首領とする清風山の山賊達が宋江救出に登場するわけです。ここは原作通り、天本英世首領に再登場してほしいところです。連続TVドラマとしては、主人公林冲を毎回出す必要があるのは分かりますが。

 また、今回は時間的制約のためか、黄信は劉高一行に同行せず、劉高一行はあっさりと敗北します。横山光輝版では、宋江・花栄・燕順らと黄信率いる劉高一行との激しい戦いが展開され、そしてその結果、黄信も梁山泊に入ることになります。

 今回、あっさりと出番が終わった黄信。このまま安泰な人生を送ることになるのか?

ウィキペディア記述によると、横山版の黄信は、原作の黄信と秦明の役割を合わせたようです。)

  ウィキペディア 黄信

  ウィキペディア 秦明

 

 今回も悪役・劉高は最後に花栄に成敗されました。

 しかしいつもながら悪人が成敗されるシーンは生々しい。

西遊記』でも毎回悪の妖怪が成敗されていましたが、それらは所詮妖怪人間ではありません。

 しかしこの『水滸伝』では、殺されるのは人間なので生々しい。

 同じTV局で製作された『西遊記』が広く知られているのに対し、この『水滸伝』の知名度が今一つなのは、そんなところにもあるかもしれません。

 しかし刑事ものでは毎回何人も人が死んでるが、と言われては返す言葉もありませんが。

  

 そして宋江は林冲に梁山泊入りを宣言。史進もそれに続く。

 一方、花栄は都に行って妹と相談するとか。花栄が今回一緒に入山しないということは、今後どうやって入山するのだろうか。花栄の妹とは、黄信の妻のことである。黄信を巻き込んでまた一騒動あるか。

 他に公孫勝も入山していない。原作と違ってどう決着をつけるのか、楽しみにしていたい。

 

 梁山泊入りを宣言した史進、どさくさまぎれに扈三娘の手を取って「扈三娘、行こうか」と言い、扈三娘から「これっ」とたしなめられていた。もう失恋の痛手は治まったのか。

 

 今回のタイトルは「青州の妖精」。妖精というと、どちらかというとプラス評価の女性を思い出すのであるが、そんな人は出ていたかなあ。何で今回のタイトルになったんだろうか。秀蘭(川村真樹)は表情は険しいし性格も極悪でヒステリックで、妖精というより妖怪である。(史進などは「人面獣心とは貴様のことだ」と言っていた。)その腰元・呂存姐(土屋清美)の方はまだ妖精と言えなくもないが、ほとんど目立たない脇役に過ぎない。やはりこのタイトル、何かの間違いとしか思えない。

 

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2006-11-21 (火) 水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)鑑賞記第3回

[]]《水滸伝水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)鑑賞記第3回 ]《水滸伝》水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)鑑賞記第3回を含むブックマーク ]《水滸伝》水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)鑑賞記第3回のブックマークコメント

弟5話 野盗の叫び

 

 高求の妹婿である北京の梁中書(山本耕一)が高求に賄賂を送ることを計画。

 それを知り、奪おうとする晁蓋(山形勲)とそこに集った公孫勝(寺田農)・扈三娘・魯智深・阮小二(品川隆二)・阮小五(常田富士男)・阮小七(渡辺篤史)。

  

 梁中書なる男、高求の妹婿で親密であり、高求に賄賂を贈るために農民達から重税を搾り取る。見た目は二枚目で悪くなさそうなのだが、性格はかなりあくどい。

 しかし面白いことにこの梁中書、高求から疎まれている楊志を拾って用心棒として重用し、いずれは名誉挽回の機会を与えてやろうとしていることである。この点だけは評価できる。

 

 楊志は前回林冲と四日四晩戦った時の銀色マントではなく、オープニング映像と同じ痣を隠した黒色を基調とした服装だった。あの銀色マントきらびやかで結構格好良かったのだが、さすがにあの時より役職が落ちているのであまり豪華な格好はできないのか。

 横山漫画版ではこの楊志の再就職についてのエピソードは省かれていますが、このドラマでは原作通りに登場させています。やはり豪傑の出番は多い方がいい。 

 

 重税を取り立てて帰る梁中書の部下達を魯智深の一行が襲う。

 魯智深と楊志は激しく打ち合うが、魯智深の部下達が逃げ出したため、魯智深も退却。

 前回登場時に顔を変えるために剃髪した魯智深だが、顔を変える必要がなくなったためか、また髪を伸ばしていた。

 梁中書の部下や魯智深自身も、少華山の山賊だと言っていたが、確か魯智深はもっと自由になれる所を探すと言って少華山から出て行ったはずでは?今回は少華山にいるはずの朱武や史進は登場しなかったし。

 

 道端で泥酔しているところを、パトロール中の朱仝(浜田晃)と雷横(長谷川弘)に捕まる魯智深。

 朱仝達が寄った晁蓋邸で、目下晁蓋邸に居候中の扈三娘と再会。

 晁蓋は魯智深をおいだと言って救い出す。

 魯智深から梁中書の賄賂の強奪案を聞いた晁蓋は、隣村で寺子屋を開いている公孫勝(寺田農)に相談に行く。

 原作では寺子屋先生は呉用なのだが、このドラマ版では呉用の代わりに公孫勝が軍師をしているようだ。

 

 公孫勝(入雲竜)、横山光輝版では一清道人という名で登場しています。

 横山光輝版では晁蓋グループにはもう一人、劉唐(赤髪鬼)という人物が登場します。この劉唐が風を起こしたり幻術を使ったりしています。

 このドラマ水滸伝では、一清道人・呉用・劉唐のイメージを合わせて公孫勝を諸葛孔明的な超人軍師としたのでしょう。

 そして呉用・劉唐の代わりにお馴染みの梁山泊未登録組の扈三娘と魯智深がメンバーとなっているわけです。

 

 一方、梁山泊でも戴宗からの情報により、梁中書の賄賂輸送の件が知るところとなる。

 出動を促す林冲に、うまくいきそうにない、と渋る王倫。

 今回もまた林冲が押し切る形で林冲の一行、無理やり出動。

 しかし今回、武松は登場しなかった。さる掲示板には、武松はスケジュール多忙番組後半の出番が少なくなった、と書いていたが?

 

 賄賂の護衛隊長をおおせつかった楊志は張り切って荷物運び役をこき使う。

 公孫勝は心理的・肉体的に輸送隊を揺さぶり、疲れさす。

 公孫勝の謀が当たり、楊志がしびれ薬入りの酒を飲もうとした瞬間、林冲率いる梁山泊軍が出現。

 再び戦いを始める林冲と楊志。

 その間に扈三娘が輸送隊にしびれ薬入りの酒を飲ませ、楊志の戦意消失させる。

 またもあっさりと負けを認める楊志。いつもながら潔いというか、あきらめが早い。

 

 獲物を狙って、梁山泊隊と晁蓋隊の間に緊張が走る。

 晁蓋が隊長同士の一騎打ちを提案し、林冲との間で一騎打ちが始まろうとするが、魯智深のとりなしで、お互いかねてより尊敬している晁蓋と林冲だと分かり、和解

 この時もし晁蓋と林冲が戦っていればどうなっていただろう。晁蓋の戦闘力はどのくらいだろうか。

 林冲は全てを晁蓋に譲って梁山泊へ引き揚げる。

 扈三娘と魯智深はまたも梁山泊入りを拒み、楊志もまた放浪することになる。 

 

 原作ではこのエピソードは晁蓋グループが単独で成功させているが、このドラマでは梁山泊軍が絡んでくる演出をしている。

 連続TVドラマとしては、主人公が毎週登場させる方がいいということだろうか。

 確かにこの方が豪華になって面白い。

 原作と違う、と目くじら立てるのではなく、どんな風に変わっているか、このドラマ独自の演出を楽しむ方向で見ていくことにします。

 

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弟6話 梁山泊の夜明け  脚本 池上金男 舛田利雄

 

 梁中書から届くはずだった賄賂横取りされ、捜査担当刑事部長・何濤(かとう:漢字は不確定)(堺左千夫)に八つ当たりする高求。必死で捜索する何濤。

 

 一方、高求は刑部の頭・宋江(大林丈史)から、国内の山賊集団についての報告を受ける。

 国内には梁山泊・少華山・二竜山の三大山賊集団があるという。

 宋江の調査は詳しく、梁山泊の首領・王倫が科挙を受けていた事実や、閻婆惜(青柳美枝子)にうつつを抜かして身を崩して山賊になったという過去も調査済み。さすが宋江、と高求も感心し、わしに仕えて近衛軍の参謀にならないか、と提案するが宋江は断る。

 そこに何濤が賄賂強奪事件の目撃者をひっとらえて駆けつける。目撃者は、強奪集団の中に晁蓋がいた、と発言。

 宋江は何濤に先回りして晁蓋邸に乗り込み、逃げることを勧める。

 

 晁蓋邸からは、魯智深は新たな冒険を求めて去っており、公孫勝は隣村に戻り、阮兄弟も漁村に戻っており、扈三娘だけが残っていた。

 晁蓋は財産を処分し、阮兄弟の家に逃げる準備をする。

 そこに何濤率いる一隊が晁蓋逮捕にやって来るが、日頃晁蓋に世話になっている朱仝(浜田晃)と雷横(長谷川弘)がうまく演技して晁蓋と扈三娘を逃がす。

 

 一方、梁山泊にも晁蓋が追われる身となった情報が入り、王倫は林冲に晁蓋を連れてくるよう命令する。

 王倫は原作よりはましに描かれているのか、と意外に思ったが、林冲曰く、晁蓋の持つ財宝が目的だろうという。

 

 晁蓋と扈三娘は阮兄弟と合流し、舟で逃げる。何濤達が追い着くが、林冲率いる梁山泊軍が現れて追い散らされる。

 晁蓋一行は梁山泊に迎え入れられる。

 王倫は晁蓋達が持ってきた財宝の引き渡しを要求するが、晁蓋は、これは一般庶民から搾り取った重税だから、庶民に返すべきものだ、と拒否。

 

 高求は王倫がかつて熱を入れていたという閻婆惜(青柳美枝子)を呼び寄せ、計略を実行する。

 何濤が王倫を梁山泊から連れ出し、閻婆惜と会わせる。

 そこに高求が現れ、王倫が梁山泊を裏切れば出世させる、と取り引きを持ちかけ、王倫は了承する。

 

 しかしこのやり取りは、宋江に礼を渡しに来ていた阮兄弟が偶然見つけ、林冲の知るところとなる。

 何濤に連れられて梁山泊に戻った王倫は梁山泊の面々がいる前で高求の証文という裏切りの証拠を明らかにされる。

 林冲は王倫を斬り、晁蓋が新しい首領になることを提案、一同それに賛成し、ここに新たな梁山泊の体制が始まることになる。

 

 阮兄弟は宋江に礼を言うため、晁蓋の使いで来ていたのだった。

 同じ建物で王倫や閻婆惜や高求らが密会しているわけです。

 彼らが面談に使っていた建物は何なのだろうか。

 個室のある食堂というか、食堂とホテルの中間のようなものだろうか。

 

 阮小五(常田富士男)が偶然王倫を見かけるわけです。

 大柄な兄の阮小二、くっきりした顔立ちの弟の阮小七に挟まれた次男であり、一番お茶目でおどけ役のようなキャラのようです。

 常田富士男といえば、まんが日本昔ばなしを思い出し、かなりのベテランかというイメージがあります。

 まんが日本昔ばなしが始まったのは1975年で、常田富士男の生年は1937年。まだ40になるかならないかの時に昔ばなしのナレーションを始められたのでしょうか。私はかなりのベテランナレーションしているのかと思っていたのですが。

 当然1973年のこのドラマでも常田富士男は30代後半の青年です。

 

 今まで首領だった人をただ斬るのはしのびない、決闘で決めよう、と林冲は王倫に提案。

 王倫はしばらく林冲と打ち合うが、やはり林冲にはかなわず、負けてしまう。

 山中に理想郷を築いた王倫だが、人格が伴なわなかったのか。少し憐れである。

 

 しかし、そもそもよそ者を寄せ付けないように厳しく見張りが立っている梁山泊の中に居る王倫に、何濤はどうやってアプローチしたのだろうか。王倫の旧友だ、と言って入山を許可されたのだろうか。首領への面会や首領の下山といえば大事件のはずだが、そこら辺はスルーして、いきなり何濤が王倫を船に乗せて梁山泊から出るシーンが映し出されていた。

 

 王倫と共に捕われた何濤は王倫の首を渡され、こんな小細工は通用しないと高求に報告せよ、と放免される。

 高求から今度失敗すれば命はないものと思え、と脅かされていた何濤。何濤のその後が気になる。

 

 晁蓋が新しい首領になると決まり、はしゃぐ阮兄弟。えいえいおーの音頭を取ったりしている。新入りなのにこんなに目立っていいのか。

 梁山泊の他のメンバー名前のある目立った人がいないということもある。本日も武松(ハナ肇)は出てこなかった。

 

 ついに晁蓋体制が始まった梁山泊。次からの展開が楽しみである。

 

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2006-11-19 (日) 水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)配役表

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 できる範囲で、エンディングクレジットを転記しておきます。

 転記漏れや転記間違いもあるかもしれません。

 

林冲(番組では“林中”表記)(中村敦夫

扈三娘(土田早苗)

 

晁蓋(山形勲) 盧俊義(山村聡) 宋江(大林丈史)

 

公孫勝(寺田農) 史進(あおい輝彦) 戴宗(黒沢年男

  

武松(ハナ肇) 魯達 魯智深(長門勇) 鉄牛(大前均)

柴進(田村高廣) 花栄(原田二郎) 黄信(峰岸降之介)

関勝(若林豪) 楊志(佐藤允

 

阮小二(品川隆二) 阮小五(常田富士男) 阮小七(渡辺篤史

張順(長谷川明男) 燕青(灰地順)

朱仝(浜田晃) 雷横(長谷川弘)

 

朱貴(太古八郎) 杜遷(近水圭二)

李雲(睦五郎)  李少(生方中)

 

燕麗(中山麻理) 扈三娘の妹。

登竜(林道紀) 梁山泊の林冲の部下のうち、よく林冲の傍にいて比較的目立っていてセリフも一言程度ある人物

  

呼延灼(丹波哲郎) 轟天雷(根上淳

 

高俅(番組では“高求”表記)(佐藤慶

 

小蘭(松尾嘉代)……林冲の妻

 

刺青(霞淳二)……時々表示されるクレジット。どうやら刺青デザインの方のようです。しかし、キャストと同じような表示で表示されています。

    

弟6話 梁山泊の夜明け

 何濤(堺左千夫)

 閻婆惜(青柳美枝子)

 董将士(とうしょうし)(弘松三郎) 不明

弟7話 小旋風と黒旋風  脚本 宮川一郎 中川信夫  監督 中川信夫

 洪全(田島義文) おうかい県(漢字不明)の悪徳知事

 富珍(露原千草) 柴進又は鉄牛の母

 聞生(桜むつ子) 鉄牛又は柴進の母

 安許正(石山雄大) 洪全に柴進を密告する。柴進邸に住む書生?

 琵琶法師(大友純)

 禅僧(松下昌司)

弟8話 青州の妖精 脚本 宮川一郎 中川信夫  監督 中川信夫 

 慕容(長島隆一) 清風奉行

 劉高(高城淳一) 悪徳文官

 秀蘭(川村真樹) その妻

 呂存姐(ろぞんひ)(土屋清美) その腰元

 白面郎(天本英世) 清風山の山賊の首領

 燕順(上西弘次) 清風山の山賊の副首領?

 劉高の配下(鴨志田和夫)

弟9話 宋江・危機一髪  脚本 池上金男  監督 小沢啓一

弟10話 梁山泊軍江州に躍る 脚本 池上金男 監督 小沢啓一

 黄文柄(川合伸旺

 宋大公(見明凡太朗) 宋江の父

 宋清(秋山文人) 宋江の弟

 呂範(木島一郎) 江州の牢獄

 まむしの趙三(北九州男) 悪徳茶店の店主

 その女房(菅原慎予)

 蔡九(清川新吾) 江州知事。宰相・蔡京の一人息子。

 大男の獄卒(団巌)

 小男の獄卒(畠山麦)

弟11話 さすらいの勇者  脚本 宮川一郎  監督 西河克己

 玉蘭(松木路子) 花栄の妹で黄信の妻

 白秀英安田道代) 旅芸人

 周(本郷秀雄) 白秀英一座の番頭

 唐亮(武藤昌生) 高求の部下

 張文遠(神田隆) 悪徳商人

協力

 劉明中国舞踊団 渡部曙

 水芸指導 松浦卓司

弟12話 二竜山の対決  脚本 宮川一郎  監督 西河克己

 鳳春(岡田由紀子

 医者今井和雄)

 廃墟の町人(池田生二)

 錦毛虎(近藤宏) 二竜山山賊の頭領

 牛二(松崎眞) 町のならず者

 崔(田中春男) 鳳春の父親役か?

 杜平(荒木保夫)

弟13話 荒野の三兄弟 脚本 池上金男 監督 降旗康男

弟14話 決戦・祝家荘  脚本 池上金男  監督 降旗康男

 祝朝奉(下條正己) 祝家荘の領主。

 祝竜(五味竜太郎) 腕も達者だが思慮深く慎重

 祝虎(佐藤京一) 陰険で策謀好き

 祝彪(黒部進) 気短かな上に乱暴者

 欒廷玉(中庸介)

 間者(小坂生男)

 祝家荘の兵(森正親)

 扈大公(小栗一也) 扈家村の長。扈三娘や燕麗の父親。

 家僕頭(山田禅二)

 与太者A(大出洋幸)

 与太者B(三上定良)

 与太者C(戸塚孝)

 警備長(男喧太)

 蔡京(金田龍之介) 宰相

弟15話 二人の魯達  脚本 宮川一郎  監督 富本壮吉

 関史文(上野山功一) 光州の悪徳庄屋

 関史揚(仙波和之) その弟

 如海(小林昭二)  関史文と結び付いた悪僧

 坊主笹川恵三)

 光州守備隊員(岡本隆)

 ニセの魯達(高原駿雄)

 金連(林春枝) その妻

 魯達の母親本間文子

 孫(片岡一)

弟16話 必殺の矢 脚本 宮川一郎  監督 富本壮吉

 とう永(伊藤豪)*1

 童威(國井正広) どの人物かは分からなかった。多分県知事側の人物。ただし、原作では108星の一人。

弟17話 林冲・宿敵に挑む  脚本 池上金男  監督 降旗康男

 柴皇城(北沢彪)

 柴麗華(志摩みずえ) 柴皇城の娘

 高廉(草薙二郎) 高求の護衛官

 殷天錫(沖田駿一)

弟18話 風雲・高唐州! 脚本池上金男  監督降旗康男

 高廉(草薙二郎) 高求の護衛官

 柴麗華(志摩みずえ)

 羅真人(伊藤雄之助) 公孫勝の師匠仙人

 童子(内海敏彦) 羅真人の別の姿。

 老人(邦創典)

弟19話 帰らざる将軍  脚本:宮川一郎・村野鐵太郎  監督:村野鐵太郎

 呼延儀(酒井修) 呼延灼の息子として育てられた

 寥(宮口二郎) 高求側近の文官

 劉(本郷淳) 呼延灼の片腕。呼延儀のお目付け役。

 黄龍(夏木章) 近衛軍総司令官だったが敗北により高求に罷免される

 韓飛(里見潤)

 玄達(久本昇)

 勝源(原田君事)

 飛翼(小坂生男)

 伝令朝飛(大宮幸悦)

弟20話 親子砲の最後  脚本:宮川一郎・村野鐵太郎  監督:村野鐵太郎

 轟思文(根岸一正) 轟天雷の息子。

 村の長(伊東光一

 その娘(京春上)

 馬呂(九段吾郎

 衛兵司令(高木真二)

弟21話 巨星・荒野に墜つ  脚本舛田利雄  監督小沢啓一

弟22話 壮絶!救出大作戦  脚本舛田利雄  監督小沢啓一

 曹狼(安倍徹) 辺境の豪族。名を上げ栄達するために梁山泊を討つことを決意。5人の息子がいる。

 長男・曹塗(千波丈太郎) 冷徹・策謀に富んでその性は陰湿

 次男・曹魁(伊吹新) 性饂飩ではあるが恐るべき大力

 三男・曹索(亀石征一郎) 武技に秀で実戦の指揮者

 四男・曹密(柳瀬志朗) 皮肉屋。物事に熱中できず、理屈をもて遊ぶ。

 五男・曹昇(剛達人) くちばしは黄色いが本人はいっぱし大人のつもりである。

 唐義(小笠原弘) 高求の護衛官

 顧おばさん(丹下キヨ子) 酒屋の女主人。鉄牛達に協力して曹軍と戦う。

 解珍(福崎和宏) 顧おばさんの息子。

 青華(林靖子) 解珍の婚約者

 棋遷(花巻五郎) スリ・泥棒の名人

 百姓夫(戸塚孝)

 百姓女(館越悦子) 

 権丁(松尾文人)

 父親(築地博)

 娘(田沢祐子)

弟23話 策略に散る歌姫の恋  脚本:宮川一郎  監督西河克己

 徽宗皇帝水谷豊

 李師太夫(磯野洋子)

 鳳仙(仙とも子(ミス・水滸伝)) 盧俊義の娘

 桃青(菅井きん) 鳳仙の乳母 

 敬天柱(遠藤光男) 高求の部下。巨人で力持ち。

 料亭のおかみ(松風はる美)

 やり手A(福田トヨ)

 やり手B(若原初子)

 張達(田川恒夫)

 暴漢A(阿藤海

 暴漢B(井上雄介)

弟24話 北京麒麟児  脚本:宮川一郎  監督:小俣堯

 梁中書(山本耕一) 北京奉行。高求の妹むこ。

 容花(真山知子) 盧俊義の後妻

 李固(松本敏男) 盧俊義の番頭

 陳(阿部希郎) 梁中書の部下

 近衛兵(森下明)

 家僕(武田俊夫)

 首斬り役人大宮幸悦)

      (久保田鉄男)

弟25話 山東に立つ最後の猛将  脚本池上金男 監督山崎大助

 魏定国(真山譲次) 関勝の副官

 単廷玉(平泉征) 関勝の副官

 冒漸(江見俊太郎) 匈奴の王

弟26話 野望砂漠に果つ 脚本池上金男  監督山崎大助

 王榿(外山高士) 参謀長。高求の側近。

 呂清(増田順司) 大商人

 柴江(片山滉) 大商人

 黄文謙(関睦夫) 大商人

 揚四(山根久幸) 役人。呂清宅を見張って林冲を逮捕しようとする。

  若駒グループ

 ナレーター芥川隆行

最終回ラスト・今までの主な出演者(出演順)に掲載され、当リストから漏れていたと思われる人物)

 玄竜(竜崎勝

 水芸の太夫(安田道代)

 殺陣グループ(若駒プロ)

      

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*1:放送では“せつえい”と言っているように聞こえたが、エンディングクレジットでは“とうえい”と振り仮名を振っていた。そして“とう”の字は画数が多くて読み取れなかった。

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2006-11-18 (土) 水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)鑑賞記第2回

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■[日々の冒険]水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)、再放送中!

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20061116 の続きです。

 

弟3回 熱砂の決闘

 

 山東省済洲の独立守備隊長に赴任してきた青面獣楊志(佐藤允)。

 自分が隊長になると思っていた副隊長は面白くない。

 済洲では一丈青扈三娘(土田早苗)を苦労の末、汚い手で生け捕りにして牢に入れていた。

 前回も登場していた一丈青扈三娘、実は高俅(佐藤慶)がお気に入りだったが肘鉄を食らわせて逃亡していたのである。

 彼女を高俅に差し出せば出世できる、というのが副隊長の狙いであった。

 

 高俅を呼び捨てにする楊志。都で憲兵隊長をしていたが高俅に嫌われ、飛ばされて来たのである。

 そこに都から高俅の部下・李成(入川保則)が高俅の指令を伝えに来る。

 林冲(中村敦夫)が牢を破ってこの辺に逃げ込んだ、5日以内に捕まえること。

 自分を左遷しておきながら命令するとは身勝手だ、しかし一丈青扈三娘を差し出すなら従ってもいい、と要求するが、もちろん聞き入れるわけがない。

「それなら断る。俺なら5日とはいわず、3日でやれるのだが」

と退出する楊志。待て、分かった、言う通りにする、と折れる李成。彼の権限で勝手に決めていいのだろうか?

 李成が都から持ってきた林冲逮捕用資金をねこばばしていたことを暴き、部下に分け与える楊志。なかなか格好良く描かれている。

 

 また、林冲が逃亡したということは、神行太保戴宗(黒沢年男)を通して梁山泊に伝えられた。

 首領・王倫(北原義郎)は、ぜひ迎え入れたい、とスカウトを決意。原作とは違って少しは物分りが良さそうである。

 また、神行太保戴宗は原作では役人をしており、宋江と一緒に梁山泊に入山したが、このドラマでは最初から梁山泊情報係として活躍している。

 

 林冲を探して旅をしていた小蘭(松尾嘉代)は林冲の人相書きを見て驚き、そのために役人に捕まり、一丈青扈三娘と同じ牢に入れられる。

「安心しろ。俺は女をだしにするような汚い手は使わない。

 林冲に負けたら逃がしてやる。ただし、俺が生きていたらの話だが」

と言いに来る楊志。敵ながら天晴れの描写である。後にベビーフェース転向するための布石か。

 

 神行太保戴宗に梁山泊入りのスカウトを受ける林冲。小蘭が捕まったとも知らされるが、無法者の仲間にはならん、と断る。

 戴宗は良ければ持っていけ、と薬売り用具一式を渡して去って行く。

 小蘭が落として行った胡弓を弾いている子ども(張の息子)に会う林冲。姉が病気だから薬を分けてくれ、と言われて家を訪ねる。

 病気で寝ていた姉は、現代のTVドラマに出演しても違和感ないほど時代を感じさせず、現代的な顔立ちだった。非常に存在感を感じて気になった。エンディングクレジットでは「張の娘 鳥居恵子」と表記されていた。検索してみると、結構色々と出てくる。当時売り出し中、という時期だったのだろうか。

 

 張の娘は、地主の時遷が高俅に賄賂を贈るために重税を取り立てるため、村人の生活が楽にならない、と言う。

 林冲は、金はいらないから取っておけ、と薬用人参を渡す。時代劇では薬用人参が特効薬であるかのように描かれていることが多いが、1回や2回飲んだくらいで病気が治るもんだろうか。

 そこに姉弟の父親である張(大宮敏充)が帰ってくる。なおこの張、エンディングキャスト紹介では、小蘭に続いて2番目に表記されていたので名のある方かと思って検索すると、結構著名な方のようです。

ウィキペディアの記述

 

 林冲が人相書きに書かれていた人物だ、報告すれば賞金が出る、と言い出す張。恩をあだで返さないでくれ、と父親を止めようとする姉弟。

 そこに、村人からの伝言が。地主の時遷に対して決起を起こすことに決まった、と。

 何と張は決起を呼びかけた発起人だったのである。鍬を持って飛び出す張。

 林冲は助太刀を申し出る。

 

 料亭宴会をしていた時遷(藤岡重慶)を捕まえ、倉庫を開かせる林冲。村人達倉庫の中の食糧を運び出す。

 時遷の部下が弓で林冲を狙うが、戴宗が危機を救う。

 戴宗が役人を引き付けて林冲を逃がそうとするが、林冲は楊志に発見されてしまう。

 剣を構え、隙をうかがって四日四晩立ち続ける両者。

 風が吹き、風上になった楊志が攻撃するが、返り討ちされる。

 約束通り楊志は小蘭と一丈青扈三娘を逃がすが、副隊長が二人を捕らえる。

 副隊長は二人を人質にして林冲を殺害しようとする。

 

 酒場で酒を飲んでいる楊志に、一人の部下が副隊長の行動を知らせる。

 なかなか殊勝な部下であるが、怒った楊志の八つ当たりで殴り倒されたのが気の毒。

 

 脅迫文におびき寄せられた林冲であるが、小蘭は自ら命を絶ち、副隊長は駆けつけた楊志に処刑される。

 小蘭と最後の別れをし、梁山泊に入る林冲。

 

 一方、楊志と一丈青扈三娘は当てのない放浪に出る。

 三人一気に梁山泊入りをするのかと思っていたが、違った。

 おそらく楊志は魯智深の仲間となり、一丈青扈三娘は祝家荘に入って原作と辻褄を合わせるのではないでしょうか。

 

 梁山泊に迎え入れられた林冲。いよいよ梁山泊の登場です。

 今後の展開がどうなっていくか、楽しみです。

   

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弟4回 九紋竜の激怒

 

 全土の天候不順・不作のために朝廷では諸国の祈願所に勅使を派遣することにした。

 延安府の某所には宿大臣須藤健)が派遣される。

 原作では高求(以下、後述のサイト記述によりこの字で表記します)閥に属さず、帝に梁山泊の招安を献策した人物のはずですが、ここでは忠実な部下のような描かれ方です。高求に黄金の燈籠のレプリカを献上し、派遣先に向かう宿大臣

 

 梁山泊では当時7,800名の部下がいたが、中国各地にアジトとして居酒屋を設けていた。

 そのうちの一つの居酒屋に行者武松(ハナ肇)が梁山泊に入れてくれ、と辿り着く。最初主人の曹(曹正)(芦屋雁之助)はニセモノだと思って捕らえるが、偶然やって来た扈三娘に本物だと言われる。

 芦屋雁之助もすごいがこの酒屋の奥さん(亀渕友香)も存在感ある人だった。

 私は第1回を見逃したので武松は今回初めて見た。トラ殺しだからトラの皮をかぶっているのか。横山版ではトラの皮をかぶっているのは解珍・解宝の兄弟である。これが原案になっているのだろうか。

 

 梁山泊では、王倫が林冲に指令を出す。どこぞこの商人が悪虐なので商品を奪って来い、とのこと。

 しかし梁山泊軍が行くと、すでに少華山の朱武や史進達が先を越した後だった。

 少華山軍に追い着く梁山泊軍。

 林冲は少華山陣営を梁山泊スカウトするが、朱武は史進がいないので決められない、と言う。

 早くも少華山陣営が合流か、と思ったがそれはまだ実現せず。

 また、魯智深はもっと美味い物を食えて自由になれるところを探す、と言って出て行き、行方知れずだそうである。

 

 その頃史進は、最近親しい画工の娘・玉嬌枝(ぎょくきょうし)(小林幸子)に会いに行っていた。

 史進は寺に願をかけに通っており、そこで画を描いている画工・玉(凡天太郎)の娘と仲良くなっていたのである。

 しかし彼女は土地の知事・賀(南原宏治)??に奪われた後だった。

 史進は賀の屋敷に乗り込むが、捕われてしまう。

 賀の用心棒に禿頭のマッチョマンが3人おり、さすがの史進もこの3人にはかなわなかったのである。

 史進の彼女がなぜかふっくらしていると思っていたが、キャストを見ると小林幸子が演じていた。

 私のイメージでは小林幸子ベテランで、彼女母親役の方が合っているのではないか(NHK大河ドラマ花の乱では商人役で出てました)、と思うのだが、その小林幸子がまだ彼女の役をやっている時代のドラマだったのである。

 また、玉嬌枝の父親役の凡天太郎という方も、名前が只者ではなさそうなので調べてみると、知る人ぞ知る大家の方でした。

 このドラマゲスト登場人もチェックしなくてはいけない。豪華な出演陣ですね。

 

 史進捕まる、の知らせは戴宗によって梁山泊に伝えられる。史進救出の林冲の提案に王倫が渋る。

「部下を失うわけにはいかない」

 またか、まいったな、と渋い顔をする戴宗。これは後の首領交代への伏線か?

 それでも林冲は部下に犠牲を出さない、と約束し、梁山泊軍を出動させる。

 この作戦のため、林冲は戴宗を使って扈三娘を呼び寄せる。

 しかし、元来史進率いる朱武以下少華山の連中はどうしていたんだろうか。

 朱武らしき人物が林冲の傍にいたようないなかったような。私は顔を見分けるのが苦手なもので。

 

 林冲は宿大臣の一行を襲い、勅使になりすまして賀の屋敷に入る。

 林冲達が賀と押し問答をしている隙に扈三娘が史進を救出。しかし玉嬌枝は証拠隠滅のために殺害された後だった。

 史進は賀を天誅。例の3人のマッチョは武松が倒す。

 身ぐるみ剥がされた宿大臣一行はその後どうなったんだろうか。

 

 林冲の誘いを断り、史進は少華山に戻る。やはりまだ合流しないのか。

 

 今回、扈三娘の妹・燕麗(中山麻理)が登場。梁山泊入りを求めるが、女は入山させない、という王倫に断られる。王倫は女で身を持ち崩した、という割にはお堅いことである。いや、その失敗に懲りて考えを改めたのだろうか。

 再会する扈三娘と燕麗。燕麗の頼みが何だったかはカットされて分からなかったが、ともかく扈三娘は

「あたしと勝負して負けたら故郷に帰りな」

と勝負を挑む。

 燕麗は吹き矢を得意とするが、その吹き矢は全て扈三娘の剣に返され、馬に乗って去る。

 

 私は原作はまだ横山光輝漫画子供向け翻訳しか読んだことないのでよく分からないのですが、原作には扈三娘には妹はいないし、燕麗というのはドラマオリジナルの人物のようです。

 原作には燕青という人物が登場するようです。

 

 少華山の連中は梁山泊入山を断るし、あれだけ林冲に入れ込んでいた扈三娘も梁山泊に入ろうとせずに放浪するし、現れた扈三娘の妹の意図も不明で、姉とも合流せずに放浪しているし。さらには魯智深も青面獣楊志も行方不明である。

 最初から豪華キャストが登場している割には、まだまだ豪傑達が梁山泊に結集、というわけにはいかないようである。このもどかしさ、原作に通じる。

 今後の展開に期待したい。

 

(追記)

「燕麗」を検索していて、

日本テレビドラマ水滸伝

  http://www.geocities.jp/tairikuryoyuu/ntv-suiko/ntvframe.htm

というページを発見しました。大陸旅游倶楽部というサイトの一コーナーです。貴重な画像もあり、非常に充実しています。

 このサイトで、私が見ることができなかった第1回で描かれていた基本設定を知ることができました。

 今後折に触れ参照させて頂きます。

 なお、「画像・文章等を許可なく転載することを禁じます」とのことです。

   

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2006-11-17 (金) 「水滸伝」主題歌『夜明けを呼ぶもの』

nazegaku2006-11-17

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水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)、再放送中!

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20061116

の続きです。

 

 テーマソングエンディングには歌が入り、オープニングには音楽だけ流れます

 初期の頃のオープニングにはこの曲についての表記はありませんでしたが、やがて曲名以外のクレジット表記されるようになり、第14話 決戦・祝家荘 1974/01/01  より、曲名レコード会社を含めた詳細なクレジット表記されるようになりました。

 また、弟13話までは1番の「人生は知れたものさ〜」が歌われ、弟14話からは3番の「月に吠え 闇に叫ぶ 若い魂〜」が歌われました。

 歌詞のものは3番がいいのですが、歌い方は1番の方がいいですね。1番は激しく猛烈に叫ぶように歌っていますが、3番はおとなしく控え目に歌われています。3番こそ激しく歌うべき歌詞なのに。

 また、作詞者について、弟13話までは「関沢新一」と表記されていたのですが、弟14話からは「水木かおる」と表記されました。

 また、以下にリンクした「佐藤ソングブック」の表記では「水木かほる」と表記されています

 

 検索したところ、この曲についての記述を見つけることができました。

 ここにリンクさせて頂きます

 

夜明けを呼ぶもの

作詞・水木かほる*1 

作曲佐藤

編曲ゴダイゴ 

歌.ピートマック・JR 

 

 

サウンドトラック製作レポート

 2006.2.27 「佐藤ソングブック」収録曲ともうひとつの「一本のえんぴつ」

  http://www.cinematopics.net/toho/kurosawa/diary/output.php?number=160

 2006.3.31 「佐藤ソングブック」本日無事リリース!

  http://www.cinematopics.net/toho/kurosawa/diary/output.php?number=161

 東宝ミュージック

  http://www.toho.co.jp/music/home.htm

内のページのようです。

佐藤勝 ソングブック』の購入ページは

 http://www.thm-store.jp/cnts/st04-02.html

22曲の内、最後に収録が決まったのは「夜明けを呼ぶもの」でした。日テレ系の「水滸伝」のテーマで、インストテーマゴダイゴトミーシュナイダーが唄った英語版(これはイギリスで放映された時のもの)、それからピートマックJRが唄った日本語のものと、3バージョンありました。検討の結果、ピートマックJR日本語版を収録しました。

製作レポートにはこう書かれています

 日本版エンディングに流れたバージョンが収録されているようです。

 

 

教えてください。

ドラマ編04-01 2004年01月依頼分

作品名 主題歌 など

  http://www.threeweb.ad.jp/~elephant/tuiseki/os/drama04-01.html

 

Living, Loving, Thinking

 ■ゴダイゴ、そして『水滸伝

   http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060919/1158686994

 ■既に起こっていること

   http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061009/1160400833

 ■『水滸伝』そして「昭和ブルース

   http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061010/1160484148

 こちらのコメント欄に寄せられた記述によると、以下のCDにWATER MARGIN水滸伝テーマ) が収録されているようです。

 

シングル・コレクション(2)

シングル・コレクション(2)


夜明けを呼ぶもの[フルコーラス]/水滸伝 by ミスターイケポン

  http://j-ken.com/category/all/data/786829/

 ↑こんな曲でした。雰囲気出ています


 

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水滸伝倶楽部  http://nazede.gozaru.jp/suikoden.html

  

(追記)歌詞には2種類あるようです。

作詞水木かおる作曲佐藤勝/唄:ピートマック・J

水滸伝主題歌夜明けを呼ぶもの

 

人生は知れたものさ 上手くいっても

一片の雲のように 流れ去るだけ

泣くな友 泣いたって

昨日は昨日さ 明日じゃない

 

風よ吹け 雲よ怒れ 暗い天地に

人の世も川の水も 濁り果てたと

花が咲き 春が住む

あの日の故郷 追いかけて

 

月に吠え 闇に叫ぶ 若い

はじかれた胸に深く 刻む傷跡

いつの日か ふるさと

夜明けの輝きを もう一度

  http://tv8.2ch.net/test/read.cgi/kin/1107263881/222

佐藤勝 ソングブック』を購入した方の書き込みでは、以下の歌詞になっているようです。

風よ吹け 雲よ怒れ 暗い天地に  人の世も川の水も 濁り果てたと

花が咲き 愛が住む あの日の故郷 オー 取り返せ

 

夢もある 意地もたぎる 俺のこの胸 人は散り人は集い 馬はいななく

砂を撒き 土を蹴り 嵐の兄弟 ヨー 突っ走れ

 

家を捨て 恋を捨てた 旅の明け暮れ 桃の木の下で今でも 君は待つのか

沈む陽に 振り向けば 荒野の風の中 ただ独り

 

月に吠え 闇に叫ぶ 若い魂 はじかれた胸に深く 刻む傷跡

いつの日か ふるさと夜明けの輝き オー もう一度

  http://tv8.2ch.net/test/read.cgi/kin/1107263881/346

(追記)

テレビドラマ水滸伝テーマソング夜明けを呼ぶもの」CD化

  http://www.tanomi.com/metoo/r/?kid=28686

     

[]《水滸伝》『水滸伝』オープニングクレジット 《水滸伝》『水滸伝』オープニングクレジットを含むブックマーク 《水滸伝》『水滸伝』オープニングクレジットのブックマークコメント

 筆記できる範囲で筆記しておきます

 放送する回によってクレジットが変わっている恐れがあります

 また、転記間違いがあるかもしれません。

 

企画

 榎本太郎日本テレビ

 中沢啓作(国際放送

プロデューサー

 加藤教夫(日本テレビ

 石野憲助(国際放送

 森川一夫(国際放送

原作

 施耐庵

原案

 横山光輝

監修

 舛田利雄

脚本

放送回によって違う)

音楽

 佐藤

主題歌ポリドールレコード夜明けを呼ぶもの

 作詞 水木かおる*2

 作曲 佐藤

  唄 ピートマック・J

監督

 放送回によって違う

制作

 国際放送 

 

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*1:「佐藤ソングブック」の表記より。ドラマのオープニングでは「水木かおる」と表記されていた。

*2: 弟13話まではなぜか「関沢新一」と表記されていた

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2006-11-16 (木) 水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)、再放送中!

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 11月15日朝、新聞のTV欄を見ていて、サンテレビの12時から『水滸伝』なるものが放送しているのを発見しました。

 これは何だと検索して、1973年中村敦夫が主演した『水滸伝』が放送されていたのを知りました。

三国志』と並ぶ中国古典が昔、日本でTVドラマ化されていたとは。

 このようなアーカイブ作品を昼間に再放送するとは、サンテレビはすごい。

 資料的価値があると思い、記録に取っておくことにします。

 

(参考リンク) 

allcinema ONLINE 水滸伝 (1973)

  http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=85676

日本テレビドラマ水滸伝

  http://www.geocities.jp/tairikuryoyuu/ntv-suiko/ntvframe.htm

大陸旅游倶楽部の一コーナー。

 充実しています。「画像・文章等を許可なく転載することを禁じます」とのことです。)

●Tomotubby’s Travel Blog 【Pet の闖入日記】 和製TVドラマ水滸伝」再放映

  http://blog.goo.ne.jp/tomotubby/d/20040801

たのみこむ 日本テレビの「水滸伝」のDVD化を!

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■[名作文学]水滸伝 梁山泊に集う108人の英雄の物語

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20060920

■[日々の冒険]《水滸伝》「水滸伝主題歌『夜明けを呼ぶもの』

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20061117

 

2006年11月15日(水) 第2回 蒼州の熱風

 放送は昨日からあったようだ。第1回を見逃したのは残念だが、第2回から見る。

時代劇アワー」という枠内での放送。

 他局で「おもいっきりテレビ」や「笑っていいとも」などをやっている時間帯でサンテレビ時代劇を放送していたのか。渋い。

 

 まず、「水滸伝」と記された旗がバーンと写され、以後、梁山泊軍が行軍するシーンが延々と続く。個性的な豪傑が次々と登場。上にリンクしたサイトも記しているように、圧巻である。

 オープニングのクレジットでは、

原作・施耐庵

 原案・横山光輝

と記されています。

 

 さて、第2回では、林冲(中村敦夫)が流刑地に送られていくシーンから始まる。

 色々なサイトを拝見すると、このTV版は中村敦夫演じる林冲が主人公となっているようである。

 原作では林冲は物語最初の部分の中心人物ですが、晁蓋や宋江をたてて一歩退いた印象があります。

 

林冲 ウィキペディア

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E5%86%B2

 

 原案とクレジットされている横山版では、宋江が登場してからは宋江が主人公のようになっていますが、これを林冲を中心に組み立て直したのか。原作とどう違って描かれるか楽しみです。

 

 史家村で宿泊する林冲一行。そこに山賊の朱武(内田良平)一味が現れたとの知らせが。

 九紋竜史進(あおい輝彦)が、「俺がいるからには通させない」と立ちはだかる。

 しかし多勢に無勢、朱武に追い込まれた所を間一髪、林冲が救出。

 林冲が朱武の手下を倒していくと、朱武が

「待った、待った、あなたは林冲様ではありませんか」

と止める。

 朱武は、義兄弟の行者武松から林冲が護送されてくることを知らされており、迎えに行く所だったのである。

 史進も林冲の名を慕っており、三人は意気投合。

 翌朝、史進や朱武に見送られ、林冲は再び流刑地に護送されて行く。

 

 賄賂を使わず、刑に服役する林冲。見張りの役人は、刑人達からは寛大な見張りで慕われている魯達(長門勇)であった。

 魯達は林冲を見出し、馬糧庁の番人になるよう取り計らい、林冲と義兄弟となる。

 しかし義侠心から高利貸しの肉屋を撲殺、林冲から九紋竜史進を紹介されて史家村に逃げ込む。

 

 史家村には魯達と朱武の人相書きが張り出される。九紋竜史進は魯達の顔を変えるため、坊主にして花和尚魯智深と名乗らせる。

 史進と魯智深が酒を飲んでいると、朱武が生け捕った一丈青扈三娘(土田早苗)を連れてやって来る。

 一丈青扈三娘も林冲を慕っていると分かり、一堂意気投合して飲んでいる所に、密告により役人の捕り手が史進邸を包囲。4人は捕り手を蹴散らす。

 もはやお尋ね者となった史進、ここにはいられないと、魯智深と一緒に朱武がいる山に入ることにする。

 一丈青扈三娘は林冲のいる地に林冲を訪ねていくことにする。

 

 一方、林冲の故郷では、林冲夫人・小蘭(松尾嘉代)が姦臣・高俅(佐藤慶)の罠にはまり、命を絶とうとするが宋江(大林丈史)に助けられ、林冲を訪ねていくことにする。

 

 また、馬糧庁で寝ていた林冲は高俅の放った刺客に襲われ、返り討ちにする。

 ここにはいられないと悟った林冲は当てのない放浪を始める。

 

……以上、第2回の内容でした。

 

 原作では別々に登場する人物が林冲を中心にして一同に集まるように再構成されていて、原作ではなかなか集まらない豪傑達が、放送第2回で続々と登場しています。

 原作では主役になっている宋江などは、林冲夫人を助ける役目で出ています。

 豪華というか、大胆なアレンジが加えられています。

 今後原作がどのようにアレンジされていくか、興味深いところであります。

 

 一丈青扈三娘(土田早苗)が既に登場したということは、『水滸伝』前半の山場となる祝家荘との戦いが省かれるのかと思いきや、第14話で描かれるようです。原作では数少ない女性の豪傑である一丈青扈三娘が実は梁山泊の敵であった祝家荘出身であったというのは祝家荘びいきの私としては大事なポイントかとも思うのですが、ドラマに最初から一丈青扈三娘を出して華やかさを出す演出か?今後の展開が気になります。

 

 このドラマでの悪役は、佐藤慶演じる高俅です。

 佐藤慶といえば私はNHK大河ドラマ炎立つ』(1993年)での源頼義を思い出します。

 母親

「よう悪い役で出てる佐藤慶が今回も悪い役で出てる」

と言っていたのを覚えているのですが、20年間も悪役を演じ続けてきたのか。

 

 アクションあり夫婦愛あり友情あり、中国舞台にした娯楽大作ドラマの予感が。

 今後もチェックしていきます。

 

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2006-11-15 (水) めろんぱんのオススメに選ばれました

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 私が配信しているメルマガ少年少女世界の名作文学ブログ速読み版』がメルマガ配信スタンドめろんぱんオススメメルマガに選ばれました。

 

 めろんぱん http://www.melonpan.net/index.html

 紹介ページ http://www.melonpan.net/melonpa/mag-detail.php?mag_id=006359

このメルマガの読者推薦文(1件あります)

メルマガナビ★オススメ

幼い頃に手にしたり、興味を持った文学作品が誰しもありますよね。「あっ!読んだことある!」「読んだことなかった!」という作品が速読風に綴られ、しかも単なるあらすじでなく、要所要所で発行者の思いや体験も語られ、ついつい惹き込まれて読んでしまうメルマガです!(メルマガナビ☆ほたる

「要所要所で発行者の思いや体験も語られ」

 テーマとなった作品そのものを論じるのではなく、脱線というか場外乱闘風に外部から論じる方向を狙っていたりします。あまりやりすぎると「お前の個人的体験はいらんのだ」と言われそうですが、そのギリギリの線を狙います。

「ついつい惹き込まれて読んでしまうメルマガです」

 お褒めの言葉ありがとうございます。

 ほたる様、めろんぱん様、ありがとうございます。

 読者の方からコメント感想を頂くことは滅多になかったのですが、いきなり公的なオススメに選ばれるとは光栄です。

 これに力を得て今後も途切れることのないよう、確実に発行していくつもりです。

 

……しかし、今月号の発行が遅れています。

 今月の作品はクリスマスにちなんで、ドイツアグネスザッパー女史の『愛の一家』をテーマに設定し、図書館から借りてきています。まだ読んでいないのですが、今月中の発行に向けてラストスパートで完成させるつもりです。

 

 復刊ドットコムで「少年少女世界の名作文学 全50巻」の復刊リクエストにも投票し、TBしています。

  http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=9270

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  http://nazede.gozaru.jp/jouhouhassin.htm

 

2006-11-09 (木) アルファポリスについて

[]《メルマガアルファポリスについて 《メルマガ》アルファポリスについてを含むブックマーク 《メルマガ》アルファポリスについてのブックマークコメント

 メルマガを色々なスタンドから発行している体験から綴っていくメールマガジン配信スタンド比較シリーズです。

 これについてはHPに目次を作成しました。

  情報発信研究会 http://nazede.gozaru.jp/jouhouhassin.htm

 

 今回テーマにするのは、アルファポリスさんです。

  http://www.alphapolis.co.jp/

  

 アルファポリスは、はてなキーワード化されています。

  http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%a2%a5%eb%a5%d5%a5%a1%a5%dd%a5%ea%a5%b9

 この説明では、出版社という位置づけをされています。

 しかし実際は、出版だけにとどまらず、メルマガ配信を始め幅広いツールを有しているので、色々とネット活動に活用することができそうです。

    

 それでは見ていきます。トップページを見ると、色々なコンテンツがごちゃごちゃとあり、わかりにくい気がします。しかも非常に重いサイトです。

 私は複数スタンドから発行しているメルマガの、各スタンドごとの読者数に興味があり、色々と調べます。

 あるメルマガアルファポリスからも発行していたため、このアルファポリスを知りました。

 しかし当時はインターネット回線が非常に遅かったため、このアルファポリスの全容は分からずじまいでした。(表示されるまで待ちきれないほどの重さだった)

 最近インターネット回線を少し早くすることができたので、ようやくアルファポリスについて調べることができるようになったのです。

 

 それでは、アルファポリスコンテンツについて。

  http://www.alphapolis.co.jp/whats.php

に概略があります。それに沿って私なりに説明していきます。

 

★┓ 市民サイト について
┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 市民サイト トップページ

  http://www.alphapolis.co.jp/index_citi_site.php

    

 アルファポリスに会員登録(市民登録という)する際、まず最初に登録するのがユーザー名。

 アルファポリスでの活動は、このユーザー名で行います。これは後から変更することもできます。

  

 次に、「市民サイト」を1つ登録します。

 これは、アルファポリス市民として活動する際のいわば本籍地ともいうべきHPで、1つしか登録できません。

 アルファポリスから発行されたバナーを貼ると、クリックによるランキングに参加できます。

   

 なお、私が登録した市民サイト

   http://www.alphapolis.co.jp/each_citizen.php?citi_id=375015976

 

★┓ Webコンテンツ について
┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 Webコンテンツ トップページ

  http://www.alphapolis.co.jp/index_citi_cont.php

 

 次に、Webコンテンツを登録します。

 これは、市民サイトの下部構造となるコンテンツで、複数登録することができます。

  

市民サイト」と「Webコンテンツ」の違いについて、FAQ(良くある質問) で説明されていますが、ログインしないと見えないようなので少し引用します。

 「市民サイト」はサイト(=ホームページ)の登録です。

 お一人様原則一つの登録(トップページURL)となります。

 一方、「Webコンテンツ」はサイト上にある複数のコンテンツを個別に登録いただ

 けます。

 例えばあなたのホームページ小説が3篇、日記が一つ、写真をまとめたコーナー

 が一つある場合、それら5つのコンテンツを個別に「Webコンテンツ」に登録(各々のコ

 ンテンツがあるURL)いただけます。

 市民サイトと同様、ソースを貼り付けるランキングバナーが発行されるので、ランキングに参加して励みにすることができます。

  

 なお、私が登録したWebコンテンツ

   http://www.alphapolis.co.jp/citi_cont_various_ci.php?citi_id=375015976

    

★┓ ドリームブッククラブ について
┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  http://www.alphapolis.co.jp/index_dbc.php

  

 これも「Webコンテンツ」のようなものですが、出版を前提としているコンテンツです。

 だからエントリー条件が「Webコンテンツ」よりも厳密になってきます。

 投票ポイントをたくさんもらえると出版してもらえるようです。

   http://www.alphapolis.co.jp/index_book.php (過去に出版された本)

  

 私もいずれ挑戦してみたいものです。

 詳しくは、下記公式説明ページへ。

   http://www.alphapolis.co.jp/dreambookclub/guide/whats.html

 

★┓ メールマガジン&掲示板 について
┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 アルファポリスメルマガ トップページ

   http://www.alphapolis.co.jp/index_maga.php

 

 メールマガジン配信機能もあります。

 登録してから承認が下りるまで1週間程度。結構早い。

 申請が却下されることがありうるのかどうかは分かりません。

   

 発行が承認されると、毎週月曜に発行される「アルファポリス通信」で紹介されます。

 これは、「市民サイト」「Webコンテンツ」「ドリームブッククラブ 」も同じで、新しく登録した時は次に発行される「アルファポリス通信」で紹介されます。

 

 なお、私が登録したメルマガ

   http://www.alphapolis.co.jp/maga.php?citi_id=375015976

 

 また、アルファポリスに特長的な機能として、掲示板も作成できるということがあります。

アルファポリスカフェ掲示板トップページ

   http://www.alphapolis.co.jp/index_bbs.php

アルファポリス内に専用のメールマガジン感想掲示板を立ち上げることが出来ます。メールマガジンのPRや読者との交流などにもご利用ください。またアルファポリス以外のメルマガスタンドの読者にご案内ご利用いただくことも問題ありません。

 これは嬉しい機能ですね。

 メルマガ発行機能に掲示板が付いてくるというと、昔、melma!にもそんな機能があったことを思い出します。

 私は色々なメルマガ掲示板を見て回りましたが、宣伝の書き込みばかりで、あまりうまく活用されていない、という印象を持ちました。そうしているうちに、melma!の掲示板機能がなくなってしまったわけです。

 このアルファポリス掲示板は、書き込みがあれば管理人に通知が来るそうで、活発な掲示板アルファポリスサイトや「アルファポリス通信」でも紹介があるようで、活用しがいがありそうです。

 

……以上、現時点で書けるアルファポリスの説明でした。

 今後アルファポリスを利用するに当たり、随時訂正していくこともあると思います。

 

  

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★┓メルマガ紹介ページについて 
┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 メルマガ紹介ページ見本

 “『三四郎』な人生論” http://www.alphapolis.co.jp/maga.php?maga_id=1000410

 

 デザインは綺麗。デフォルトとして、サンプル版が表示される設定になっている。

 重いのが難点。

 バックナンバーは、全部が保存されるようだ。

 バックナンバーの表示に対する不満としては、字が小さいことと、リンクが生きていないこと。

  

★┓ 新規発行までの流れ 
┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

“『三四郎』な人生論”の発行に当たっては、月曜の早朝に申請したところ、土曜の早朝に申請が下りた。

 アルファポリスの公式誌は毎週月曜に発行されるのだが、その直後の公式誌で新着メルマガとして紹介されるという。

 申請から公式誌での新着掲載までわずか1週間。まぐまぐより早い。メルマガ発行スタンド最短ではないか。

 申請から公式誌での新着掲載まで1か月もかかる カプライト には見習ってほしいものである。

 

★┓ 長期間発行しない場合の扱い 
┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 以前、試験的に『市井ディレッタント』というメルマガを出したことがあった。ブログで書いた記事を紹介するというもの。結局2回出しただけでやめてしまった。

 このメルマガアルファポリスから出していた。

 2007年2月1日に発行してから1年以上放置した3月10日に廃刊のお知らせを出すことができたのだから、今のところ1年間程度は発行しなくてもおとがめなしなんだろう。

 まぐまぐヤフーメルマガでは発行が滞るとスタンドから催促され、それでも発行しないと、まぐまぐでは休刊扱いとなり、ヤフーでは廃刊処分されてしまう。

 実際、『市井ディレッタント』はヤフーメルマガからも発行していたのであるが、催促されても発行しなかったために廃刊処分になってしまった。

 この、長期発行なしの場合の催促や休刊廃刊処分というのも、メルマガの継続のための動機付けにもなるなどの長所がある。一方で、マイペースで発行したいという発行者もいるだろう。その点、人により色々な感じ方があっていい。

 しかし、廃刊処分されてから後悔してもはじまらないので、長期間発行しない場合の扱いについては、知っておくことも大切だろう。


★┓  発行者にとってのメリット
┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 上に紹介したように、アルファポリスメルマガ発行だけでなく、他にも色々とコンテンツがあるので、それらと組み合わせることで自分の持つサイトを有機的に活用していくことができる。

市民サイト」「Webコンテンツ」はランキング形式にもなっている。

ドリームブッククラブ」で、出版にチャレンジしてみることもできる(壁は高いようだが)。

 掲示板活用できる。

 サイトや公式メルマガで、【週間部数増】の上位メルマガが紹介されているが、登場するのは毎回同じメルマガである。

 ランク入り → 目立つ → 部数増

という好循環に入っているのだろう。ということは、アルファポリスメルマガではごく一部の勝ち組と大部分の負け組の格差が激しいということか?ツールは充実しているのだから、うまく活用して勝ち組になれるよう頑張ろう!?

 部数獲得力に関してはまぐまぐの比ではないと思われるが、その他のツールを活用するという点で、選択肢に入れてもいいスタンドでは?

 

★┓ 読者にとってのメリット・デメリット
┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 発行者がドリームブッククラブでの投票を行った時に投票協力することができる。

 

 メルマガの件名は

メールマガジン ID 1000410" <mailmaga@alphapolis.co.jp> 

 

などとなり、各メルマガごとにID番号が付いているので、フォルダメルマガごとに並べ替えることができる。

 

 最近まぐまぐからのメルマガの末尾に

「このメールに返信すれば、発行者さんへ感想を送れます」

という文言が入るようになった。

 確かに便利な機能とも言えるが、迷惑メール荒らしメールなどに悪用されることもあるので、人ぞれぞれだろう。

 アルファポリスメルマガでは、メルマガを返信しても発行者には届かないようになっている。

 

 あと、いつも書くことであるが、まぐまぐと比べて読者数が少ないスタンドだと思われるので、モラルのない発行者だと、面倒がって断りなく発行をやめることがあるかもしれない。確実に読みたいメルマガだと、発効状況の注意・監視が必要であろう。

 ここはもう、発行者のモラルに期待し、読者の方でもリテラシーを向上していくしかないであろう。あえて多数派であるまぐまぐからでなく少数派のスタンドから購読するということは、何らかの意志があるのでしょう、ということで、発行者が扱いに差をつければ声を上げていきましょう。

  

……ということで、メルマガを発行するにしても読むにしても、まぐまぐ以外の選択肢もあるということは知っておいて損ではない。時と場合によって他のスタンド活用も考えてみましょう、ということです。

  

情報発信】カテゴリでは、メルマガブログなど、一般の市井の人情報を発信することについてをつらつら書き綴っています。

 過去、こんなことを書いてきました。

   →バックナンバーへ

  

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2006-11-02 (木) 市井のディレッタント<<創刊号>>

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□/■/□/ 市井ディレッタント

/□/■/   〜普通の人が学問芸術を楽しむ総合学芸誌〜

■/□/    HP: http://www.diletantoj.net

/□/  ウェブログ: http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/

■/       <<創刊号>>

   

★┓ 創刊の辞 →

┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  普通の人が学問芸術を楽しむ総合学芸誌『市井ディレッタント』です。

  メルマガでは、インデックス(目次)ということで、ブログサイトへのリンクを概略とともに掲載しています。

  専門家でない市井の好事家の研究発表・交流の場とならんことを期待しています。

  毎月1回の発行を目標としていきます。

  

◆特集 中国文学◆ 

○┓ 水滸伝 梁山泊に集う108人の英雄の物語  →

┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20060920

 中学時代から始める『水滸伝』の正しい読み方とは?

 梁山泊の英雄達の二面性

 色々な事情のかね合わせの末の悲劇的な結末

 

○┓ 宝のひょうたん 現代にも通じる心理サスペンスディズニー映画化決定!】 →

┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20061015

 今から60年ほど前に書かれた中国の児童向けファンタジー

 何とディズニー映画化

 アンケートの意外な結果 日本では忘れ去られたのか!?

  

言語学

★┓ 教養としての外国語知識 フランス語のbe動詞の否定形  →

┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20061029

 ボンジュール サ・ヴァ から始まるフランス語生活

 フランスを日常会話に取り入れよう!

 フランス語のbe動詞の否定形 

  

健康

□┓ 異汗性湿疹・汗疱の情報をシェアするための日記 →

┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   http://healthy.g.hatena.ne.jp/nazegaku/

 手の平に水泡ができ、それが膨らみ、やがて割れることを繰り返す謎の皮膚疾患・汗疱

 完治せずにしぶとく繰り返すことが特徴である。

 この謎の皮膚疾患に立ち向かう人々がいる!

  

芸術趣味

★┓ 宇宙遺伝子音楽のこと →

┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20060622

 宇宙遺伝子音楽にする試みがなされている!

★┓ 『グラスホッパー物語』を初めて聴いた! →

┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20060715

 子どもから老人まで年をとっていくにつれその世代に応じて味わいが増す名曲。

 こういった世代を超えて鑑賞できる曲はどんどん出てきてほしいものです。

 

★┓ 「音曲漫才」は面白い  →

┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20060722

 こういったジャンルはもっと注目されてほしい。

 出でよ、音曲漫才の新人。

 

占い学◆

◎┓ 手相を見るのは思ったより簡単だった →

┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20061026

 ネーミングもすごいが、中味もすごい。

 結構読みやすい。手相の見方が一つ一つ分かりやすく丁寧に解説されている。

 手相を見るのは、こんなに簡単なことだったのか。

 

連続追及・格差社会

★┓ カネ持ちの陰謀年収格差100倍時代」の生き方 「基礎の基礎」 →

┗┛━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20061031

 負け組かつ下流かつ経済弱者である人々(私も含め)は、こういった状況を改めようとする意識を持つのは大事なのですが、一方その仕組みを理解し、負け組かつ下流かつ経済弱者である状況をどうやって克服していくか、克服できないまでも、その状況の中で潰れてしまわず豊かに幸せ暮らしていくにはどうすればいいのか考えていく必要があります。

 

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編集後記◆

 今回は私のサイトへのリンクだけでしたが、今後は色々な市井ディレッタント

の皆様に参加頂けたらと思います。

 このような試みに興味を覚えた方は、ご連絡下さい。

  

◆投稿規定◆

 市井ディレッタントを自認する方のブログ記事やサイトページへのリンク

募集しております。

 現在参加者が少ないため、メルマガ1回発行につきお一方10までのリンク

を可能としておきます。

 但し、政治宗教など紛糾・荒らしの原因となるテーマのもの、

 あからさまな商用・アフィリエイト目的のものなど、

 冷静な学術研究とかけ離れていると判断されるものはお断りします。

 また、リンクされた記事には当サイトへの相互リンクをお願いします。

 掲載希望の方は、以下の

1)掲示板(作成予定)

2)メールフォーム(healthyグループ管理者に問い合わせ)

  http://healthy.g.hatena.ne.jp/about

3)メールアドレス

   doujin ●diletantoj.net

 (スペースを削除し、●を@に変更して下さい)

 にてお知らせ下さい。

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