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2006-12-21 (木) 水滸伝1973年日テレ版(中村敦夫主演)鑑賞記第10回

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弟19話 帰らざる将軍  脚本:宮川一郎・村野鐵太郎  監督:村野鐵太郎

 かつての近衛軍総司令官・呼延灼(丹波哲郎)は、高求が近衛軍総司令官となって以後、辺境の地に追いやられていた。

 しかし宋と国境を接す隣国・遼の国が国境を侵し、近衛軍総司令官・黄龍(夏木章)の軍を破り、宋の国は危機を迎えた。そのため高求は呼延灼を呼び戻し、遼の国との対決に向かわせる。

 

 呼延灼はかつて林冲の上司でもあり、林冲は都に向かう途中の呼延灼を出迎え、見送る。

 その後林冲と扈三娘は、都に残った呼延灼の息子・呼延儀(酒井修)とも偶然出会い、手合わせする。

 呼延儀は扈三娘には勝ち、林冲には負けて一勝一敗。友好的に別れる。

  

 呼延灼は連戦連勝、朝廷内での評価も上がり、帝も大層喜ぶ。

 そこで、呼延儀の結婚話が持ち上がり、高求が寥(宮口二郎)に呼延儀の身元を調べさせたところ、かつて呼延灼が成敗した山賊の頭目夫婦・おうせん と そんごじょう が残した赤ん坊を引き取って育てられたのが呼延儀だと判明。

 高求は、そのような出自の者を近衛軍として置いて置くわけにはいかない、しかし梁山泊を追討して手柄を立てればこのことは不問にする、と命じる。

 

 呼延灼が遼の国を追い払って都に凱旋すると、呼延儀は梁山泊に出陣した後だった。

 呼延儀邸に入ると、お目付け役として残しておいた片腕の劉(本郷淳)が、高求の罠にはまって口を滑らせてしまった、死んでお詫びする、と言い残して絶命。

 

 呼延儀はやみくもに梁山泊を攻めるが、上から矢が雨あられのように降ってきて、部下達と共に死ぬ。

 林冲達梁山泊の主だった者は、呼延儀の亡骸を到着した呼延灼に渡す。

 呼延灼は感謝した後、林冲と一騎打ちを始める。

 

 

 近衛軍は黄色いマフラーを巻いているが、近衛軍ではない呼延灼の軍は赤いマフラーを巻いていた。そして改めて官軍に認定されると、黄色いマフラーになった。

 

 林冲に呼延灼の出陣を伝えに来た扈三娘。今回はネイティブインディアン風の髪型・服装である。

 登場時には白いターバンを巻いてインド風だったが、17・18話では毛糸帽子を被ってコサック兵風だったし、色々なコスプレをしてくれる。

 このドラマ水滸伝登場人物の多彩なコスプレも見所である。

 

 高求の傍に控えていた人物、いつもは用心棒的な腹心の部下を連れているが、今までことごとく林冲達に討たれてしまったため、今回はひょろひょろした文官であった。ドラマの中での発音とエンディングの配役表を照らし合わせると、多分寥(宮口二郎)でいいと思われる。

 この寥、高求に直々の出陣を促す発言をしたり、帝が呼延灼を高く評価していると言ったり、高求の嫌がることをずけずけと言ってしぶい顔をさせている。一方、高求の命に従って呼延儀の身元を調べてきたり、なかなかのやり手のようである。高求と寥の関係はどのようなものなのだろうか。

 

 梁山泊は高求と戦っているのであって、遼の国の侵略を許すわけにはいかない、と宣言する林冲。ここら辺、原作の宋江の思想をなぞっている。

 呼延灼に、いざとなれば梁山泊が助けに行きます、と申し出るが、呼延灼は梁山泊を軽視し、あまり認めていないようである。

 

 高求の陰謀により窮地に陥る呼延灼親子。トップに高求のような悪い奴がいると、他にいくら有能な人物がいてもつぶされていく。地位の力とは強いものである。

 

 呼延儀率いる官軍梁山泊襲来を林冲達に知らせたのは、登竜(林道紀)。このドラマ、主要な配役はオープニングで配役表示され、番組中でも字幕で紹介される。

 今まで梁山泊の人物としてちょい役で登場していた登竜であるが、今回初めてオープニングと番組中の字幕で紹介されていた。

 

 名将・呼延灼の子として育てられていながら、呼延儀の戦法は単純すぎる。

 

 

 林冲と一騎打ちを始めた呼延灼。しかし数合手合わせした後、林冲に問う。

「林冲と山賊の徒と一線を画するものは?」

「国と民を愛する心」

 この答えを聞くと呼延灼は戦いをやめ、高求いる限り近衛軍の軍服を着ないと誓って引き揚げていく。

 今回のタイトルはこのことを意味していたのか。

 しかし、高求から命じられた梁山泊追討の命に従わないのだから、その後の処遇が心配である。

 その後呼延灼は宋国の中でどのような立場でやっていくのだろうか。

 今後呼延灼は再び梁山泊とかかわって仲間入りするのだろうか。

 オープニングの映像では梁山泊軍の一員となって進軍しているのであるが。

   

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弟20話 親子砲の最後  脚本:宮川一郎・村野鐵太郎  監督:村野鐵太郎

 梁山泊に悩んでいる高求に、寥(宮口二郎)が耳寄りな情報を持って来る。

 イスラム世界に火薬技術を学びに行っていた轟天雷(根上淳)が中国に帰国したという。

 早速、都に呼び寄せる高求。

 しかし道中、轟天雷親子は盗賊に有り金全部と馬を奪われ、立ち往生。阮三兄弟が通りがかり、二人を梁山泊に連れて行って轟天雷を療養させる。

 息子・轟思文(根岸一正) は、ここが噂に聞く梁山泊ではないかと探り、石落としの仕掛けを誤作動させて石に足を挟まれる。轟天雷は火薬の技術を使って石を破壊、息子を救う。

 火薬の知識を少しは持つ張順(長谷川明男)は、見よう見まねで火薬を製造しようとするができない。

 

 梁山泊が空になった隙に轟親子は脱出しようとするが戻って来た一同に発見され、轟天雷は無理がたたって寝込む。

 阮三兄弟が城内の役所倉庫から奪って来た特効薬・けいしんたんのおかげで轟天雷は回復。

 轟天雷は林冲の義に報い、火薬の製造法を教えることを決意する。

 

 轟天雷の指導の下、梁山泊の面々は火薬と爆裂弾の製造に成功。さらに大砲製造に取り掛かる。しかし苦労の末完成した第1号は弱くて粉々になってしまう。

 林冲は思案の末、1本の矢は折れても3本まとめると折れにくくなることを発見。砲身の周りを別の砲身で囲って強化する方式を考案。そうやって完成された大砲は“親子砲”と名付けられた。

 完成の喜びに浸る間もなく、登竜が、官軍の攻撃を伝えに来る。

 早速親子砲は実戦に使用され、官軍をなぎ倒して敗走させる。

 

  

 高求に耳寄りな情報を持って来る寥(宮口二郎)。しかもその時点で既に高求の名で轟親子を呼んでいるという。高求の意図を汲んで手を回す寥。なかなかのやり手である。

 

 捕らわれた村長を救出するために出動する梁山泊軍。なぜか馬を使わず、走っている。その中に宋江(大林丈史)も混じっているが、少し腹が出てドタバタしたイメージ。他に扈三娘や登竜や阮三兄弟もいるが、史進(あおい輝彦)や他の主力メンバーは登場せず。この一団が下山した後は、火薬作りに熱中している張順以外は梁山泊空っぽになり、轟親子の脱出を見逃す。ちょっと無用心ではないか。それにこんなに梁山泊住人は少ないのか。頭領の晁蓋(山形勲)など、他のメンバーは?それともここは梁山泊そのものではなく、ふもとにある出先機関なのだろうか。

 

 村長が捕らわれたという情報を持ってきたのは、前回から露出が多くなってきた登竜。今回もセリフこそなかったが、画面の端々に目立って露出していた。しかし今までならこういった情報は戴宗(黒沢年男)が持ってきたのだが。そういえば戴宗も、燕麗(中山麻理)と死に別れた祝家荘との戦い以降は登場していない。

 

 轟天雷の息子・轟思文は、科挙試験合格を目指す若者。始めは梁山泊盗賊の集団と見て敵視していたが、父親の看病をしてもらったり、村長父娘から梁山泊や高求の本当の評判を聞いたりして科挙をあきらめ、父親に火薬の作り方を伝授するよう進言する。

 

 石炭鉄鉱石を熱して鉄分を溶かして得、鋳型にはめて鉄を作る。

 大変な技術である。

 このようなことができる技術を持つだけでもすごいことであるし、さらに、そこから得られる鉄も非常に役に立つ。古代、鉄を利用する技術を得た部族が文明的にも戦力的にも強大になったということが納得できる。

 

 

 親子砲の効果に驚く梁山泊勢。

 しかし林冲は、親子砲の破壊を提案する。

「人が作った兵器が簡単に人を大量に殺戮することが許されることなのか」

 宋江も言う。

「城に頼るものは城に裏切られ、武器に頼るものは武器裏切られるといいます」

 扈三娘も同意する。

「戦いの規模が大きくなれば犠牲も多くなる」

 林冲は、武器に頼ることなく、今までのように正しい義と人の和と地の利で戦っていくことを宣言。

 親子砲は破壊され、谷に落とされる。

 

 轟天雷が故郷に帰る時、せめて息子だけでも梁山泊に置いてくれ、と頼むが、林冲はいずれ高求の支配も終わり、平和な世になりましょう、我々は別れていても仲間だ、と断る。

 その後故郷に戻ってから轟天雷は火薬作りをやめ、轟思文は学問に励み、朝野に名を知らしめたという。

 

 原作では轟天雷は梁山泊入りしましたが、このドラマ版では仲間入りしなかったようだ。

 今でも沢山居過ぎて全員出すことができないのに、これ以上仲間が増えても出番確保に困るということだろうか。

 轟天雷の脚には梁山泊の気候は良くないというし、轟思文は学究肌だから梁山泊の生活には向いていないだろうから順当な判断だろうか。

 そういえば今回も晁蓋親分は登場しなかった。

 というか、明らかに梁山泊の地形が変わっている。

  

 王倫がいた頃は川に囲まれた島であり、行き来するのに船が必要だったのに、前回にしろ今回にしろ、他の土地と地続きの山のような感じである。官軍は簡単に登ってくるし。

 住居も、王倫時代には中国風の建物の中に住んでいたのに、今回は山の中の洞穴になっていた。

 やはりここは梁山泊本拠地ではなく、別の場所にある出先機関なのだろうか。

 しかし林冲はこの場所を「梁山泊」と言っているし、官軍梁山泊を攻めるといってこの場所を攻撃してくるし。

 弟15話 二人の魯達 で悪法師・如海(小林昭二)に見取り図を描かれたので、本拠地を引っ越したのだろうか?まさか。

 

 ともかく、梁山泊の描写がもっと知りたいし、それに梁山泊オールスターズの登場をもっと増やして欲しい。  

  

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