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2017-03-13 (月) 二人の探偵が登場 赤毛のレドメイン家 フィルポッツ

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f:id:nazegaku:20170314160337j:image カバー 石垣栄蔵

  『赤毛のレドメイン家 (1979年) (旺文社文庫)


 江戸川乱歩が高く評価したという古典的名作。

 同じ著者による『闇からの声』の感想検索すると、

「『赤毛のレドメイン家』より良かった」

と書かれている方が目立ったので、読んでみました。


  

 確かに驚くべき展開です。

 古典的ミステリーホームズ役とワトソン役が登場することが多いのですが、本作品では探偵刑事)が二人登場します

 ピーター・ガンズがホームズ役で、マークブレンドンワトソン役の刑事となります

 マークブレンドンスコットランドヤードの敏腕刑事ということですが、今回の捜査では苦戦します

 ブレンドン刑事はガンズ探偵に色々とアドバイスを受けます

 読者はブレンドン刑事になった気になって、果たして事件真相推理することができるでしょうか。


  

 確かに「驚きの真相」「どんでん返し」なのですが、それを強調すること自体ネタバレになります

 私も事件構造がある程度想像つきました。しかし完全に100%推理することはなかなかできないでしょう。

 この作品が描かれた当時、或いは江戸川乱歩時代には確かに驚愕したであろう真相ですが、最近の読者は目が肥えているようだから

 古典的ミステリー特に作品は、ミステリー知識が増えてすれっからしになる前の純真な時期に前知識なしに読むのがいいのでしょうね。

 しかし、『闇からの声』にしろフィルポッツの描く人物は味わい深い。悪人ですら魅力的です。


  

 ところで、本書にはジョン・リングローズという名前人物が登場します

 マイケルペンディーンロバート・レドメイン行方不明になった最初事件調査の際、ロバートらしき人物を目撃したと証言したという石切職人さん?です。

 台詞描写もなく、地元警察署長が「こんな証言があった」と言及するだけのチョイ役です。

 本作品の3年後、フィルポッツは『闇からの声』を発表します

 言うまでもなくそ作品に登場する主人公探偵の名はジョン・リングローズ

 主人公を演ずる前に脇役で出演されていたとは。


  

 今回私が読んだのは井内雄四郎訳の旺文社文庫版(1979年5月)。

 訳者による巻末の7ページほどの解説は簡にして要を得た的確なものと思います


 

現代科学の発達とともに、ますます推理小説トリックも複雑・緻密になっている。そういうタイプの推理小説に日頃親しんだ読者なら、この作品に用いられたトリックぐらいなら、すぐに見破られるにちがいない。」

「それに、人間変装が、この作品におけるほど完全におこなえるものかどうかも、大いに異存のあるところだろう。その意味では、この作品は、今日の読者の眼から見れば、それほどの素晴らしいトリックを誇る作品とも思われず、したがってそれほど大きな意外性もないといえるかもしれない」


……と、ネット上にもよくある本作品の弱点を挙げながらも、本作品の意義について論じられています

 なお、ウィキペディアの【赤毛のレドメイン家】の項目で、日本代表的翻訳が記されていますが、現時点(2017年3月13日)で井内雄四郎訳の旺文社文庫版の記述がありません。


 wikipedia:井内雄四郎

 wikipedia:赤毛のレドメイン家

 wikipedia:イーデン・フィルポッツ


Aga-Search イーデン・フィルポッツハリントン・へクスト)(Eden Phillpotts)

   http://www.aga-search.com/writer/eden_phillpotts/


ヨッシーワールド

『赤毛のレドメイン家』イーデン・フィルポッツ

   http://yossiworld.blog72.fc2.com/blog-entry-1275.html

蜥蜴蜉蝣 −とかげろう−

 イーデン・フィルポッツ『赤毛のレドメイン家』

   http://blog.livedoor.jp/yotsuya151/archives/20558820.html

僕の猫舎

 赤毛のレドメイン家【感想雑記】ーイーデン・フィルポッツ

   http://tsurezurenarumama.hatenablog.com/entry/2016/02/15/070000

こぶたの書斎 赤毛のレドメイン

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 赤毛のレドメイン家 (創元推理文庫 111-1) 赤毛のレドメイン家―乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10〈1〉 (集英社文庫) 緑衣の鬼 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書) 闇からの声 (創元推理文庫)


  

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