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森羅万象・魑魅魍魎を楽しみ・考える不定期連載ウェブログです。本日ものんびり開店休業中。

   ◆◇過去ログ一覧ページ◇◆   


2017-07-28 (金) 【バイオ教授の殺人ゼミナール 藤本大三郎】サイエンス・ミステリー

[]【バイオ教授殺人ゼミナール 藤本大三郎】サイエンスミステリー 【バイオ教授の殺人ゼミナール 藤本大三郎】サイエンス・ミステリーを含むブックマーク 【バイオ教授の殺人ゼミナール 藤本大三郎】サイエンス・ミステリーのブックマークコメント

f:id:nazegaku:20170801201507j:image  バイオ教授の殺人ゼミナール

   帯付き画像


 舞台はある小さな大学生化学教室教授名前は藤木倍男。「ますお」と読むのだが「バイオ」と呼ばれている。

 それでこの教室お茶時間殺人事件話題が出て推理合戦する話。

 わずか12〜13ページの短い話ながら、事件にまつわるバイオ用語解説があったり、バイオ教授によるバイオ技術を使ったトリック推理があったり、美人秘書の吉中サユリさんによるもっと単純なトリック推理があったり、よくこれだけのページに詰め込んだなと。

 原作は今は亡き科学雑誌科学朝日」に連載されたものだとか。よくも毎月ネタが尽きずに書き続けられたもんだなと。

 まあこれだけ短いのだから、そんなに複雑で入り組んだ事件でもトリックでもありません。

 発行年代が古い(1990年。何と30年近く前だ!)ので、今では古臭く感じるのかと思いましたが、バイオテクノロジーの基礎事項として今後も知っておかなくてはならない必須事項ばかりです。

 本書に収録された短編をタネにして推理ゲームをしても楽しいのではないでしょうか。


  

第5話 死の遺伝子占い

密度が高いというか詰め込み過ぎというか、よくここまで考えたなあという傑作。

 ある女性研究者が死亡した。自殺か他殺か?ベッドのそばの机の上にトランプが並べてあった。スートと数字を順に並べると……。

「これは遺伝暗号だ!」

学生たちがGCAUに直す。さらに3つづつ区切ってアミノ酸に直す。

「これをさらアミノ酸の一文字記号に直すのさ」


WAGGERY

ーこっけい、おどけ、冗談、わるふざけ、ひょうきん


彼女詩人であり、哲学者だったんだ!」

「たんなるふざけじゃないの?」


 

 ここで、バイオ教授が登場。

「このペプチドそのものに、意味があるんじゃないかと思うんだ」

「さっきのペプチドの構造だけれども、睡眠ペプチドに似ているからね」

彼女睡眠薬自殺ではなくて、このペプチドを投与されたのであり、気づいた彼女は、そのことを知らせるために、トランプを使って……」


  

 最後真打ち・サユリさんが登場!

ちょっと考えすぎじゃないの?」


  

 トランプの並びで睡眠ペプチドを作るとはすごい。しかも思わせぶりな英単語ダブルミーニングになっているとは。遺伝子暗号!作者は色々と試行錯誤して決定したのでしょうか。

 バイオテクノロジー占いに関心ある私にとって非常に満足した回でした。


 本書のあとがき藤本先生は書かれています


科学進歩が、ひょっとしてミステリー世界にも新しいトリックを生みだす可能性を与えてくれるのではないだろうか。クリスティークイーンでさえまったく想像もできなかったトリックが、いまなら可能になってきたのではないか。」

SFとは一線を画したサイエンスミステリー可能ではないだろうか。」


  

 サイエンスミステリー!いいですね。(しかイニシャルにするとSMになってしまう)

 その後東野圭吾ガリレオシリーズブレイクしたので、ガリレオシリーズがこのジャンル代表でしょう。

 もっと色々出てきてもいいと思います


  

 さて、本書の著者は藤本大三郎という方です。実は奥本大三郎というよく似た名前の高名なフランス文学者がおられます


 wikipedia:奥本大三郎 


 藤本大三郎師もすごい方です。


東大在学中、最初一般公募江戸川乱歩賞に応募、仁木悦子西村京太郎らとともに予選通過作品に選ばれる」

現在東京農工大学教授


  

 師は一般向けの科学啓蒙書やミステリー作品を沢山出されています

 どれを読んでも科学知識が得られますから、一度読んでみてはどうでしょうか。


 バイオ教授の殺人ゼミナール

 バイオ探偵の事件簿

 二重らせん殺人事件


 グリオン・クライシス 図解雑学 老化のしくみと寿命 (図解雑学シリーズ) 長寿学―老化を防ぐ科学知識 (ちくま新書 (240)) バイオサイエンス入門―生命現象の不思議を探る (講談社現代新書)


出版社ページ  http://www.din.or.jp/~jcd03305/busyousya/


あいあんらっと

 バイオ探偵事件簿/藤本大三郎

  http://jubee.blog48.fc2.com/blog-entry-180.html

 二重らせん殺人事件藤本大三郎

  http://jubee.blog48.fc2.com/blog-entry-179.html

鴨がネギしょってやってきた

 藤本大三郎 バイオ探偵事件簿

  http://blog.livedoor.jp/negisikamo/archives/50864232.html


藤本大三郎「バイオ探偵事件簿」読了

  http://favolog.org/mysteryEQ/date-121210/asc

バイオ教授最後事件簿|藤本大三郎|創土社電子書籍|shinanobook.com|

  http://www.shinanobook.com/genre/book/879


OLDIES 三丁目のブログ

■[日々の冒険]探偵ガリレオ「戦いなんです。誰にも甘えてはいけない」

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20160617/p1

■[日々の冒険]海野十三赤外線男』 帆村荘六は“戦前探偵ガリレオ”か

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20160813/p1

■[速読読書]トリック実験したい 銀座幽霊 大阪圭吉

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20120726/p1


  

少年少女ネタバレ談話室(ネタばらし注意!)

予知夢第一章・夢想る ネタバレ感想 色々な人がいるもんだなあ

  http://sfclub.sblo.jp/article/175742205.html

容疑者Xの献身ネタバレ突っ込み漫談

  http://sfclub.sblo.jp/article/175899098.html


ブクログ http://booklog.jp/item/1/4794800762

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2017-07-27 (木) 気と宇宙エネルギーの科学 松本順

[]気と宇宙エネルギー科学 松本気と宇宙エネルギーの科学 松本順を含むブックマーク 気と宇宙エネルギーの科学 松本順のブックマークコメント

 気と宇宙エネルギーの科学―自分を飛躍させる 気と宇宙エネルギーの科学―自分を飛躍させる

   オビ付き画像はこちら


 私は元来マイナス思考というか最悪思考であってそのために重度のうつ病になって今でも精神状態が悪いので、定期的にこのような本を読まないとすぐにマイナス状態に戻ってしまう。

 基本的に類書と同じようなこと書かれているのですが、本書の発行は1992年執筆当時に著者が交友していた人名や著者が経験していたことなどが書かれていて、当時の歴史的記述が今読むと興味深い。

 以下、本書に挙げられているトピックを幾つか挙げてみます


松平龍門 = wikipedia:交楽龍弾 さん

 ↑変性意識状態に入れば人間可能性を発揮することができる友人の例として挙げられています


 政木和三先生と大脇一真少年についても書かれています

 大脇一真少年はその後どうなったのでしょうか。


 

 Oリングテストを使って研究している「VTT研究会」も紹介されています。Oリングテストで人を「木火土金水」に分類できるとか。

 この研究四柱推命や算命学を学ぶ者にとって興味深い。

 五行説証明になる研究ですが、どの部分の五行なのでしょうか?

 生まれた時の干も年月日時と4つあります。算命学では生日干を重視するから、やはり生日干で分類できるのでしょうか。

 それとも十二支を使うのでしょうか?

 それとも、四柱や三柱全体で判断するのでしょうか?

 干合があれば変化後で判断するのでしょうか?

 九星判断するということもあるのでしょうか。そしたら「土」が多く「水」や「火」が少なくなる。

 或いは、生日干支関係なく体形や体質で分類できるのでしょうか。

 色々疑問が出てきます


  

自らを知る大切さを教えてくれるVTT研究会

   https://bpa-japan.org/20150225-vtt/


 エーテル学説マイケルソン&モーリー実験によって否定されたが、

シルバートゥースがさらに精巧や測定装置を作って実験を行ったところ、エーテル存在確認することができた、という記述があります

 本当だとしたらすごいことですが、「シルバートゥース」で検索してもほとんどそれらしい記事は出てきません。


 wikipedia:エーテル (物理)


 深野一幸先生も紹介されています


平成オカルト業界紳士録(その1)深野一幸他

  http://www.mars.dti.ne.jp/~techno/text/text1.htm

オカルト否定している割には歴史改ざん主義安倍政権を支持している方のサイト

 著名人のためツイッターでもなぜかタイムラインによく現れる。

 はっきり言って大嫌いな方ですが、関心分野が一部重なっているのでこの方の文章勉強させて頂くことも多い。


株式会社野口総合研究所  http://www.noguchi-soken.jp/

↑この会社が開発してTVでも紹介されたという“宇宙エネルギー入りのスポーツウェア”の効果を調べる記述があります

 これ、もしかしてワンダゾーン』で放送されたものでしょうか。

 マジックシャツ六芒星マークを描いたら駄目でしょうか?

 この会社、まだ存続して「銀河水」を発売しています

 スポーツウェアの販売がないところを見ると……。


  

「私の本の読者であり、超能力者として最近注目されている伊東万寿男さんは、いろんな超能力現象を見せてくれる」

……と、驚くべき現象が紹介されていますお笑いじゃなくマジですごい!

伊東万寿男」を検索すると、エスパー伊東本名のようです。

 本書出版の年にエスパー伊東さんは32歳のはず。果たして同一人物でしょうか?それとも同姓同名他人


 wikipedia:エスパー伊東  


 化学者フリードリッヒ・フォン・シュトラドニッツがベンゼン環を発見したエピソードも紹介されています名前が長い方のようですが、今では一般的に「ケクレ」と表記されませんか?しかしこのエピソード、幾つかのバリエーションがあるようで、本書でも「バスに乗ろうとした時に思いついた」と記述されています


 wikipedia:アウグスト・ケクレ


 柳頼雅という画家についても触れられています

集合的無意識の英知がほとばしる」

「絵を基本から勉強したこともないのに、評論家から絶賛されるような絵を描いている」

と紹介されています

 検索しても出てこないのですが、一体どんな絵なのでしょうか。見てみたい。


 気と宇宙エネルギーの科学―自分を飛躍させる 気と宇宙エネルギーの科学―自分を飛躍させる


■[学問][自己啓発]ニューサイエンスによる『願望実現の心理学松本

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170404/p1

万年週末占い研究青年の覚え書き

 超能力易断 内田道師とニューサイエンス

  http://iching.seesaa.net/article/447411280.html


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2017-07-24 (月) 「牛肉と馬鈴薯」「春の鳥」国木田独歩

[]「牛肉と馬鈴薯」「春の鳥」国木田独歩 「牛肉と馬鈴薯」「春の鳥」国木田独歩を含むブックマーク 「牛肉と馬鈴薯」「春の鳥」国木田独歩のブックマークコメント

 牛肉と馬鈴薯 牛肉と馬鈴薯


  

 明治倶楽部なる社交クラブ岡本誠夫なる文筆家が竹内という男を訪ねて来るところから物語は始まる。

 こういう社交クラブというのはよく分からないのですが、ヴェルヌ『八十日間世界一周』でフィリアス・フォッグが通っていたようなところでしょうか。今の時代に似たような場所はあるのでしょうか。

 それはともかく、明治倶楽部には竹内をはじめ6人の先客がいました。この岡本なる文筆家は結構著名のようで、皆さん遠慮しているというか、一目置いているように見えます

 北海道炭鉱会社社員上村さんが

「お書きになった物は常に拝見していますので……今後御懇意に……」

というほどです。

 しかし岡本さんはどういう分野の文章を書いておられるのでしょうか。

 純文学の分野ならこんな場所に来るほど儲からないだろうし、いい暮らしをしているらしい実業家上村さんが常に拝見するというと、経済関係や政論関係ジャンルでしょうか?それとも大衆文学・今でいうエンタメ関係でしょうか?

 それはともかく、筆の力でこういう場所に出入りできる身分になったとは成功者と言っていい身分です。


  

 国木田独歩作品は今まで何篇か読みましたが、誰かからの伝聞や書き手の回想という文体が多かったのですが、本作品三人称文体です。

 内容としては、「少年の悲哀」「春の鳥」といったものから作品のように立身出世した人々が社交クラブで語る作品まで、幅が広いですね。


 

 それで本作品では牛肉と馬鈴薯代表される人生観について議論が交わされ、中でも岡本の語りがメインとなります

 この岡本の語り、前半は岡本恋愛体験に関する興味深いものですが、それによって得た岡本人生観を語る後半はよく分かりません。

 人間、同じような経験をしてもそこから考えることは色々あるということを表しているようです。

 自分岡本のような経験をした場合牛肉と馬鈴薯についてどのような人生観を持つか考えるのも一興かと。


 

 ところで、岡本が訪ねて来た竹内という男の描写が少ないのはどういうことだろう。

 本作品三人称で描かれているようでありながら、実は竹内描写していたということなのでしょうか。そこら辺、叙述トリックミステリーに使えないでしょうか。


青空文庫 図書カード:No.323 牛肉と馬鈴薯

   http://www.aozora.gr.jp/cards/000038/card323.html

コトバンク

  https://kotobank.jp/word/%E7%89%9B%E8%82%89%E3%81%A8%E9%A6%AC%E9%88%B4%E8%96%AF-1526191


真っ黒いおなかん中。

 国木田独歩牛肉と馬鈴薯明治34年11月 [国木田独歩]

  http://japanese-literature.blog.so-net.ne.jp/2014-08-11

国木田独歩牛肉と馬鈴薯」ですが

  https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1059242030

国木田独歩の「牛肉と馬鈴薯」は何が言いたいのですか

  https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1344760483


ブクログ

 http://booklog.jp/item/7/000323

 http://booklog.jp/item/1/B009IXBGTO

読書メーター

 https://bookmeter.com/books/5634273


 春の鳥 春の鳥


  

 国木田独歩作品は、誰かの語った話という記述が多いように思うのですが、本作品は自らが六七年前に体験したこと、という形式です。

 多くの独歩作品のように物悲しい、しかし美しい、余韻の残る作品


青空文庫 図書カード:No.1057 春の鳥

  http://www.aozora.gr.jp/cards/000038/card1057.html

「春の鳥」に見る教師と生徒の関係

  https://ameblo.jp/jagaimouma/entry-11535964173.html

東京大学文学研究会公式ブログ

 国木田独歩『春の鳥』読書会

  http://blog.livedoor.jp/bunken_u_tokyo/archives/1762591.html

春の鳥/国木田独歩=六蔵=武蔵バガボンドスラムダンク連載再開? -

  http://go.shr.lc/2uPxbxm


ブクログ

  http://booklog.jp/item/7/001057

  http://booklog.jp/item/1/B009IXU1CC

読書メーター

  https://bookmeter.com/books/5650619


■[速読読書]「あの時分」「少年の悲哀」国木田独歩

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170706/p1

■[速読読書]「武蔵野」「詩想」国木田独歩

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170626/p1

■[速読読書]非凡なる凡人 国木田独歩

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20150331/p1

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2017-07-22 (土) わが家の歴史 三谷幸喜スペシャルドラマ

[]わが家の歴史 三谷幸喜スペシャルドラマ わが家の歴史 三谷幸喜スペシャルドラマを含むブックマーク わが家の歴史 三谷幸喜スペシャルドラマのブックマークコメント

 フジテレビ開局50周年特別企画 「わが家の歴史」DVD-BOX フジテレビ開局50周年特別企画 「わが家の歴史」DVD-BOX


 鬼塚大造(佐藤浩市)はすごいやり手。これだけ有能で押し出しが強くないと実業界成功しないし、本妻愛人の二つの家庭を両立できない。

 八女政子(柴咲コウ)を始め、八女家の人々は貧しいところから奮起して立身出世していく。こういうバイタリティ必要だ。

 私はそれと正反対で、結構まれ境遇に生まれながら精神が弱く人間関係が分からないので中学時代に重度のうつ病発症し、その後状況も症状も悪化する一方でとうとう人生から落伍してしまった。

 不孝で申し訳ないが、両親に結婚や孫の誕生で喜んでもらうことができなかった。

 わが家の歴史は私で終わってしまったのである

 まだ老化を自覚する年齢でもないが、いずれ老化を自覚するとこういう映画はいたたまれなくて見られなくなるだろう。

 そうなったら自らけりをつけなければならない。


 フジテレビ開局50周年特別企画 「わが家の歴史」DVD-BOX フジテレビ開局50周年特別企画 「わが家の歴史」DVD-BOX


 wikipedia:わが家の歴史


考えるための書評集 |

わが家の歴史』とはアンチ昭和家族

  http://ueshin.blog60.fc2.com/blog-entry-1431.html


■[映画]清須会議 二大陣営駆け引きを描く政治

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20170225/p1


ブクログ

  http://booklog.jp/item/1/B003ZX7ELW

  http://booklog.jp/item/1/B003ZX714C

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2017-07-17 (月) レントゲン、CT検査 医療被ばくのリスク (ちくま文庫)

[]レントゲンCT検査 医療被ばくのリスク (ちくま文庫) レントゲン、CT検査 医療被ばくのリスク (ちくま文庫)を含むブックマーク レントゲン、CT検査 医療被ばくのリスク (ちくま文庫)のブックマークコメント

 レントゲン、CT検査 医療被ばくのリスク (ちくま文庫) レントゲン、CT検査 医療被ばくのリスク (ちくま文庫)


  

 脳出血急性腹症はすぐに処置しないと命にかかわります

 やはりすぐに必要検査というものはあるものです。


 大淀町立大病院事件では、患者さんが病院たらい回しされている間に脳出血で亡くなりました。頭部CT撮影必要だったのです。


 wikipedia:大淀町立大淀病院事件


  

 アメリカ医療制度についてのマイケル・ムーア映画シッコ』では、保険制度のために病院たらい回しされているうちに急性腹症で亡くなった例が紹介されていました。


 

 医療被曝悪者にして叩いていると、こういった必要検査までできなくなってしまいます

 つまり、数十年後に発生するかしないか分からない癌の心配なんかするより、今現在生きるか死ぬかの問題なのです。

「あつものにこりてなますをふく」という言葉があります

原発事故にこりて医療被曝を叩く」といったところでしょうか。


  

リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください」

というわけの分からないタイトルの本がありましたが、

原発のことは嫌いでも放射線医学は嫌いにならないでください」

です。


  

 確かに本書を読んで、放射線が人体に及ぼす影響についてよく分かりました。閾値ホルミシス効果もなく、被ばくすれば被ばくするだけのリスクはあります

 それでもやはり必要検査というものはあります

 ただの頭痛脳出血か、ただの腹痛か緊急手術が必要急性腹症か。

 自己責任であり自己判断できるように、普段から身体からメッセージを受け取れるように気を付けていなくてはなりません。


  

 本書では健康診断意味がない、と主張しています

 確かにそういう考えの人も多く、そういう趣旨の本も色々出ています

 しかしやはり私は

「早期発見・早期治療

の方が信頼できるし納得できると思うのですが。

 それは考え方の問題でしょう。


  

 しかし本書を読んで初めて知って驚いたのは

福島原発事故汚染された土地に住む住民の年間の線量限度は

 20ミリシーベルト

ということです。

 公衆の1年間の線量限度は1ミリシーベルトですから、その20倍!

 これは極端な規制緩和というか安全緩和、健康緩和です。

 本書でも批判していて、これに関しては私も同意見です。


  

 ちなみに、本書に掲載された医療被曝の参考値。

 胸部レントゲンは0.12ミリシーベルト

 胸部CTは7.9ミリシーベルト

 バリウム注腸検査9.2ミリシーベルト


 

などと記されています

 福島の年間20ミリシーベルトとは、CTバリウム検査の2倍以上の値です。

 近藤誠氏をはじめ、医療被曝否定論客先生方は、福島の年間20ミリシーベルトについてどう考えているのでしょうか。寡聞にして私は知らないのですが。


 レントゲン、CT検査 医療被ばくのリスク (ちくま文庫) レントゲン、CT検査 医療被ばくのリスク (ちくま文庫)


 

■[健康]受ける?受けない?エックス線CT検査医療被ばくのリスク

   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20150104/p1

■[健康]CT検査で数十年後にがんになる確率が少しだけ高くなる

   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20140531/p1

■[健康]CT検査で数十年後にがんになる確率が少しだけ高くなる(2)

   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20140601/p1

■[健康]内部被曝からいのちを守る なぜいま内部被曝問題研究会を結成したのか

   http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20160126/p1

必要検査を受けないと「大変なことになりますよ!!」

   http://yorodzu.seesaa.net/article/419533000.html

■[健康][経済]シッコ SiCKO マイケル・ムーア

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20160823/p1


 

救急科専門医木村圭一の独り言群馬県高崎市

 妊娠レントゲン [医学関連]

  http://kekimura.blog.so-net.ne.jp/2010-06-06

妊娠放射線」フォ−ラム(2003.2.14) 要旨集の原稿

  http://anshin-kagaku.news.coocan.jp/sub030501ninsinhoushakikuti.htm

レントゲンCT検査 医療被ばくのリスク』を刊行した崎山比早子さんインタビュー

  https://www.cataloghouse.co.jp/yomimono/140805/

放射線被ばくについて 阪大附属病院

  http://www.hosp.med.osaka-u.ac.jp/home/hp-radio/info.html


  

高木学校 http://takasas.main.jp/


 

 wikipedia:高木仁三郎 wikipedia:原子力資料情報室


高木仁三郎の部屋 http://www.cnic.jp/takagi/

高木仁三郎市民科学基金 http://www.takagifund.org/

原子力資料情報室 http://www.cnic.jp/


 

ブクログ http://booklog.jp/item/1/4480431497

読書メーター https://bookmeter.com/books/8046856

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2017-07-06 (木) 「あの時分」「少年の悲哀」国木田独歩

[]「あの時分」「少年の悲哀」国木田独歩 「あの時分」「少年の悲哀」国木田独歩を含むブックマーク 「あの時分」「少年の悲哀」国木田独歩のブックマークコメント

 あの時分 あの時分


 国木田独歩作品は、誰かから聞いた話というパターンが多いのですが、本作品は作者自身を思わせる“窪田”さんの体験談という形式で書かれています

 大学時代を回顧して、主に樋口木村という同宿者について書かれています

 樋口については、佐藤春夫による珠玉の名品『オカアサン』と同じく、オウム台詞から始まる話。

『オカアサン』では書き手推理過程を分かりやすく説明してくれていましたが、本作品ではほのめかしているだけで読み手推理して補完しなくてはならない。

 世間知らずの私でもこれくらいは何とか想像できそう。小中学生時代に読んでも意味が分からなかったのではないでしょうか。


 

 冒頭で

>「あの時分」の話になると、われ知らず、青春の血潮が今ひとたびそのほおにのぼり、目もかがやき、声までがつやをもち、やさしや、涙さえ催されます。/


と勇ましいようなこと書かれていますが、やはり本作品国木田独歩作品らしい、物悲しい余韻を残す作品です。

 本作品で回顧される樋口木村は、大学卒業することなく消えていきました。

 また、語り手の窪田と仲よしだった下宿先の息子の四郎さんもその後まもなくして脊髄病にかかって亡くなったといいます

「縁が薄い」「影が薄い」という言葉が使われていますが、当時、弱肉強食生存競争世界で世に出ることなく消え去った人も多くいたのでしょうね。


 

 本作品には他にも窪田の同宿者・政治科の鷹見と法科の上田が登場します。この実学系の二人は立派に立身出世して学生時代のことを上から目線で語り合うご身分になっているようです。

 樋口木村はどの学科不明のようですが、実学系の二人とは肌合いが違って、文科系雰囲気があります

樋口木村もどこか似ている性質があるようにも思われますが」

「この二人はとにかくある類似した色を持っていることは確かです」

と書かれています

 そして、書き手の窪田さんの専門についても明らかにはされていないのですが、どうやら窪田さんは政法の二人よりも樋口木村の方に近いような書きぶりです。

(作者の国木田独歩東京専門学校(現・早稲田大学英語普通科中退のようです。)

 それはともかく窪田さんもまた政法出身者と肩を並べて学生時代を語り合える身分になったのだからすごいことですね。

 しかしこの作品は、志半ばで消えていった人々にも目配りする視点があります。そこが独歩作品の味わいです。


青空文庫 図書カード:No.1044 あの時分

 http://www.aozora.gr.jp/cards/000038/card1044.html

  http://www.aozora.gr.jp/cards/000038/files/1044_15933.html


教養の森

 濫読の時分 ――「教養」の来た道(23) 天野雅郎

  http://www.wakayama-u.ac.jp/kyoyonomori/message/-23.php

 再読『あの時分』――「教養」の来た道(224) 天野雅郎

  http://www.wakayama-u.ac.jp/kyoyonomori/message/224.php


■[名作文学]『文豪探偵小説』(佐藤春夫『オカアサン』収録)

  http://d.hatena.ne.jp/nazegaku/20161030/p1


ブクログ

 http://booklog.jp/item/7/001044

 http://booklog.jp/item/1/B009IXTC04

読書メーター

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 少年の悲哀 少年の悲哀


 一人の男が話した少年の日の出来事。

 本作品に登場する若い女は一体どんな境遇でどんな事情があったのか。

 その女と徳さん関係想像するしかない。

 少年にこんな体験をさせる徳さんも罪やのう。

 確かにそれ自体悲しい思い出ですが、世間知らずの子どもだった故に慰める言葉をかけてやれなかったことも哀しさを増す。

 住居から舟を簡単に出せる構造になっているようだ。


 wikipedia:伊根の舟屋


のような構造なのでしょうか。


青空文庫 図書カード:No.326 少年の悲哀(旧字旧仮名作品ID326) 

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青空文庫 図書カード:No.334 少年の悲哀(新字新仮名作品ID334) 

  http://www.aozora.gr.jp/cards/000038/card334.html


狐人日記

少年の悲哀/国木田独歩大人になれば強くなれると信じていませんか?

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