はてなべ −備忘録−

2014-02-01

2014-01-31

[] 戦略拠点32098 楽園 ★★★★☆

長谷敏司のデビュー作でラノベのレーベルから出ていたが、最寄りの図書館の蔵書に無く、懸案であった。昨年の秋にKindle版がアナウンスされたのを機に予約購入。なぜか刊行まで3カ月ほども待たされたが、予約割引的なもので僅か¥200。しかし、その後koboの角川文庫割引対抗で\120ほどになってた... なお、現在の販売価格は¥400。このあたりのダイナミックな価格変動が電子本らしく興味深い。

(追記:知らなかったけど、70%オフの後に昨日まで50%オフだったらしい。また、セールのおかげで本書はラノベランキングの上位に入ったとか。めでたい。

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また、長谷敏司は『あなたのための物語』『Beatless』に加え『円環少女』全13巻を、全て図書館で借りて読んでおり、少しは印税収入に貢献しなければならない作家リストの筆頭だったが、今回めでたくお布施を払えたことになる。

読書には久しぶりにKindle Paperwhiteを使った。Kindle本レイアウトは字が大きく、とても読みやすかった。いつもは通勤時間に読書するのだが、本書は寝る前に寝室で読み切った。Kindle Paperwhiteの照明レベル下から3番目くらいで読みやすく、目が疲れることもなかった。15分くらい読むと自然に眠くなって落ちた。というのを5日程度。ただし、ラストは夜中に目が覚めた時に40分程で読み切り、寝られなくなった...

これでようやく中身の感想に入る。第I部の楽園描写はのんびりしていて、いかにも楽園な雰囲気だが、かなり最初から宇宙戦争を背景に不穏な感じは漂う。中盤、第II部の最初にかけて、えらくエグい骨格の設定が明らかになるが、SF的には

どこかで見たような内容ではある。しかし、3人しかいない登場人物(多めに見て5人?)の心情、関係の変化を軸に、読み終わってみれば爽やかなラノベだったかという印象。デビュー作には全てがあるの典型、良書。自分がそうであったように、電子化で読者が増えることを望む。

2014-01-17

[] 躯体上の翼 ★★★★☆

躯体上の翼

躯体上の翼

冒頭の滅びゆく遠未来描写も悪くはないが、

道仕が出てくるあたりからもりあがってきた。この設定が一番好きかも。

以降、戦闘美少女が活躍する話が主であり、それなりに楽しめた。ありがちな形容だが、映像向き。

SF設定はそれなりにしっかりしてるように見えて、実際は従属的と考えればよいかと。

キャラとしては高級師団長がいい味出してる。物語の後を想像して笑う。

それにしても腑に落ちなすぎる点が少なくとも2か所あり、こちらはコメント欄へ(ネタバレあり)どちらも、お話しの転機だったりする...

総合評価としては甘めの★4。

(人様の感想など目にして追記)

・たしかに『BLAME』っぽい。あのビジュアルは強烈だった。他にも似たようなSFを読んだ気がするが思い出せない。

・言葉の感覚は面白いけど、『皆勤の徒』の後だと... 職業の「仕」の使い方が、中国由来かとか調べたけど、よくわからなかった。医師は医生と言うらしい(豆知識)

きれいなオチだが、この世界設定やキャラで別の展開が見たい気もした。

2014-01-15

[] 星界の戦旗V: 宿命の調べ ★★★☆☆

星界の戦旗V: 宿命の調べ (ハヤカワ文庫JA)

星界の戦旗V: 宿命の調べ (ハヤカワ文庫JA)

特に意外性無く第一部完。SF的にでも軍事的にでも、この先どうなるのだろう。気長に待ちたい。

2014-01-07

[] シオンシステム[完全版] ★★★★☆

シオンシステム[完全版] (ハヤカワ文庫JA)

シオンシステム[完全版] (ハヤカワ文庫JA)

虫寄生医療による医者いらずの未来。さらに進んだシオンシステムとは。そのまた先ではバイオメディカルSFの枠からも大きく拡大。

著者のアイデアが豊富で奇抜なことは、あいかわらず凄い。あの話がモチーフだなんて、中盤まで気がつかなかった。

しかし、オリジナル本編では政治的な駆け引きも面白かったが、完全版で補完された部分はトーンが違う。のは、まあ仕方ないか。