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全農がブラジルの穀物大手へ出資

 全国農業協同組合連合会JA全農、本所=東京都)は17日、JA全農の米国子会社である全農グレインのブラジル現地法人、全農グレインブラジルホールディングス(本社=サンパウロ州)が、ブラジルで穀物集荷.輸出事業を展開するALDC社(本社=サンパウロ州)への出資を決めました。
 ALDC社はブラジル資本最大の穀物集荷.販売業者であるアマッジ社と4大穀物メジャーの一つであるドレファスのブラジル法人、ドレファス・ブラジル社によって2009年に設立された合弁会社です。マラニャン州イタキ港に穀物輸出エレベーターを所有し、ブラジル北東部の穀物産地であるマピトバ地域(マラニャン州ピアウイ州トカンチンス州バイア州)に6カ所の内陸穀物集荷倉庫も保有する穀物集荷.輸出事業の大手です。
 全農グレインブラジルホールディングスはALDC社の株式33.333%を取得し、全農グレインブラジルホールディングス、アマッジ社、ドレファス・ブラジル社がそれぞれALDC社の株式を3分の1ずつ保有することになります。
 全農は、「ブラジルは世界有数の穀物輸出国であり、今後も生産.輸出拡大が見込まれる。ALDC社へ出資することで、ブラジル産飼料穀物からの供給ルートを確保し、安定供給に努めていく」としています。