ハワイに行ったら負け

先月、少し遅めのGWを取ったばかりであるが、もうそろそろ夏休みの予定について考えている。
仕事を変わって以降、時間に融通がきくようになったので普段少々無理をしてでもまとまった休みをとり旅に出ることにしている。
未だかって一度も行ったことはないがハワイというのは良いところなのだろうか。そんな噂をよく耳にする。いつかは行ってみたいと思っている。しかし・・・。

私には若い頃ヒッピー気取りで旅をしていた時期があって、その頃の行先は主に途上国だった。もちろん貧乏旅行だ。その当時よくこんな風に言っていた。

『ハワイなんかの観光地には年をとってから行けばいい。若いうちは若い時にしかできない旅がしたい』

実のところあれは負け惜しみだった。ハワイやヨーロッパなどに行くお金がないからそんな事を言っていただけだ。あの当時だってお金に余裕さえあればハワイ辺りで高級リゾートホテルに泊まってのんびりしてみたかったに決まってる。

さてさて、そんな私も今年で50歳。そろそろ優雅にハワイ旅行なんぞをしても良い頃ではないだろうか。 いや、しかし・・・。
今までずっと馬鹿にし続けてきたぬるい観光地ハワイに行くということは自分もジジイになったと認めるようなもので、それはなんだか世間とか世の中に対して負けを宣言するような気分になってしまう。
ハワイならまだまだ、60歳を過ぎてからでもいいんじゃないか。
いや、けどな〜・・・。 正直なところもういいんじゃないかという気も。
いつまでたっても私にとってハワイは憧れの場所である。。