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2010-12-22

日本語106/109/112キーボードとDvorak配列, DvorakYPについて

@yuzuemonさん主催の企画Dvorak Advent Calendarにお声を掛けていただきました.

この記事はそれの20日目, 12月23日分になります.

毛色が普段と全然違う記事ですが気にしないで下さい.


概要

日本語キーボードでDvorak配列を用いたい人向けの記事です.

筆者のOSWindowsですがLinuxにも少し触れます.

まず"Dvorak Simplified Keyboard for Japanese", "DvorakJP"について触れ,

独自定義の"DvorakYP(仮称)"を紹介します.

その後, LinuxではXmodmapを, Windowsではのどかを用いて

上記の配列を実装するファイルを掲載します.



Dvorak Simplified Keyboard for Japanese

http://www4.point.ne.jp/~ryke/

植竹さんが定義している106/109/112日本語keyboard用Dvorak配列です.

以下ではこれをDvorak109と呼ぶことにします.

上ページ内ではDvorakJPという略称も用いられているのですが,

現在これは別の配列(後述)を指すものとして知られていると思います.

ですので別の名称を与えます.


数字+Shiftの記号などが通常のDvorakと異なっています.

LinuxなどではDvorak配列がシステムで用意されていたりしますが,

普通のDvorakを日本語キーボードで使おうとすると

バッククォートなどが打てなくて泣きます.

Dvorak109はその解決案の1つというわけです.

どの程度スタンダードなのかは私は知らないですが,

私が用いている配列は, 5年くらい前に

初めてDvorakを使い始めたとき*1からずっとこれがベースです.


DvorakJP

http://www7.plala.or.jp/dvorakjp/

Aki:zさんが定義しているDvorak配列の機能拡張です.

通常のDvorak配列に対して拗音拡張などが定義されています.

今回のDvorak Advent Calendar企画にて

blechmusikさんがすでに詳細な解説記事を書かれていますので,

詳しくはそちらを参照いただければと思います.


DvorakYP(仮称)

これは上述のDvorak109配列を参考に私が勝手にキーを変更したものです.

特にどこにも公開していないですし(以前にmixiで日記を書いたことはありますが),

多分世界で私しか使ってない配列です. 具体的にはDvorak109に対して

  • p を / と交換(lの右隣に)
  • y を - と交換(sの右隣に)

という変更を行ったものです.

目的はもちろん, 日本語の子音を右手に集め, 交互打鍵率を高めるためです.

英語入力の効率は考えていませんので,

日本語以上に英文をタイプする機会がある方にはおすすめしません.*2


以下でこの変更を行った理由を説明します.

通常のDvorak配列において, 左手に存在する子音はypqjkxの6つです.

  • qはクァ行ですがそんなに使いませんし, ァを個別に打てばよいことにします.
  • jはジャ行ですが, これはzyaで行けます(ただし, 拗音拡張を併用する場合に限る).
  • kはカ行ですが, DvorakJPに従いcを代理します.
  • xはァ行ですが, laで行けます.

というわけで, 残ったypを右手側の記号と入れ替えれば,

全ての日本語子音が右手に集まったことになります.*3


加えて, uとiの上が空きますので, 二重母音拡張を

DvorakJPからさらに充実させることができます(ex. ACT).


Linuxでの実装

X上でキー配列を入れ替えるのにはXmodmapが便利です.*4

Xmodmapの使い方はぐぐれば色々と出てくるのでそちらをご参照下さい.

ターミナル

$ xmodmap -pke > ~/.Xmodmap 

とすると現在のキー配列をファイルに書きだすことができます.

通常のQwertyの状態でこれを実行し,

Dvorak109配列の位置を確認しながら.Xmodmapファイルを

ちまちま書き換えていけば実装することができます.


ここではDvorak109とDvorakYPの.Xmodmapファイルをアップしておきます.

109キーボードなら多分そのまま使えると思います(使えなかったらすみません).

dvorak109.Xmodmap

dvorakYP.Xmodmap


Windowsでの実装

いくつか方法があると思いますが, ここではのどかを用いて

キー配列を変更するものとします.

窓使いの憂鬱でも設定ファイルはあまり変わらなかったと記憶しています.

なおXPまたはそれ以前のWindowsでDvorak109を実現する方法は,

前述のDvorak109のページに記載されています.


のどかでは単にキー配列を変更する以上のことができます.

それらの機能を用いて, Dvorak109+DvorakJPを実装しました.

具体的には,

  • IMEがONのときはcとkが入れ替わる (但し,モディファイアキー(Shift, Ctrlなど)が押下されているときは入れ替えない).
  • 拗音拡張, 撥音拡張, 二重母音拡張(ai, ou, ei)の完全実装

となります. この.nodokaファイルをアップしておきます.

dvorak109.nodoka


また, DvorakYP+DvorakJPの実装も合わせて掲載します.

基本は上と同様ですが, さらに

・二重母音拡張(ai, ou, ei, uu, ii)を実装

しています.

dvorakYP.nodoka

*1:2003年〜2005年の間くらいのはずですが正確には憶えていません. 気づいたらDvorakを使っていました

*2:ただ私も英語は多少タイプしますが, そう大きな違和感はない感じがします.

*3:パ行やヤ行は外来語のカタカナ表現などでは結構出現するものです.

*4:X使わない方はここではフォローしません, すみません.

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