二次元オタの社会的地位

すっかり話題に乗り遅れてしまいましたが、結局マンガやアニメなどの二次元については児童ポルノの規制対象外となったようですね。
勘違いしてはいけないのですが、これは二次元オタの主張が認められたのではなく、世論がたまたま二次元オタの主張と一致しただけの話です。
二次元オタの社会的地位が確立されるのは、まだまだ先の話のようです。


二次元オタ属性の人は、とりわけ完全勝利となるまでは粘着し、愚痴をこぼし続けるようなイメージがあるのですが、そのへんはあまりこだわらずに、自分たちの主張が通りそうな思想に乗っかって場当たり的に難局を乗り切るのでもいいんじゃないかと思います。「寄らば大樹の陰」の精神です。
録音録画の補償金のときに、消費者の立場としてはJEITAを応援する風潮がありましたが、あれはたまたまJEITAの姿勢が消費者の主張に都合がよかっただけの話。
わかりやすい例えでは「敵の敵は味方」ということで、権利者団体に立ち向かうJEITAを自分たちの味方と認識していただけです。
JEITAは著作物について利用者の利便性を諮るように主張していたわけではなく、めんどくさい課金モデルを製造メーカーに押しつけられるのがイヤだったんですよ。
最近になってようやくMIAUができて消費者の立場により近い意見が出るようになりました。


話が逸れた。二次元オタの社会的地位の話です。
ちょっと過激なのですが。
二次元オタというのは精神疾患のひとつだと思うんですよ。というか精神疾患であることは明らかかと。Wikipediaの記事を斜め読みした感じでは成人の人格および行動の障害(F6群)あたりに分類されそうです。
性同一性障害や同性愛などについては、人権が尊重され社会的地位の確立が進んでいます。生産的ではない社会学的行動を肯定することになりますが、それよりも人権が尊重されるべきと世論が判断するように意識が変わってきているのです。
一緒にするなとか、不謹慎だいう声が聞こえてきそうですが、むしろなぜ一緒にしてはいけないのか、不謹慎なのかを問いたい。
冗談めかして三次元不要と言う人もいるけど、三次元に全く興味を示さない人も実際にいるんですよ。そういう人に対して現実逃避とか努力が足りないとか言うのは人権侵害のカードを切ってもいいんじゃないかとさえ思うのですよ。
誰にも迷惑かけないからそっとしておいてもらいたいものです。


マスメディアが茶化すので、なかなか二次元オタの社会的地位は確立できないでいますが、二次元オタに対する世論の理解が得られる日はまだまだ遠そうです。