Festina Lente2

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図書館見学

(写真は全て大きくなります)

きちんとした正装で出向くのは今日が最後。
正式の茶道のお手前ではないけれど、
お抹茶や桜湯、和菓子など日本のお菓子を振舞う。



今日も今日とて、相変わらずいい天気。
私は本当に晴れ女。
オフ・アンド・オンという言葉を覚えたけれど、
そんなに雨は降らなかったな。
こちらの空はどうしてこんなに高くて青いのか、
芝生は青々として美しいのか・・・。
カレンダーの上では冬だというのに。


  


もっとも、この南半球では「真夏に緑」どころではないらしい。
40度を越す暑さで草原は赤茶けて、(大地も赤いというのに)
夏に緑陰爽やかであるとか、緑滴る景色というものはありえない。
四季豊かな日本での常識は当てはまらないようだ。


  


図書館を見学。廃棄図書なのか、寄付本なのか1冊20セント。
何冊も同じ本がある。教科に関係してクラス分購入本?
資金を募るために少額の寄付も兼ねて、書架を占領する古い本、
寄付で余分に集まった本、書架に収まらない複本の類を
効率良くさばくことが出来ればいいのだが、日本では出来ない相談。
無料で引き取ってくれるだけでもありがたい。


  


年々増える本を処理する問題は頭が痛い。
選書するだけでも大変。本の購入費用さえもままならない。
ここではどんな風に工夫しているのか。
司書の方はいかにも図書室担当といった風情の老婦人で、
映画の俳優が演じているような、司書然とした面持ち。
まさに「適役」の方。まさかこの図書館を一人できりもり?



20セント山積みの本の中には見覚えのある題名が。
若草物語』や『秘密の花園』を探し出し、
子供のときに大好きだった本だと述べると、
「日本語に翻訳されたもので読んだのか」と尋ねてくる。
「無論そうだが、大学時代には英語で読んだよ」と答えると、
「好きな本を何冊でも持っていけ」というので、
有難くそれを含めて数冊の本を拝領。



ポスター、お話部屋、書架の配列、座り心地のいい椅子、
調べ物コーナー、辞書の貸出コーナー。
外は本なんて読んでいる場合じゃない言ってもいいくらい、
青い空、白い雲、緑の芝生。
全く冬の景色とは思えない。


  


建物の中に閉じこもっていないで、出かけたい。
せっかくこんな場所に来ているというのに。
時々雨が降ったり止んだり、でも概ね晴れ。
パンフレット類を並べてため息をつく。
行けないから、せめてパンフレット類だけで。


    


レモンケーキにソーダ入りのパン。
スローフードに慣れてきたか、私。
それでも、何だか物足りない。
ヨーロッパ旅行の時はそんなこと、感じたことはなかったのに、
ここではそう感じるのは何故だろう。
年を取ったということなのか。


  

世界の図書館百科

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