Festina Lente2

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義理の付き合い

浮き世の義理で付き合わなければならないことがある。
お役ご免になっても気になることが山ほどある。
顔を出したくなくても仕事柄出向くのが当然だろうとも思える。
別にもう今は関係無いから、顔を見るだけでも胸くそが悪いからと、
ぽんと放り出してしまえればどんなに楽だろう。
義理は通さなくてはならぬ、ならぬものはならぬ、
顔を出すのが筋だろうと思い定めて、
一昨日の土曜日の午後から夜に掛けて外出する。
薄着で出かけたからかも知れない。


いやいや、午後はまだ良かった。夜の宴席、想定外のことが続いた。
主賓とも言うべき人々を欠いた、というか、キャンセルが相次ぐ、
キャンセルというか、自主規制なのか。
示し合わせた反抗なのか、合意の元のキャンセルなのか。
私には判断の付きかねる異常事態となって、
本来ならば晴れやかな儀式の席となるはずものが、
殺伐とした場違いな雰囲気に。


悪い気に当てられて帰宅した。
良く日曜日は娘と出かけなければならない用事があり、
気分的に何とも言えない思いを引きずったまま、週明け。
悪い気、そういうものがあるならば、まさに。
顔見知りの人と目が点になりながら過ごした土曜の午後。
すっかり悪い気に当てられて風邪を引き込み、轟沈しかけた。


浮き世の義理は風邪のお土産付きでやって来た。
散々。