2009メモ

■1月
パイパー
冬の絵空
大槻ケンヂと絶望少女たち
中村屋兄弟トークショー
新春浅草歌舞伎


■2月
集合写真ライブ
JCSジャポネスク
パイパー
宮藤官九郎展@仙台
pixivフェスタ出展


■3月
JCSエルサレム
蜉蝣峠×2
pixivファンタジア参加


■4月
ユニコーン@横浜
集合写真ライブ
コルテオ
ラーメンズ「TOWER」


■5月
ユニコーン@埼玉
コミティア出展
R2C2×3
集合写真ライブ
バリ旅行


■6月
集合写真ライブ
桜姫
筋少
ユイット閉店
ラーメンズ「TOWER」


■7月
「ザ ベスト オブ 表現・さわやか」
pixivフェスタ出展
桜姫
ヤマト魂『Heavens 〜夜と夜と音楽〜』
クラシックコンサート@MM
フジロック×2
あべ一座収録


■8月
グループ魂@東京
ダイバー
集合写真ライブ
狭き門より入れ


■9月
ダイバー×2
筋少×2
ネジと紙幣
集合写真ライブ
サッちゃんの明日


■10月
宮藤さんサイン会
印獣
五反田団<生きてるものはいないのか><生きてるものか>
絶望葬会


■11月
SPARK出展
筋少C.C.レモンホール
維新派「ろじ式」
軽井沢旅行
コウモリダンス動画作成


■12月
歌舞伎座×2
「操り三番叟」「野崎村」「身替座禅」「大江戸りびんぐでっど」
文学フリマ出展
ポツネン氏の庭@北海道
cdj09-10 ×2
冬コミ出展
集合写真ライブ


映画と本は省略。

 走れメルス

野田地図の「走れメルス」を観て参りました。
遊眠社の初期の作品だとは思っていたのですが
本当に初期だった。
見てみたら第2回公演からやっておられました。

言葉遊びの応酬。
そこまで初期の作品は観たことが無かったのですが、
最近のに比べると、
言葉遊びでイメージが絡んで繋がっていく感じが
ちと弱いような気が致しました。
でも、そのぶん、そこに比重を置いている
情熱のようなものは感じたかも…。

いえ…勝手に感じてるだけなので
分かりませんが(爆)

作品のストーリーとかテーマとかよりも、
演劇の方法論、見せ方、在り方みたいな所への
意識が感じられた戯曲でした。これも勝手に感じてますけども。

野田戯曲の「言葉遊び」「あらすじの書けない物語」
「とにかく走りまくる動き」「二つの世界の同時進行」
…といった要素は、今でこそ、当り前のようにあるし
違和感もありませんが、
何もないところから、まず、そういった要素を作って、
見せようとするチカラのようなものがあった。

二つの世界の区分にしたって
「こちら岸」「向こう岸」という描き方で、
なんかその辺が初期っぽいとか感じて…しまいました、よ;

「愛しい」と書いて「かなしい」と読むのは
なんか他でも見掛けたような。好きです。

でもあんたはその炎の中で愛しさすら感じないのね

言葉の美しさは凄みがあります。
詩的な表現も多分にありました。

言葉を「声」にして「見せる」ことを、
これだけ美しく切なく出来るのは本当に凄いと思う。
役者さんももちろん凄いのですが。
言葉に対してここまで意識的だと本当に凄い…。かっこいいなあ。。

こうして新旧織りまぜて観ていると、
色々な作品に繰り返しあって、繋がってくるイメージが所々にあります。
そういうのが、野田さんの中にある世界なのかなあ、とか思いつつ。

大竹しのぶさんの「売り言葉」と、
野田さんの耳男と、「半神」がもう一回観たい…(^^;

 花とアリス

映画は最近、念願の「花とアリス」を観ました。岩井俊二ばんざーい。
メタメタ少女映画でした…(@@)大林映画かとw
すんごいですよ。
少女ずきは観るに限ります。重々しくなくて良いです。
私はどっちかというともちっとディープな「式日」とか「害虫」の方が
好みなんですが(^^;

すんごい可愛いです。たまらんです。
webで1話観たところ映像が素敵で、ストーリーはそんなに無いものかと
思っておりましたが、しっかりあった。可愛かった。
めくるめく少女ワールドです。
「似合わねー!」とか言い合ってる様が可愛いよなあw
でもちょっと暗めな背景がちゃんとあって、
それが重すぎずに良かったです。
ほんのり涙腺にクる。

 透明人間の蒸気

あと、御厚意で、野田秀樹氏の「透明人間の蒸気(ゆげ)」を
観ることが出来ました。
本当にありがとうございました。

遊眠社時代のを観れ無かったので、
こないだ筧さんがやってたのは観に行ったんですが、
野田演出版は初めて。

野田さんの描く女の子は本当に可愛いなあ。
大槻氏の女の子と、二大巨頭だなあw

私は唄を聴く時でも、
『声』という要素に非常に重きを置いてしまうのです。

『声』と『言葉』と『目』、ですね。

唄もお芝居もそこが重要みたいです。私にとっては。
そこが好きかどうかという(^^;

今回の「透明人間の蒸気」は、私の好きな
阿部サダヲ氏と、手塚とおる氏が出ててウッハウハだったのですがw、
サダヲ君の声は良いですねえ。しみじみしてしまいました。
良いー。好きな声ー(@@)
あればかりはTVじゃ感じきれないよなあ…。舞台ならでは。
やっしーも舞台での声が好きさ)

手塚氏の目力も良かったです。好きー。

野田さんは言わずもがな。凄い存在感でザワザワする。

今、こうしてこの作品を観ると、
「カノン」とか「オイル」とかと、ベースが繋がってる感じでした。
「桜」も「国性爺合戦」も「罪と罰」も「キル」そうだけど、
『クニ』というキーワードのものは結構、多いのですね。
考えてみると。

「半神」ぐらい個人ベースな話も好きなんだけどなー…(^^;