静かな勝利

まあ、なんとも天気がよくて。UVの矢が降る街は、どうもサングラスなしでは眩しすぎる。上着もとりあえずいらないな。初夏、という言葉が相応しい光の角度、感触そして、光のやつらはなんだかもう狂ったようにニコニコしながら踊りまくっているのである。いよいよ、おいらたちの出番だ、ということらしく、最初から何の惜しみもなく発光している。

と、とあるホームセンターの前を通りかかると、お店の人が何やら舗道に引き出しているところだった。ホッケージャージーってやつだ。

V市のホッケーチームであるカナックスは今季とっても調子がよくて、スタンレーカップの準決勝まで勝ち進んでいて、今日はその第二戦。道行く人はあっちもこっちも青いチーム・ジャージーやらロゴ入りTシャツやらを着ていて、道行く車もあっちもこっちもカナックスの旗をはためかせている。

おばさんもカナックスTシャツ。もちろんおじさんも、赤ん坊もだ。
試合時間になったら、道路にぜんぜん人がいなくなった。見てるんだ、あっちでもこっちでも。でも、サッカー・ワールドカップの時のヨーロッパみたいに、隣の部屋から「ウォー」なんて叫び声が聞こえて来たりはしなくて、意外とV市民は大人しい。試合後(勝利!)、数台だけクラクション鳴らし続けてる車通過。それでもやっぱりなんだか静かだ。オリンピックの時だっても、静かだったもんな、この町内。

ローカル・マーケットで、ハーブいろいろの苗を購入。サヤエンドウの苗も買って来た。
ベランダには前に買った植物三種が花を咲かせていて、毎朝楽しくて仕方がない。ピンク、紫、黄色の小花がそれぞれ咲いていて、パっと見るとワっとなる。ここにハーブ族を移住させ、更に野菜族を付け加えて。夏のマイクロ庭計画、いよいよ本番。

☆ 苗売のそっと包みし緑色