猫頭の文房ブログ

人間を獣頭人身で「分類」すると、私めは猫頭。その書斎もとい文房(自室)日常ブログ

杖と山;山杖

先日池大雅の理想郷の話をしましたが
http://d.hatena.ne.jp/nekoatama/20100129
それとは関係なく!?山を眺めに行ってきました〜〜
季節外れで
その地で一番に近い大きめのホテルでしたが閑散としていて
露天風呂にゆっくり入って山を眺めてきましたよ

それにしても最近のおしゃれな女の子は入れ墨をするんだよね(-_-;)
入れ墨の方はご入浴お断りとか書いてあっても、それはちょっと意味合いが違うのかな

さて、最近のテーマは杖(それとネコ科獅子)です

それは必要だと思いますよ
こんな階段上るんでしたら



ホラ貝発見3万3千円でした
読経やホラ貝の音も聞こえていました


葛の根の太さにびっくり
今頃が葛粉作りの季節とか

それではまた杖を
http://www.karakusamon.com/egypt/tue.html


神楽歌 あしひきの山を険(さか)しみ 木綿(ゆう=こうぞ 麻 =清浄のシンボル)付くる 榊の枝を  杖に切りつる
すめ神の 深山の杖と 山人 千歳を祈り 切れる御杖ぞ
(山道が険しいので安全に越えさせてくださいとお祈りしたゆうを付けた榊の枝を 歩きにくいから杖にする。普通の木ではありませんよ神木ですよ。)
旅を象徴する杖


滋賀県立近代美術館蔵「卑弥呼」右手に杖を持っていますが
実用でなく王位継承儀礼にまで使われる杖・・という

高松塚古墳の壁画にも杖のようなものを持つ人がいるという

http://www.kansai-u.ac.jp/Museum/kohun/index.htmlでは

いろいろな遠足用装備を持った供者であり、野外の遊興のため外出する様子を描いた「出行図」の一種と考えられている。

西男子群像の四番目の男性は鞠打ち遊技の「毬(ぎっ)杖(ちょう)」を持っている、という説明である。

「如意でしょうか、毬杖でしょうか」(矢野憲一さん前掲書)
http://www.takata-courtrobe.co.jp/ins42.htm
たしかにゴルフスティックですね、イメージは
http://www.shigahochi.co.jp/old/bno/2002/02-05/n020504.html


おまけですが(高松塚古墳)

四神図
北壁と東西側壁の中央を見てみよう。ここには空想上の動物「四神」が描かれている。北壁には「玄武」、東側壁中央には「青龍」、西側壁中央には「白虎」を見ることができる。南壁には「朱雀」があったはずだが、中世期の盗掘で失われている。これらは、(青、東、春)、鳥(朱、南、夏)、(白、西、秋)、蛇と亀(黒、北、冬)という象徴的な神獣像で、色と方位、季節を顕在化させたものである。これら四神は、陰陽と五行思想に従って、天と大地を結びつける四方の守護神獣と考えられている。この五行思想から、のちに「青春」や「朱夏」、「白秋」、「玄人」などの言葉が派生したわけで、現代社会でも身近な思想として残っていることに気がつくだろう。

龍と虎で獅子ではないですね
龍は青く(
虎は白く
そして蛇は黒・・・・