学者の良心を感じた
1.落合淳思さんの「甲骨文字小字典」購入
白川静さんの字解に対し
この解釈に論理的な矛盾はないが、甲骨文字には人名としての用例しかないので確証も得られない
・・そうそう、そういうこと。白川静さんが「文学的解釈」に行きすぎていると感じる場合もあるので、こういうの、ちょっと小気味よいセリフなのだ(笑)
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2.Delさんからの話ですが、「たいへんな災害だとはおもいますけど、でも冷静に!」というのもなるほどね。
デーヴィッド・グロスという物理学者(QCDの漸近自由性の発見で2004年ノーベル物理学賞)が、たまたま地震の時東京にいたらしいのです。で、その時の揺れの様子や日本人の冷静な対応について、カリフォルニア大学サンタバーバラ校の集会でしゃべっているのでした。サンタバーバラでさっそく福島での状況に関する説明会が開かれたのですね。発表者は、Benjamin Monrealという物理学者です。素早い!
http://online.kitp.ucsb.edu/online/plecture/bmonreal11/最後の「まとめ」がちょっと興味深かったので、ご紹介しようかと思いました。なにせアメリカ人向けなので、まとめ方にも少し温度差がありますが、最初の2点は興味ぶかいのではないでしょうか。
1番目は、チェルノブイリのケースで一般大衆への影響として最悪だったのは、ストレス/不安であったこと。そして、教育/コミュニケーションがグチャグチャだったことだとされています。適切な情報が与えられないことによる疑心暗鬼状態の不安やストレスは、災害をひどく拡大するものだとわたしも思います。
2番目は、日本の場合は情報はある。それをもとに対応しよう、ということですね。
行きの車中で茂木健一郎さんと加藤徹さんの
「東洋脳×西洋脳」副題「多極化する世界で生きるヒント」読んだのですが
二十世紀は「普遍志向の世紀」だった
普遍のあり方はたくさん存在する
「民主主義」という西洋的「普遍」も中国人は「普遍」と認めない
(民主主義国イギリスによる)アヘン戦争でひどい目にあったという記憶がある
西洋的「普遍」概念の「適用限界」
東洋脳×西洋脳―多極化する世界で生きるヒント (中公新書ラクレ)
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日本は仲間からの「同質化圧力」が高い
細かいことを気にしなければならないということが、日本の社会のイノベーションへの活力を奪っている
「多国籍軍」という・・
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いつか聞いたようなセリフの「タコクセキ」軍がまた・・(~_~;)
3月19日米国東部時間午後に
フランス、英国、米国の三カ国は、リビアのカダフィ政権に対して、
戦闘機とトマホークなどの巡航ミサイル約110発による空爆を開始しました。
今回の空爆ですが、大きな背景はやはり
「福島原発の事故によるエネルギー論争の中で油田爆撃を匂わせたカダフィ」を
国際社会が許さなかったということだと思います。
その点では、日本の情勢は世界情勢と密接に関連していることは否定できません。
冷泉彰彦 引用出典━━━JMM [Japan Mail Media] No.627 Saturday Edition-2━━
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聖なる動物
本屋さんの本棚で一番じっくり見たのはこの人の本でした
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