殺しの時間

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殺しの時間-乱視読者のミステリ散歩
若島 正
バジリコ 2006-09-20
評価

by G-Tools , 2007/05/18

出版社/著者からの内容紹介
ゴダード、マキャモンからオースター、ペレックまで、ミステリと文学の境界線を自在に往来する《殺しの時間》。忘れられた作家の埋もれた小説を掘り起こしたかと思うと、現代作家の新作を紹介、あるいはマイクル・イネスのオフビート探偵小説の魅力を語り、異色作家の復権を訴えたりと、さらに気ままな文学散歩を続ける 《失われた小説を求めて》。長期連載コラム(1991〜2000)《殺しの時間》《失われた小説を求めて》計104回を完全収録。
読書という最高の「暇つぶし(killing time)」をこよなく愛する著者が、あたかも「千一夜物語」の語り手のように、次から次へと読者の前に差し出す魅力的な本の数々。どの頁をひらいても小説を読む喜びに満ち満ちた、至福の読書エッセーにして最強のブックガイド。

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