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20070807Tue

[]「復活の地」小川一水を読んだ (若干ネタバレあり) 20:33 「復活の地」小川一水を読んだ (若干ネタバレあり)を含むブックマーク

ある惑星の帝都を大地震が襲い、その復興までを描く物語。面白かった。

地震災害・対処に対する小川一水の考え方がズレてるとか甘いだなんて批判されやすいようだけれども、そんなことを吹き飛ばすくらい素敵なのが、小川一水あいかわらずのプロフェッショナル節。登場人物がみんなプロ。どいつもこいつも誇りに満ちてる。熱い。熱すぎる。

そしてもう一つ。

この作品のSF要素の使い方が、おれの一番好きなタイプということ。

この作品は「災害と戦う」話と「災害と戦えると決意し、そして戦う」話の構造になっていて、まさにその後半の話を書くために、つまり、災害と戦えると決意した《人間》を描くためにSFという道具を控えめに使っている。

(科学的にはありえるけれども)現実にはありえない状況を設定して、そこで(読者と同じ現代人の思考パターンを持つ)人間がどう振舞うかを描く。その状況設定の道具としてSFを使う。

あくまで控えめなSFの使い方。


たとえば、君に好きな女の子がいたとして、ただ彼女は死んでも死なないソンビ病にかかっていたとき、君は彼女をどう愛するかを描く、みたいな? その状況を作るためにゾンビ病というSFギミックを使うというか。

そういう控えめギミックSFでおれが一番好きなのはゲイトウェイなのだけれども、それに匹敵する面白さでございました。復活の地。 


あと表紙に隠されたネタもちょっと好き。絵の中にその状況があからさまに描かれているのに、読み進めて初めて絵の意味あいに気づくというか。


復活の地 1 (ハヤカワ文庫 JA)

復活の地 1 (ハヤカワ文庫 JA)

復活の地 2 (ハヤカワ文庫 JA)

復活の地 2 (ハヤカワ文庫 JA)

復活の地〈3〉 (ハヤカワ文庫JA)

復活の地〈3〉 (ハヤカワ文庫JA)



ゲイトウエイ (ハヤカワ文庫SF)

ゲイトウエイ (ハヤカワ文庫SF)

「なんでテレビYoutubeに流さないの話」の話し 19:24 「なんでテレビはYoutubeに流さないの話」の話しを含むブックマーク

なんでテレビYoutubeに流さないの話

http://moustacheetgrandssein.g.hatena.ne.jp/wetfootdog/20070807/p2

TV番組を録画して後で鑑賞しないでよ問題にも通じるのかもしれないのですけど、なんでテレビYoutubeに流さないかって言ったらたぶんTV局……というか広告代理店設定した番組放送時間にユーザに見てほしいからなのだと思った。

でもだって5:30放送のアンパンマンCMアンパンマンカレーが出てきたらそりゃおなかすいてるからほしくなる。

昼下がりのメロドラマを見てるのは主婦学生に決まってるんだから視聴者ターゲットしぼりやすくなる。

ようは広告代理店スポンサーから金を引き出すのに「いま見てるのはこんな奴らですよ」と説明する材料が一つ減ってしまうのでしょうYoutubeや録画機器の進歩は。


そんでYoutubeや録画視聴されてもCMを有効にする方法(=スポンサーから金を引き出すための方法)はとりあえず二つあると思う。

一つはYoutubeや録画機器ユーザ趣味嗜好を登録させてユーザマッチCMを流し込む方法。趣味嗜好登録にインセンティブくっつければ多分ユーザは登録する。

ただまあこの方法はCMカッター(CMカットして楽しむ層)には通用しないし、じゃあじゃあ、もう一つの方法を提示しますけど、ユーザすべてを常におなかがすいていて、主婦学生にすればいいのだと思った。

生物兵器かなんかバラまいて。

ようは、視聴者ターゲットをしぼることをやめればよいということ。

もっと言うとCM自体を心待ちにさせればいいのだ。視聴者……いや、消費者どもに。

そう。

消費者は消費してナンボ。消費しない消費者など消費者ではないのだ(ゴゴゴゴゴ

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