2007-07-12
■福井 健策「著作権とは何か―文化と創造のゆくえ」
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著作権とは何か―文化と創造のゆくえ posted with amazlet on 07.07.12 |
インターネットの発達によって、私達は多くの情報を入手することが出来るようになりました。一方でパソコンは情報をコピーできるという特性上、長い間著作権の問題が付きまとってきました。最近ではYoutubeやニコニコ動画のような動画サービスによって、その問題がより顕著に現れています。
また最近国会では著作権法を非親告罪化しようと話が出ているようです。私は法律には明るくないのですが、ここで著作権というものをもう一度再確認しておこうと思い、この本を読んでみました。
目次
第一章 それは「著作物」ですか
第二章 著作者にはどのような権利が与えられるか
第三章 模倣とオリジナルの境界
第四章 既存作品を自由に利用できる場合
第五章 その権利、切れてませんか?
第六章 「反著作権」と表現の未来
本書は題名にもあるとおり「著作権とは何か」を理解するには最適です。著作物となるものの定義や、模倣とオリジナルの違いなどが読みやすい語り口で説明されています。また実際に裁判で争われた「ロミオとジュリエット」や「ライオンキング」の例が紹介され、とても興味をそそられました。
またアニメやマンガで見られる「パロディ」についても書かれています。パロディ好きな私ですが、著作権的にはなかなか奥が深いんですね。
著作権法の非親告罪化で規制をきつくした方が良いのか。また筆者が言うように文化の発展を阻む原因とならないか。普段からネットを利用するうえで、今後も著作権の問題について注目していく必要がありそうです。
2007-07-09
■中原 英臣「図解雑学 進化論」
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中原 英臣 ナツメ社 (2005/10) 売り上げランキング: 107955 おすすめ度の平均: ![]() 悪くはないのだが・・・ 後半がやや雑か。 |
この本は進化論を勉強し始める方や、雑学として知識を得たい方に最適な一冊です。左側のページに文章が書いてあり、右側のページにその図解が書いてあるので、今まで生物を勉強したことがない人でもわかりやすいです。目次
1.ダーウィンが登場するまで
3.遺伝学の発展と総合進化説
6.21世紀の進化論
前半はダーウィン以前の進化の考え方、ダーウィンの種の起源、それ以後の集団遺伝学と、進化論の重要な部分がおさえられています。
しかし後半では様々な学者の仮説が簡単に述べられているだけで、具体的な記述がありません。また著者が主張する「ウイルス進化説」をあたかも有力な学説のように書いているのも違和感を覚えます。
ですが前半はよくまとめられているので、後半を「こんな説もあるんだなあ」と参考程度に読めば良書だと思います。
■谷川 流「涼宮ハルヒの分裂」
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おすすめ度の平均: ![]() 溜めてあったネタを一気に炸裂させた感のある新展開です 消化不良 次巻に続く |
待ちに待った涼宮ハルヒシリーズの最新刊!やっぱりハルヒは期待を裏切りませんね。
フリーマーケットへ行くためいつもの駅前でSOS団が集合したとき、キョンと中学時代同級生だった佐々木が登場します。今回はこの佐々木がキーパーソンとなって話が展開されます。
ザ・スニーカー4月号でも佐々木は登場していましたが、まさかこんな属性だったとは・・・まんまと谷川さんにしてやられました!なるほど、だからタイトルが「分裂」なんですね。
そして涼宮ハルヒの陰謀で登場した謎の未来人や、みくるを誘拐した「機関」の敵対組織女、新たな宇宙人も登場!いよいよ面白くなってまいりました。
中盤から話が同時進行で2パターンに分岐するのも、「分裂」を表現しているように思われます。何故話が分岐しているのかについての記述はまったく出てこないのですが、これは続編の「涼宮ハルヒの驚愕」で明らかになるんでしょうね。
その「驚愕」の発売日が6月1日に前倒しになったようです。早く続きが読みたい!
注:7月9日現在、「涼宮ハルヒの驚愕」の発売日は未定となっています。
■臼井 由妃「1週間は金曜日から始めなさい 仕事と人生が楽しくなる時間活用術」
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1週間は金曜日から始めなさい 仕事と人生が楽しくなる時間活用術 posted with amazlet on 07.07.09 おすすめ度の平均: ![]() 忙しい人はもう知っていると思うけど タイトルの内容を知りたいなら。 時間管理のヒントがたくさん |
普通の主婦だった著者は夫との結婚を契機に会社経営に携わり、ヒット商品を開発して年商23億円の企業へと成長させました。そんな著者が実践している時間管理術が紹介されています。目次
1.タイムマネジメントの基本は時間密度
2.考えるのは15分でやめなさい
3.1週間は金曜日から始めなさい
4.時間は支配した方のものになる
5.頭がフル回転なら時間効率はグンと良くなる!
6.時間を上手に使う人のちょっとした工夫
著者は無駄な時間を節約するだけでにとどまらず、時間単位の行動を密にすることで時間貧乏から時間リッチへとなりました。何事もぎすぎすとするのではなく、自分にプラスになることを優先順位を決めて実践していくという姿勢が表れています。
タイトルの「1週間は金曜日からはじめなさい」ということですが、このことに関してあまりページが割かれてなく少し説得不足かなと感じました。
紹介されている時間活用術は、ビジネス書を多く読んでいる方にとっては見覚えのあるものが多いですが、著者が成功した方法の片鱗に触れることが出来るという点では読む価値があります。
■アル・ゴア「不都合な真実」
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おすすめ度の平均: ![]() すべての方に是非読んでほしい本 多くの人が読み危機感を高めたらいい 考える事こそが重要 |
同名で映画化もされた、地球温暖化に警鐘を鳴らす本です。著者はアメリカのクリントン政権時に副大統領を務め、2000年の大統領選でブッシュ大統領を相手に戦ったアル・ゴア氏です。
人間の活動によって二酸化炭素濃度が上がって地球温暖化が進み、その影響によって北極や南極、氷河が縮小していることを写真で比較してあります。それは本当に同じ場所を写した写真なのかと目を疑うようなものばかりです。
地球温暖化の影響は気候の変化をもたらしています。夏には各地で記録を更新するような猛暑となり、2004年にはアメリカで大きな被害をもたらしたハリケーンが発生しました。一方で他の地域では雨が降らず、干ばつや砂漠化が進んでいます。
温暖化によって北極や南極の氷が溶けて、海水面が上昇によって標高の低い場所が海水によって浸食されるだけでなく、ホッキョクグマや皇帝ペンギンの生存をも脅かしています。また海水温の上昇によってサンゴ礁が消失。温暖化は人間以外の生物にもしわ寄せされているのです。
世界中の科学者は「今すぐに温暖化の対策をする必要がある」という意見で一致しています。しかし著者は温暖化懐疑論者として情報を撹乱させている者の存在を指摘しています。そして彼らを援助をしているのが、温暖化対策を快く思わない石油会社や電力会社、また他でもないブッシュ政権なのです。
このように温暖化が重要な問題となった今、人類がすべきことは何なのでしょうか。例えば風力やバイオマスを使った発電や最近話題のバイオエタノールを使用した燃料など、二酸化炭素の発生の少ないエネルギーの開発です。
世界の危機を解決するためには、私達一人一人が行動しなければなりません。この本の巻末には二酸化炭素の排出を減らすためのTipsが紹介されています。
人間の身勝手な行動によりかけがえのない地球が悲鳴を上げています。私達は人類の未来や生態系について考えていくきっかけとして、全ての人にこの本を読むことをお勧めします。
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不都合な真実 スペシャル・コレクターズ・エディション posted with amazlet on 07.07.09 |
■小笠原 喜康「大学生のためのレポート・論文術」
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大学生のためのレポート・論文術 posted with amazlet on 07.07.09 |
大学生になって最初に悩むこと。それは「どのようにレポートを書けばよいのか」という問題ではないでしょうか。
著者は教育学の教授であり、日々多くの学生のレポートや論文を目の当たりにしてきました。しかし大学ではレポートや論文を書くのに必要な「当たり前のこと」を教える機会がないため、学生達は迷っているのが現状です。その「当たり前のこと」を記したのが本書です。目次
1.書き方の約束
2.レポート作成の手順
3.卒業論文の執筆手順
4.文献・資料の集め方と整理の方法
5.よくない論文を書かないために
私も今年から大学生となり、レポート課題を提出する講義も出てきました。いざ書こうと思ったときに気づいたことは、どのようなレイアウトで書けばよいのかという問題です。そこで本書では学生が頻繁に参考にする、文章や参考文献の表記などの「書き方の約束」が一番最初に書かれています。
書き方がわかったら、次は最も重要なレポートや論文の内容についてです。読んでもらえるレポートや論文を書くためには、テーマの設定が重要であることが書かれています。
テーマが決まったら、テーマに関する文献や資料を集めなければなりません。図書館やインターネットを利用した収集方法がサイトのURL付きで紹介されてます。また収集した資料の整理法はなかなか詳しいです。
最後はよくない論文を書かない方法として、文章術のテクニックがあります。この点については、文章術が書かれた他の本で詳しく勉強したほうがいいかもしれません。
この本全体で著者が主張していることに、大学では自分で考えて学ぼうという表現がよく出てきます。これは大学生にとっては当たり前かもしれませんが、自覚を持っていなければなかなかそのようには行動できないものです。これは著者から学生へのメッセージとも言えるかもしれません。


芸術論として読みました。

悪くはないのだが・・・
後半がやや雑か。
消化不良

タイトルの内容を知りたいなら。

