師走にふりかえる

なんと、気がつけば更新せず3カ月もたっていた。

今年は引っ越しもあったし、新しいことがいっぱいあったが、特にこの3カ月が仕事が集中していた。
いま、一通り終えてみて、やっと振り返る気持ちのゆとりが出てきた。

4月に引越し。近所とはいえ17年住んだ家を離れ、新しい生活が始まった。
山のような本を選別し、ブック○○にも何度も通った。
別にお金にしたいから通うのではないのに、「これらの本は金額がつきません。」と言われると悲しくなるのはなぜ?
大事な自分の本が、価値がないと言われたような気になったんだろうなあ。
形に残ってしまう本と住居の収納スペースについて、考えさせられた貴重な経験だった。
究極の選択になると、結局若い頃から幾度となく読んだ本が残っていった。

そして、5月、なんと我が家に犬が来た。
私以外の家族の強い要望で、引越しを機に2か月のトイプードルがやってきた。
名前はソラ。
実は犬が怖かった私。
よその犬を眺めたり、その時だけ可愛がっているのは平気だったのだが、しかも室内犬だなんて。
この年になって、犬との生活が新しくやってくるなんて思いもしなかった。

いま、ソラは9カ月。
元気すぎる子犬に困っている。
でも、すごく子育てに似ているし、動物は人間よりあけすけだから、いろんなことを知らせてくれる。

私は困りながらも、ソラをやっぱり家族だと思い始めている。
そして、犬が怖くなくなった事実にびっくりしている。

それから、犬の出てくる物語や絵本の読みとり方が違ってきた。
人は、その人以上の受け取り方はしないっていうけど、ほんとにそうだと思う。
椋鳩十も、前より面白い。
長谷川集平の「泣くな、ツイ」(文研出版)も、サトクリフの「子犬のピピン」(岩波書店)も泣いちゃった。
この年になって、発見があるってうれしい。
でも、きれいごとでなく、それこそ本も読めない時もある。それにまだ慣れなくて、くじけそうになる日々が続いている。


もうひとつ大きなことは、いったん家を出た娘がまた一緒に暮らすようになったこと。
新しい道路が出来て、勤務先まで時間短縮されてなんとか通えるようになったのだ。これも大きな変化で、昨年夫婦二人の生活になったのが、またリズムが変わった。
社会人2年目の娘は、一人暮らしをしたのもありいろんなところで成長したなと思う事が多くなった。まあ、当然親にはまだまだ頼りなく見えるところもあるが、やっと一人前やなあと感じた年でもあった。
一番うれしいことは、速く帰ったら夕食を作ってくれることだ。
働く女性には、それがうれしいよね!
ちょっと先にはじめといてくれてると、疲れた体でも後に続いてやろうという気になる。
またいつ離れるか(そう遠くないかもしれない)わからないけれど、期せずして訪れたこの日々を大切にしようと思う。


仕事では、

続きを書こうとしたら、ソラが手をさえぎって出来ない!

ここからが本題なんだけど、また明日。