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冥王星日記

2016-09-18

トマス・ホッブズ邦訳リスト(暫定版)

15:46

ホッブズ関係の邦訳がここのところさかんに出版されているので、現段階で気づいたものをまとめてみました。

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1. 法の原理(1640執筆、1650に分割出版)

岩波文庫版(田中浩、重森臣広、新井明訳、2016年

・柏書房版(伊藤宏之、渡部秀和訳、2012年)


2. 第三反論と答弁(1641)※デカルト省察』にたいするホッブズ反論デカルトの答弁

・『デカルト著作集』に所収(所雄章編修、福居純訳、白水社1993年[増補版]、第2巻)


3. 哲学原論(物体論1655[1656英訳、1668第2版]、人間論1658、市民論1647)

京都大学学術出版会近代社会思想コレクション版(いずれも本田裕志訳)『物体論』(2015年)、『人間論』(2012年)、『市民論』(2008年)

・柏書房版(伊藤宏之、渡部秀和訳、2012年)

→前掲書(1)

※物体論の底本は1656年の英訳


4. リヴァイアサン(1651)

岩波文庫版(水田洋訳、全4巻、1982–92年)

リヴァイアサン〈1〉 (岩波文庫)

リヴァイアサン〈1〉 (岩波文庫)

光文社古典新訳文庫版(角田安正訳、第1巻、2014年のみ既刊)

リヴァイアサン1 (光文社古典新訳文庫)

リヴァイアサン1 (光文社古典新訳文庫)

※ほかに、河出書房「世界の大思想」版、中央公論社「世界の名著」版(抄訳)、岩波文庫旧版(抄訳)あり。前掲岩波文庫版、第1巻、385–6頁では、これらの版との関係が紹介されている。


5. ホッブズの弁明(トマス・ホッブズの評判、忠誠、道徳、宗教にかんする考察)(1662執筆)

未来社版(水田洋訳、2011年

ホッブズの弁明/異端 (転換期を読む)

ホッブズの弁明/異端 (転換期を読む)

6. 異端(異端とその処罰にかんする歴史講話)(1660年代後半執筆)

未来社版(水田洋訳、2012年)

→前掲書(5)


7. ビヒモス(1666–8頃執筆、死後出版)

岩波文庫版(山田園子訳、2014年

ビヒモス (岩波文庫)

ビヒモス (岩波文庫)


8. 哲学者法学徒の対話(1660、70年代執筆?、死後出版)

岩波文庫版(田中浩、重森臣広、新井明訳、2002年)


9. ラテン自叙伝およびラテン語自叙伝(晩年の作、死後出版)

 2つの自叙伝邦訳が以下にある。

・福鎌忠恕「トーマス・ホッブズ著『ラテン自叙伝』:ワガ生涯ハワガ著作ト背馳セズ」『東洋大学大学院紀要社会学研究科法学研究科経営学研究科経済学研究科』第18集(1981年)、1–46頁。

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