【講義】OPACにイラッとする第3回

お正月気分が残る1月7日、3回目の講義は「OPAC再考」。


自館のOPACにて以下を検索してみる。
A「これからホームページをつくる研究者のために」
B「こころ」
C「モモ」


Aに関してはヒットせず。
「該当データが見つかりませんでした」という短文に寂しさを感じます。
短気な人なら「じゃあ、どうせいっちゅうねん!」とツッコミをいれるところです。
B わかってはいたけど、6000件超のヒット。使えません。
C こちらは600件超。

BCとも初期値で検索した結果です。
「〜に一致する」に変えると当然漱石さんとエンデさんの本が出てきますが、
検索・OPACに不慣れな利用者さんだとできない場合もありそうです。


久しぶりにOPACにイラッとさせられました。


BCは「検索精度の低さ」Aは「使い勝手の悪さ」による「イラッ」「むっ」であり、
改善するのは技術的に比較的容易であるとのこと。
難しいことでないのなら、一刻も早く使い勝手をよくするべきです。
昨年の一月、自館のオンラインシステムが新しくなったとき、
「改善点があれば、提案してください」とシステム説明の場で聞かれたことを思い出しました。
あのときは「???」でしたが、今なら提案できるってことかな。


現在のOPACに対する課題として挙げられたのはあとふたつ、
「書誌中心」「所蔵重視」
情報として動きも広がりもない、ということです。
つまり、検索カードをめくっていくのとあまり変わらない、ということかと。


そこでそれらの課題を解決するべく挑戦するOPACの例を拝見。


次回講義までの課題は次の通り。
1●それら先進のOPACの使用感をまとめ、
2●OPACを模索する文献を提示して、
3●その上で理想のOPACについて自分の意見を述べる。


少し残っていたお正月気分がすっと引いていく帰り道なのでした。