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2015年09月14日(月)

iPhone6s SIMフリー版でIIJmioにMNPしたときの試算。

いままで特に何も考えることなくSoftbankiPhoneを使っていたのだが、そろそろSIMフリー版iPhone 6sでも検討しようということで、IIJmioにMNPしたときの費用を計算してみたよ。

とりあえず嫁と私の過去6ヶ月の通話時間とデータ通信量をMy Softbankで確認し、それをベースにした。

また、なんとなく最初に目についたIIJmioを選んでみたが他社と比較して選んだワケではないので、端末届くまでもう少し見てみます。

おいそぎの人用のまとめ

  • 2年以上使うならIIJmio。
  • 2年で機種変更でも通話が少ない人はIIJmio。
  • 2年で機種変更かつ通話が多い人はSoftbank。

Softbankのスマ放題は下表のとおり月額4,187円〜で通話し放題と非常に割安に感じられるが、この料金はあくまで2年間毎月2,835円オフとなる月月割あればこそということに注意されたし。

前提

  • iPhone6s 64GB(アポスト税込定価106,704円)
  • ソフトバンクは更新月過ぎたので契約解除料税込10,260円がかかる
  • ソフトバンクの機種変更1万円オフのクーポンがある
  • IIJmioの通話料は「みおダイヤル」というアプリを使う(通話料が1分40円→1分20円になる)

最初の2年のトータルコストおよび3年目以降のコスト(税込)

キャリア
Softbank
IIJ mio
プラン スマ放題 ミニマム
スタート
ライト
スタート
ファミリー
シェア(2台)
データ通信量 3GB 5GB 3GB 5GB 2台で10GB
通話時間想定 - - 20分 180分 2台で200分
端末代金 106,560 106,704 213,408
初期費 ※1 ▲6,760 ※2 16,740 ※3 30,940
月額
100,488
4,187×24ヶ月
139,368
5,807×24ヶ月
51,888
2,162×24ヶ月
150,888
6,287×24ヶ月
206,352
8,598×24ヶ月
最初の2年 199,488 238,368 175,332 274,332 450,700
3年目以降
84,264
7,022×12ヶ月
103,704
8,642×12ヶ月
25,944
2,162×12ヶ月
75,444
6,287×12ヶ月
103,176
8,598×12ヶ月

※1 機種変更料3240 − 割引クーポン10000 = ▲6760
※2 MNP転出料3240 + 契約解除料10260 + 初期費3240 = 16740
※3 MNP転出料3240*2台 + 契約解除料10260*2台 + 初期費3240 + 追加SIM700 = 30940

月額費用の内訳は下記をみていただくとして、上記の通り判断の分かれ目は「何年使うつもりか」と「通話料」ということになる。たまたまだが私くらいの使い方(データ通信量5GB+通話180分/月)だと、3年でトントンである。2年ならソフトバンクのほうが安い。

月額費用内訳

Softbank 3GB Softbank 5GB IIJ mio 3GB IIJ mio 5GB IIJ mio 2台
基本料 6,500 8,000 1,600 2,220 3,960
通話料 0 0 400
※1分20円*20分
3,600
※1分20円*180分
4,000
※1分20円*200分
ユニバーサル 2
割引 ▲2,625(月月割 ※最初の2年) -
消費税 310 / 520 430 / 640 160 465 636
合計 最初の2年 4,187
3年目以降 7,022
最初の2年 5,807
3年目以降 8,642
2,162 6,287 8,598

感想

Softbank(ドコモやauも?)の料金プランは2年で機種変更を前提に設計されていることがわかる。2年で機種変する人でも通話が少ない人ほどSIMフリー端末使ったほうが安いだろうし、ざっくりいうとヘビーユーザはキャリア端末で、それ以外はSIMフリー端末でという話のようである。うちの場合は嫁は迷わずSIMフリー、私は様子見(というか便乗して試算したが実はまだ前の機種買って1年経ってないのでどっちみち機種変できないw)ということになった。

ところで上で少し触れた「みおダイヤル」って使いやすいのでしょうか???これが使いにくかったりして標準の通話アプリ使うとなると通話料が1分40円というとんでもない額になり根本から話が違ってきてしまうので、何卒よろしくお願いいたします。

IIJmioを利用するには?

申込みはまずAmazonなどのお店で申込みパッケージを買ってから、IIJmioのサイトで契約手続きを行う。この辺からして店員のいうことをボケーッと聞いていれば済んだキャリア端末と違い戸惑うところだ。パッケージも「タイプ」や「サイズ」など一見たくさんの種類があり一瞬焦る・・・が、よく見るとiPhoneに関係するのは下の3種類だけなのでとくに難しいことはない。ちなみにクリックした後もいちおう「タイプ」や「サイズ」を変更できるが、なにも変更しなくて大丈夫。

  • ▼通常はこれ

    音声通話パック

  • ▼音声通話いらない人

    nano SIM (SMS)

  • ▼音声通話もSMSもいらない人

    nano SIM

2011年11月15日(火)

iCloudのバックアップ機能は使えるか?バックアップしてくれるものとしてくれないものをまとめた。

f:id:neriu:20111116085542j:image

iCloudにはバックアップ機能がある。iOS5対応デバイスでiCloudのアカウントを持っていれば、誰でもバックアップ機能を無料で利用できる。バックアップには気を遣いたくない。普段はまったく意識せずにいて、必要なときにだけ「やっててよかった」となるのが理想だ。iCloudはそんな使い方ができるのか、考えてみた。

iCloudバックアップ。これが出来ればオーケー。

  1. 日常のデータ保全
  2. 緊急時の復旧
  3. 買い換え時のデータ移行

2と3は、1ができていれば問題なかろう。というより母艦なしで復旧や移行ができたりと、従来の母艦バックアップ方式よりも、利便性があがっている。私は試したことがまだないが、まあネット上でも「でけたw」という報告を聞くし心配しても始まらないので、ここではまあ良しとしたい(なんだそりゃ)。

問題は1。従来の母艦バックアップ方式と比較して気になる点は「すべてのバックアップを取るわけではない」という点。バックアップを取らないデータについては別途ケアする必要があるのか?そんなのは面倒だ。しかしすべてのバックアップをクラウド上に保存してしまうとストレージやらトラフィックやらが大変なことになることも想像に難くない。そのへんどうなっているのか。

iCloudがバックアップしてくれないもの

iCloudがバックアップしてくれないものはいくつかある。それぞれについてその妥当性を考える。

  1. 音楽、動画

    まず、iTunesで購入した音楽、動画。これはバックアップはしないが、購入情報を元に再ダウンロードできるので問題ない。iCloudストレージの容量制限外でもあるため、どれだけ大量に購入しても大丈夫。
    次に、iTunesで購入していない音楽、動画。自分でCDからリッピングした音楽、ビデオカメラ等他のデバイスで撮影して取り込んだ動画など。これらはマスターデータが母艦にあるはずなので、母艦自体のバックアップがなされていれば問題ない。
    さらに「カメラロールにある写真、ビデオ」はバックアップ対象になる。つまりiPhoneで撮った動画(もちろん写真も)についてはバックアップされるので大丈夫。
    結果として、音楽、動画に関してデータが失われるといったケースは想定しづらい。

  2. カメラロールにない写真、動画

    1の内容と少し重複するが、iPhoto等からiTunes経由で同期していた写真、動画はバックアップされない。しかしこれも前述のとおり、母艦自体のバックアップがしっかりとなされていれば、iCloudでバックアップされなくても問題はない。

  3. メール

    IMAP対応のメールを使用すれば問題なし(mac.com、me.com、Gmail、ソフトバンクのi.softbank.jpなどなど、最近の多くのメールサービスはIMAPに対応している)。

  4. アプリケーション、本(iBooks

    これも1で触れた「iTunesで購入した音楽、動画」と同じ考え方で、アプリケーションや本そのものはバックアップデータに含まれない。AppStoreから再ダウンロードする形をとることで、バックアップ時間と容量の節約に一役買っている。アプリケーション、本の設定や保存データはバックアップされるので、結果として、ゲームのセーブデータや各種設定なども含めて、すべて復元できる。よってこれも問題なし。

  5. ボイスメモ

    どうなんでしょうか?普通に考えれば「アプリケーションの保存データ」ということならバックアップとってくれていそうだが。

iCloudバックアップの留意点

次に留意点をいくつか。

  1. iCloudのストレージ容量

    デフォルトかつ無料の5GBだと足りない場合がある。私は3つのデバイス(iPhone×2、iPad)の合計で6.3GBだったが、その場合は追加のストレージを有料で申し込む必要がある。足りないままだとバックアップが完了せずまったく用をなさないので注意が必要だ。ただ母艦か端末のiCloudの設定画面でちゃんとバックアップできてるかは確認できるし、アラートも出るので見落とすことはないと思われる。ちなみにこの設定画面で調べたら6.3GBのうち、5GB以上がiPhoneのカメラロールだった。ということはカメラロールの中身をマメにiPhotoに取り込むなどしてすっきりさせておけば、無料の5GBでも全然いける。またカメラロールのうち静止画については「フォトストリーム」をONにしていれば自動的に母艦と同期できる。動画を撮らないまたは撮ってもマメにケーブル繋いで取り込むよーという人は、iCloudバックアップ対象からカメラロールを外すという手もありだ。私は細かな設定や取り込みが面倒なので「全部入り」バックアップにしている。

  2. 母艦(PC、Mac)のバックアップはしっかりと

    繰り返しになるが、iCloudは「他の場所にマスターデータあるよね」という類のデータはバックアップしない。音楽、カメラロールにない写真・動画、メール、アプリすべてこのポリシーに基づいてバックアップ対象のデータが選別されている。したがって、音楽、映画などの動画、アプリなど、iTunes StoreApp Storeから再ダウンロード可能なものはともかく、自分の母艦に保存しているデータは、そちらはそちらでしっかりバックアップをとる必要がある。
    MacならばTimeMachineでバックアップしておけばよいだろう。私はさらに万全を期すために、TimeMachineのバックアップ先をRAID1に対応した外付けHDDにしている。余談だが、TimeMachineバックアップはホントに素晴らしい。積年のバックアップに対する不安がほぼ無くなった。とにかく「何も気にしなくてもいい」。これに勝る利便性はない。復旧もボリュームまるごとでもできるし、1ファイルだけさくっと復活もできるので、間違って削除や上書きしてしまって困るということがない。

  3. POP3にしか対応していないメールサービスを利用している場合

    POP3メールを使っていて、iPhone/PC/Macで送受信したメールは、それぞれが壊れれば、失われる可能性が高い。IMAPと違って元のデータは(原則として)サーバに保存されないからだ。はやめにIMAPメールに移行するのが最善なのは言うまでもないが、なかなかそうもいかない場合もある。その場合は、POP3で送受信したメールをiCloudで取得したme.comのIMAPメールボックスに移動すればよい。他にGmailなども利用しているのであればそちらでも構わない。

まとめ - iCloudバックアップを使うか否かの判断

以上から、iCloudのバックアップは、必要十分な仕様となっていると言えそうだが、考えてみれば、従来の母艦バックアップも必要十分ではなかったか?iCloudにバックアップするのと母艦にバックアップするのにはどんな違いがあるのかまとめる。

  1. ケーブルレスで勝手にバックアップしてくれる

    ケーブルに繋がなくても、知らないうちに勝手にバックアップしてくれる。今までは母艦に繋ぐとまずバックアップが始まり、データ量が多いときには結構待たされた。キャンセルしないとケーブルを外せないため、急いでいるときには断腸の思い出キャンセルしたものだが、そういうことに気を遣う必要がなくなった。上のTimeMachineのところでも触れたようrに「気にしなくていい」ところが素晴らしい。

  2. 母艦のディスク容量が気になるならiCloudバックアップ

    従来の母艦バックアップ方式だと、母艦上に平気で何十GBものバックアップファイルが作成される。私はMacBookSSD(120GB)にしてからというものこれに悩まされてきた。MacBook Airなどを使っている人も同様の問題を抱えていることだろう。そんな場合にiCloudのバックアップは助かる。

  3. 母艦なしで復元したいならiCloudバックアップ

    WiFi回線があればどこでも復元できるので、出先で緊急事態に見舞われたときは助かりそう(もちろん母艦にしかないデータは復元できない)。

  4. データをクラウド上に保管すること自体のリスクをどう考えるか

    一般的には、個人ユースのMac/PCよりも、しかるべきデータセンター内のiCloudの方が、さまざまな面でリスクは少なそうではある。いくら「TimeMachineでMacのバックアップは完璧」と言ってみたところで、家が災害等に見舞われれば、データを失う可能性は高い。自宅がどうにかなってもデータを守れそうなのは、クラウド上にバックアップしておくメリットのひとつだ。デメリットというのか留意が必要なのは、iCloud自体の情報漏えいや改ざん・不正使用などのトラブル。可能性としては当然ある。もっとも母艦がノーリスクというわけではもちろんないので、双方に相応のリスクが存在することを認識して利用するしかない話である。

そんなわけで、以上のような検討(?)の結果、iCloudのバックアップ機能を利用することにした。iCloudは発表からリリース前後までに色々な情報が飛びかい、国によって対応サービスも異なるなど少し複雑になってしまうかと危惧したが、バックアップに関しては、結局は「おまかせプラン」で大丈夫ということが判明したのでひと安心。

半月ほど経つが、今のところ何も問題はない。バックアップのことを意識したのは、最初に「容量足りねーYO」と怒られたときだけ。バックアップ中に端末動作が重くなるような気配も特に感じられなかったし、万一のときは平然と復旧してくれるのだろうという(昔のApple製品では考えられないような)安心感がある。

MobileMe(というより.Mac)から引き続き利用している、連絡先/カレンダー/ブックマークの同期機能も快適。「Macで編集した情報が一瞬にしてiPhone、iPadに同期されている」というキモさも相変わらずで頼もしい限りだ(その逆も然り)。余談だが、キーチェーン/Dock/ことえり辞書が同期しなくなったのは困る人もいるんじゃないかと思う。。。私も以前は「会社←→自宅1号←→自宅2号」でのヘビーシンクロナイザーだったが今はMacBook1台体制にしたのでなんとか事無きを得た。

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2010年06月25日(金)

予想以上のスピードでHTML5がネイティブアプリを追撃している。しかもAppleは(Flashのように)これを排除できないはず。

お急ぎの方は、なにはともあれ「iPadで」以下のサイトにアクセスすべき。そしてあれこれ適当にUIをいじってみるべき。

http://kivamobile.org/

HTML5がいくらリッチだ標準だと言ってみたところで、モバイルのネイティブアプリは動作もサクサクヌルヌルだし、iPhoneなりAndroidなりの各OSに最適化されてるし、機能的にも出来ないことはほぼ無さげだし、まだまだネイティブアプリのネイティブアプリたる所以を脅かすほどのものじゃあないなーと思っていた。

が、冒頭のサイトでも分かるとおり、HTML5は予想以上のスピードでネイティブアプリのサクサクヌルヌル感に近づいている。

その先鞭をつけたのは他ならぬAppleで、例えば以下のようなページをHTML5のためだけに用意しているほどの力の入れようだ。

●アップルによるHTML5のショーケース
http://www.apple.com/html5/

他にもiAdではHTML5によるリッチで訴求力の高い広告を、Googleに対する優位点としてジョブズ自ら猛プッシュしていたり、Flashをdisる(disれる)理由のひとつとしてHTML5を利用してみたり、SafariではMac/Win/モバイルすべてのバージョンにおいてHTML5対応を積極的に進めてみたり、とにかくHTML5へのコミットっぷりには並々ならぬ気合を感じる。

Flashのあからさまな排除はもちろん一部で評判が悪いのだが、結局ここも「iPhone/iPadの魅力」と「Flashの魅力」が天秤にかけられても「勝てる」という勝算があっての暴挙だろうと思う。そしてその狙いはもちろん、モバイルアプリ市場の囲い込みなわけだが、その流れをひたすれ推し進めるといずれブチ当たるのが次の疑問。

AppleはHTML5をプッシュしすぎると戦略的に矛盾が出てきてしまうのでは?

HTML5が素晴らしいものになってくると、今度は、ネイティブアプリ要らなくね?HTML5で十分じゃね?AndroidにもWindows Phoneにも自動的に対応できそうだし。。。みたいな不埒なことを考える輩が必ず出てくる。ていうかもうウヨウヨ出てきてる。一例が例えば冒頭のデモサイトを作ったこんな企業で、TechCrunchによるとHTML5で大金ガッポガッポでウハウハなう。らしい。

●Senchaと名乗るウハウハなスタートアップ企業
http://www.sencha.com/

●TechCrunchのガッポガッポな記事
http://jp.techcrunch.com/archives/20100623sencha-html5-funding-sequoia/

すごい!俺も出資したい!!・・・というのは置いといて、ここで「不埒」とか「輩」というのはApple目線だと確かにそうに違いないのだが、ユーザや開発者目線で考えると諸手を挙げて大歓迎ということになる。ネイティブアプリと同じようにヌルヌルサクサクで動いてくれる上に、あんなメリットこんなメリットてんこ盛りだ。

  • iPhoneなど特定OSに縛られず、全モバイルユーザにリーチできる
  • 独自で課金しようが(しまいが)勝手
  • 独自でアプリ提供したりも勝手
  • エログロready

一番驚かされるのは、冒頭にも書いたように、当面はHTML5環境はネイティブアプリ環境には敵わないと(少なくとも私自身は)考えていたのが、意外に早く追いついちゃいそうだということ。

また、HTML5によるリッチアプリケーションの提供にあたってひとつの壁だと思われる「(Flashのような)開発環境どうすんねん?」という点についても、このようなフレームワークが整備されれば早晩解決する可能性が高い。

前にAppleによるAdobe買収の可能性なんていうのを考えてみたりしたことがあったが、こうなるとむしろ、AppleはSenchaのような企業をこそ買収すべきだとすら思える。まあこれは余談。

Appleの「矛盾」うんぬんに話を戻すと、HTML5が頑張っちゃうことにより、AppStoreやiBook Storeを「中抜き」するビジネスが成立しうるということだ。そしてこのことはAppleも百も承知なはずで、だとしたら中抜きされてしまう可能性についてAppleがどのように考えているかということが興味深い。

これについては、長くなるのでまた記事をあらためて書きたい。


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2010年06月23日(水)

iOS4の顔文字入力インターフェースは頭がよい。

もう試している人は知っていることだと思うが、iOS4になってから顔文字が入力しやすくなった。

通常のテンキー表示のとき、これまで小文字や濁点など用のボタンがあった場所に、「^_^」という古典的な絵文字のマークをあしらったボタンが表示されるようになった。

これで顔文字が入力しやすくなるのは当たり前だが、じゃあ今までの「ぁぃぅぇぉ」や「がぎぐ」「ぱぴぷ」の入力はどうするのかというと、実はやり方は何も変わらない。たとえば「が」と入力したい場合はまず「か」を入力するわけだが、ここで、「^_^」だったボタンが、従来の小文字や濁点用のボタンに変わる。つまりこれまでの手馴れた操作感は何も損なわれない。

小さな変更ではあるが、この着想を得て実装→リリースまで持っていくには以下の4点をクリアしなければいけないという点で、決して難易度の低いものではない。

  1. 何か入力をはじめる前の時点で「小文字」や「濁点」ボタンは不要じゃね?と気づくこと
  2. 何か入力をはじめた後の時点で「^_^」は(そんなに)要らなくね?と気づくこと
  3. 小文字や濁点入力ボタンの存在について「事前に」「明示的に」見せておかなければならない・・・などという過剰コンプライアンスを、会社の法務部やユーザビリティ改善WGやCSR推進室や社長や部長あたりが主張したりしないこと
  4. 物理ボタンを持たないデバイスであること

日本の企業だと「3」あたりでつまずきそうだ。

2010年05月14日(金)

AppleとFaceBookが本格的に提携するらしい。

AppleとFaceBookが本格的に提携するという噂が流れているようです。

「AppleとFacebookの最強タッグが誕生するかも?という情報:iPhone OSにFacebookをビルトイン」
http://capote.posterous.com/apple-is-connecting-with-facebook

このブログでも何度か言及したと思うが、はっきりいって今、世界を牛耳りそうなのはAppleでもGoogleでもMicrosoftでもなく、FaceBookだ。日本にいると実感がわかないが、世界のSNS市場はFaceBookの独占市場となりつつある。

「端的にいっていわゆる旧共産圏と日本以外はFaceBook」が分かる図
http://www.vincos.it/wp-content/uploads/2009/06/wmsn-12-09.png

上の図は約1年前なのでその点では注意が必要だが、この状況が大きく変わったという話は聞かない。

FaceBookが独占的立場を築いたSNSというのは、多くのユーザが、可処分時間のかなりの部分を割いている市場であり、従来の「Googleで検索→情報閲覧」「なんらかのポータルサイトで紹介→情報閲覧」というWebの利用パターンに加え、「FaceBookで信頼のおける知人が言及→情報閲覧」というパターンができつつある。これについては、ミクシィやはてななどのソーシャルサービスを利用している日本人でも、実感として分かりやすいかもしれない。

「メディア・パブ: グーグル時代からフェースブック時代へ,ネット・トラフィックの主役交代か」
http://zen.seesaa.net/article/141349342.html

「メディア・パブ: 勢いが止まらないフェースブック,グーグルの背中が見えてきた 」
http://zen.seesaa.net/article/141524420.html

Apple謹製のアプリはもちろん、サードパーティもFaceBookとの連携機能を容易に組み込めるような仕組みになれば(たぶんなるだろうと言われている)、また違ったより便利なモバイルアプリの活用法が出てきそうだ。

私自身もFaceBookはほとんど利用してこなかったが、ちょっと無理矢理にでも意識を変えていく必要がありそうだ。

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