ネーポン

懐かしや「ネーポン」飲み納め 半世紀の歴史に幕 神戸(asahi.com)
ネーポン、と聞くと思い出すのが中島らも
らもさんのエッセイで、なんかこう時間が止まったような食堂というか喫茶店というか、普段やったらまず入らないような店にうっかり迷い込んでしまって、店のオバサンや客で来ているオジサンの醸し出す絶対的我が道外さんぜ時間よ止まれグルーヴに圧倒され、くらくらしながら店内の品書きに目をやればそこにあるのは「ネーポン」。
その後、ワイドショーで、どうもその店と思われる食堂が紹介されていたのを見た。取材者は、やはりそこでネーポンを注文していたのだった。
らもさんは、さらにその後、ある対談でこの店のことに触れ、「テレビでも紹介されたりしたせいか、あの店の前通ったとき見たら、『ネーポンあります』という張り紙が出てたし」とか言って、あんな注目されるようなことになったのひょっとしてようなかったんかもしれんしな、というようなことを語っていた。
らもさんももういないけど、ネーポンもなくなるんですね。ネーポン