一人でお茶を

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2016-04-30

[]ズートピア

  • 2016年、アメリカ
  • 原題: Zootopia
  • 監督:リッチ・ムーア、バイロン・ハワード
  • 脚本:ジャレッド・ブッシュ、フィル・ジョンストン
  • 原案:バイロン・ハワード、リッチ・ムーア
  • 声の出演:上戸彩(ジュディ・ホップス)、森川智之(ニック・ワイルド)、三宅健太(チーフ・ボゴ)、玄田哲章(ライオンハート市長)、竹内順子(ベルウェザー副市長)

2D日本語吹き替え版で鑑賞。

ウサギの新米女性警官が難事件解決に挑む。

ジュディは子供の頃から警官になるのを夢見ていた。ウサギとして初めて警察学校に入り、小さいがジャンプ力や聴力を活かしてトップの成績で卒業、大都会ズートピアに配属される。署長はウサギの女子警官の扱いにとまどっており、ジュディは交通違反の取り締まりに回される。取り締まり中に出会った狐の詐欺師ニックには、がんばりぶりをからかわれた。そんな折、ズートピアでは肉食獣ばかりが失踪する事件が14件も起きる。ジュディは、キツネのニックの協力を得て、謎の失踪事件を捜査し始めたが。……

ディズニーがまた快作を放ちましたね。働く女子を主人公にした痛快バディものとでもいうのでしょうか。動物たちが個々の特性を尊重し合って共存する都市という発想がよい。ネズミのための全体に小づくりな街や、寒冷向き、熱帯向きの動物に適した地区があるという設定で、ズートピアの中だけにいろいろな世界が出来上がっており、ハリウッドの過去の名作からおいしい見せ場を選りすぐって出来た見事なキルトを見せられたよう。昔のハリウッド映画でよく見られたキャラ造形が、動物を登場人物にしたことでくったくなくやれている。アクションやサイトギャグ、会話のおもしろさ、もちろん歌も流れて、これぞアメリカンエンターテイメント!

現在の社会状況も反映した劇になっており、親子ともども楽しめる映画になっていたと思いました。

ウサギとキツネの警察官が名コンビとして誕生した模様で、これは日本の人気シリーズ『相棒』みたいになるかもしれませんね。

# 追記 2016-05-01 たぶん、21世紀版都市型“うさぎどんときつねどん”なんだよね、これ。


映画はほんとうに楽しんで観られましたが、大団円を祝うかのようなガゼルのコンサートを眺めていて、ふと「ああ、でもこれでは自爆テロはこれからも起きるだろうな」というかすかな諦念を覚えた。ズートピアはまさしくアメリカ、アメリカの夢、世界中がズートピアになればいいというのは全世界がアメリカ化すればいいというということでもある。まるで国そのものがテーマパークであるような特殊な国アメリカが、外の世界をアメリカ化したがる、それは全世界をテーマパークにしようとする欲望にも見えてくる。ディズニーのアニメは子供の頃から好きだし、今も好きだけれども、ディズニーの強さはアメリカ文化の攻撃性と傲慢さに裏打ちされていることも大人になれば気がつかないわけにはいかない。しかしもちろんすばらしい。自分だって好きで現に今見て笑って感動もして、とにかく観に来てよかった! になってるんだけど、ちょっと余計なことも脳内をよぎった。たぶん、エンディングの歌が長いからなんだろうけれども……

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