世界の名曲と美しき日本の歌 ユープラザうたづ

池田理代子(ソプラノ)、村田孝高(バリトン)、中村忠(フルート)、吉田千香(パーカッション)、飯坂純(ピアノ)。
今年も池田理代子をユープラザうたづで観ることができました。第一部では鮮やかで光沢のある青い色、第二部ではこの季節の花を思わせるやわらかいオレンジ色のドレスで、昨年より歌声は迫力を増し、客席で座って観ているだけでこちらもエネルギーを分けてもらえるような気がしました。
池田理代子と村田孝高の二重唱となった、カッチーニアヴェ・マリア」、田村寅彦「青葉の笛」が特に印象深かった。村田孝高のバリトンで「カタリ」、「荒城の月」も素敵、アンコールでは、池田先生が大ファンだったという尾崎紀世彦の「また逢う日まで」も歌ってくれました。
ソプラノとバリトンが主役でしたが、吉田千香のマリンバ演奏で「ふるさと」「赤とんぼ」を聴くと、マリンバがことばで歌っているような気がして、トーキングドラムを思い出した。フルートが荒城の月で尺八風の音色で響いたり、発見がいろいろありました。楽しかったです。
終演後、ロビーでお花のお土産がもらえました。わたしは、今日池田先生がお召しになっていたオレンジ色のドレスと似た色の大きなバラをひとつ持って帰りました。一輪挿しに飾っています。
宝塚の「ベルサイユのばら」は完売だそうで、このコンサートではソプラノとバリトンでの「愛あればこそ」を聴けたので、得した気分になれました。春に元気がもらえました。