発声練習

2007-06-25

[][] 論文の公開について

学会に出す原稿を書くためにいろいろと論文を探していたのだけど、専用の検索サイトで見つかる論文って、ほとんどが読むのにお金がかかるんですね。俺が見たところは、500円から1000円くらいでした。(その差はどこでつくのだろう)

雑誌を維持するために論文を有料にしなければならないのかもしれない。でも、ほとんどの場合は、雑誌に掲載されるときには別刷り代っていって、高額のお金を払うのになぁ。別刷り代で元はとれないのかなぁ。

とりあえず、現状はこうなっているため大学の構成員として属しているか属していないか、その大学の図書館がどれぐらい電子ジャーナルや紙媒体のジャーナルの購入にお金をかけているかどうか。すなわち、大学が豊かがどうかが事実上、研究の調査段階での効率に直接的にかかわってくる。

多くの大学の図書館では各分野でのメジャーな雑誌を年間購読していることが多い。そして、大学の構成員であるならばその雑誌や論文の閲覧は無料であることが多い。無所属研究者(組織に属していない研究者を仮にこう呼ぶ)が圧倒的に不利なのは、実験設備やスペース、そして人員を使えるか否かだけではなく、こういう部分でも差が出てしまう。

私の分野で有名な学会であるACMIEEE-CSなどは

他にも有名な出版社があって、そこの論文も必要となることもある

日本国内の二大情報・計算機科学系の学会

あと、そもそも有効な検索結果を出すための論文データベース論文自体ではなく論文情報を格納したデータベース)を使うことすら有料。

情報・計算機科学の分野はお金さえ払えば電子ジャーナルを手に入れる手段はたくさんある。あと、無料の論文データベースもいくつかある。

無料で論文を手に入れられるかもしれないのは

普通、論文が有名出版社や有名会議の論文集に採録される際には著者らから著作権譲渡が出版社に対して行われる(それが採録の条件の一つ)。なので、いくつかの例外事項を除いては雑誌や論文集に載った論文を勝手にWeb上で配布してはいけないことになっている。これも、お金を出さないと論文を手に入れられない原因。

上記を受けて下書き版をWeb上で公開している人もいる。昔は別刷り(Reprint)というものを雑誌掲載時に購入し(事実上の掲載料として出版社に数十万ぐらい支払う)、別刷りを読みたいと連絡してきた研究者に配布していたみたい。今は、ほとんどPDFファイルが別刷り代わり。著作権譲渡契約を守って自分のサイトで論文ダウンロードを許さない人もいれば、論文は共有の財産だという考えので配布している人もいる。私は配布していない。

drillhanz - 論文を読むのにお金がかかるということのエントリーで言っている論文卒業論文修士論文、博士論文、あるいは大学の紀要であるならば、以下のエントリーの機関リポジトリ経由で今後見れるようになるかもしれない。ただし、これらは特許戦略や今後の雑誌投稿にも関係するので学外者にホイホイと閲覧してもらえるようにするかどうかは微妙だと思う。

現在、論文を閲覧するのにお金が必要な理由はビアレビューを行い質を維持するためにあると思われる。ピアレビューの次の方法を探る動きもある。

あと、論文関係のメモ。

便利そう。

copyrightcopyright 2007/06/26 00:53 国内の場合は、GeNiiもありますが、J-STAGEやJournal@archiveも欠かせないと思います。
http://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja
http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/top_ja.php

drillhandsdrillhands 2007/06/26 01:24 トラックバックありがとうございました。
私も情報系なので、まとめ参考になります。意外と多いなーという印象です。
論文の種類に関しては特に区別して書かなかったのですが、研究活動に差し支えのない範囲で、可能な限り公開されていくと良いなと思います。
エントリのコメ欄のほうでもいろいろと補足(蛇足?)をしましたので、よろしければ。

next49next49 2007/06/26 15:55 > copyrightさん

ご教示ありがとうございます。J-STAGEは忘れていました。たしか、情報・計算機科学系ですと人工知能学会はJ-STAGEで論文を公開していました。Journal@archiveは全く知りませんでした。ありがとうございます。

> drillhandsさん

情報・計算機科学系は、もともとTeXで論文を書き、Postscript形式やPDF形式で投稿する風習があり、TeXからPostscript形式あるいはPDF形式へ変換するソフトウェアが無料で提供されていることから、電子媒体で論文を公開する素地があったのだと思います。論文投稿がメールやWeb経由のことが多いですしね。

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