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next_horizonの日記

2010-06-06

インパクト・インベストメントという社会を変える金融システム

20:04

先日、マイクロファイナンスで有名なLIVING IN PEACEさん主催のセミナーがあった

(講演者:徐勝徹氏 http://www.convisage.com/about.html)。

テーマは「インパクト・インベストメント」という、日本ではまだ新しい金融システム。

(残念ながら実際セミナーには参加できなかったので、詳細はLIPさんの資料を通して知った。)これは以前、大和証券マイクロファイナンスボンドのリリースの際に知った言葉だが、その際には深く掘り下げる事はできなかったの

で、今回は本当に勉強になった。

参考:大和証券マイクロファイナンスボンド情報 売り出し期間 2010/06/08-06/10  http://www.daiwa.jp/products/bond/130620mf.html,

今回のマイクロファイナンスは、EU経済再建のための

欧州復興開発銀行発行の、南アフリカ・ランド建債券とのこと。満期3年で主要格付けAaa以上、年6.70%(課税後利回り 年5.36%)ということだが、為替リスク南アフリカ経済の影響を等を考慮すると、実際のリスクはどうなのだろうか。

以下、HPより引用

☆「マイクロファイナンス・ボンド」は、人々の所得向上を促すために、中小企業に対する金融サービスの提供等を支援します。

欧州復興開発銀行(以下、EBRD)は、当該債券の残存期間中、EBRDが事業を行う国々の起業家に対するマイクロファイナンスを提供する金融機関への直接金融支援、あるいは持株会社株式ファンド投資ビーグルや他の特別目的会社を通じての間接金融支援に、同債券発行による調達資金と同額以上を充当すべく努力をします。当該目的に全額充当できない場合は、EBRDを設立する協定に則った一般事業目的に使用します。)

☆概念的には、ファイナンシャルリターンと、ソーシャルリターンを追及する「ソーシャルファイナンス」に根本的にはかなり近いものかもしれないと思った。

だが、「インパクト・インベストメント」というのは、やはり社会にもたらす「インパクト」に重きを置いた概念なのだと思う。

☆インパクト・インベストメントの世界的ネットワークとその関連サイト情報

The Global Impact Investing Network(http://www.globalimpactinvestingnetwork.org/cgi-bin/iowa/home/index.html

Bridges Ventures(www.bridgesventures.com)

Parthenon Group(www.parthenon.com)

Global Impact Investing Network


☆以前の日記で紹介したアキュメンファンドhttp://www.acumenfund.org/)、KIVA(www.kiva.org )や日本ではミュージックセキュリティーズ(www.musicsecurities.com/)の存在は知っていたが、その他AFRICAN AGRICULTURAL CAPITAL(http://www.aac.co.ke/web/),GOOD CAPITAL(http://www.goodcap.net/),MicroPlace(https://www.microplace.com/)などは全く知らなかった。

これらの機関は、非常に公共性が高い分野を対象とした金融であり、大規模な社会問題を解決するために、世界中で創られる必要がある。だがこの分野での根本的解決は、これらの金融商品を扱う資本市場の整備だろう。これが発展しなければ、ソーシャルファイナンス、インパクトインベストメント効用を広く、また草の根にまで網羅させる事はできないのでは、と懐疑的だった。

☆しかし驚くべきことに、これが実際既に存在していた!!


1.ブラジルの環境と社会投資

BVS&A(Brazil’s Social & Environmental Stock Exchange;

http://xchangexchange.com/blog1/about/ )

2.ケニア

ksix(http://www.ksix.or.ke/)

3.アジア

sasix(http://www.sasix.co.za/)

4.アジア

ImpactInvestmentExchange(IIX;http://www.asiaiix.com/)

5.アメリカ

many missions one market(http://www.theimpactinvestor.com/mission-markets-electronic-.html)

これらの機関を世界中で構築することができれば、世界で起きている貧困、これを基にした紛争、教育問題、医療問題の多くの社会問題の現実的解決も、不可能ではないのかもしれない。

MBA在学中に、具体的に、小さな一歩だとしても、何か行動したいと思う。

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