Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

Danelectro ''Chicken Salad''を改造。

先日、紹介した安ユニヴァイブのチキンサラダの改造です。安価なわりにはそれっぽい効果を得られる事で隠れた人気のペダルですが、やはり本家と比べて掛かりが薄いのでそれを改善する為の改造です。
ネットで調べた記事を基に行なっております。

えーと、結果から先に言いますと、

失敗です。

まあ失敗というかなんというかとりあえず書いていきます。

まず裏蓋を開けた状態です。
          
基板は二層になっていて結構強引に収められてて、手前側の基板は軽く曲がってました。さすが海外製品。
        
取り出した基板です。赤丸の部分がトリマーになっていてここを回すとフォトカプラのLEDの明度が変わります。が、本来は弄る部分ではないので薄い接着剤で固定されてます。
本当に薄いので爪先で軽く擦って剥がしていきます。
ご覧の通り既にLEDを取り除いた後の写真しか撮ってなくて申し訳ないですが、下の黒い四角い箱がフォトカプラ的なやつです。
この部分も本来はフタをされててトリマー同様接着されてますが同じように爪で剥がして開けます。
ここにLEDがあり、点灯させるとLEDを囲んだ四つの小さい板(歯みたいなやつです。わかりますかね・・・?)が光を受けて音を作ります。
なのでそのLEDを強くして掛かりを良くしたいワケです。トリマーを回して試します。

あらら、電源を入れてもフォトカプラのLEDが点かない!! ・・・どうやらトリマーを回し過ぎたのかLEDがオシャカになったようです。
幸い換えのLEDの余りがあったのでそれで応急処置です。とは言っても元々のやつとはややサイズが違いますが。

フォトカプラの裏側のハンダです。めちゃくちゃ分かりやすいですね。表側からLEDの足を穴に通して裏に延ばして二カ所に繋ぐだけです。
早速換えのLEDにハンダし直します。
     
点きました。デフォルトのLEDはこれよりやや細長くて色も違うと思います。でもまあとりあえず動作したのでこれで良しです。


そしてここからが問題なのですが、僕がネットで見た某改造記事では「トリマーを回し切っても良いくらい」とあったのですが、どうやらその人の所持していたモデルと僕のは微妙に違ったようで、トリマーを回すとさっきのようにLEDが死にます。
写真を見ても僕のとはトリマーの外観も違ってましたので、ロットによってはこの改造に対してパーツの耐性が違ってる可能性が高いですね。
でもやっぱりどこまで耐えれるのか気になりますし、トリマーを回す事でどの程度、音に変化があるのかは気になりますよね。
ってことで音を出しつつゆっくりトリマーを回して変化を確認しました。
デフォルトだと左に回し切られた状態です。そこから90°くらいは許容範囲っぽいです。さらに回すと緑のLEDが徐々に赤みを帯びて変色してきました。
あ、これヤバいやつや。
で も 回 し ま す 。

結果、換えのLEDも飛びましたが、確かにトリマーを回すと掛かりが良くなる気はしました。トリマーの調整に関しては90°くらいからは光量も殆ど変化ないので弄るにしてもその手前くらいで止めるのが良いかと思います。
とはいえ製作元がわざわざ接着して止めてある部分なので当然触らないほうがいいです。

さらに換えのLEDがあったので取り付けます。今度はさっきのより大きいサイズなので光量も増して更なる効果が期待できます。
いざ。

ドン!

NASAのロケット台かな?


デカ過ぎて入りませんでした。
LEDが無いのでとりあえずはここまでです。気が向いたらLED買いそろえて修理し直そうと思ってます。LEDさえ換えればいつでも復活できます。

ちなみにこの改造に加えてフォトカプラのフタをアルミホイルで包んでLEDの反射を良くする改造もありますがそれはまた次の機会に。