Nakaji(ナカジー)の日々のギターとか音楽ネタとか。     ~Slight Return~

Nakaji(ナカジー)です。ギター弾いてます。講師も。気まぐれで採譜したTAB譜を公開したり、ギタリスト主体の音楽ネタや自身の日々を緩く書いていきます。                  更新は不定期ですが最低でもひと月に一回は何か書きます。諸々のご連絡やご依頼はCONTACTからどうぞ。

Mosky ''XP Booster''


中国のクリーンブースターです。なんとなく察しはつく名前と外観ですが、Xotic EP Boosterのパクリですね。


お値段なんとAmazonで新品2200円ちょっと。(2018/11/30時点)


本家EPも昔持ってましたが、今は手放してますので並べての比較は出来ず、その辺は記憶頼りになります。

基本的にはコントロールや内部DIPスイッチまでは完コピで、本家との違いは電池のスペースの有無だけですね。
EPは特製の小型筐体を採用しており、電池スペースのための高さが余分に確保されてました。対してXPの方は一般的なミニ筐体で重量も圧倒的に軽いです。


肝心の音ですが、クリーンブースターとしてはこの値段なら十分過ぎるくらい良いですね。気になるのはスイッチ諸々の部品の耐久性とかだけかと。
音に太さと艶が加わるエコープレックスプリアンプ系のブースターで、クリーンの線が細い時なんかに補正で掛けたり、トーン全体の底上げとしてバッファ的に掛けっぱなしにしたり等、アンプがあまりにも素っ気ない時なんかにも微調整に使える音色です。
ノイズは特に気になりません。

気になる本家との音の比較ですが、記憶頼りとはいえ全く同じではないんじゃないかなあ・・・て印象です。
EPはもっとキャラ付け強くてガッツリ分厚い音になったような気もするのですが、こちらはやや物足りなさを感じます。ツマミを上げ切った時も本家の方が歪んだような・・・。
それでも単体で見るなら良い音ですし、わざわざ本家と比べて似てる似てないで揚げ足をとる必要もないでしょう。って感じの音。
「EPと完全に同じものをこの超低価格で買いたい!!」っていう人にはオススメしにくいですが、サブにチョイスするには十分お釣りがきます。

内部スイッチも再現。これでベースブースト、ブライトのオンオフが出来ます。
これも本家はもっと効きがよかったような気もするのですがどうなんだろう・・・。


EPは初期と現行でバージョンが別れており、初期型はツマミを絞り切っても3db程のブーストがデフォルトだったはずですが、XPはその初期型のコピーですね。ツマミゼロでも音量持ち上がります。




EPのコピーというコンセプト抜きにも安価で手頃なクリーンブースターだと思います。
比較に関しては「気がする」「だったような」ばかりになってますが、以前にEmerald Prince(同じくエコプレ系)のレビュー書いた時もですが本家EPを使ってた頃と機材環境が変わってますし、記憶頼りでしかないのでホントなんとも言えないです。すいません。
でもこの値段のペダルに多くを求めるのも酷ですね。笑

余談ですが、この手の中華ミニペダルは無理やりダウンサイジングする都合上、二層基板やチップ部品なんかを使ってる事が多いです。
チップ部品だと修理が困難になりますが、このXPに関してはそもそもの部品数が少ない事もあり、一般的な規格の部品が載ってました。
トランジスタはJ-201が使われてました。

なので、故障した場合にもスキルある人ならば自分ですぐ修理出来そうです。
部品のグレードを上げるのもありですね。
僕は配線のハンダを少しやり直しました。


あくまでXPでの話しなので、同じMosky製品でも元の部品数が多いモデルは普通にチップ部品が使われてるものがありますのでそれだけ誤解なきよう・・・。