nicht seinの読書感想文

漫画やアニメ、同人誌の感想やらなんやらを細々と残そうかと。

ポッピンQ観てきました

個人的なことができないとか積み本増えてくばかりとかいいつつ、映画は観てたりする人。

2017年の「ガラスの花と壊す世界」と聞いて、wktkしながらポッピンQという映画を観にいきました。

www.popin-q.com


東映アニメーション60周年記念作品です。
XX周年記念作品というと、某方面で話題になっている角川映画40周年作品の艦これとか思い出してしまう人。

感想を一言で言えばTVアニメ1クール6時間構成で観たかった。

絵も綺麗ですし、背景美術も良かった。最後の方の黒く覆われた空が青空に変わるとことか、旅の風景とか、絵になっていたし。
配色がパステル調というか明るく優しい感じも良かった。

黒星紅白さんの描かれたキャラクターも個性的で、当初は悩みを抱えてやたら攻撃的だったりツンツンしてたりするけど、仲良くなってからは距離感がいい感じだし。

お話も、分かりやすく抱えていた悩みも卒業して、世界を救って、終わり、という分かりやすさ。

ただ、尺が足りなくて色々がぶつ切りになってしまった印象がどうしても抜けなかったです。

ダンスで世界を救う」という世界観なのは分かるのですが、ダンスに特殊な力がやどるという世界観ならもう少し順を追ってその力を見せていかないと説得力に欠けるというか、唐突感がするというか。

また、5人の悩みの解決も、結局尺がちゃんと割り振られているのは主人公の伊純と沙紀だけで、残りの3人は伊純が吹っ切れるのと一緒になんとなく解決しちゃった感じになっちゃったのが残念。

伊純と蒼、小夏、あさひの四人が仲良くなるところも、気がついたら仲良くなっていた、みたいな感じですし。

ちゃんと時間をかけて五人が仲良くなってお互いに支えあいながら悩みを解決していく、というストーリーが見たかったです。

最後のおまけ映像から全力で高校生編を作る気まんまんなのは分かるんですが、どうなることやら。

2017年

喪中だったりするので新年の挨拶は省略させていただきます。

2016年はいろいろトラブルや不測の事態などが多すぎて個人的なことは何一つ出来なかった感じです。
たぶん、2017年も引き続き諸々に引きずられて個人的なことはできなくなるんじゃないかな、と悲しい想像。
感想とかは引き続き書きたいのだけど、積み本も溜まり過ぎてて、もうなにがなにやら。

あなたがいるから(あそか)

あそかさんによるストライクウィッチーズの二次創作。

OVA三部作最後のアルンヘムの橋をフューチャーした作品。一つ前のRelateはOVA第一部のサン・トロンの雷鳴の話だったので、私が知らないだけできっとエーゲ海の女神でシャーリーとルッキーニのバカップル話があるに違いないっ(ない

ペリーヌは初期はテンプレ的ツンデレキャラだったのが、話が進むに連れてどんどん落ち着いた「いいキャラ」に成長しているんですよね。OVAでは立派な領主様やってるし。

そして、ペリーヌっていうと坂本さん、ってのが定番で、アメリーとの組み合わせって少ない気がするので、嬉しい。
面倒見のいい、でも不器用なペリーヌさんと、全部分かってますよなリーネちゃんと、ちょっと前向きになったアメリーちゃんと、ほっこりするお話でした。

Relate(あそかさん)


ストライクウィッチーズの二次創作で、2015/3/8のストライクゾーン13初出だそうです。
ZINで「あなたがいるから」の隣に並んでいたのでつい買っちゃったのだけど、確かに中身に見覚えがあるw

OVAサントロンの雷鳴あたりのカールスラント三人組(+ウルスラ)のお話。ウルスラっていうと直に「いらん子中隊」に思考が飛んで、ヤマグチノボルさん……orz となってしまうのはたぶん私だけじゃないはず。

あそかさんもあとがきでかかれてましたが、カールスラント組は故郷を失った仲間というシャーリ組や扶桑組などの他のメンツとはちょっと違ったシリアスっぽい雰囲気があって、ラブコメ色が薄い気がする。
いや、シスコンこじらせたトゥルーデとかも可愛いですがw

横浜ダンジョン3 世界を変える最初の五人(瀬尾つかささん)

最近の瀬尾さんおなじみの最初の山を越えてこれから面白くなるぞ!ってところで予定通り終了、ってパターン。
ハイペースで作品が出版されるのは嬉しいんだけど、シリーズ完結のペースもどんどん速まっていて、後半の展開が巻きまくりなので、ペースに乗れずに残念な印象。

横浜ダンジョンもハーレム要員が揃って、ナーシャの謎も一部解明されて、ラスボスの6体のうち1体を倒して、世界を纏めてエビル・イービルに対抗していこう!ってところで終わりなので、「この先がおいしいんじゃん!」とか思ってしまった。

瀬尾さんは今月また新刊がでるけど、個人的には瀬尾さんにはキーサンドラ姫やサファイア姫、リュカちゃんみたいな腹黒だけど誠実っていうヒロインをメインにすえて書いて欲しいなー。

コミティア116戦利品

もう一昨日になりますが、コミティアに久しぶりに一般参加してきました。 記念に薄い本全部に1行感想つけようかとか思ったので、ブログ開設してみた。 次のイベントは6月のGLFなんだけど、せめて8月の夏コミまでは更新続けたいなー

Lilium Ensemble another episode01 (あそかさん)

誰か噂でもしてるのカナ?

まんがタイムきららで連載していたリリウムあんさんぶるの正統続編。

単行本の最後のほーにでてきた莢さんへの打ち明け話。

カリンちゃんは何でもお見通しなのだ。

まだ続いてくれるとのことで、主人公二人組みのほうはもう鉄板になってきているので、こんどはカリンちゃんとまななちゃんとうるかちゃんの三角関係がどうなるかに期待したい(ぉ

百合満月(河南あすかさん)

本能じゃなくて理性で生きてください……

SDと普通の絵柄との使い方が好きな作家さん。

いちゃついているだけって言ったらそうなんだけど、そういうのが好きなので満足。

魔法使いさんとお弟子さん そのよん(琥珀聖夜さん)

こんにちは、私錬金術師なんですが 何かお手伝いできることはありませんか?

ついに完結。コピ本の時代からこっそり買っていたので、なんか感慨深い。

ほのぼのとした絵柄で魔法使いの先生が可愛くて、癒される。

大コマで泣き顔と、笑顔を並べるのはひきょう。

それにしても、マリーのアトリエからの伝統かどうか分からないけど、錬金術師になると何で露出度があがるのだろう?w

カノジョの友情タクティクス (あまのしんさん)

やっぱ私友達なんてムリだわ だけど別のならなってもいいよ

攻め攻めな委員長にタジタジな不良さんを愛でるお話。

前編とのことで、後編での不良さんの逆襲(からあっさりと屈する展開)に期待。

私とメイドと幽霊屋敷 (長塩さん)

あら、甘えたさんですか?

金髪お嬢様と和装メイドな幽霊さんのお話。

メイドさんに「甘えたさんですか?」なんて言われたり、家庭教師が終わったあと、メイドさんに抱きつくとことか、ただひたすらにお嬢様が可愛い。

両親が亡くなられたとはいえ、10歳の子供を一人暮らしさせるだなんて親類縁者は鬼か鬼畜かっ。

幽霊メイドさんがアマゾンで買い物しているのはちょっと笑った。現代社会って幽霊にも優しいのねw

もとめよ、さらばあたえられん (奥たまむしさん)

「私と結婚して下さいっ!」

お姉さん×お姉さん百合。

後半のいきなりプロポーズに吹いたw

「奥さんの奥さん」って響きいいですなー

お互いにとって「もとめよ、さらばあたえられん」が実現していて全力全開ハッピーエンドなのが良かった。いや、たぶんこれからが大変だとは思うけど。

恋愛リミット (竹宮ジンさん)

「三年はホント長かったわ」

百合姫や楽園でおなじみの竹宮ジンさんの新刊。

導入での「三年間ルールを守った人のものになる」から、最後の「三年間お疲れ様★」までの無駄コマ一つない盛り上げが凄すぎる。

あとがきの後に挿入される香帆側からのネタバレ展開も素敵でした。

もう女の子を好きになんてならない。 (高崎ゆうきさん)

人を好きになるのに暗いことばっか想像して何の意味があるってのよ!

恋愛がトラウマになっていた先輩の心を後輩がひらく、というと普通の話しなんだけど、後輩のマキちゃんのキャラがつおい。

そして、マキちゃんにおとされちゃう先輩も可愛い。

最後の言い訳とか凄くなでなでしたくなる。

この二人、良いカップルになりそう。

かほごなかのじょ&やっぱりかほごなかのじょ(桜木晶さん)

もうちょっとだけ甘やかされてあげてもいいかな

表紙の主人公の照れ顔が良くてつい衝動買い。

朝から晩まで幼馴染に面倒を見てもらっている主人公が「隣にいることがあたりまえの私にしてしまったくせに」と幼馴染と自分との関係を妙に冷静に自己分析してるのと対象的に天然のお姉ちゃん、というカップリング。

どのコマも女の子達の表情が豊かでいいですよね。

「やっぱりかほごなかのじょ」は表2、表3もフルカラー印刷になっていて、こういう装丁もありなんだーと思いました。

今日の放課後、デートしようよ!(しもづきさゆ*さん)

なんで同じ学年じゃなかったのかなって考えちゃった

クーデレな後輩とちっちゃい先輩のいちゃいちゃ話、2冊目。

1冊目も本棚の奥をあされば出てくるはず。

先輩の成績が良い理由が「将来、就職してヒナちゃんを養いたいからね!」なのが可愛い。

かっこつけているのが逆に可愛いくなってる。

身長差の話とか学年別の話とか、王道だけどいいですよね。

ハナイロ設定本(アカコッコさん)

まんがタイムきららMAXに連載されていたハナイロ(全二巻)の設定を纏めた本。

作中でもうるみちゃん小さいなーと思っていたけど、146cmだったのか。とか、大量の衣装の設定とか、魔法界の設定とか。

ハナイロは残念ながら2巻乙だったのですが、「沙里と茉乃花の関係を展開させたかった」とかコメントがあったりして、ホント残念。

茉乃花が自覚したりしたら、どんなになっちゃうのか見たかった……。

himagine02&himagine03(明川真弓さん)

レンタルショップを舞台にクズな後輩ちゃんと真面目だけど周囲になじめない先輩のお話。

これ、後輩ちゃんもだけど、主人公の先輩さんもだいぶ良い性格してるよねw

himagine03の表紙タイトルが誤植で02になっていて、同じ本なのかと混乱したのは秘密w

とりあえずのこいびと(真保さん)

一年の姫に告白されて、「とりあえずの恋人」となったかなめ。

逆恨みして絡んできた相手に啖呵きる姫ちゃんも、「お試し」という関係に耐えられないと泣いちゃう姫ちゃんに啖呵きるかなめちゃんも可愛いしカッコイイ。

可愛いとかっこいいを両立させる絵と話って凄いと思う。

二人のその後も見たいなぁ。

Five Star's 01 二人の距離、ガラス一枚(御月さくらさん)

アイドルと、そのファンのお互いが惹かれあいながらもお互いすれ違っているお話。

「二人の距離、ガラス一枚」というのが前半のラジオ公開収録と、後半のお互いが実は隣同士に住んでいるというダブルミーニングになっていて、さすが。

アイドルはメジャーデビュー曲した実感がない、とか「これまで依頼されたのは一曲ずつ」とかあるから、まだシングル2枚出しただけの駆け出しなんだろうかな?とは想像できるけど、もうちょっと説明があると嬉しいかも。

「歌が自分のすべて」な作曲もするアイドルと「カナデさんが生きる理由」なファン。

お互いが現状がずっと続いていくことを願い1話が終わるのですが、この作者さんなのでそうはならないことが予想できるだけに続きが気になります。

劇場版 ハヤテのごとく! HEAVEN IS A PLACE ON EARTH

マリアお嬢様可愛いよマリアお嬢様


畑先生が絶賛しまくっているので観にいきたくなった本命。
とにかく、マリアお嬢様可愛いの一言に尽きる。
もう、このままでもいいんじゃね?と思うぐらい。


生徒会3人娘を始め、マリアさんヒナギク、咲夜や伊澄、果てはクラウスまで出てきているけど、基本的にはみんな脇役。
ネギまとは逆にハヤテとナギの二人の関係というハヤテの如くの根底にあるテーマにしばったおかげで分かりやすく、起承転結がちゃんとあってよかった。
PVでも流れていたスイカが最後の最後でちゃんと活きてくるとは。


しいて言えばアテネが出なかったことだけが残念。


ナギが王玉なしに結界破ったり、鈴音さんが謎の力を持っていたり、さりげに今後の伏線だったりするのかな?