ネリーのおやつ

ボッサリした日常をざっくりと ブログは短くオヤツ的なスナック感溢れるカンジで

年賀状

年賀状は好きだが、作るのは嫌い。
学生の頃はイラストを描いたりして楽しい反面、ほぼ毎日会っている友人に今さら書く事と言ったら『おもちを食べ過ぎないようにネ☆』みたいなことか、そうなのか、というカンジだったと思う。
会わない友人が増えてから、年賀状がなんとなくの連絡手段となり、どうしたのこうしたのと書く事が増え、もらうのも楽しみになった。
電話するほどの事でもない「へーそうなんだ」とか、中には「言えよ!」みたいな事が書いてあったりしてなかなかの面白さだ。
結婚してから年賀状の量が一気に増え、年賀状を作るのが嫌いになった。
なぜか年賀状を作るのはワタシの仕事。
100人近い会った事のない人に向けて、せっせと年賀状を作る。つまんね。
年末になると職場の名簿を「はい、コレ」と渡される。
そうですか、作れってことですか。
パソコンに住所登録してあるけれど、転勤の多い職場でかなりの人の住所が変わっているので名簿と首っ引きで変わっている人と変わってない人を確認。
年賀状における旦那さんの仕事は、名簿の年賀状を出す人にマルをつけるのみ。
っつーか、旦那さんの職場の誰が移動したかなんてワタシは知らないのだから、自分でやった方が確実だろうに…ブツブツ
と言う所で旦那さん「あ〜あ、年賀状めんどくせーなー」
…去年の名言でしたね。
おめーはマルつけるだけだろーがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!(゚Д゚)ノ━━━━━∈ (心の罵声)
そんで作った年賀状を「確認してね」と渡したら「はいよ」と言ってそのまま懐に入れてそのまま出しに行きました。
一言くらい自筆で書けやーーーーーーーーーー!!!(゚Д゚)σ= □)Д`)(心の暴力)
帰って来て一言「年賀状なんてなくていいと思うんだよね」
まさに。マジで。夫婦存続の危機回避のためにはな!
せめてありがとうって言ってみろ!


と盛大な愚痴をかましたところで、いただいた年賀状は結構楽しい。
おもての宛名面が漫画になっていて、吹き出しに住所が書いてあって『これを大至急◯◯さんに届けて下さい!!!!』と言う斬新なもの。
白黒の年賀状で『離婚したので今年は地味に、経費削減になってよかったです』じ、自虐ネタ!
家族で写っている楽しそうな写真年賀状なのに、旦那さんの顔の部分だけにでっかい字がかかっていて顔がわからなくなっているモノ…夫婦仲はわかったから家庭内だけでやってくれ!
子どもの…名前が……すごい。
などなど、会った事もないが勝手に楽しませていただいている。
ワタシの友人のものは、近況報告とは別に、家族全員友人と同じ顔(なぜか旦那さんまで)とか、武田信玄に似てる友人の子どもが毎年信玄に酷似してくる様などを楽しみにしている。


ワタシの今年の年賀状は、31日に出した。
3日に届いたようだ。何故か実家には8日に届いた。
それとは別に10人は、書いておいて出さずに手元に置いておいた。
もし、もう出すの面倒くさいなと思っていて、こちらが出すので「あ!」と思って返してくるなら、もういいにしようよって事で。
そしたら出さないでおいた中の7人が元旦に年賀状をくれた…いつも遅いのに!マーフィの法則。
後2人がそれぞれ7日と12日に届いた。なんというタイムラグ!フリーダムだな!
もらってから出したので、ワタシの年賀状もえらい日に着いた事だろう。


いつもやり取りしている友人から年賀状が来ていない事に気付いた。
ワタシの年賀状が届いた後でメールが来た。
『まだそういう気になれなくて 年賀状を出せずにごめんね』
という内容だった。
彼女は、一昨年妹さんを病気で亡くしたのだ。
小学校からの友人なので、妹さんも知っている。
病気の話もその後も、彼女が会って話をしてくれた。
年賀状の喪中は1年じゃない。1年じゃないね。
メールをもらって、ほんとうにハッとした。うまく言えない。
去年は彼女とほとんど会う機会がなくて、その胸中を聞く事がなかった事。
年賀状のやりとりだけじゃわからない。
年賀状を出さなかったら知らないままだったか。
忙しそうだなとか忙しいとか置いといて、会おうかって言う。
そうする。